ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第199号 マズーイのかな?このオンコの実

2007年11月29日 | 我が家のもろもろ

我が家の庭に、樹齢30年の”オンコの木”が2本あります。
毎年、赤い実をたわわにつけ、小鳥達のレストランとして大入り満員の盛況ぶり。
今年も2本の木は、たくさんの実をつけてくれたのですが・・・。
(写真をクリックすると拡大できます。) 
 
車庫寄りの木だけに小鳥達の人気が殺到、実は完売状態。
これに対し、3mほど離れた門柱寄りの木は、左写真のとおりまだ豊富な在庫。
熟れ過ぎた実は大量に地面に落下(右写真)、まるで赤いビースを敷き込んだように見えます。

どちらも南に面し、さえぎるものはなし。
両方の実を口に含んでみましたが、違いは分からず何故?
このオンコは、居間から見えるだけに疑問はしばらく続きそうです。

                     ミカエル 

 


第198号 無料で函館山へ~ロ-プウェイ市民感謝祭

2007年11月26日 | 町の話題

ブロ友のHさんから「25日の日曜日、函館山ロープウェイの市民感謝祭が行われます。西部地区にお越し下さい」のご案内を頂き、出かけました。
祭りの目玉は、無料ロープウェイの運行、100円カレーライスの提供でした。

当日寒気は緩み、晴れのウキウキする行楽日和。
教会群などのある西部地区は、久しぶりに市民の姿で賑わいました。

函館山展望台からの眺めです。(写真をクリックすると拡大できます。)
 
函館を訪れる年間観光客は、平成3年の500万人を突破したあとは伸び悩んでいます。全国の皆さん、ぜひ函館にお越し下さい。

右写真は、昭和63年に廃止となった青函連絡船の摩周丸。
現在は記念館として公開されています。

 
左写真中央に位置するのが五稜郭タワー。山頂展望台からは正面に見えます。

右写真のほぼ中央が函館どっく。
修理入りしている赤い船のあたりに”新撰組終焉の地・弁天台場”がありました。
展望台からは左に見えます。

展望台レストランには、100円カレーを食べてみようと市民の長蛇の列。
千食用意したそうですが昼前には完売。キャンセル待ちの人が。

ロープウェイ山麓駅の坂を港方向へ下ると、”地域交流センター(大正時代に建てられた旧丸井デパート跡)”。
ここで開催中の”古い町並み写真展”と”古地図展”にも、懐かしさを求める市民で大賑わい。
忘れかけていた友人とも逢え、心が明るくなる楽しい感謝祭でした。♪ ♪
ロープウェイの皆さん、ブロ友さん、有難うございました。

”弁天台場”のマイブログは、こちらからどうぞ。 http://blog.goo.ne.jp/mikaeru171/d/20070222  

                      ミカエル

      


第197号 ”ブルームーン”は休眠入り

2007年11月23日 | 町の話題

函館の町は、すっかり冬の装い。
暖かな観光シーズンに、皆さんを乗せて港内遊覧や夜のイカ釣りをご案内してきた
観光遊覧船”ブルームーン号”。
現在は、赤レンガ倉庫群近くの岸壁に係留され休眠に入り充電中です。

(写真をクリックすると拡大できます。)
 
新緑が眩しい季節になると、また大忙し。
それまでに、船体の点検や補修を済ませ安全運航を目指します。

函館は、今から約150年前にアメリカのペリー提督が来航、”国際貿易港”となった地。
その港を”ブルームーン”で周航し、海からの町の眺めもぜひ堪能してみて下さい。
新たな想い出がきっと生まれると思います。

”ブルームーン”のHPは、こちらからどうぞ。
http://www.hakodate-factory.com/bluemoon/

                      ミカエル  


第196号 函館西部地区に新型乗り物が~ベロタクシー

2007年11月20日 | 町の話題

函館の人気観光スポット・西部地区に、来春から新しい乗り物が登場することになります。
名前は”ベロタクシー”。
ベロとは、ラテン語で自転車。つまり三輪自転車タクシーのこと。
ドライバーが電動モーターの補助で漕ぎ、後部座席にお客さん(2名)を乗せてご案内。まずは、3台でスタートします。
(写真をクリックすると拡大できます。) 
 
この事業を起こしたのは、北海道大学水産学部(所在地=函館市港町3丁目)3年の茂呂信哉(もろしんや)さん。

オフィシャルドライバーライセンスを取得、抱負をこう語っています。
「僕は函館が大好きです。
異国情緒たっぷりの素敵な町並みを環境に優しいベロタクシーでご案内します。
丈夫な脚力と楽しいトークが売りです。(笑)
函館の街の説明はもちろん、美味しいレストランやカフェの紹介、北海道大学のお話、起業の話、恋愛話まで何でも可。たくさんお話したいです」。

茂呂さんは写真で見る限り、笑顔が綺麗でかなりのイケメン。
(私など足元にもおよびませんですよ。ハイ!)
女性のお客さんで、フルタイム稼動が期待できそうです。

現在、天候を考えながら試験走行中。
見かけましたら温かい声援をおくって、勇気づけてあげましょう。
お問合せは、080-5454-8022 トライワッカ北海道 代表・茂呂信哉さんへ。
新進気鋭の経営者に、幸運の女神が微笑みますように!
                   
