ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第623号 皇后さまへ世界一のプレゼント

2011年04月28日 | 災害

天皇、皇后両陛下は、27日に大震災の被災地を訪れた。、
がれきに黙祷されたり、避難所の方々をお見舞いされ、
やさしいいたわりのお言葉をかけて下さった。

避難所にあてられている仙台市宮城野体育館を
訪れた両陛下。
そこで、小さなハプニングが起きた。
それは、ここで生活されておられる女性から、皇后さまに
「スイセン」の花束がプレゼントされたからだ。
花は、津波に襲われながらも自宅庭に咲いた奇跡花とか。

テレビを見ていて、皇后さまのお顔は思いがけない
プレゼントに驚き、微笑みが浮かんでいたようだった。

周囲や自己心も混乱しているであろうあのような環境。
そんななかでも「ようこそ」の思いやりの心がはたらいたのだろう。
頭が下がり、涙が流れ出た。
これぞ、世界一のプレゼントだと思う。

「避難民は元気です!頑張ります日本!」と叫んでいるように
心強く感じた。

天皇、皇后両陛下、有難うございました。
お疲れさまでした。



我が家のスイセンは、今が見ごろ。


いままでは感じなかったが、今後は「美しい強さ」を
覚えることだろう。

               

 

 


第622号 弁当の呼称アラカルト

2011年04月25日 | 我が家のもろもろ

息子夫婦が東京へ出かけた。
我が家から空港までは車で5分の距離。
彼の車は我が家の駐車場に置き、私の車で空港まで送った

帰函の日。
「お父さん、二人は”お土産を楽しみに”と言っていたけど
何かしらね?」と、ミケ。
「そうだね、夕方に着く便だから夕食の弁当だと有難いね」。

羽田にいる息子から3時ごろ電話があった。
「迎え頼むね!空弁買ったよ」。
やはり親子。私の期待は見事に的中した。

 

吟味された材料で作られた美味しい弁当に満足。
しかも、
ご飯支度、後片付けが不要とあって私もミケも大喜び。

昔から旅の楽しみの一つに「駅弁」がある。
この名称を模して「空弁」という名をつけたのだろう。
それならば、母が作ってくれたのは、「母弁」かな?
最近では、道の駅でも売られているから、それは「道弁」か?

コンビニ、スーパーなどのそれは、「街弁」の名が相応しいと
思うが如何だろうか?   


 

              






 


第621号 昼時だけの大学生

2011年04月21日 | 教育施設

市内の水源地ダム近くにある「公立はこだて未来大学」。
ここの教職員や学生などで組織している生活協同組合。
その組合が新年度になって 、売店や食堂をリニューアル。
「学食でのランチタイムもいいなぁー」と思い、出かけた。

2000年に開校しただけに、鉄骨造りのモダンなキャンパス。
理工系だが、現市長は、医学部設置の意向を表明している
から、人気がますます高まるものと思われる。

 

すれ違う学生さんは皆礼儀正しく、きちんとした挨拶を忘れない。

食堂に入ったのは、正午15分前 。
既に椅子に座って食事をしている学生さんは30人ほど。
空席は170ほどだった。

トレイを取り、一品コーナーから好物の塩鯖焼き(157円)
をのせ、カツカレーを食べたくなって、
カレーコーナーへ並んだ。
麺など3箇所のコーナーに並んでいたのは、
合わせて15人ほどと少なく、スムーズに流れた。

ごはんは大盛り、中盛り、小盛り(294円)。私は小を。
秤にかけるから正確な量で納得できる。
受け取るとレジで精算し、レシートが渡される。

レジの傍には、箸、スプーン、フォーク。固形調味料(唐辛子、
コショー等)。液体調味料(醤油、ソース、ドレッシング等)が
置かれ「ご自由にどうぞ!」の状態だ。

正午になるとご覧のような込み具合。
タッチの差で混雑さから免れた。

 

さてと、食べてみたら、こんなことが。
①カツには三分の二ほど包丁が入ってなく、
歯でちぎらなくてはならない。
②ルーがかなり少なく、鯖をとっていたので、なんとか完食は
できた。
③福神漬けは、本来ご飯の傍に添えるもの。
ここでは、ルーの上に添えてあった。
これらは「改善して欲しいなぁー」。

それと繁忙タイムには、チェッカーを二人体制にすべき。
レジ機が空いているのだから。

 

当然のことながら、食後の食器類はセルフで所定の場所へ
運ぶことになる。

クレームばかりで申し訳ないが、褒めたい点だってある。
①食堂は天井が高く、明るく綺麗。のびのびと食事が楽しめる。
②若さいっぱいの学生さんの旺盛な食欲。微笑ましい。
③優れたファッション感覚。私も着てみたい。
④夢あふれる学友との会話。瞳が光り輝いている。などなど。

若さの塊に囲まれていると、自然と私の心が和やかになり、
また、自分の若い頃を思い出させてくれるから嬉しい。

これからも、これらの素晴らしい雰囲気を求め、
「GO!GO!未来大学」だ。

 

 

                





第620号 祝!佑ちゃんのデビュー戦。佑優なる勝利に乾杯!

