ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第188号 色の競演真っ盛り~紅葉の香雪園

2007年10月29日 | 公園

名称=名勝・旧岩船氏庭園(別名=香雪園)
所在地=函館市見晴町 

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紅葉前線が函館にやって来たとのニュースを聞いて、28日、家近くの紅葉の名所・香雪園に出かけました。
駐車場は満車。空きを待つ車が並び、人気の高さを感じます。
この時期、観光バスも押し寄せ、内地からのお客さんは一足早い北海道の紅葉を満喫、新しい観光スポットとして脚光を浴びるようになりました。

{わぁー、きれい!」「ね、ね。ここで一枚写してー」の声があちこちから。
木漏れ日と、紅葉の赤黄色との競演が重なって、自然が造り出す幻想的な風景に酔いしれてしまいます。

見晴公園の一角にあるこの庭園は、呉服商であった岩船峯次郎氏が明治31年に別荘として造成したもので、広さは後楽園ドームの2.6倍。
京都から庭師を招き、150種の樹木、庭石、渓流、池、橋を配し、書院風園亭、レンガ温室も設けた起伏ある回遊式の名庭園になっています。
完成時には京都・知恩院の貫主が訪れ、「雪の中に梅香る園」 という意味の「香雪園」と命名しました。

 

音もなく舞い落ちる熟成した葉。
それらが積み重なって、厚いじゅうたんが造り出されています。
足を運ぶと「ガサ、ガサ」と葉が圧縮される音が林に響き、秋深しを感じさせる名園・香雪園でした。

                      ミカエル

 

 

 


第187号 五稜郭進出で超人気~市立図書館

2007年10月26日 | 教育施設

名称=函館市中央図書館       
所在地=函館市五稜郭町26番1号

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(左写真は、5月の桜の時期に五稜郭タワーからガラス越しに撮影しました。)

27日から読書週間が始まります。
皆さんは最近どんな本を読まれましたか?図書館は利用されていますか?
旧図書館は、函館山の麓、函館公園の中にありました。
建物は大正時代に建てられたことから、老朽化、手狭に加えて、駐車場不足などがネックになり、新図書館建設の市民の声は根強く、市の長年の懸案事項でもありました。

そんな夢が実現したのは平成17年11月。
特別史跡・五稜郭跡に面する好位置に、待望の新図書館がオープンしました。
旧館と比較しますと、
面積が4.6倍の約7,687㎡。
年間貸し出し者数は、9.23倍の約301,000人と驚異的な伸びになっています。
原因は、①都心、人口増地区に立地したこと。②広い駐車場があること。③交通機関が充実していることなどと思われます。

児童図書が特に充実、親子連れの微笑ましい姿が多く目に付くようになり、待ち望んでいたことがよく分かります。

 
近代的になって嬉しいのは建物や設備だけではなく、接して下さる窓口の方々の接遇態度もそうです。
「こんにちは。どのような本をお探しですか?}
親切で笑顔を絶やさず、目標の本がある位置を素早く教えてくれるので助かります。
先週借りた本を返しながら、またお気に入り本を借りてこようと思っています。

読書週間に相応しい、図書館の話題を記してみました。

 
※ 函館公園に残る旧市立函館図書館本館。
(左は大正15(1926)年に地元豪商・小熊幸一郎氏の寄付金で建てられた本館棟。
右は大正5(1916)年に地元豪商・相馬哲平氏の寄付で建てられた書庫棟で、設計は赤レンガ東京駅や日本銀行本店を手がけた辰野金吾氏。)

中央図書館のHPはこちらからどうぞ!  http://www.lib-hkd.jp/index.html

                      ミカエル 


第186号 憧れの帆船・海王丸寄港

2007年10月23日 | 町の話題

憧れの帆船・海王丸が函館に寄港、21日(日)に一般公開された。 
(写真をクリックすると拡大できます。)
 

 
船は、独立行政法人・航海訓練所に属し、総トン数2,556トン、長さ110.09m、メインマストの高さ約45m、航海速力12.95ノット(時速約24 km)。

前日には、全帆を張る「セイルドリル」が行われたが、残念ながら見学することはできなかった。
公開当日は、前日とは大違いの強風雨。それでも午後からは青空が広がった。
埠頭広場には休憩用の椅子、テーブルが置かれ、物産販売のテントも。

