ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第476号 真っ盛り 歳の市

2009年12月28日 | 町の話題

クリスマスが終わると、街は年始を迎える準備が急ピッチで動き出す。
例年、飾り物を扱う歳の市もオープン。
大門地区で開く店は、昨年と同じ3軒。
ご使命のお店も営業中。 

 

「こんにちは!」
「毎度さん。一年ぶりだね。まるで七夕さんみたいだね!」と、おかみさん。
一年に一度の顔合わせだけど、きちんと覚えていてくれるのが嬉しい


 

「まゆ玉が欲しいんだけど!」。
「あいよ」と、展示している中から要望にぴったりの枝ぶりの良いものを選んでくれた。

値段は昨年よりも3割も安い。
「安くしないと、買ってもらえないからね
」。
「じゃあ、また来年も来るからね」。
「ありがとう。またね!」。

心と心が触れ合う「歳の市」。
温かみを感じるから好きだ。


                 

 

 


第475号 見事なせっぴ

2009年12月25日 | 町の話題

函館の今年は、稀の大雪。
高齢者の仲間入りになってからは、腰に負担がかかってくるのを覚えるようになった。
西郷輝彦氏の「ほしのフラメンコ」を歌って踊っていたころが懐かしく思うようになった。(今は梅干フラメンコ)。

雪かき後、近所を一巡り。
見事なせっぴ(雪庇)を見つけた。 

 

この現象は、どこの家にも見られるものではない。
屋根の勾配、風向き、強さ、雪の湿度などが微妙に影響するものらしい

自然が造り出すカーブの芸術だと思う。

成長は、このままでストップ?。
耐えきれなくなって落下するの?。
サンタさんのプレゼント配りも終わったことだし、この
自然現象を見守りますかね。


              

 


第474号 ツリーに願いをこめて

2009年12月19日 | 町の話題

函館山麓にある「地域交流街づくりセンター」には、今年もクリスマスツリーが飾られた。
センターの職員の方々は、いつも粋な考え方で訪れる市民や観光客の目を楽しませてくれる。

          

ツリーの傍には、リボンが置いてあって、それを自由にツリーに結びつけれる。
いろんな願いを込めて・・・。
私は「ミケの病が少しでも軽くなりますように」と。

壁には文字書きの願いを貼れるボードもあって、たくさんの願いが書きとめてあった。
まるで無宗派の願い処のようで、自由さがとてもよいと思う。

函館の町は「ギンギラギン」のマイナス二桁のシバレ。
雪いっぱい、寒さいっぱい。
サンタさん、トナカイさん、準備はオーライだよ。  

 ジングルベル♪ ♪ジングルベル すずが鳴る~

        「あわび、うに、トリフ」が欲しいなぁー。

 

               

 


第473号 雪、雪、雪が降った!

2009年12月17日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

一昨日、どどんと雪が降った。
5時、8時、正午と三回も雪かき。

ママさんダンプは、一度に多くの雪を運べるけれど腰を痛める。
だから私は、プラ製の小さな雪かき器を愛用。
時間はかかるけれど、体には優しい。

それと手袋は、今は懐かしい「ぼっこ手袋」。
裏地は、うさぎの毛でとても暖かい。
デパートの紳士(私は紳士ではありませんが・・・)小物売り場の方が一生懸命探してくれたもの。
茶色も求めた。

  
    

あれだけ降った雪も青空続き。
そしてシバレの日々。
クリスマスには相応しい雪景色になった。
金森赤レンガ倉庫群前の海に浮かぶツリーも「出番だー」と、叫んでいるようだ。


                

 


第472号 坂本龍馬記念館がオープン

2009年12月14日 | 町の話題

先月15日、函館西部地区に「北海道坂本龍馬記念館」がオープンした。
運営にあたるのは、NPO法人の同記念館実行委員会。
西部地区にまた名所が付け加えられ、観光客で賑わうに違いない。、
記念館は札幌から移転したもの。
やはり、維新となれば舞台は札幌よりも函館。
では、何故北海道なのだろうか?

 

それは、龍馬が蝦夷地に描いていた開拓計画だった。
その計画とは、幕府解体に伴い、禄高を失う士族の救済策。
士族を蝦夷地に入植させ、開拓、そして有事の際の防衛の二点を柱としていた。
この考えを明治政府は踏襲。
屯田兵制度が取り入れられ、北海道の開拓は本格化した。

また、一族の方が深く関わっている。
明治政府の職員として、五稜郭に勤務していた甥の「小野淳輔」が、龍馬の養子となり「直」と名乗った。

本家五代目・坂本直寛(なおひろ・直の弟)は、明治31年に浦臼(うらうす・現空知支庁管内)に入植した。

末裔・直行は釧路市に生まれた画家。
帯広市に本社がある菓子・六花亭の包装紙などに氏の絵が使われている。

記念館の外観は、定宿にしていた京都・寺田屋をイメージ。
入ると左に机、椅子を配置したフリースペース。
グッズコーナーもある。
はりまや橋を模した朱塗りの太鼓橋「蝦夷橋、出世橋」を渡ると、受付、展示室へとつながる。

龍馬ファンにとっては、興味深い史料が盛りだくさん。
期待感あふれる記念館だ。

新年からは、NHK大河ドラマで龍馬がスタート。
放映前に記念館を観てからのドラマは、ストーリーの展開が理解できると思う。

現在の日本は内政に外交にと難問が山積。
龍馬が甦ったら、どんな施策を打ち出すだろうか?
きっと、ウルトラC級のサプライズ案を温めているに違いない。


記念館所在地=函館市末広町8番6号
          市電・十字街電停前
          函館バス・十字街下車徒歩5分

TEL& FAX=0138-24-1115

入館料=一般 300円 大高生 200円  小中生 100円

開館時間=10:00~18:00

休館日=月曜日

記念館の公式HPはこちらからどうぞ!


