ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第683号 缶ドロの誘惑

2011年11月27日 | 食品
暇つぶしや新製品を求めて、百円ショップによく顔出しする。
店員さんとはすっかり顔馴染み。

「今日は何をお探しですか?」。
「いやー、ぶらぶらと時間つぶしですよ」。

この店は、生活を小さく替えるアイデア品の宝庫。
今までどんなにお世話になったことか。

ブラブラ見て歩いていたら、懐かしい”缶入りドロップ”が
目に飛び込んできた。

 

以前はこの倍くらいの大きさだった。
でも、分からないのが”サクマ式”の字句。
”ス”は、複数だからか?

口に入れば昔の懐かしい味がいっぱいに広がる。
これだ、これがドロップの味だ。

クラッシックな味が、缶とともに甦ってきた。


ミカエル

 

第682号 鯨族の霊を弔う供養塔

2011年11月23日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像
子供の頃、よく食べた鯨肉。
赤肉をフライパンで焼いたステーキ。
皮膚に近い部肉は、ウネスハムに加工され、おやつだった。
暮れに大鍋で作る鯨汁。
牛や豚よりもはるかに安く、庶民の胃袋を満たしてくれた。

近年は世界的反捕鯨気運が高まり、本格的捕鯨は休止中。
僅かに調査捕鯨という名目で、細々と継続中。

函館山の麓、西中学校の東側、大谷派船見支院の下にあるのが
この”鯨族供養塔”。

捕鯨船船長兼砲手だった”天野太輔さん”が、昭和32年、
83歳の時に建立した。

天野さんは、明治40年から捕鯨に従事、26年間で二千数百頭を
捕獲したという。
食料にしたとはいえ、命を奪った罪の深さを思い、
自費でこの供養塔を建てた。
塔の上には、セミクジラ像が横たわっている。

 


① 江戸時代、函館近海でも捕鯨が行われていた。
幕府は、1857(安政4)年、ジョン万次郎を派遣し、捕鯨指導を
行わせた。
ペリーの来箱から3年後のことである。

② 函館山は、約1200万年前にできた火山島。
約6000年前から砂州がゆっくりと成長し、亀田半島とつながった。

昭和30年代のこと。
市役所そばの変電所増改築工事で、地中から鯨の骨が出現した。
このことから、上記①、②のことが証明されたと言えよう。

春には関係者、僧侶らで慰霊祭が行われている。

鯨よ、有難う!




ミカエル



第681号 お薦めの安価で清潔さのまな板

2011年11月20日 | 我が家のもろもろ
我が家のまな板は、木製ではなく、このポリプロピレン製。
数年前から使っている。
サイズは24cm×36cm、厚さ1ミリとコンパクト。
2辺にあるフードストッパーの高さは11ミリ。

軽いのとカットした食品がまな板からこぼれないのがアイデア。
それと、軟らかい材質なので簡単に曲がり、
食品を鍋や皿に移動させるのが便利。

 

 

百均ショップで一枚百円也。
最初だけ3枚買い求める。
①お菓子、パン ②野菜、果物 ③肉、魚と使い分け。
数ヶ月経ったら1枚買い足しし、②は③へ下ろし、
③は廃棄する。
漂白も可能だ。

以前は木製。
値が張るし、裏表で使い分けをしていた。
これに切り替えてから、使い勝手の良さと
清潔感を覚えている。

新年を迎える大晦日には、奮発(?)し、3枚とも取り替える。
清々しいまな板で、雑煮を作ろう。

ミカエル






第680号 これが刑務所の全国ブランド商品だ!

2011年11月17日 | 珍話、懐古品、珍品
市内金堀町には、函館少年刑務所があり、刑期の軽い受刑者が収容されている。
所内には職業訓練の工場が7業種、17棟あり、就業人数は680名におよぶ。

年に何回か、”矯正展”と称して、受刑者の作品を展示即売している。
家具、農産物、木工小物、味噌などなど。
2年前、「これは面白そうだ!」とひらめき買い求めたのが、この前掛け。
価格は1,260円だった。

サイズは、幅47cm、高さ50cm。紐長さ93cmでポケット付き。
生地は綿100%できちんとした縫製で丈夫そうだ。

 

先月のテレビクイズ番組で、この前掛けが出題された。
丸の中の字にモザイクがかかり、
「丸の中にはなんという漢字が書かれているのでしょうか?」が、問題だった。

人気商品を物語るように、
最近では、函館空港二階売店でも販売している。
全国ブランドになった刑務所から生まれた商品。
刑務所もなかなか商魂逞しいと思った。

ところで、前掛け左には”創業明治2年”とある。
これは、その年9月に、開拓使函館出張所徒罪場から
徒刑場と改めた年。
場所は、現・元町公園あたり。

その後、東川町、千代ケ岱と移り、現在地に落着いたのは
昭和5年。

江戸時代には、高田屋嘉兵衛像の斜め右後ろに、牢屋敷が
置かれ、囚人達を収容していた。

受刑者の皆さんが一日も早く出所され、
社会復帰されるよう望んでいる。


ミカエル
















第679号 お昼時、心躍らせた弁当

2011年11月14日 | 我が家のもろもろ
不用品の整理は続いている。
食器棚や食品庫からは弁当箱がこんなに出てきた。

息子は保育園時代、ご飯だけを持って行き、副食は園から出ていた。
小学校、中学校は完全給食。
高校生になると、コンビニや学内売店で買い求めていた。
大学生時代は学食だったから、完全な弁当持参はなかったと思う。

 

