ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第487号 いい物見ーつけー

2010年01月31日 | 町の話題

家の近くに一昨年開店した大型ホームセンター。
この時期、運動不足を補うために店内を散策。
傍らの商品を見ながら、珍しい品があれば足を止める。

これもその一つ。
大根や長いもなどをすりおろす器。
ネーミング(おろすんです)と価格(148円)が気に入って買い求めた。 

 

左下はこれまで、我が家で使っていた器。
目づまりして使い勝手が悪い。

新しい器は、「荒目、細目」の両面仕立て。
大根おろし、長いもおろし、りんごおろしもスイスイと受け皿に落ちてゆく。
しかも、する部品と受け皿との噛み合わせがしっかりしている。
手入れは簡単。蛇口からの流水だけで汚れが落ちる。
サイズは19センチ×9センチと、以前のと変わらない。

 

新しい器は、価格以上の優れもの。
「いいもの見ーつけたー」。


                

 

 


第486号 誕生日ラッシュ

2010年01月28日 | 我が家のもろもろ

我が家はこの時期、誕生日が続く。
スタートは、昨27日のミケ。
30日は私ミカエル。
そして、息子の2月5日で結びを迎えることになる。

26日、旅仲間から綺麗な花が届いて感激。

 

そして昨日は、湯の川温泉のホテル(家から車で10分)に旅仲間が集まって、ランチバイキングと温泉入浴の祝う会。
「晴れて(?)高齢者の仲間入りとなりました。皆様、これからも宜しくお願いします」と、ミケのあいさつ。

平日とあって、ゆったり、のんびりとくつろげ、楽しくも嬉しい誕生会だった。
帰りの車中で、「旅仲間の優しい心くばりに感謝だね」、「結びつきは大切にしなくてはねー」の会話


 

 

帰宅しミケから「お父さん、ちょっと早いけど、お誕生日プレゼントよ。どうぞ!」。
包装を解くと、春先に着るシャツだった。
「有難う、有難う!」。

       

息子の誕生日には、湯の川温泉のホテルに宿泊して、家族合同誕生会を開く。とても楽しみだ。

「費用は全て俺が持つからさ」と、息子の力強い発言。
「お父さん、折角だから、その言葉に甘えましょうよ」。
「そうするか。悪いなぁー」。
こういう時は、素直に「老いては子に従え!」の格言にのってしまうのである。(笑)

長引く不況で、町には職を求める人たちであふれている。
そんな中で、「誕生行事ができるなんて、なんて幸せなことだろう」と、つくづく思う。
これからも「日々に感謝」の気持を大切に、人生をおくりたいものだ。


                

 


第485号 五稜郭桜が我が家にやって来た

2010年01月26日 | 町の話題

函館の桜の名所、五稜郭公園。
1,600本の桜は、公園管理事務所の係員によって12月から剪定作業中。
枝払いをしたうちから、花が咲きそうな枝を例年市民に無償で配布してくれる。
今年も昨日からということで、頂きに出かけた。

これが、その桜。
日当りのよい居間に置いて、花が開くのを楽しみに待つ。

      

この写真は昨日、お菓子の六花亭五稜郭店から望んだ五稜郭。
まるで墨絵の世界だ。

 

それが、5月にはこんな風景に(昨年同じ場所からの撮影)。
全く想像ができない別世界が広がる。
シバレる冬を見事に乗り切った、桜たちの競演だ。

剪定中の係員は「この桜風景を多くの市民に見て欲しい」という気持で、雪深い寒風の中、黙々と作業を行っている。

 

2月いっぱいまで作業は続く。
本当にご苦労様。
風邪などひかぬように、頑張ってください。
有難うございました。


                 

 


第484号 結氷の五稜郭

2010年01月23日 | 旧跡、史跡

函館山の麓・元町にあった箱館奉行所の移転新築地として、築造された五稜郭。
21日、その五稜郭へ足を運んだ。

冷たい強い風は体の熱を奪い、耳は千切れるほど。
一の橋手前広場は、前日の陽気で軟らかくなった雪にできた足跡が、そのままの形状でシバレ残っていた。 
こういう道はペンギン歩きが安全だ。

 

二の橋上から眺めた堀。
一面氷で覆われている。
小学生のころ、ここは市民スケート場になっていて賑わいを見せていた。
雪スケートという機種で、ゴム長靴にゴムバンドで固定し滑った。

明治初期に氷の切り出しが行われ、船便で横浜へ送った。
品質の良さが評判となって、欧米氷は値崩れを起こしたという。
氷は当初、医療に用いられていた。

 