四本マストの優雅な姿に見とれ、いよいよ船内見学。
案内は訓練生、説明は士官。皆、キビキビした動作で礼儀正しく、流石海の男達。
と、思っていたら、女子訓練生の姿も5人は見た。
そう言えば、男女雇用均等法の制定で、あらゆる職種に女性の進出が目立つ。

船にしては、廊下も階段もゆったりとした造り。
木の甲板を磨く、椰子の実を二つ割にした伝統掃除具も見せてもらった。
士官室はベッド、応接セット、洗面台、机、椅子、書棚、パソコンもあって快適そうに見えた。

中学生の頃、家が映画劇場・巴座の裏にあり、芸能人が出入りする姿をよく見かけていた。その中でも、歌手・瀬川瑛子さんのお父さん「歌手・瀬川伸さん」のマドロス姿は、特別かっこよかった。
帽子、背広、ズボン、靴が白尽くめ。マフラーをまわして、パイプを咥え粋だった。
そんな姿に憧れて、「外国航路の船員になろう!」と、思ったこともあったっけ。

 

「有難うございました」。
訓練生の声に送られて下船。
青春の思い出を蘇らせてくれた、夢あふれる海王丸との出会いは結びとなった。

                     ミカエル  


第185号 レッツ!カヌー

2007年10月20日 | 町の話題

名称=イクサンダー大沼
所在地=函館郊外七飯町大沼22-4  ℡ 0138-67-3419

(写真をクリックすると拡大できます。)
 
ブロ友のHさんご一家は、大のアウトドア派。
キャンプとカヌーにハマッテいて、その凝りようは半端じゃない。
今月に入っても、まだ双方を楽しんでいる。
当然のことながら、幼稚園生のお子さんも一緒だ。

大沼公園は、大沼、小沼、じゅん菜沼の三湖で構成されている。
Hさんがカヌーの手ほどきを受けたのが、小沼に面したこのカヌーハウス。
小沼のこの周辺には、遊覧船やモーターボート、貸ボートが入り込むことはなく、静寂さそのもので、大沼地区と比べたらまるで別世界。
しかも、カヌー銀座でもないから、ゆっくりとマイペースで漕ぎ、秀峰駒ケ岳を望むスポットを目指したり、また秘密の宝島にも上陸し、無人島の雰囲気を楽しむこともできる。だから、一味も二味も違う大沼を発見できる。

 

Hさんは、その楽しさをもっと自由に、そしてもっと身近にと、カヌーを買ってしまった。
休日には、家族3人がカヌーファッションをバッチリ決め、ワゴン車の屋根に愛艇を積んで「出発オーライ!」。
ひかり輝く羨ましい余暇を送っている。

こうして、カヌーに誘惑されたものの、寒がり屋の私は今年の体験入門は諦め、来年の暖かな時期に門を叩く事にした。
オーナーの通称「ひげさん」は、豪快でユニーク、楽しい方と聞いている。
お会いして、お話を聞くだけでも意義がありそうだ。
音もなく水面を切って進むカヌーに乗っている姿を想像すると、待ち遠しくてたまらない。
あっ、そうそう、来年は皆さんもご一緒にいかがですか?

「イクサンダー大沼」のHPはこちらから・・・ http://www.exander.net/ 

                      ミカエル 


第184号 小鳥の冬レストラン開店準備中~紅葉のナナカマド

2007年10月18日 | 町の話題

自宅近くのバス通りの街路樹・ナナカマドが赤みを増してきました。
(写真をクリックすると拡大できます。)
               

 

以前、街路樹といえばプラタナス。
この木は公害に強く、成長が早いという利点はありますが、視界を妨げるという難点があり、こまめな手入れが必要でした。
また、晩秋には大きな枯葉を落とし拾い集めるのも大変。
そこで、登場してきたのがこの「ナナカマド」です。

葉を落としても、赤い実はそのまま残して越冬。
冬場、地上から餌をとれない小鳥達にとっては、この木が身近なレストラン。
実が貴重な栄養源になります。
雪が降り積もると、この赤色に白色が重なって、澄んだ青空によく映え、美しいメルヘンの景色を見せてくれます。

小鳥達のレストランは、ただいま開店準備中。
実を熟成させてのオープン時期は、初雪が降り葉がすっかり舞い落ちる頃。
「お客さま、もう少しお待ち下さいね♪」、紅葉のナナカマドは、優しく微笑んでいるようです。

                   ミカエル 



第183号 濃厚さはジャージー牛にあり!

