天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

道川海岸にて

2009-12-31 | 実況
日本のロケットが初めて大空に飛び立った地、秋田県の道川ロケット実験場跡に来ました。
昭和30年代、カッパロケットの飛翔実験が行われていた頃を偲ばせる物は何も無く、ただ荒涼とした海岸に真冬の日本海の荒波が打ち寄せるばかり。
つわもの共が夢のあと

これから、帰路に就きます。が…猛烈な荒天が予想される為に今夜の夜行列車は軒並み運休!?さて、僕はこれからどうなる?

秘境駅にて

2009-12-29 | 実況
ついに、降り立ってしまった、
北海道の秘境駅「小幌駅」。
外界から隔絶され雪に覆われ、静寂と風の音、せせらぎの水音。そして身体の芯から冷え切るような寒さ。

ここはまさに秘境でした。

旅に出てます

2009-12-27 | 実況
昨晩から、年末休暇旅行に出ています。
現在、山陰の浜坂駅からディーゼル特急「はまかぜ」号に乗って冬の日本海沿いに走行中。餘部鉄橋を渡るのが楽しみ。
今日はこのまま大阪駅からブルートレイン「日本海」号に乗り継いで、一気に北上。明日は北海道上陸です。

あなたにメリークリスマス

2009-12-24 | 日記
今夜はクリスマス・イブ。
毎年恒例のNORAD Tracks Santa(サンタ追跡プロジェクト)も始まっています。
NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)の中の人、今年もお疲れ様。

暫し、過去に天燈茶房が訪れた各地のクリスマスの想い出を辿ってみましょうか。


マケドニアの首都、スコピエのクリスマスツリー 2007年




大阪・交通科学博物館の蒸気機関車もクリスマスツリーに変身 2008年


ももちゃんはクリスマスのこと知ってるのかな?

~みなさんも、楽しいクリスマスを…Merry Christmas!~
天燈茶房亭主mitsuto1976

冬の旅へ

2009-12-23 | 旅行
写真:秋田県道川のロケットセンターから打ち上げられるK-6型ロケット 画像提供:JAXA

今週末から年末年始の休暇なので、また旅に出ます。
今回の行く先は、日本の北の方。
日本海に沿って夜行列車を乗り継ぎ、最終的には北海道を目指す冬の旅です。

とりあえず“乗り鉄”をしながら、
北海道各地にある博物館やプラネタリウムを巡ったり、
札幌で旅友と再会したり、
秘境駅に降り立ったり、
まぁ色々やるつもりです。
旅の経緯は(携帯電話の電波範囲内にいる場合は)現地から携帯電話端末経由でTwitterにつぶやいたりする予定ですので、もし冬休み中にお暇ならお慰みに旅にお付き合い下さい。

色々とやる予定の今回の旅で、楽しみで且つ大変そうなのが、
秋田県にある道川海岸の秋田ロケット実験場跡の訪問。
日本の宇宙開発黎明期の1955(昭和30)年から1962(昭和37)年まで、日本のロケット飛翔実験の舞台となった実験場の遺構である秋田市近郊の日本海を臨む道川海岸に行ってみるつもり。
ロケット実験場跡とはいえ現在は当時の面影は全く残っておらず、ただただ荒涼とした海岸が続いているだけらしいと聞いていますが…
“つわものどもが夢の跡”を求めて真冬の海を見に行くつもりです。
但し、何分真冬の荒海の側ですから事故だけは起こさないよう、
勿論安全第一を念頭において、ですね。

出発は今週末、土曜日。
ああ、もう今年もあと1週間と1日しか残っていないんだなぁ…

「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」を観てきました

2009-12-20 | 映画・演劇・コンサートを観る
波動砲…ではなく、小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン 画像提供:JAXA

観てきました、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

※注意:これ以降、若干ネタバレ的な記述があります。

何と言うか…SFとかスペースオペラとかいう以前に「社会派」ですね。
原案があの石原慎太郎氏だというので納得。
モロに、現代の世界情勢を反映した設定です。

ところで僕は「宇宙戦艦ヤマト」をリアルタイムで観ていた世代ではないので過去のヤマトにはそれ程の想い入れがないのですが、
そんな僕にとってはヤマトは現代のリアルな宇宙機…もっとハッキリ言うと、人類史上初の小惑星からのサンプルリターンを成し遂げるべく地球への帰還を目指しているJAXA探査機「はやぶさ」と重なって見えました。
何しろ、先月にトラブルが発生し停止してしまった「イオンエンジン」をまさかの手法で甦らせ、奇跡の復活を遂げた際には
こんな動画が話題になったばかりだし。