中央に見える四角い黒い 穴は、郭内の雨水などを流すための排水口。
五稜郭は一の橋付近が低く、裏門橋付近が高い地形になっている。

当初設計では、全て土塁構造だった。
しかし、一冬過ぎるとシバレ凍上で土手は崩れたために、堀部分は石積みへと急遽変更された。

 

これまでの五稜郭の主役は「さくら」、「つつじ」、「ふじ」。
今年の夏からは、この復元中の「箱館奉行所」がその座を奪うことになる。
外観部分はほぼ完成し、残るは内装工事。

 

これは、太鼓やぐら。
見晴らしをきかす為に土塁より高く、銅板葺きでキラキラと光り輝いていた。
明治2年5月、明治政府軍は箱館湾に軍艦などを集結。
アメリカから購入した南北戦争時の軍艦「ストーンウォール号」が太鼓やぐらを標的にした。
発射した弾丸は命中し、半壊したという。

 

平成になってから、この奉行所近くの石垣から不発弾が見つかり、先の軍艦から発射されたものと判明した。

そんな事を思い出していると、高い高い赤松の枝から風花が舞い降りてきた。
ふと我に返り、雪と氷の五稜郭をあとにした。


                 

 


第483号 最後の観測航海へ

2010年01月20日 | 町の話題

気象庁の機構には、全国4箇所に海洋気象台が置かれている。
函館、舞鶴、神戸、長崎がそれである。
それぞれが海洋気象観測船を持ち、海面、海中、海上空のデーター を計測・分析している。

函館には三代目・高風丸(昭和63年完工。487トン。全長56m)が配置されているが、気象庁の観測体制の見直し(気象衛星からのデーター使用)で廃止と決まり、昨日、最後の航海に出港した。

 

当日は風雪が止み、久しぶりの青空が広がって気温はプラス。
最後の航海とあって、観測官や乗組員のOB、関係者らが多数見送るなか、静かに岸壁を離れた。
船からは「お見送り有難うございます」の答礼放送が流れた。

目を潤ませる方々の姿を見ていたら、こちらも・・・。
きっと、冬の海の厳しいシケの中での航海観測を思い出しているのだろう。
そして、廃船となる寂しさとが重なっているのかも知れない。

 

昭和30年代~40年代に、よく二代目高風丸を見ていた。
現船よりも一回り小さかった。使用岸壁は現在と同じ場所だった。

帰港は雪解け真っ最中の3月17日。
「皆さんお元気で!行ってらっしゃい!そしてご無事でお帰りください」。

(写真は15日に撮影したものです。)

 

                 


 


第482号 小鳥のレストラン オープン!

2010年01月17日 | 我が家のもろもろ

15日の小正月が済んで、飾り物は全て下げた。
玄関前に飾っていた「繭玉(まゆだま)」は、縁起物をはずして庭の雪中に立てた。 

 

繭玉も慣わしでは、7日のどんど焼きで燃やすもの。
しかしこの時期、小鳥達にとって餌探しは至難の業。

そこで毎年我が家では、このように繭玉を活かし「小鳥のバイキングレストラン」としてオープンする。 

       

スズメやムクドリが来店する。
居間の大窓から、その光景を眺めているととても癒される。

今朝は風雪が止み、青空が広がって、小鳥達も外出日和。
「おーい、待っているから早くおいでー!先着20羽様には、宝くじをプレゼントするからさぁー」。


                  

 


第481号 トラが空を飛ぶ・・・?

2010年01月15日 | 町の話題

ここは、函館西部地区にある「地域交流まちづくりセンター」。
今年も「凧作り名人・梅谷利治先生」らの「創作凧三人展」が開かれていた。
同センターの天井一面に作品が吊るされており、ダイナミックな形状が目に飛び込んできた。

 

これらの作品は、成人の日に港内・緑の島で揚げられた。
力強い動きに観衆は大喜び。
干支のトラは初泳ぎを十分に楽しんだ模様だった。

 

先生は、旧函館東高校の美術教師。
在勤中から凧作りを教えておられた。
退職後も創作凧作りに追われ、年末から年始にかけては、ここで作品展を開いておられる。

 

とても80歳代とは思えない思考力と体力。
これらが原資となって、新作品を生んでいると思われる。
今後も、珍しくて楽しい凧を見せていただきたいものだ。


                

 


