ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第639号 ”おひさま”に思う

2011年06月29日 | テレビ番組

NHK朝の連ドラ”おひさま”を観ていて、思うことがいっぱい。
このドラマの舞台は信州の安曇野、松本。

息子が勉学のため、長野市に向かったのは10年ほど前。
寄宿舎では自炊生活。
そこには、函館出身者もいたが、本人はホームシックに
かかり、弱い声で電話を寄こしていた。

”魚”のリクエストが多く、航空便で送っていた。
長野市内への宅配便は、何故か一日遅れの到着。
「着いたよ!有難う!」の電話に喜び、「どんな思いで箸を進めて
いるのだろうか?」と思った。。

「一度行って見ようか?」の声で、東京にいる姉の孫娘2人と
都内でおちあい、新幹線で
長野市へ向かった。
やはり新幹線。快適な乗り心地だった。

寄宿舎は広かったが古かった。
夏のクーラー無しの暑さ、冬には隙間風が入り、寒さには
こたえたと思う。
夕食は、息子と同宿者らとの好きなレストランで大会食。
{美味しかったよ。楽しかったよ」と、言ってくれた。

泊まるとこは予約してなかったので、苦労した。
結局、古めかしい和風旅館に。
20畳ほどの部屋に孫と4人でごろ寝。

次ぎの日は、定期観光バスで名所巡り。
安曇野のわさび園、チーズ工房、ハムソセージ工房などを
巡ったが”わさびおやき”にはびっくり。
アルプスの山並みの美しさに感動した。
松本市内は、100円バスで巡ることにし、松本城
(別名烏城)は、火器の博物館。
良く手入れされた鉄砲、拳銃に感心した。

”おひさま”は、終戦を迎え、これからどんな展開を
してゆくのだろうか?
息子の想い出、信州旅行の想い出とも重なって、
ミケと二人で楽しみに観ている。


               






第638号 テレドラ”新選組血風録”終幕に思う

2011年06月24日 | テレビ番組

毎週日曜日の午後6時45分から、BSNHK3チャンネル
で十数回にわたって放映されていた”新選組血風録”が
19日で終幕となった。

白黒テレビ時代にも放映されていて、大の新撰組ファンである
私は欠かさず観ていた。
その当時の土方歳三役は、函館とご縁のある”栗塚旭さん”。

大きな目、厚い唇、堂々とした体格で役どころとして相応しい方だった。

 

近藤勇亡き後の新撰組を背負って闘いに挑んでいた姿は
最後の武士像として誉れ高き人生の終焉を迎えたのかも。

明治2年5月、土方歳三らの戦死によって戊辰戦争の終焉の戦・箱館
戦争は終わった。
土方歳三の遺体の埋葬地については、いろいろ推察されているが、
私としてはやはり”五稜郭説”を支持したい。

8年ほど前だったと思う。
五稜郭タワーが開業記念行事として、土方歳三の立像を造って
敷地内に展示してくれた。
像の制作者は、函館出身でローマ在住の”小寺真知子さん”。
その展示を記念して、”トークショー”が行われた。

出席者は、
①土方歳三を狙撃したといわれる松前藩士・八番小隊司令・
米田幸治の末裔の方。
②土方歳三資料館長・土方陽子さん。
③俳優の栗塚旭さん。
④彫刻家の小寺真知子さん。

これ以上のお名前を揃えることができないほどの超デラックス版。
土方歳三の秘話語りに耳を傾けた。
土方陽子さんは、「悲しい出来事ですね」と結ばれた。

土方歳三を撮影したスタジオは、焼失。
八幡坂に基礎の石垣だけが残っている。


                  

 

 


第637号 日本一の朝食を求めて ③の③ いよいよ朝食 

2011年06月17日 | 温泉

待ちに待った日本一の朝食。
8時に会場の2階「北の番屋」へ と下りた。

 