                    ミカエル 

 


第195号 函館ササラ電車はスタンバイOK

2007年11月17日 | 町の話題

函館市交通局が経営する路面電車。
15日、積雪時に軌道の除雪を行う”ササラ電車”の試験運行があるということで、愛用のコンパクトデジカメを持って出かけました。

(写真をクリックすると拡大できます。)
 
電車車庫内に入れるのは、許可をもらった報道各社。
私も含めた数人の素人集団は入れず、敷地の外からズームで狙いました。

この電車の特徴は、細かく割った竹を束ねた巨大な”ササラ”を電動モーターで回転させ、その力で雪を跳ね飛ばす構造。
車両は客車として昭和9年に千葉県成田鉄道から購入、同12年に除雪車として改造されました。
体格(?)は、長さ8.7m、幅2.344m、高さ3.96m、重さ10.39t。
車両本体は、明治末期の製造です。

 
市電の路線縮小前、この”ササラ電車”は3両ありましたが、1両は”箱館ハイカラ号”として復元され、再び客車として蘇り運行中。

ところで、鉛筆ほどの長さの”ササラ”は、昭和40年代までは各家庭の台所必需品でした。
小学生の頃、母がそれを使って「サッ、サッ」と響きの良い音を出しながら,汚れ落としをしていたのを覚えています。

タイミングよく、初雪がこの日ちらつきました。
積雪は少ない事を願いますが、もし降ったら力強いこの電車が市民の頼り。
明治生まれの君、今年も宜しくね!

                       ミカエル 

 

 


第194号 白い恋人の復活と元町教会群は結びの紅

2007年11月15日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

お待たせしました。
北海道土産のナンバーワン”白い恋人”が、固体包装紙に賞味期限を印刷して生産開始、市場に出回るのは今月22日からと発表されました。

10日土曜日のお昼時、元町教会通りを歩きました。
冷たい小雨と強い木枯らし。
風は木々を右に左に大きく揺らし、時々「ピュー」と音を残しながら駆け抜けます。
(写真をクリックすると拡大できます。) 
 
食事時とあって団体観光客の姿は見えなく、僅かに家族連れが。
”ハリストス正教会”の紅葉は、聖堂の白い壁と緑の屋根に映え、三色刷りの絵葉書を見ているよう。
”カトリック教会”の石塀の裏からは、紅と黄のもみじが枝を広げ、色の競い合いを見せていました。
 
”大三坂”両側の街路樹は、ナナカマド。
真っ赤に燃えた実は、ゆらゆら揺れる枝から別れを告げ道路へ落下。
濡れた石畳に赤のアクセントカラーをつけます。
秋は去り、冬の入り口が開き始めた元町界隈。
風花は間もなく舞いそうです。

(函館にお越しになる方、マフラー、手袋をお忘れなく!)

                    ミカエル 


第193号 函館検定は滑った?が~長男から慰労プレ

2007年11月12日 | 我が家のもろもろ

昨日、”函館検定・初回上級試験”が行われ受験しました。
この”ふるさと検定”は全国的なブーム。
第1回初級試験は今年の3月に行われ合格し、ワンランク上に挑戦しました。

(写真をクリックすると拡大できます。)
 

10月から、毎朝5時に起床し勉強を始めました。
初級の問題傾向を考えながら、年表形式に、また数値を覚えこんでいったのです。
例えば、青函トンネルの開業日、長さ、海面からの深さ。
路面電車の開業日、利用者数が最も多かった年、その人数。現在の利用者数と営業距離数など。

頭は相当錆付いていて、脳のドアがなかなか開かなかったり、叩き込んでも翌日は”オールクリアー”のトホホの始末。
会場へテキスト本を持ち込んで、ぎりぎりまでお経のように唱えていました。

さて、いよいよ試験開始。
この勉強スタイルは完全に裏をかかれてしまいました。
人物名などの名詞記述を求めるものや、地図から回答を求めるものが多く、数字を求める問題はほとんど出題されず完敗でした。
結果発表は12月中旬。多分不合格?でしょう。

帰宅すると、長男からのプレゼントが。
大好きなスナッフルズの”とうふと丹波黒豆のプリン”と”かぼちゃプリン”。
中には「ご苦労さん。頑張ったね!」の添え書きも。

夜、妻と半分ずつ分け合って味わいました。
「お父さん、もう一度挑戦したら?」
「そうだな、頑張ってみるか!」
コーヒーの香りに笑顔が浮んできたのを覚えました。

                  ミカエル 

 


第192号 初氷に急き立てられて~庭のもみじ

2007年11月10日 | 我が家のもろもろ

函館では、7日に初氷を観測しました。
我が家の庭の 花や木は大慌て。
早く葉を落とそうと懸命です。
「その前に紅くならなくちゃー」と皆で競っているように見えます。