という訳でヤマトの切り札“波動砲”は、「はやぶさ」の搭載するイオンエンジン“μ-10”の発展形にしか見えないのですよ。
ヤマトが最後に撃つ6連発のトランジッション波動砲なんて、まさに「こんなこともあろうかと」真田さん…じゃなかった宇宙研の國中先生によって用意されていた中和器とのクロス回路とダイオードを備えたイオンエンジン復活の切り札そのものだし(笑)

そんな訳で、氷結惑星アクエリアスの修復ドッグからの離脱シーンでは
「はやぶさ、小惑星イトカワ地表から緊急離脱ー!!」とか、
波動砲発射シーンに合わせて
「中和器のクロス接続完了!もうバッテリー死んでるけど太陽電池パドルエネルギー充填120%!!
はやぶさ、トランジッションイオンエンジン波動砲発射ー!!」

とか胸中で叫んで結構楽しく観れました、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

第2部では是非、実際に劇中に「はやぶさ」を登場させて欲しいものです。
勿論、
「スタートレック」劇場版第1作に登場した“ビジャー”ことボイジャー6号とか、
アニメ「サマーウォーズ」の“あらわし”みたいに中途半端な悪役や狂言回しじゃなくて、
地球を救う正義のスーパーヒーローとしてね…!!

新八代駅の「いぐさうどん」

2009-12-17 | 食べる
現在、熊本県内で最南端の「駅うどん」ではないでしょうか、
JR新八代駅の構内にあるうどん店の名物メニュー、「いぐさうどん」です。
新八代駅は僕の地元の駅なんですが、身近すぎるせいか数年前に1回食べたきりで記憶もおぼろ。
先日、所用で通りかかったついでに久しぶりに食べてみました。

畳表の原料である「い草」の粉が練りこまれているという緑色の麺は
「ひょっとして、畳の匂いがするんだったっけ…」とおっかなびっくりすすってみると、
微かに草の香りがする程度。
普通においしいうどんでした。

うどんにも日本最大の「い草」産地である八代地方らしさを出そうと、色々考えられたんでしょうね。
でも、もっと主張が強くてもいいような気が。
それこそ「畳の匂いがするうどん」でも良かったんじゃないかな?

♪「Sparkling!」Big John TENTAで楽しいクリスマスを

2009-12-15 | 音楽を聴く
熊本で活躍するご機嫌なエンターティメントバンド、Big John TENTA
天燈茶房亭主mitsuto1976もメンバーの方と懇意でして、いつも楽しませて頂いてます。

そんな彼らの新譜が「Sparkling!」
地元で刊行されている女性誌のスペシャル企画として誕生したという新曲です!
今日、バンドを率いるリードボーカル、映画『シカゴ』や『コットンクラブ』から抜け出して来たような伊達男の
JAKE SATOから直接、このニューアルバムが届きました。
しかもJAKEからジャケットに直筆サインを入れてもらいました!
(Mr.JAKE,Thank you!!)

さて「Sparkling!」ですが、これからのクリスマスシーズンにぴったりの、
人生を楽しめる前向きな曲に仕上がっています(作詞は女性誌の読者から公募で選ばれたそうです)。

クリスマスには取っておきのシャンパンを開けて、自分たちに乾杯!といきましょうか…!

ももちゃんTV鑑賞

2009-12-14 | ねことか
真剣な表情で画面を見つめるももちゃん。
見ている番組は…


CSテレビの「動物チャンネル」。
特にライオンとチーターとペンギンがお気に入りのようです。
驚異の大自然と野生動物に見入る座敷ねこ。


コマーシャルも見ます。「黒酢は身体にいいのかしら。。。」
結局、2時間かぶりつきで見ていたテレビ好きで動物番組好きなももでした。

さかもと八竜天文台に行ってきました

2009-12-13 | 宇宙
写真:夕闇迫る さかもと八竜天文台のドーム

僕の暮らす熊本県八代に程近い山の上に、天文台があります。
でも、何故か今まで一度も行ったことがありませんでした。
…行き方がよくわからなかったんです(申し訳ない!ネットで調べりゃすぐわかりそうなもんだが。我ながら、何でこんなに不精なんだろう)。

で、この週末土曜日の夜に、職場の隠れ宇宙ファンSさんに連れて行ってもらいました。
以前からSさんには「ここには行っておいた方がいい!素晴らしい天文台だから!」とご推薦頂いてたのです。

