ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第653号 移動観光案内所に二度目のお手伝い

2011年08月14日 | ボランティア
お盆のこのシーズン、函館にとっては観光の書き入れ時。
今年も五稜郭公園内に”移動観光案内所”が12日~15日まで
開設されることになった。
私は初日にボランティアで参加することに。

当日は朝から好天と高温にも恵まれた(?)。
9時半にスタッフ6人全員が集合。設営に取り掛かった。



10時にオープン。
早速お客様で賑わい始めた。



観光パンフレットを頂いた多くのお客様は、暑い日差しを浴びながら
郭内へと足を運ぶ。
お目当ては昨年復元された”箱館奉行所”。



お盆景気は、五稜郭周辺にも確実に波及しだ。
ここは若者に大人気の”ラッキーピエロ”。
昼食待ちのお客は店外まであふれていた。
お目当ては、ハンバーガーかな?



そしてこちらは、タワーの搭乗券売り場。
一日中混雑していた。



案内所には、小学生からの鋭い質問が多かった。
夏休み中、五稜郭をテーマした自主研究だと思った。
そばではお父さんも真剣な顔で聞き入ってくれた。

今頃、あの親子はどうしているだろうか?
整理は疑問なくついたのだろうか?
そんな思いを持ちながらこのブログを書き進めている。

今回も全国各地からお出でくださった。
広島、大阪、オホーツク沿岸など。
長崎ナンバーの車も見えた。
次回までもっと知識を深め、ご要望にお応えするのが我々の責務。

楽しかったお客様との会話。思い出の一ページとなった。
「皆様、函館にお越しいただき有難うございました。またぜひいらして下さいね。
お待ちしておりま~す」。


           ミカエル

第626号 「ようこそ函館へ」観光案内所のスタッフとして(後編) 

2011年05月08日 | ボランティア

市役所観光振興課では、例年、大型連休中に国指定特別史跡・
五稜郭跡に移動観光案内所を設け、観光で訪れたお客様に
ご案内やパンフレットの提供
などを行い、「おもてなしの町函館」
を目指している。
今年はそこのスタッフとして2日間、お手伝いをさせてもらう
ことになって、端午の節句日(5日)が私の結びの日。

スタッフへの呼びかけは同課が行った。
これは昨年夏期に、全15回にわたって開講された
「まちあるきガイド入門セミナー」の受講生も対象としたもの。
エントリー者が多くて、日程調整するほどの人気ぶり。
「講座で得た知識を活かし、おもてなしをしたい」と、
私同様の考えを持たれた方が多かったからだと思う。

9時半に五稜郭タワーに集合したスタッフは、
市職員1名、常設元町観光案内所1名、観光ボランティア
ガイド団体1名、受講生3人の計6名。
大型テントを設営し、約30種類の観光パンフレットを用意。
10時に開所となった。

 

晴天で暖かな日となり、お客様の人波は途切れることなく、
郭内へと吸い込まれるように流れて行った。

桜は満開まであと数日か?
待たれるその日の美しさである。

 

仲の良いご夫婦連れ、幸せいっぱいのお犬お供のご家族連れ、
親しいお友達グループなどさまざまな人間模様を見ることができた。
この光景で思い出されるのが、地震・津波・原発で避難されている
方々の姿。
一刻も早く普段の生活に戻られ、「旅」などに出かけられる余裕が
生まれたらとどんなに素晴らしい事かと思った。

お尋ね内容は、
①「奉行所はどこ?」
② 「最寄の市電停留所はどこ?」
③「五稜郭桜を見に来たんだけど、どこがいい場所なの?」
④「子供の国遊園地へ行くのには?駐車場はありますか?」
⑤「駅前のホテルに泊まるのだけれど、夜景を見に行く手段は?」
⑥「女子修道院へ行くルートは?また閉門は何時?」
⑦「函館競馬はいつから開催するの?今日は場外発売をやって
いるの?」。
他にもいろいろとお尋ねがあった。
シャッター押しのお願いもあり「お安い御用です」と、
笑顔でサービス。

 

全てのお尋ね事項に満足できるお答えができたわけではない。
特に⑦の競馬については、口が動かなかった。
あとで、「その時なぜ競馬場へ問い合わせなかったのか?」。
機転がきかなかったことに反省し、赤面もした。
「本当に失礼しました」。

 

タワーは、搭乗待ちのお客様で長蛇の列。
お昼を食べに出かけたが、満員の店が多く、最近開店したカレー
専門店でようやく空腹を満たすことができた。

この日、パンフレットなどを希望し訪れて下さったお客様は、
概算千数百名。とても有難いことだ。
良い機会を与えてくれた観光振興課にも謝々。

各地のお客様と短い会話のなかに、心の触れ合いを感じ、
楽しさと生き甲斐を覚えた案内所でのボランティア活動だった。

大型連休は今日で終わり。
「函館においでくださって有難うございました。
またのご来函をお待ちしております」。

 


                          

 

 


第624号 「ようこそ函館へ」観光案内所のスタッフとして(前編)

2011年05月01日 | ボランティア

市役所観光振興課では、例年、大型連休中に国指定特別史跡・
五稜郭跡に移動観光案内所を設け、観光に訪れたお客様に
ご案内やパンフレットの提供
などを行い、「おもてなしの町函館」
を目指している。
今年はそこのスタッフとして2日間、お手伝いをさせてもらう
ことになった。嬉しいことである。

スタッフへの呼びかけは同課が行った。
これは昨年夏期に、全15回にわたって開講された
「まちあるきガイド入門セミナー」の受講生を対象としたもの。
エントリー者が多くて、日程調整するほどの人気ぶり。
「講座で得た知識を活かし、おもてなしをしたい」と、
私同様の考えを持たれた方が多かったからだと思う。

29日がオープン初日。
9時半に五稜郭タワーに集合したスタッフは、
市職員1名、セミナー講師1名、受講生3人の計5名。
雨の心配はあったものの、一の橋手前広場の片隅に
大型テントを設営し、約30種類の観光パンフレットを並べ
10時に開所となった。

 

当日はテレビ取材1社。新聞取材1社があった。

 

開所当初は人出が少なく心配していたが、次第に家族連れが
多くなって呼び込み、説明にも熱が入ってきた。
郭内であれば積極的に同行しご案内。
パンフには記載されていない秘話などもご披露したら、
絆が深まった。

パンフの高人気は、①市内全域のマップ ②西部地区の
教会群周辺マップ ③五稜郭周辺マップ ④クーポン券つきの
食ガイドパンフなど。
意外だったのは、「四稜郭」人気。
「行ってみたい。どうすれば?」のご夫婦連れが
数組訪れてくださった。
時間のことを考慮すれば、タクシーが妥当。なのだが・・・。

四稜郭は五稜郭の北、直線距離3㎞の丘陵地にある。
明治2年、榎本軍によって急造されたもので、その目的は
①箱館東照宮 ②五稜郭 を守備することにあった。
蝶が羽を広げたような形をしており、水堀はなく、
土塁のみで広さ約21,000㎡(五稜郭の8%)。

パンフの一部が底をついた三時に閉所。
冷たい強風が吹き、立ちっ放しではあったが、
全国各地からの
様々なお客様をお迎えし、楽しい会話に花が咲き、とても
充実した日であった。
桜の満開には数日早く、お客様はさぞかし残念だった
ことだろう。

次回のお手伝い日は5日。
晴れの暖かい日になって、桜が満開となるように祈るばかり。
お客様の笑顔に接し、楽しい会話ができるのがとても楽しみである。

「ようこそ函館へ!お待ちしております」。