この日、3日は平日。
でもご家族連れの姿が多く見られた。

出来るだけ多くの料理をご紹介しようと考えていたのだが、
カメラを構えようとしても、お客さんに押され流されてしまう。
それは明らかに私のミス。
一刻も早く朝ご飯を口にしたいもの。
お客さんの切れ目を待ってパチリ。
従って説明は簡単になってしまった。

スタート料理は「焼き物」。アスパラ、イカなど。




 

これが一番人気のスジコ、タラコ、エビなどの生ものコーナー。
世界で一つだけの自分の海鮮丼を作ることができる。
ここに来ると、お客さんの足はスピードダウン気味。

 

フルーツコーナー

 

漬物コーナー

 

牛乳(地元では高級な山川牛乳)、ジュースなどの飲物コーナー

 

お汁粉、白玉、フレークコーナー

  

パンコーナー

 

野菜サラダコーナー

 

 おふくろの味(煮物)コーナー

 

揚げ物コーナー

 

納豆、ふりかけ、海苔、梅干コーナー 

 

コーヒーコーナー

 

ソーセージコーナー

 

プリンコーナー

  

以上ざっとのご紹介。
まだまだパチリが出来なかった料理があった。

新鮮な食材を使った多種類の料理。
二十代であれば、朝食であってももっと箸は進んだであろう。
しかし、前期高齢者。
胃袋が完全に小型化。意欲のわりには食べられなかった。
(それでいいのだ)

バイキング料理を頂く時は、皿を多く使い、少しずつ料理を
綺麗に盛り付けることだと思う。
そして、楽しい会話も必要かと。

思い出に残る優雅な朝食に満足。
この機会を与えてくださった大阪のMご夫妻に感謝。

「北の番屋」の皆さん、「美味しかったですよ。満足しました。
ご馳走様でした」。

この時期ですと、外来者でも利用可能。
(6:30~9:30頃まで)
詳細は、電話=0138-23-5700へ

また、「ラビスタ函館ベイ」のHPはこちらからどうぞ。

 

※ 日本一の参考記事
世界最大の旅行口コミサイト「TripAdvisor®」の
日本法人であるトリップアドバイザー株式会社(東京都)は、
トリップアドバイザーに2010年の1年間に投稿された
日本人ユーザーの口コミ評価をもとに
「朝食のおいしいホテルランキング2011」を2月24日に発表。
ラビスタ函館ベイが日本一となりました。
この記事の詳細はこちらからどうぞ。


今回は3回シリーズとなり、長くなってしまいました。
最後までご覧いただきまして、有難うございました。

 

                

 


       


第636号 日本一の朝食を求めて ③の② 大浴場のご案内

2011年06月14日 | 温泉

昨夜の寝る前の入浴は「カラスの行水」。
前期高齢者になってからは、夜中に一度は目が覚める。
今回も2時半に覚めた。

「そうだ、温泉に入ろう」。
13階の大浴場は私一人。
ならばと、部屋に戻ってカメラを持ち出した。

黒光りの板張り廊下。
足元灯が細やかな配慮だ。
正面の暖簾をくぐって再々入浴。

 

細かいタイル張りのベンチ。

 

泉色は赤湯。
関西では「金湯(きんゆ)」と呼ばれているらしい。
この赤湯は、函館山麓の谷地頭温泉。廃業した蓬莱温泉。
工事で休業中の大森温泉と同じだ。

 

洗い場は衝立で仕切られ、シャンプーなどは高級感がある。

 

一人用の樽型浴槽。
入ると「ざ、ざー」と湯が流れ出すのが気持いい。

 

こちらは同じ階にある露天風呂。
強風などの悪天候時は閉鎖になるらしい。

 

 露天風呂のダイナミックな天井。
雨や雪は半分程度防げそうだ。

 

上がったあとは、同じ階にあるこのラウンジで休憩できる。
夜明けへと移行する市街地の照明の変化を見るのは
楽しい
ものだ。

 