2007年10月15日 | 町の話題

名称=大沼山川牧場直売所飼育牛
所在地=函館郊外七飯町字大沼628

(写真をクリックすると拡大できます。)
 

内地からのお客様をお連れして、国定公園・大沼へ行くときに必ず立ち寄るのがこの直売所。
牛乳、ヨーグルト、プリン、どれを口に含んでも乳脂肪の高さを感じる。
特に牛乳の紙蓋の裏には脂肪分がべっとりとついてくる。
「どうして、こんなに濃いんですか?」
「その秘密はですね、ここで飼育しているジャージー牛にあるんですよ」。

英仏海峡のジャージー島原産のこの牛は、体型は小型、年間乳量は約4,000㎏で乳脂肪率は5%。
一方、国内乳牛品種の90%を誇るホルスタインの年間乳量は約7,300㎏、脂肪率は3.9%。
この結果、乳量が少ない分、脂肪分が多いことがよく分かる。
また、カロチン含有量も高いため、美しい黄色がバターの原料乳として最適、品質の高い製品が生まれる。

牛舎をのぞいて見たら、緑色の容器に入っている岩塩を長い厚い舌で、ペローリペローリと舐め、岩塩の表面は唾液でテカテカに光っていた。
舐め終わると牧草をムシャムシャ。愛くるしい目を細め実に美味しそうに食べる。

牧草はロール状のもの。
一巻きの重さは約300㎏。成牛一頭が一ケ月に消費する量になる。
巻くことによって発酵し、味も栄養も格段に増すという。
この牧草の出現で、北海道の風物詩にもなっている「サイロ」の使命は終わったとも言われる。

農作業中に、トラクターの下敷きになって尊い人命を失う事故が毎年数件はある。
これに加えて、最近はロール牧草の下敷きになる事故もある。
そのような事は我関知せずとばかりにムシャムシャベローリ。
「私の使命は、たくさんよいおちちを出すことよ」と、顔を少しだけこちらに向け、
「モー」と一鳴き、愛想を振りまいてくれた。

                     ミカエル


第182号 土方歳三隊に落ちた松前城

2007年10月12日 | 旧跡、史跡

名称=松前城(福山城)
所在地=松前町字松城(北海道最南端、函館から車で約2時間)

十数年ぶりに松前城を訪れた。
役場の横から城へと続く坂道を上ると、積まれて間もない綺麗な石垣が正面に見え、復元工事がかなり進んでいるのよく分かる。
左折すると青い津軽海峡と日本海が目の前に広がってきた。
その海を睨むように造られた砲座に「よっこらしょ」の、加齢掛け声とともに腰をおろし、藩の歴史を思い浮かべた。

(写真をクリックすると拡大できます。)
 
(城入り口となる松前城資料館と復元なった城内。真新しい石垣が印象的。)

この城は、蝦夷地に唯一藩庁を置いた松前氏の居城で、築城当時(1606年)はその地名にちなんで福山城と呼ばれた。
その後、蝦夷地警備の必要に迫られた江戸徳川幕府は、松前藩に対し新城建設の命を下した。時の藩主は13代松前崇広(たかひろ)公。
1854(安政元)年、5年の歳月をかけ、三層天守閣、本丸、二の丸、三の丸、石垣、堀、砲台などを有する城は完成した。
またこの年は、箱館にペリー艦隊が来航した年でもあり、接待役を仰せつかった藩は多忙を極めた。

松前藩は、箱館戦争時には官軍についていた。
1868(明治元)年10月20日、蝦夷地に上陸した榎本武揚率いる旧幕府脱走軍は、同藩に対し降伏勧告をした。
しかし、拒否したため、新撰組副長・土方歳三を隊長にした約800名の兵に攻められ、同年11月5日に抗戦むなしく落城。
藩主・松前徳広(のりひろ)公は青森へ脱出、弘前で病死した。