第480号 新春の清らかな音色

2010年01月13日 | 展覧会、催事など

10日の日曜日 、五稜郭タワーアトリウムで、函館白百合学園中学高等学校吹奏楽団の「ウインターコンサート2010」が開催され出かけた。
団員は合わせて40数名。
アンサンブル、合唱、吹奏楽の3部構成。
雪の五稜郭桜を見ながらの音色は、清らかに伝わってきた。

 

めったに聴けない「パーカッション5重奏」。
ティンパニー、鉄琴、木琴、チャイム、太鼓などから鳴り響く力強い音。心の底から湧き上っくるエネルギーを感じた。

 

合唱も素晴らしかった。
綺麗な旋律がアトリウムに響き渡り、観光客も足を止めて聴き入っていた。
桜も冬眠を一時休止。
枝を会場の方へ少し伸ばし、心の栄養剤を補給したもよう。

 

お馴染みの曲も演奏されてなごやいだ雰囲気。
ロンドンデリーエアー、あの素晴らしい愛をもう一度など。
礼儀も丁寧で、演奏時間60分はあっと言う間に過ぎ去った。
新春の日曜日、女学生から素敵なプレゼントをもらい、幸せいっぱいになった。
有難う、有難うね。

 

                 

 


第479号 夫の応援料理 ④ 

2010年01月10日 | 我が家のもろもろ

松が明け、気分一新の生活を送るようになった。
今年もミケの体調を見ながら、台所に立つことに。
なんとかいろいろな新メニューを取り込みたいもの。

冷蔵庫の中も使い切って気分一新することにした。
取り出した具材は、人参、土つきごぼう、小丸がんも、タコの帽子、焼き豆腐。
これらで「煮しめ」を作ることに。

 

「がんも」は、3回油抜き。
焼き豆腐 は半分に切ったあとは、手のひらで握り潰した。
ごぼう、人参、タコは適当にカット。

味付けは、粉末かつおだし、粉末昆布茶、麺つゆ、砂糖、料理酒。
ごぼうの味がそれぞれにしみ込んで、美味さを増していた。

これで冷蔵庫の中は、風通しがすっかりよくなった。
さて、省エネとなって、地球温暖化防止の効果は、いかほどだろうか?


                



第478号 早くも「どんど焼き」

2010年01月07日 | 町の話題

松が明けて今日は「どんど焼き」。
町内の稲荷神社へ玄関飾りなどを持って行った。

        

この神社は小高い丘に位置し、杉木立と小さな古めかしい社があって、童謡に歌われる「村の鎮守様」という感じ。
裏手には「トラピスチヌ女子修道院」が建っているから、宗教上和洋折衷の地区と言える。

        

例年、町内の氏子さんが火の当番をやって下さるから有難い。
私が行ったのは早い時間だったので、火の勢いはまだ弱かった。

北海道は明治維新後、ほぼ旧藩単位で各地に入植し、開拓を始めた。
そのせいか、国民的行事の日取りにバラつきが見られる。
例えば、このどんど焼き。奥地では15日。
七夕祭りは、函館が7月。奥地では8月。
お盆は、函館が7月。奥地では8月。
と、こんな具合。

 

年に数度より開かない社。
縁起物を買い求める住民で賑わいを見せていた。

 

この行事が過ぎると、スーパーでは節分豆の大展示。
そして雛祭りへとバトンタッチ。
日本人は、次から次とお祭り行事を考える民族だと思えてならない。

函館は5日の大雪が尾を引いて車の運転が難儀。
「わだち」にハンドルを取られるやら、車体の腹をこするやら。
お昼ごろから雪よけや雪割に追われている状態。
明日は筋肉痛かなぁー?


                


第477号 吹雪の謹賀新年

2010年01月01日 | 我が家のもろもろ

皆様、明けましておめでとうございます。
昨年もご訪問を頂きまして、有難うございました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 

「今年こそ、希望あふれる日本になって欲しいもの」と願い、これまでのよりも大きな「まゆ玉」を飾りました。
願いが叶ってくれると嬉しいのですが・・・。

      

一昨年の暮れと同じように、昨年もまた職に就けれない方々がたくさんおられて厳しい生活を送られています。 
そんな社会的背景の中、我が家は家族揃ってお正月を迎えることができました。
暖房の効いた居間でのお雑煮を頂けることは本当に幸せだと思っており、有難いこと
です。

      

二人仲良く お医者通い。
二人仲良く もの忘れ。
二人仲良く ぶつけて イテテ!
それでも楽しい 高齢生活。

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。