妻も働いてはいたが、弁当持参はマレ。
これらの弁当箱のお世話になったのは、私だけと言ってよい。

お昼になると弁当箱を包んでいる布をほどき、
ふたを開ける時の期待感とそれに続く喜び。
妻の笑顔や思いやりの心が浮かんできたものだった。

箱は時々買い足ししたり、おまけでもらった物もあり、
気分転換にそれらに詰め、変化に富ませてくれた。

一番のお気に入りは、この”鎌倉彫り(ベークライト製だが)”。”。
味が向上するような気がした。

 

弁当といえば苦い思い出がある。
独身時代、母が作ってくれた弁当には沢庵が。
当時は、アルミホイルやラップがなく、使われていたのは経木。
通勤の市電ラッシュ時、沢庵のにおいが広がり、顔が赤くなって
2停留所前で下車した。

もう、50年ほど前になるが、鮮明に覚えている。

今はコンビニの全盛時。
我が町のコンビニ1号店はいつ、どこだったのだろうか?
便利な時代になったが、弁当は栄養バランスを配慮しての
妻のが一番だった。


ミカエル


第678号 冷え込む季節、朝は蒸し焼き野菜で!

2011年11月11日 | 料理
冷え込む季節がやって来た。
朝食の生野菜は、余計に体を冷やす。
我が家は、”蒸し焼き野菜”にして頂く。

 

26センチのフライパンを使っている。
キャベツ四分の一を乱切りにして敷き、人参中三分の一をピーラーで引き、
かぼちゃ中六分の一を乱切りにし、ちくわ小二本を乱切りにする。


水150ccを加え、ガラス蓋をし、強火5分で出来上がり。
調味料はお好みで。
体が温まり、半分寝ていた脳もお目覚め。
お子さんがおられるご家庭では、ハムやソーセージを加えると
喜ぶかも。

野菜は冬でも、がっちりとりたいものだ。


ミカエル

第677号 長命であれ三代目~プリンター!

2011年11月08日 | 我が家のもろもろ
我が家のパソコンは、9年前に買い求めたもの。
この時、プリンターも一緒にやってきた。

初代プリンターは、エプソン製で4色インク。
写真を印刷するには、物足りなかった。
これは早期にダウンしてしまった。

二代目もエプソン。6色に昇格した。
多色となって写真は綺麗に印刷され満足していた。
2年ほど後、写真に薄い縞が入るようになり、
ヘッドクリーニングを何度も試みたが解消はしなかった。

我慢して使っていたが、先月、突然ストライキを起こした。
修理に出そうか?それとも新品に買い替えようか?

修理ならば近くても札幌らしい。運送料が加算される。
それと、修理期間中はプリントができない。
そんな理由で、買い替えすることにした。

ヤマダ電機の店員さんは親切丁寧。
求めたのは、やはりエプソン社製でEP-704A。

 

パソコンデスク上の関連機器の色は、ブラックで統一したかったので、この色に。
2代目は単なるプリント機能のみだったが、これは、
コピーとスキャン機能も兼ね備えている利口もの。
本体は15,000円と求めやすい価格。

しかしながら、インクは6色ワンセットで5,480円と値が張る。
この品の低価格化を強く要望する。

プリンター君はこれから家族の一員?として、
末永く元気で役目を果たして欲しいもの。
期待しているよ!


ミカエル

第676号 お仕舞いの紅葉

2011年11月05日 | 植物

菊薫る文化の日が過ぎた昨日の函館は冷え込み、初氷が観測された。
新聞やテレビで報じていた紅葉の見ごろは、結びとなってしまった。

今年は不用品の整理に追われ、時期を逃し、昨日観に行った。
やはり紅葉は落葉が殆ど。残された葉の色は濁っていた。

ここは、銀杏並木が街路樹になっている市電・湯川終点周辺。
近くには湯倉神社があって、見ごろ時期には朱色の鳥居とのコラボが見事だ。

 

 

 

こちらは、私立函館大学横にある香雪園(こうせつえん)。
京都から庭師を招いて造った名園で、紅葉の名所としても有名だ。
近年は大型観光バスで観葉に訪れるお客様も多くなっている。
残っている数本の木々の紅葉を探して、ようやくパチリできた。

 

 

 

 

今年も多くの市民や観光客で賑わった名園・香雪園。
来年も美しい風景で楽しませてほしいものだ。

昨年の紅葉撮りはグッドタイミングだった。
こちらからどうぞ!


ミカエル
 

第675号 移転オープンしたブロ友さんのお店。

2011年11月02日 | 美味満足技処、買い物処
ブログ友達の”おぢさん”は、プロの料理人。
このたび、旧店舗(コダルマ)と同じ松風町に移転。
店名も”函館大門食堂”と変更した。
場所は祇園通りで、市電通り弁慶餅の裏側にあたる。

 

店内は椅子席が16、カウンター席が6。旧店舗より広い気がする。
内装や調度品は落着いた雰囲気。
時計、レジスターはロマン時代を感じさせる。

メニューは、一品料理が16品(400円~900円)、スパゲッテイが4品、
ピラフが2品、グラタンが5品、サラダが3品、飲み物多数。
これらから分かるように”洋食屋さん”という感じた。

 

ランチメニューはA,Bの2品のみ。
ミケはチキンジンジャー+ライス(900円)。

 

私は、エビクリームパスタ+野菜サラダ(800円)。

 

 

味とボリュームに満足。
食後のサービスコーヒーは、「もう一杯いかがですか?」が嬉しかった。
みなさん、どうぞお出かけください。

お店ガイド
住 所  函館市松風町4番5号
電 話  0138-83-5388
営業時間 ランチ 12時~14時(休~土日祭)
     夜の部 17時30分~25時・宴会OK(休~月曜)
駐車場  店舗前私道に数台

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      ①函館おぢさんのいか様料理
      ②函館のおぢさん2的ブログ



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