 
(当時の姿を残す重要文化財の本丸御門と昭和60年に復元された天守閣)

この戦いで松前藩は終焉を迎えたわけではなかった。
翌、明治2年4月9日、新政府軍は松前北の乙部に上陸、17日にはこの地を榎本軍から奪還した。
そして、5月11日の官軍による箱館総攻撃の日、松前藩士・米田幸治の撃った怨念の銃弾は、馬上の新撰組副長・土方歳三に命中、鬼の副長を北の大地に散らせたのである。

我が国最後の日本式の城として造られた松前城は、外国からの脅威に備えるのが目的であった。
だが、日本人同士が血を流し合う場になったのはまさに悲劇そのものであった。

城近くの寺には歴代藩主の墓所がある。
稲が育たない寒冷の地、津軽海峡を渡っての参勤交代など藩主の苦労は計り知れなかったと思う。
現在、道内一の桜の名所となっているこの憩いの地を、どんな思いで見下ろしているだろうか。
上空を飛ぶカモメの鳴き声で我に返った。

                       ミカエル

 

 


第181号 こんな函館キャラメルが・・・

2007年10月09日 | 町の話題

函館大沼プリンスホテルの売店で、こんなキャラメルを見つけ買い求めた。

          

製品には全て「函館」がつけられ販売者の住所も確かに函館とある。
しかし、製造者の表示がないから何処で生産されたのかは分からない。

左から①プリン②塩ラーメン③いかすみ④3.8牛乳。
キャラの色は③がグレー、他は濃淡はあるがクリーム系。
箱のデザインでは、④が人気が高い函館牛乳のそれにそっくりだ。

子供の頃、キャラメルはモダンで高級品というイメージだった。
市内にはキャラメルを作っていた工場があり、近くを通ると甘い香りが漂ってきた。
ガス会社傍の亀田町にあった帝国製菓、大縄町の道産製菓と国産製菓、千代台町の明治製菓の4社。
10粒入れが10円、20粒入れが20円だったかなぁー。

キャラメルは現代の菓子社会においては肩身を狭くしているが、「おじさん族」「おじいさん族」には懐かしい名前、味、歯ごたえ。
たまにはモグモグしたくなるものなのさ。

                  ミカエル 


第180号 秋レク~ワールド温泉牧場

2007年10月06日 | 我が家のもろもろ

行き先=はこだてワールド温泉牧場
所在地=函館郊外森町字駒ケ岳515-11(函館中心部から車で約1時間)

運動大好き男女が集まって発足したHNスポーツクラブ。
秋季レクリエーションがこの牧場で開かれました。
クラブの練習は週1回、屋内体育館でバレーボール、テニスをやりながら体力向上と心のふれあいを目指しています。

 
毎年、初夏とこの時期は、屋外で美味しい空気を吸い、自然景観を眺め、食事、入浴をも楽しむという欲張りなレクが行われます。
今回の会場はこの牧場で、メーン競技はパークゴルフ。
おしゃべりをしながら技を競うことになりました。

9時少し前、30人の会員を乗せた大型バスは湯の川を出発。
産業道路から函館新道に入り、大沼トンネルを抜け15分ほどで緑豊かな牧場に到着。西部劇を彷彿させるように配置された大道具、駒ケ岳の山容とが重なって異国ムード溢れる風景が迎えてくれました。

 
10時スタート。私は初めてのコース、力加減がよく分かりませんでした。
青空とグリーン。ところどころに枯葉が舞い落ち、キノコが顔を。
野外プレーの良さは、あたりまえのことですが天井がないこと。
このことが気分を一新させます。草の香り、太陽のひかり。思わずスキップしそうに。
綺麗に刈り込まれた芝生は、手入れのが良さが分かります。

「どうですかー?調子は?」
「いやぁー、4ヶ月ぶりだからねー。思うように玉が飛ばないねー」。
とは言うものの、Aさんの打球は好位置に。やる、やる、やるじゃない!

