先月15日、函館西部地区に「北海道坂本龍馬記念館」がオープンした。
運営にあたるのは、NPO法人の同記念館実行委員会。
西部地区にまた名所が付け加えられ、観光客で賑わうに違いない。、
記念館は札幌から移転したもの。
やはり、維新となれば舞台は札幌よりも函館。
では、何故北海道なのだろうか?
それは、龍馬が蝦夷地に描いていた開拓計画だった。
その計画とは、幕府解体に伴い、禄高を失う士族の救済策。
士族を蝦夷地に入植させ、開拓、そして有事の際の防衛の二点を柱としていた。
この考えを明治政府は踏襲。
屯田兵制度が取り入れられ、北海道の開拓は本格化した。
また、一族の方が深く関わっている。
明治政府の職員として、五稜郭に勤務していた甥の「小野淳輔」が、龍馬の養子となり「直」と名乗った。
本家五代目・坂本直寛(なおひろ・直の弟)は、明治31年に浦臼(うらうす・現空知支庁管内)に入植した。
末裔・直行は釧路市に生まれた画家。
帯広市に本社がある菓子・六花亭の包装紙などに氏の絵が使われている。
記念館の外観は、定宿にしていた京都・寺田屋をイメージ。
入ると左に机、椅子を配置したフリースペース。
グッズコーナーもある。
はりまや橋を模した朱塗りの太鼓橋「蝦夷橋、出世橋」を渡ると、受付、展示室へとつながる。
龍馬ファンにとっては、興味深い史料が盛りだくさん。
期待感あふれる記念館だ。
新年からは、NHK大河ドラマで龍馬がスタート。
放映前に記念館を観てからのドラマは、ストーリーの展開が理解できると思う。
現在の日本は内政に外交にと難問が山積。
龍馬が甦ったら、どんな施策を打ち出すだろうか?
きっと、ウルトラC級のサプライズ案を温めているに違いない。
記念館所在地=函館市末広町8番6号
市電・十字街電停前
函館バス・十字街下車徒歩5分
TEL& FAX=0138-24-1115
入館料=一般 300円 大高生 200円 小中生 100円
開館時間=10:00~18:00
休館日=月曜日
記念館の公式HPはこちらからどうぞ!