2011年04月18日 | スポーツ

今年も北海道日ハムは、開幕以来不本意な成績。
とくに開幕戦で、エースのダルがまさかの敗戦。
応援団としては、暗い気持になってしまった。
「早く佑ちゃんが登場してくれないかなぁー」と、
願うばかりだった。

待ってました!昨日のロッテ戦に先発としてデビュー。
札幌ドームは、約38,000の大観衆での応援となった。

 

5回まで投げ、4失点ながらも味方の援護打撃があり、
8-4でおめでとうの初勝利。
よかった、よかった。
かなりのプレッシャーを背負っていたのは確かだが、
それに見事に打ち勝ったのは、さすが大物ルーキーだ。

ドームも我が家も、勝利の歓声に包まれた。
観戦されていたご両親は感激の涙。
それを見た我が家ももらい涙。

この勢いを崩すことなく、勝利の道を突き進んで欲しいものだ。
佑ちゃんは、この勝利を貴重な土台とし、自信をもって
マウンドに立つことだろう。

道民は一生懸命後押しするよ。
そうそう、「ハムなら日ハム」も忘れないからさ。  

お立ち台の佑姿は日本一。
目指せ日本一!


                




第619号 被災地の開花、我が家の開花。

2011年04月15日 | 我が家のもろもろ

昨日の被災地からのニュースは、ほのぼのとした明るい
話題だった。
それは、家の状況を見に行った奥さんが、庭に咲く春の花
を見つけたこと。
家は土台だけを残し、あとは津波にさらわれていた。
そんな劣悪な条件のなか、数輪咲いていた。
なんという逞しい生命力だろうか。

「おばあちゃんが毎年少しずつ植えていたのよ」と。
不自由な避難所での生活。
可憐な花と対面して、よほど嬉しかったのだろう。
心からの笑顔があふれていた。

海水が早くひき、雨で葉や根の塩分が洗われたからか?
素人的にそう推測した。

我が家の春花の開花トップは、クロッカス。
庭のあちこちから出現。

 

後を追う、スイセンやチューリップが開花するのは、今月末かな?



 

じっと雪と寒さに耐えていた花たち。
ようやく賑わいを見せてきた庭。
これからの色づきが楽しみである。

一方、大型連休に満開となる桜。
今年は、被災地の方々の心境を考慮して、
花見宴会の激減が予想されている。
桜自身はどう思っているのだろうか?

「こんな時だらこそ、ベストを尽くして華麗な花を
たくさん咲かせるのさ」。

 

               

 


第618号 被災地へ届け!五稜郭チャリティーコンサート

2011年04月12日 | 展覧会、催事など

この度の地震・津波で大きな被害を受けられた皆さんを
支援しようと多くの団体がチャリティー活動に懸命だ。

ここ函館でも、10日(日曜日)に五稜郭タワーアトリウムで、
コンサートが開催され、募金の呼びかけが行われた。 

 

積極的に立ち上がったのは、①函館商業高等学校吹奏楽部 
②函館白百合学園中学高等学校吹奏楽団。

十数曲の軽快で力強い演奏。
心を捉えた華麗な合唱、
動きあふれる楽しいダンス。
若さを精一杯取り入れた素晴らしい演出に感動を覚えた。

フィナーレでは、約300名の大きな拍手が鳴り止まず、
やがて「アンコール」の唱和となった。

 

  

「この感動を、被災された方々にぜひとも伝えたい」。
そう思い、マイブログに掲載することでお許しを得たいと考えた。

被災者の皆さんにとっては、突然出現した人生最大の苦難坂。
さぞかし、傷心深いことと思います。
なんとか登り越えられるよう祈っております。

コンサートの関係者の皆さん、ご苦労様でした。お疲れ様でした。
私も、大きな元気をもらいましたよ。

有難うございました。   


                


        


第617号 見ーつけた!食べる「午後の紅茶」。

2011年04月09日 | 美味満足技処、買い物処

午後の紅茶」といえば、缶やペットボトル入りの
飲み物だ。と、思っていた。

ところが、近くの食品スーパーの冷菓売り場で、この名称と
同じ商品を見つけた。
それは、四角い紙製の綺麗で品のよいパッケージ入り。
ひときわ目だっていた。

 

