ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第820号 小さな菜園からの恵み

2013年08月10日 | 我が家のもろもろ
小さな小さな我が家の菜園。
6月に、ナス3本、ピーマン3本、キュウリ2本、ミニトマト2本を植えつけた。

キュウリは毎年のことながら葉の裏にアリがつき、枯らしてしまう。
でも5本ほど収穫。
苗の値段が1本88円だったから、元は取れたと思う。

前年は肥料のやり過ぎが原因で、半分が枯れ死に。
可愛そうなことをしてしまった。
今年は超慎重に。

今朝の函館は、大雨一過の青空が広がっている。
連日の大雨で、野菜はたっぷり水分を吸収。





早速我が家の収穫物で昼食のおかず。
冷凍庫に入っていたイカを加えて、味噌味仕立てで。



じじばばの小さな喜びは、あと何年つづくかな?



第819号 湯川にあった「西国三十三観音像」

2013年08月03日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像
湯の川3丁目にある浄土宗・「湯川寺(とうせんじ)」に、この観音像は立っている。







戦国時代が去り、徳川政権が安定し、平和な世の中が続くと、民衆に「旅=参拝」ブームが起きてきた。
「お伊勢まいり」、「こんぴらさん詣で」、「四国八十八巡り詣で(お遍路さん)」。
、そして「西国三十三所観音菩薩巡り」などが人気の上位だった。
これらは、伝統的に人気が高い旅のコースになっている。

では、「西国三十三所」とは?



西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。
これらの霊場を札所とした巡礼は、歴史ある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。

「三十三」とは、法華経に説かれる観音菩薩が、衆生を救うとき、33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与えるために三十三の霊場を巡拝することを意味。
西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。

このお寺にある三十三観音様は、昔、函館山にあったもの。



歴史的背景や都市計画などの理由で、旧湯川村に点在していた像を、ここの境内に再配置したもの。
その陰には、歴代ご住職が、観音様信仰を唱えていたからである。


湯川寺開基百十五年記念行事として、「西国三十三観音菩薩巡拝の旅」を3回に分けて実施。
(①平成17年10月4日~7日 ②18年4月11日~14日 ③19年4月10日~14日)

この時に持ち帰った「聖土」を観音様の台座へ埋め、「庭園型西国移土三十三観音」として、平成19年10月5日、遷座式を挙行した。
これで、記念行事が終了し、綺麗で魅力的な庭園が出現した。


※※ それでは、境内の庭園をご案内。

一番の那智山・青岸渡寺(せいがんとじ)
このお寺は山中にあって、境内からは、有名な「那智の大滝」が見下ろせる。



そして33番の谷汲山・華厳寺は、門の左側に。



お参りの心得



手を清める泉



園路に面して、観音像が立ち並ぶ



我が人生を振り返れば、観音様の前で、ざんげをしなければならないほど。
何度でも、何度でもお参りに行く必要あり。反省、反省そしてまた反省。

今回は、かなり長い文章になってしまいました。
最後までお読みいただきまして、有難うございます。