ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第590号 ご訪問、有難うございました

2010年12月29日 | 我が家のもろもろ

年の結びが迫って来ました。
今年もいろいろな事がありました。
しかしながら、さっぱり明るくならない日本でした。
「来る年こそ期待できる世の中に!」と、心から思います。

本年も皆様がたのご訪問で、このブログを継続することができました。
心より感謝申し上げます。
これからも変わらぬ応援をお願いしまして、年末のご挨拶といたします。

皆様にとって、来る年が「最高の幸せ年」でありますように
願っております。

有難うございました。

 

 

(函館観光を計画中の皆様、情報ならこちらからどうぞ!
お役にたつこと間違いなしです。)

 

               

 

 


第589号 まいったなー、今年最後?の低気圧

2010年12月27日 | 町の話題

25日 午前から吹き荒れ始めた低気圧。
「ごうーごうー」と不気味な音を立て、雪をも大地に吹き付けた。
「明日はきっと積もるから雪かきになるだろうなー」そう確信していた。

明けて26日早朝。
風も雪も依然として強い。
「雪かきをしなくっちゃ」と思い、6時半に外へ出た。

(庭は吹き溜まり)


(風除室の玄関マットも寒そう)


(もっと寒そうなのが風除室のワンコちゃんと乙女像)



向かいのTさんの奥さんは早くも雪かき器をもって奮闘中。
ここのご主人は、この辺りでは一番早いご出勤。
奥様の優しい心配りが目に映った。

隣、斜め向かいのご主人も出てきて「やー、降ったもんだね!」。
一人暮らしや後期高齢者宅はもう少し後になる様子とお見受けした。
ミカエル除雪員は、この日3回の出動。
力まずにゆっくりのペース配分が必要。
でないと、腰を痛めてしまうからだ。

週明けの今日27日。
青空が広がり気温もどんどん上昇しプラスになった。
舗装道路が路面を出し、除雪の雪山も小さくなってきた。
スキー場はほっとしたようだ。

このままの状態で新年を迎えられたらいいのになぁー。^

 

                  

 

 

 

 


第588号 北の大地に龍馬が立つ

2010年12月23日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

NHKの大河ドラマ「龍馬伝」は、結びとなった。
しかし、函館の西部地区には威風堂々たる龍馬像が誕生し、連日
ファンが訪れている。

場所は市電十字街電停傍にある「北海道坂本龍馬記念館」の真向かい。
台座の高さ2.5メートル、本体像の高さ3.5メートル。
費用は約一千七百万円。

              

明治維新の立役者・龍馬の目は北海道(蝦夷地)にも向けられていた。
幕府解体により職を失う武士をこの地に移住させ、開拓と防衛に
あたらせようとする腹案を持っていた。
いわゆる屯田兵制度の基本構想である。

残念ながら龍馬は、蝦夷地を踏むことはなかったが、養子となった
甥の坂本直は
慶応 4(1868)年=明治元年に、五稜郭に赴任。
その後も坂本一族は、道内各地に入植し大きな足跡を残した。

龍馬の安住の地はひとつ増えた。
どんな想いでいるのだろうか?

たまには抜け出して、湯の川温泉に入浴し、ゆっくり癒して欲しいものだ。


                

 

 


第587号 私のクリスマスプレゼント

2010年12月20日 | 我が家のもろもろ

間もなくクリスマスイブ。
小さい頃の私のプレゼントは母が涙を堪えて
のものだった。
私が3歳、兄が4歳で父を一晩で亡くし。以後の生活は母の実家に身を寄せた。


母の父は大沼近郊で鉱山の経営をやっていたから裕福な家庭だった
そこには、母の父の再婚相手、その連れ女子、新しく生まれたK男子がいた。
この子にはお医者になりさせたくて名門校やその同級生と付きあわせ、
私たち兄弟はあまり可愛がられなかった。
ころがお爺さんが脳溢血で急逝、Kも肺結核で世を去った。

「お嬢さん、お嬢さん」で育った母は、女中や食堂の下働きで家計を補ってくれた。
そんな母でもクリスマスプレゼントは欠かせなかった。

兄には冒険王+森永キャラメル。
私には少年画報+明治チョコレート。どちらも人気の月刊本だった。

朝、母の顔を見ると「有難うね」といった。
「よかったかい?」
母の手にはあかぎれができていた

 

                     

 

 


第586号 気になるノーベル賞の料理

2010年12月15日 | 町の話題

豪華、華麗なノーベル賞表彰式が幕を閉じた。
北海道大学名誉教授の鈴木章さんが、緊張の面持ちで国王陛下
からの祝福を受けていた。
この場面を観て、北海道人としての誇りを感じ、目頭が熱くなった。

この式に続いての晩餐会、午餐会。
会場の豪華さ、広さ
列席者の多さには度肝を抜かれた
気になったのは料理の献立。
テレビ放映されず、活字でも紹介されなかったのは誠に残念だった。

過去に天皇・皇后両陛下が北海道を行幸されたおり、函館でご昼食を
召し上がった。
そのときの模様をアップしてみた。

会場となった西部地区にある、歴史あふれる五島軒本店。

        

部屋は王朝の間

       
 