日暮れ近くにSさんと落ちあって、クルマに同乗させてもらい国道219号線を八代市街から人吉市方面へ走ること暫し。
球磨川に沿って219号線を走っていると、星の電飾の案内標識があるので、天文台への道はすぐに分かりました。
しかしここからが難所。
街乗り用のクルマのエンジンが悲鳴をあげるような、舗装されているのが救いのつづれ折りの山道を登って登って、文字通り山のてっぺんを目指します。目指す天文台は本当に山頂にあるようなのです。

「ギアがローでも登れなくなったら、僕は降りて後ろからクルマを押すパターンですねこれは」
「いいよいいよ、イザとなったらギアをバックに入れて登るから。バックはローよりトルク出るよ」
「…Sさん、バックで坂を登った経験があるような口調ですね。まさか本当に…」
「まぁねー。フッフッフ」
「………お見それしました」

幸い、バックで登ることにはならずに無事に山頂に到着。

「うわー!本当に山の上にある天文台なんだ!」
「そうだよ。ここは八竜山という“八代を見守ってる竜の山”のてっぺんなんだね」


臼田さん以上に険しい場所ですが、その分景色も素晴らしい。
でも、日が暮れたら雲が出てきてしまった。星見は厳しいかも?



天文台の建物に入ると、館長さんが出迎えて下さいました。
早速、大ドームに据えられた望遠鏡で星見を…と思いきや、
「やっぱり雲が出てますね~、雲が晴れるまで、夜景を見てみましょうか」
という訳で、ドーム脇の通路に屈折望遠鏡や双眼鏡を据えて、地元八代市の夜景を観測。
Sさんは据えられた望遠鏡の機材に興味津々。
館長さんの説明によると「休校になった地元の学校にあった屈折望遠鏡です。今ではもう廃版になった五藤光学の製品で、古いけれどとても精度がいいんですよ。」とのこと。
そういえば昔、小学校の理科準備室にこういうレトロな望遠鏡があって憧れたなぁ…



結局そのまま雲は晴れず、ドーム内でプロジェクター投影で今夜見えている筈だった星空の解説を伺いました。
もう今夜辺りから「ふたご座流星群」も見えているんですよねぇ。

残念ながら星空をドーム内の大屈折望遠鏡(反射望遠鏡ではなく屈折望遠鏡です!これだけ大口径の屈折望遠鏡を見るのは三鷹の国立天文台以来だ)で覗くことは叶いませんでしたが、山の上の素敵な天文台の雰囲気と館長さんの親身な解説に大満足でした。
次回に期待、今度、よく晴れた夜にまた山を登ってくるぞ…!

「館長さん、今夜はありがとうございました。
また伺います。今度はこの望遠鏡で星空が見られるように、天気のいい夜に来ますね」
「どうぞまたおいで下さい、お待ちしてます」
「ありがとうございます…それにしても、これだけ山の上だと星も凄まじくよく見えるんでしょうねぇ。それに、標高が高いから種子島からのH-IIAロケット打ち上げもよく見えるんじゃないですか?」
「ええ、見えますよ。固体燃料ロケットブースター(SRB-A)の切り離しもはっきり見えますよ」
「ええ~!それはいいなぁ~!!僕、いつも打ち上げは現地まで見に行くんですけど、行けないときはこちらで遠隔観測したいなぁ!」

さらに、屈折望遠鏡で国際宇宙ステーション(ISS)の写真も撮影されてるそうで、ハッキリ機体の形が判るISSの写真を見せて頂きました。
「これも凄いー!今度、HTVやソユーズがISSに接岸しようとしてるときにこの上空を通ったら、見に来ますね絶対!!」

大満足で山を降りて、Sさんと2人で「大人の科学少年同士の乾杯」をしようと八代の街に繰り出します。
さっき、天文台から望遠鏡で観測した街明かりの中で飲むなんて何だか不思議な気分で楽しい。暫し科学少年に戻ったSさんと一緒に、グラスも進みます。

 
締めは抹茶を頂きました。
お酒の最後に薄茶一服というのも、また佳き哉。

晴れた冬の夜には、また山道を登って八竜天文台に行こうと思います。この次は、山の上にそびえるドームから星を見るぞ!
さかもと八竜天文台

今年最後の、お茶の稽古

2009-12-10 | 日記
本日は茶道のお稽古。
今年最後の稽古なので気合を入れて「濃茶」に挑戦。
…やはり難易度高いですね。お茶も“点てる”のではなく“練る”だし。面白いけれど難しい。
今夜のお菓子は香りのよい「ゆずの上菓子」でした。