 
11時半にプレーを終え記念撮影。
「バターと言えば?」「チーズ!」、ハイよく出来ました。
紅葉が始まっていて、汗ばんだ体を休めていた我々の目を釘付けに。
「綺麗!、もう少しで白い妖精が降りてきて寒くなるわね」。
銀世界になった牧場を想像しました。

 
乗馬教室の客を待つ「サラブレッド、ポニー、ドサンコ」の美女たち。
ワンカップに入ったニンジンが100円也。じっと横目で見ていて、買うと前足で土を蹴り「早くチョウーダイ」の可愛らしい動作。
鼻を撫でながら与えると、頭を上下にふって「馬かった」と言って?くれたような。
広々としたコテージは32棟もあって、村を構成しているよう。

昼食は大広間でジンギスカン鍋。
紙前掛けをキリリとして準備完了。豊富な野菜と柔らかめの肉との格闘が始まりました。女性鍋奉行が大活躍、ご本人は食べる時間があったのかな?
食後はフリータイム。温泉入浴、再度のパークゴルフ、牧場散策とそれぞれが楽しみました。

15時、帰宅バスが出発。
車内で成績発表。なんと、ホールインワンをやった役員がいました。Sさんです。
次回の例会(11日)には、全員にケーキを配るとか。
「Sさん、お小遣いは間に合うの?」、するとSさんは指でOKのサイン。
「Sさん、ここはOK牧場ではありませんよ」とひやかし発言が。
大爆笑しているうちに、バスは解散場所に着きました。

                    ミカエル  

 

 


第179号 心にも太陽が~「ソレイユ祭り」

2007年10月03日 | お祭り

先月の30日(日)、市内旭岡町にある老齢者総合施設「旭ケ岡の家」の「第31回
ソレイユ祭り」が開かれました。
「ソレイユ」とは、フランス語で「太陽」の意味。

施設は、「社会福祉法人・函館カリタスの園」が運営するもので、理事長は函館元町カトリック教会のフィリップ・グロード神父。
神父はまた、夏の夜に五稜郭で上演される「函館野外劇」の理事長も務めておられる。
毎年この時期、市民へ感謝の意味を込めて行われるお祭りで、施設見学もあり、臨時バスが運行されるほど。今年も約1,200人の人出で賑わいました。
場所は、「トラピスチヌ女子修道院」から3kmほど離れた丘陵地。

 
正面入り口左には「マリア像」、右には「ヨゼフ像」がありお迎え。

 
進んで行くと「歓迎」と「ソレイユ祭り」の大文字看板が祭りムードを盛り上げます。
オープニングセレモニー、吹奏楽コンサート、昼食タイム、神父のトーク「ブラボー!スーパーオールド」、お楽しみ抽選会と続きました。

  
在宅ケアセンター・ベレルとお祭り広場に出店したレストラン・五島軒。
歴史を誇るカレーが250円で提供。
ほかに、カール・レイモンの焼きソーセージ、焼き鳥、焼きそば、つきたてのもち、どんきみ、たいやき、おにぎりと並び、食欲をそそる匂いが立ち込めます。

 
丘の上にある聖心メモリアル公園と木陰にあるルルド公園。

 
ライトアップする風車とアニエスの塔。最上部には、ロンドン、パリ、ローマ、ニューヨークなどへの距離と方角が記されています。
函館山、津軽海峡、函館港、周辺の山々が一望できるパノラマ展望台です。

 
噴水あすなろ公園とお楽しみ抽選会光景。人気賞品は神父が描いた水彩画。

施設の憲章は、「老年期は人生最高のバカンス」とし、次のように老年期を讃えています。
①お年寄りの人権の土台は、心の神秘にあります。
②お年寄りの個性は、かけがえのない宝です。
③お年寄りは、大切な社会の一員です。
④お年寄りのケアは、家族と社会の連帯で育みます。
⑤お年寄りこそ、ケアの主人公です。
⑥お年寄りの笑顔は、文化のバロメーターです。

お祭り広場に集まってきた入所者と職員の方々からは笑顔があふれ、ここでの生活が満ち足りた人生であることを物語っているようでした。
それは、なによりも、この憲章と讃えることば、環境にあると思いました。

「来年も、元気でここでお会いしましょう。有難うございました。」と神父の結びの言葉。こうして、 心にも太陽があふれる「ソレイユ祭り」は幕を閉じました。
施設の方々、ご苦労さまでした。

(私達も入所させてもらおう・・・かなぁー?)

                       ミカエル