平成元年10月2日 天皇・皇后両陛下行幸御昼食(王朝の間)

同席者~宮内庁長官、侍従長、侍従次長、女官長代理、侍従、
      行幸主務官、知事、道議会議長、市長、市議会議長

御献立~鮑のクールブイヨン煮、コンソメ、二代目若山徳次郎考案の
      リッチ鴨カレー、季節のサラダ盛り合わせ、隣町七飯産の
      リンゴワインシャーベット、マスクメロン、珈琲。
      (質素な感じがした)

先ほどのニュースで、鈴木教授が北大を訪れ、学長と懇談している
場面が流された。
メダルを手にし「これは本物です」の言葉には、ミケともども思わず
微笑んでしまった。

教授は静養する時もなく、途中の論文を執筆するという。
「どうぞ、健康にご留意されますように」。
と、祈らずにはいられなかった。
 

                    

 


第585号 食べれる芳香剤?

2010年12月12日 | 我が家のもろもろ

11月に入ると、全ての種類のリンゴが店頭に並ぶ。
我が家が最も待ち望んでいたのが「王林(おうりん)」だ。
それは、MAX級の良い香りがするからだ。
このリンゴ、夏場には傷みが早く、店頭からは姿を消してしまう。

 

寝室に2個。玄関に2個。それぞれ置いている。
寝室のは芳香剤としての役目のほか、穏やかな睡眠を誘ってくれる。
一方、玄関のは「ウエルカム芳香」として爽やかな香りでお客様を迎える。

1週間ほどで補充する。
役目を果たした後は、「すりリンゴ、焼きリンゴ」にして食卓にのぼる。
その味は、甘くてジャム替わりにもなる。
1個50円の手ごろさは補充にためらいを感じさせない。

食べれる芳香剤になる「王林」。
一石二鳥とはこのことかな。

 

                 

 

 

 


第584号 懐かしいお宝看板が・・・

2010年12月09日 | 珍話、懐古品、珍品

ここは湯の川地区。
市電通りの一本裏の居酒屋さんで、こんな懐かしい看板を見つけた。

材質はホーローだから丈夫で長持ち。
昔は建物の外壁がほとんど板張りだったので、
これらを釘で打ちつけたものだった。

 

店をやっていようがいまいが、一枚何円かの料金を支払って貼らせて
もらっていたようだ。
今でも郡部へ行くと、錆付いた状態であちこちに残っていてるのを目にする。

これは大村昆ちゃんのヒット看板。
この3枚の中では一番新しい存在だ。
鼻メガネが好評で、売り上げに大きく寄与したらしい。

 

「足袋」といえば福助だった。
大きな耳たぶとちょんまげ姿、両手をついたお辞儀が印象的。
現在、足袋を履くのは専ら女性で、その機会は着物を着て、
そして草履を履く時だけに限られるようになってしまった。

私が子供のころは、学生服に足袋だった。
靴下の普及につれ、姿がうすくなってしまった。
横書き文字のスタートが右からだから、戦前の物だろう。

 

こちらは堂々の大きさを誇る「ライオン蚊取り」.
「おはようからおやすみまで・・・」の会社の製品。
小学生のころ、夏、各家庭では夜になると「蚊帳(かや)」を吊り、
その中で寝たものだった。
吊るすのは簡単だが、たたむのには骨が折れた。

下水が普及して「どぶ」がなくなり、蚊の発生も極端に少なくなった。
家の構造も洋間化して、かやの出番はなくなった。
ところでかやは、何処へ行ったのだろうか?

 

ホーロー看板を見ていると、いろいろな想い出が湧き上がってきて、
懐かしさを誘う。

この看板は、日本が世界に誇れる文化とも言える。
そして、街中にさりげなく残っていると、「いぶし銀」的存在を感じさせる。
また見つけたら、アップしたいと思う。


                  

 

 

 


第583号 初のクリスマスディナー

2010年12月05日 | 美味満足技処、買い物処

今年は、ミケの体調が思わしくなく、旅行は春先の1回だけだった。
持病のリューマチは進行し、歩行時には片足をひきずっている。
でもまだ、自分のことは自分でできる。

師走に入り、気分転換を兼ねて、「外で夕食でもしないかい?」
「行きた~い!」。
二人とも生まれて初めてのクリスマスディナーに行くことにした。

息子と親戚3人も交えての6人。
会場はJR駅前のホテルにした。
別に芸能人のショーではなく、単なる夕食会だ。
個室には円卓が待っていた。

 

部屋には、クリスマス音楽が静かに流れ、気分は盛り上がった。
次から次と運ばれてくる珍しい料理。
それと握り寿司を前に和気あいあい。
話に花が咲き、ミケの表情も和らいできた。

息子は大学生時代、ホテルで宴会係りのバイトをしていたから、
皆に盛り付けをしてくれ、張り切っていた。

 

 

デザートは、「白ゴマのムースとカシスシャーベット」。

 

美味しい物を食べたあとは、満足な笑顔になる。

全8品のディナーは、17時にスタートし19時に結びとなった。
「また来ましょうね!お父ちゃん」。
「そうだね!」。
帰路、街角にあふれるクリスマスツリーが幻想的だった。