(写真をクリックすると拡大できます。)
 

私も急き立てられ、今日午後から冬タイヤに履き替えました。
昨年の初雪は12日。
今年も間もなく白い花が舞い降りてきます。

今朝、札幌では乗用車がスリップして民家に突っ込み、運転していた方が車両に閉じ込められるという冬型事故が発生しました。
冬に備え、早め、早めの準備が必要ですね。

 

                      ミカエル 


第191号 函館の景観がまたアップ~賞に輝く石山邸

2007年11月07日 | 町の話題

所在地=函館市大町1番

函館の西部地区には、国から平成元年に選定された”伝統的建造物群保存地区”が広がって、美しい景観を保っています。
これとは別に、新築された建造物の中から、特に都市景観に配慮した優れた建物には”函館市都市景観賞”が授与される制度があります。
第13回目を迎えた今年の対象作品は、左下写真の右側の”石山邸”と”二代目五稜郭タワー”の2件。
 
石山邸は、1階が純和風、2階が上げ下げ窓を配した洋風で、西部地区に今なお数多く残る”和洋折衷様式住宅”です。
隣の土蔵を持った瓦屋根の現役住宅は、恐らく大正初期のもの。
歴史の重みを感じさせる瓦住宅に隣接していながら、少しも違和感を感じさせない融合感あふれる優れたデザインになっています。

このように、一人一人の町並みに対する愛着心の積み重ねが、光り輝く美しい景観を造り出しているのだと思います。
建て主の細やかな心くばりが嬉しくなって、その住宅をご紹介いたしました。
 
場所は、旧函館区公会堂、元町公園下の基坂を下がり、バス通りを左折してすぐ。
ここには、以前、市立函館病院の医師住宅がありました。
                   ミカエル 

 


第190号 ルルドの洞窟にも晩秋の気配が~トラピスチヌ修道院

2007年11月04日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

名称=天使の聖母・トラピスチヌ修道院
所在地=函館市上湯川町346番地

晴れの穏やかな日を迎えた文化の日、いつもの散策コースになっている修道院へ向いました
(写真をクリックすると拡大できます。) 
 

観光シーズンが一段落し、院内は落ち着いた佇まい。
前庭は、松やオンコなどの常緑樹が多く、”もみじ”の類はほんの少しだけ。
それでも桜の葉が紅く染まって、空のライトブルーと緑とに混じって美しいコントラストを演じています。
また、屋根の緑、壁のレンガが空に映え、計算された人工美も感じさせます。

函館は深い晩秋を迎えています。
先週は雪虫の群舞を見かけましたが、どうやら引越しが終わったようです。
ルルドの洞窟も一段と色濃くなって、初雪が近いことを物語っていました。

 

ところで、修道院の普段の日課をご存知でしょうか?簡単にご紹介しますと
03:00 起床
03:50 読書課 黙祷 お告げの祈り 聖なる読書
06:00 朝の祈り ミサ 朝食
08:30 三時課 仕事
11:15 仕事終わり
11:30 六時課 糾明 お告げの祈り 昼食
13:30 九時課 仕事
16:30 仕事終わり
17:00 晩の祈り 黙祷 夕食
18:55 終課の読書 寝る前の祈り お告げの祈り
19:45 就床
このようになっています。
冬の起床時は外は真っ暗で気温はますます下がります。
かなりの忍耐力が必要と思われますが・・・。

                     ミカエル 


第189号 豚ちゃんに函館ワインの隠し味~名物やきとり弁当

2007年11月01日 | 町の話題

先日、「函館名物・やきとり弁当(小)3個1,050円」(通常1個399円)というチラシが入ってきました。
それを見た家族から、「ねー、今日のお昼はこれにしましようよ」というリクエスト。

 

この弁当は、地元資本のコンビニ・「ハセガワストア」(ニックネーム・ハセスト)が、昭和53年に売り出したところ大ヒット。
函館出身の「GLAY」が著書の中で「私達もよく食べました」と紹介してからは爆発的に伸び、いまや全国に通用するブランド品。

ご飯の上に海苔を敷き、函館ワインの隠し味をつけた豚精肉串をのせたもの。
味は塩とたれ。
量も大、中、小から選べ、注文があると店内で焼き始めます。

お店に入ったのは11時45分。
ランチタイムが近いせいか、店内はこの弁当目当てのお客さんでいっぱい。
「いらっしゃいませ!」
「小3個。たれ味でお願いします」
「有難うございます。少々お待ち下さい」のやきとり。間違い、”やりとり”です。 
5分ほどで出来ました。早い。

「ただいま!」。
発泡スチロールのふたを開けると・・・
美味しそうな匂いが家中に広がり、二階に居た長男が”ドタバタ”と下りてきました。
「いい味だね!」  「おっ!新米を使っているぞ!」 「実りの秋ねぇー」。
焼き鳥を串から外しながら”函館の味”を楽しみました。

                      ミカエル