ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
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第436号 待望の奉行所の外観が・・・

2009年09月12日 | 旧跡、史跡

五稜郭にあった「箱館奉行所」。
元治元(1864)年に完成はしたものの、政権交代により明治5(1872)年に取り壊され、存命期間は僅か8年だった。

江戸徳川幕府は、開港後の外国船の入港に備え、函館山麓にあった庁舎では防御上不利という理由からこの地を選定。
奉行所を移転新築し、ここから松前藩領を除く蝦夷地全域に目を光らせ、幕府出先機関としては最大の900坪の威容を誇る建造物だった。

しかしながら、敷地である「五稜郭」は、五箇所の「半月堡(はんげつほ)」が一箇所より出来ず、幕末には幕府とても資金不足に陥り未完成のまま執務開始となった。。

復元面積は約300坪。
お奉行様の居宅部分が削られてしまったのは残念だ。

我々市民が待ち望んでいた復元工事が順調に進み、仮囲いが外され外観が見えてきた。 

 

完成は来年6月末で、公開は夏季に。
完成予想図は下図のとおり。

開会中の市議会に奉行所関連条例案が提案され、着々と準備中。
「早く内部を見たい。お客さんを連れて案内したいなぁー」のムードも盛り上がってきている。

 

写真を撮ったあと、一の橋手前の広場で秋花壇の展示会を見た。
高い空に雲が流れ、堀の水との融和が美しかった。

 

この度、「日本一魅力的な街」に選ばれた函館。
完成により、魅力に更に磨きがかかりそうで、とても嬉しい。

工事にあたっている名工の皆さん、どうぞよろしくお願いします。


               
                 

 

 



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