私は青春時代に函館の繁華街に住んでいました。
雪が降る前に自転車でその近辺を散策。
景色の変化に驚き。
多分、もう壊されていたと思っていた「映画館・有楽座」。
廃業したのを知っていましたが、この想い出深い建物 がまだ残っていたとは。
昭和30年代は映画館の全盛期。
この近くには、「東映、日活、大映」の直営館が次々とオープン。
花形スター(千原しのぶ、東千代之介、里見浩太郎)が多数来函。
その姿を見ようと、入り口に早くから並んでいたのを思い出します。
ここの館主は「ボルボ」に乗っていました。
斜め向かいにあるこの建物は旧中村産婦人科医院。
もともとは中央病院の勤務医。
あまりの評判のよさに開業。
息子はここで誕生させてもらいました。
でも、多忙が原因で急死。惜しい死でした。
車では発見できない裏道の姿。
雪が深くなり歩いて回れば、もっと新しい町並みの発見につながるのかも。