無料で提供している4種類の「ミニ棒アイス」。
折角のご好意だから、全てを頂戴させてもらった。
(卑しい性格なものですから・・・)

 

人の動きを感じるようになってきた。
「もう5時半か!」。
日本一の朝食まであと僅か。
心がウキウキ。胃がモゾモゾ。

部屋へ戻って、胃腸薬で消化器を整えようか?
でも、「腹も身のうち」。
抑えて、抑えて。そして品良く、品良くだね。

 

                    

 


第635号 日本一の朝食を求めて ③の① 部屋のご案内

2011年06月11日 | 温泉

先の号(627号)で、日本一の朝食提供ホテルを紹介した。
そのホテルは、JR函館駅と赤レンガ倉庫群のほぼ中間地。
豊川町に位置する。
旧安田倉庫跡地に建設された「ラビスタ函館ベイ」である。

大阪近郊に住まわれている「Mさんご夫妻」は、
例年湯の川温泉のホテルに4~5日滞在され、5月にも来られた。
その時にご案内したのがここのホテル1階のレストランだった。

美味しい「やきそば」や調度品、内装にも満足されたご様子。
「天然温泉もあるのですよ」の私ら夫婦の言葉もあって、
帰られてから早速の宿泊申し込み。
私達の部屋まで予約してくださった。

夕食は末広町の五島軒本店にご案内。
各自が好みのカレーをオーダーした。

部屋は10階。
正面に函館山を望める。いわゆる逆夜景である。

 

こちらは、立待岬を望んで見た。

 

13階に温泉大浴場があるために、各室はシャワーのみ。
ヘッド部分がなんと素敵だ。

 

こちらは洗面所。
丸い洗面器がお洒落。

 

コーヒーメーカーのセット。
配色が素敵だ。

 

飲用水。ベッドの足元に置かれていた。
小棚にはウイスキー2本、焼酎1本が忍ばせてあった。(有料)

 

エレベータ内部。
木目調の温かい感触を配慮しているのが感じられた。

 

パジャマ風の軽装着は2着用意されていて、これは部屋外用。
風呂や食事会場などがOK。

 

こちらは室内用。
簡単にいえばパジャマだ。

 

ベッドの床が長く飛び出して、そこには座布団が2枚。
椅子代わりになる。
また、お隣さんが訪れたときには、椅子の増席にもなって
とても便利だ。

 

これは、風呂に入るセット。
和式のかごに必要品が納められている。
お洒落だと思った。
函館に住む私ども夫婦は、これまでなかなか市内のホテルに
泊まる機会がなく、この度の宿泊でホテルがこんなにも変革した
と思い知らされた。

 

あるゆる点に憎い心くばり。

私は10時にベッドイン。
間もなく「とど」のような「大いびき」をかいて、深い眠りについた
ようだ。
(がおーがおー)
(妻から苦情あり)


                  

 

 


第633号 自由の女神像は、やはり自由?

2011年06月04日 | 町の話題

函館西部地区にある代表的な坂・二十間坂。
この坂を上りきったところに、「自由の女神像」が建っている。 

実はこの像、昨年6月に同一場所に建てられたのだが、
市民団体らから反対を受け、また市の指導もあって数ヶ月後に
撤去した経緯がある。
反対の理由は、「景観地区に相応しくない」というものだった。

像はこの建物の屋上に保管されていたが、2月に再度の登場と
なった。

      

自転車の上に見えるのは「元町カトリック教会」。

      

右側の瓦屋根は「東本願寺函館別院」。

      

夏に向けての観光は、本格化する。
市では再度の撤去の勧告を行う方針とか。

罰則のない「景観地区条例」での「相応しくない建造物」
とは?。
抽象的で、私にはその可否の判断がつかない。
本質はもっと別次元にあると思う。

説得力ある市の対応姿勢を望みたいものだ。