お稽古の後で、先生に今年最初の「良いお年を…また来年お会いしましょう」の挨拶。
いろいろあった今年もあと3週間。
最後は、平穏に締めくくれますように。

年越しは、乗り鉄旅行。
日本海縦貫線の夜行急行「きたぐに」号の寝台車で新年を迎える予定です。

ふたご座流星群を見てみよう

2009-12-08 | 宇宙
今度の日曜日、12月13日から翌14日にかけて、
ふたご座流星群が見ごろになるようです。

国立天文台でもキャンペーンページがオープンしています。
国立天文台「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーン
「ふたご座流星群の活動が活発になると思われる12月11日の夜から15日の朝までの4夜の間に15分間以上星空を眺め、結果を報告しよう」という、参加型の面白そうな試みのようです。

ふたご座流星群は夜の比較的早い時間から流れ星が出現するようですが、国立天文台によると
「12月13日の夜は真夜中から(14日)明け方まで、12月14日の夜は22時頃から(15日)3時頃まで観察するのがよいと考えられます。」
だそうです。
生憎と12月13日は日曜日なので、翌日の月曜日のことを考えると何だか夜更かしし難い気分ですが、ちょっと遅くまで起きていて夜空を見上げてみましょうか。

折しも今朝(12月8日)は国際宇宙ステーション(ISS)が夜明け前の日本列島を縦断。
僕も午前5時半に起きて外に出てまだ真っ暗な空を見上げていましたが、
午前6時少し前頃に南の空を駆け上る小さな人工衛星の光跡を確認、
その直後の午前6時01分、南西の空に出現した明けの明星よりも明るいISSが一気に天頂近くまで駆け上がって頭上を飛び越え、その後北東の空へと遠ざかっていく様子を、約5分間程にも渡って見ることが出来ました。

予定時刻通りに正確に現れる人工の、人も乗っている星の力強い光も見事で美しいですが、
遥か宇宙の彼方からの旅人である彗星の置き土産…微小な塵と地球の出会いによるなかなか予測し難い流れ星の一瞬の輝きもまた美しい。
空気も冷たく澄み渡る冬は、そんな美しい宇宙を楽しむのに最適な素敵な季節です。

さて、暖かい格好をして外に出て、夜空を見上げてみましょうか…

2009-12-15 0:00am 追記
12月13日夜は熊本県八代は曇り空で観察を断念。
翌14日夜、22時頃から先程まで夜空を見上げていました。15分程度ずつ何度かに分けて観察しましたが、毎回4個程度の流れ星を見ることが出来ました。
東の空に火星が上ってきたので、その近くのそらにいる筈の「はやぶさ君」におやすみの挨拶をしてから、もう寝ることにします。

臼田さん、星になる

2009-12-07 | 宇宙
JAXA臼田宇宙空間観測所、通称“臼田さん”(写真)。
長野県の人里離れた険しい山中に忽然と存在する、東洋一の巨大さを誇る直径64m重量1980トンのパラボラアンテナを擁する施設です。

臼田さんは地球から遥か彼方の深宇宙へと向かった日本の宇宙機…火星探査機「のぞみ」小惑星探査機「はやぶさ」月周回衛星「かぐや」、そして来年初夏に旅立つ金星探査機「あかつき」との通信運用を担う、日本の宇宙への窓、深宇宙への入り口です。
遥か宇宙へとひとり旅立った宇宙機たちにとっては、臼田さんとの通信が故郷地球との唯一の繋がりとなります。
故郷を遠く離れた子どもたちを優しく見守るお母さんにも例えられることのある、おおきなパラボラさんです。
(実は衛星・探査機を宇宙へと送り届けるロケットも「お母さん」に例えられることがよくあります。宇宙機にはお母さんがたくさんいるんだなぁ…)

⇒参考記事:夏だ!パラボラさんに会いに行こう2009 JAXA臼田宇宙空間観測所編(天燈茶房 TENDANCAFE 2009年07月28日)

地球にどっしり腰を据えて、いつも広い懐で子どもたちを見守り続ける、
そんな臼田さんですが、とうとう自分も星になってそらに昇り、宇宙を巡ることになりました!

小惑星ウスダ誕生!(2009年12月7日 JAXA宇宙科学研究本部トピックス)

トピックス記事によると、1996年1月12日に秩父にて佐藤さん、浦田さんにより発見された小惑星12432Usuda(臼田)と命名する申請が、今月上旬に国際天文学連合により承認されたとのこと。
臼田さんのいる長野県臼田町(現佐久市)からの命名とのことですが、これはもう「臼田さんが星になった」と考えてもいいんじゃないでしょうか?

今頃、星になった臼田さんは軌道を巡って「はやぶさ君」や「のぞみ姉さん」たちに会いに行ってるんだろうなぁ…
そんなことを考えながら見上げる澄み切って凍てついた冬の夜空。
宇宙科学は時に、実にロマンチックだったりするのです。