                

 

 


第471号 デフレ真っ盛り

2009年12月11日 | 町の話題

政府は、日本経済がデフレ進行中と発表した。
物価が持続的に下落するのを「デフレ」と言うらしい。
先日、近くのスーパーでその恩恵を受けた。
価格は66円均一。
品は、青果、鮮魚、ドリンク、パン、和日配などと幅広い。 
我が家では、、写真の品を始め多種類を買い求めた。

 

安い時にまとめ買いをし、節約に努めたいもの。
年が明けると寒波が本格化。
吹雪などで買い物がおっくうになる日には、食品庫に眠るこれらの出番だ。

しかし、この価格破壊。
困っているのは、①メーカーなのか?②納入業者(問屋)なのか?
③スーパーなのか?
私にはよく分からない低価格競争である。 


        
       

 


第470号 朝イカを釣ってその場で刺身!

2009年12月08日 | 美味満足技処、買い物処

師走に入り、函館朝市ももうすぐ本格的な賑わいを見せる。
名物の「イカ」は、大きく成長し身がしまり味が一段と向上。
市場の中にある「イか釣堀」は、この日も親子連れで賑わっていた。

 

二人の兄弟が挑戦。
大物を狙って釣り糸を前後左右に移動。
イカは泳ぎ回っている。

 

やがて大物をゲット。
「お父さん、釣ったよ!やったー」の嬉しそうな声。
「どれどれ、写真を撮るからポーズをとんなさい」。
見たところ旅行者風。どちらから来られたのか?。
家族連れの和やかな雰囲気を見ると、心が和む。

 

釣ったイカは、写真上の調理場で即刺身に。
ゴロ(内臓)、足、耳も入れてくれるから、味は一段と向上。
そして、手前のテーブルでパクつく。
「美味い、美味い。耳はコリコリして歯ざわりがいいね」。
私も食べたくなった。

 

市場内を歩いて見た。
獲れたての生きた朝イカがこの値段。
大きさを考えると納得。

 

朝、自宅横の通りに朝イカ売りの車がくる。
でも、足が速くて買い損ないが続いている。
「IGAーIGA-の魚屋さん。もっとゆっくり運転して欲しいなぁー」と、思うのだけど、IKAGAだろうか。


 

                 

 


第469号 夫の応援料理 ③

2009年12月05日 | 我が家のもろもろ

リューマチ症状のミケの体調を観ながら、台所に立つ。
昨夜の献立は、
①鱈鍋
②もやし+魚肉ソーセージ炒め。

①の具は、すけそうだら+白菜+焼き豆腐とシンプル。
だしは、粉末昆布茶+粉末かつお。
昆布ぽん酢で頂いた。

②は、オイスターソースの味付け。

 

これにレタス+トマトをつけた。

ミケから褒められると「また立つか!」の意欲がわいてくる。
手早くもなったし、食器や鍋洗い、シンク洗いも苦にならなくなった。
食器からの綺麗洗いメッセージ「キュッ、キュッ」の音を聞くのが楽しくもなってきた。

今まで一人で家事をこなしてきたミケには、「長期休暇を与える」辞令を交付。
ご苦労だったね。

これからは、私が家事主役に就任(いわゆる主夫)。

さぁー、掃除も洗濯も頑張るぞー。   


                 

 


第468号 不安が消え、花咲き躍る。

2009年12月03日 | 我が家のもろもろ

市立函館保健所が募集した「胃がん検診」に申し込んだ。
何年前からだろうか、家の近くまで検診車がやって来てくれるから便利。
10月14日にバス検診台に横たわり、バリウム検査の人になった。

結果が届いたのは、11月5日。
「精密検査が必要です」に、がっくりと大きな不安。
昨年までは「異常ありません」の連続だったのに・・・。
説明書によれば、食道中部に異常が認められるとのこと。

一呼吸おいて、今日の午前に内視鏡(胃カメラ)検査を受けた。
この検査は7回目位だと思う。
初回は高校3年の時。
スポーツや階段では、呼吸が苦しくなる症状が。
この時は「十二指腸潰瘍」と診断され下血もあった。
同級生から新鮮血の輸血をうけ、おかげさまで早期退院ができた。

検査は5分ほどで終わったが、今回は苦痛が大きかった。
「丁寧に観ましたので苦しかったことでしょう。食道も胃もとても綺麗でした。心配ありませんよ。来年も予防のためにぜひ受診してください。ご苦労様でした」。
この言葉に安堵し、張り詰めていた心のカンヌキが引き抜かれていくのが感じられた。

ミケに報告すると「よかったわね。心配だったのよ」と小躍り。
胃も活発に動き始め、食欲が大いにわいてきた。
ご飯をたっぷりといただき満足。
「ご馳走さま」とともに、私も小躍りをした。


                  
                  

 


 


第467号 津軽海峡からの日の出

2009年12月01日 | 展望処

昨夜の函館は、月と星で綺麗な夜空。
「明朝は冷え込みが厳しいなぁー」と思わせた。

案の定、氷点下。
暗いうちに家を出て、湯の川温泉街とJR函館駅のほぼ中間地点に位置する啄木小公園で、日の出を待った。
6時45分ころだった。
津軽海峡を挟んだ対岸の本州大間町の山並みから太陽が昇ってきた。
海面は鏡のようになめらかで、こちらまで光の足が届いてきた

 

函館の母なる存在の函館山にも朝日があたり、うっすらと頬紅をつけたような美しい顔を見せてくれた

 

師走に入り、初日の出を迎えるのも残り30日となった。
一年とは、なんと早いものかと思った。
「穏やかなお天気で、どうか晴れますように」と、願わずにはいられなかった。