午後の紅茶は、キリンビバレッジの製品。
このイメージを活かしながら、森永製菓と共同開発した冷菓。

「ミルクティー薫るふんわりプチケーキアイス」がキャッチフレーズ。
本体サイズは、縦4.5cm、横10センチ、厚さ3センチ。
サンドイッチ風だ。
冷たいふんわりケーキが口の中で広がって、茶葉の風味が余韻
となる。
甘味を抑えているので食べやすく、虜になってしまった。
それと、値段が信じられない53円とは魅力。
期間限定と表示してあるが、ぜひ通年販売して欲しいもの。

昨日も8個買ってしまった。
来週来る息子夫婦にも、味わってもらいたい秀なる冷菓だ。


                        

 


第616号 待ち望んでいた「あいす118」の再開

2011年04月06日 | 美味満足技処、買い物処

全国ブランド「函館3.8牛乳」の製造元・函館酪農公社は、
函館空港から車で7分ほど。中野町118番地に位置する。
工場と直結して、「あいす118」の店舗がある。

なんといっても、濃厚な出来立ての牛乳から生まれる
「ソフトクリーム」などの味は格別だ。
冬期間休業していたが、3月下旬から営業再開。

 

南向きのサンルーム風店舗は、ミニサイズで可愛らしい。
芝生は現在養生中。5月になれば緑の美しいじゅうたん
となって、子供達の格好の遊び場になる。
また、テーブルと椅子が並べられ清々しい気分で味わう
ことができる。

  

店内には「モーモーグッズ」もあり、工場も見学できるから
お子さんを連れて行くと、牛乳の工程の勉強にもなる。
アイテムには、甘党に評判の「ぜんざい
などもあるから嬉しい。

 

これから我が家には、内地のお客様がお出でになる。
ここには必ずご案内することにしている。
青空の下、ゆったり、のんびり「函館の美味なる味」を
楽しんいただきたいもの。

「ところでミカエルさん、アイスの味はいかがですか?」。
「そりゃぁ”モー”メチャ、マイウー!」。

 ※ 営業時間

AM 9:00 ~ PM 6:00
※3/20~4/28はAM9:30~PM5:00
※10月はAM9:30~PM5:30
※11月はAM9:30~PM5:00
■雨天、悪天候の場合は早めの閉店になる。

電話=0138-58-4460

「あいす118」のHPは、こちらからどうぞ!

 

※ 原発事故により、福島県内の酪農家は暗い表情だ。
牛乳の出荷停止の命が下ったからだ。
搾乳しないと乳牛は病気になる。搾った牛乳は廃棄。
だが、給餌は必要。
酪農を果たして続けていけるのだろうか?
毎日の搾乳時には、苦渋の思いが広がっていることだろう。
一刻も早い原発事故の処理完了宣言を待ち望んでいる。


              

 


第615号 平穏な日々に感謝

2011年04月03日 | 町の話題

この度の地震・津波。
函館では、死者1名がでたのは残念であった。
潮位は腰までの高さとなって、赤レンガ倉庫群、朝市、
JR函館駅周辺
を襲った。
被害は床上浸水までで、半壊、倒壊の家屋はなかった。

被害が大きかったのは朝市で、商品が水を被り、
後始末に日数を要したものの、現在は全店営業再開中で、
ここまでこぎつけたのは嬉しいことだ。

我々が日常生活に全く支障を生じないのは、
本当に幸せなことだ。
これは、道央と結ぶ道路にも被害が及ばなかったからであろう。

東北では、灯油やガソリンが大幅に不足。
そんな中で、先月30日、我が家は灯油の定期配送を受け
満タンに。先回配送は、3月10日だった。
この間の消費量は150リットルで、一日当たり7.5で
寒中の半分の量だが、朝晩はまだ冷え込むから暖は必要。

東北だっていまだに降雪があるほど冷え込んでいる。
避難所に燃えるストーブの十分な設置は不可欠で、
これを訴えているのは当然であろう(灯油の確保)。
「寒いです。寒いです」の声があがっていた。

 

ガソリンだって、スタンドへ行けば常に満タンにしてくれる。

食料品、雑貨も、大型店にはいつものとおりあふれている。
一方で、被災地ではいまだに多種の物資不足が続いている。
この窮状を見る時、何故?どうして?と思わずにはいられない。

私たちは、災害前と同じく「不自由なしの生活」をおくっている。
日々、感謝、感謝の心を忘れてはならない。

そして、被災地の皆さんが「一日も早く通常生活に戻られるよう
に」願うばかりである。