ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第703号 ルルドの洞窟にやわらかな日差し

2012年02月24日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像
我が家の近くには、散策コースが二本ある。

①家の横約50メートルを流れる「二級河川・松倉川」の両岸にある
クッション舗装した歩道。
この歩道を下って、津軽海峡に出るコース。

②息子が通っていた小学校から、徒歩15分。
小高い丘に建つ「トラピスチヌ・女子修道院」までのコース。

①は、現在、除雪作業が懸命に行われている。

数日前、忘れていた、暖かで青空が広がった日がやってきた。
家にいるのは勿体無いし、このところの運動不足を補完する意味で、、
修道院コースを選び、散策することにした。

 

敷地内の前庭は、修道院のご好意により通年開放されている。
この時期にも観光のお客様の姿を見ることができる。
入園すると、すぐに「大天使・ミカエル」がお迎え。



現在は観光オフシーズン。
それと、着いた時刻が昼食時とあって、数人の方とすれ違っただけ。
静寂さが、厳粛さを感じさせた。

 

「ルルドの洞窟」の斜面は、暖かな日差しを浴びて、ほぼ雪が消え、
ここだけが春のようだ。

 

 

洞窟は、元町・カトリック教会にもある。
協会通りの石塀の裏になっており、教会敷地の奥まったところ。
また、郊外の男子修道院にも姿を見ることができる。

青い空、暖かな日差し。
そして、来週は「ひなまつり」。
「かすかに聞こえてくる春の足音」を、感じた。

 


ミカエル

第702号 新発売に手が伸びた

2012年02月20日 | 食品
「マルちゃん」マークでお馴染みの東洋水産が新製品を発売した。
男性お笑い二人組によるテレビコマーシャルを、既に放送中なので、
ご存知の方も多いと思われる。

その名は「やきそば弁当・ナポリタン味」。

 

サイズは、これまでの弁当と同じ。
具材は赤ピーマンとオニオン。
これにパセリのふりかけとコンソメスープが付く。
色彩も味も豊かだから、おすすめ製品。

我が家のカップ麺(たぬき、きつね、ワンタン)と袋麺は、マルちゃん。
ヌードルは日清と決めている。

爺と婆の二人暮らしだから、お昼何もないときは、これだけで十分。
イタリアのナポリをテレビ見ながらの弁当も、乙なものだ。



ミカエル



第701号 ナンとは何だ?

2012年02月13日 | 食品
先日、七飯町の親戚に顔出しをしたら、お土産に冷凍の”ナン”を頂戴した。

ナンは、インド、パキスタン、イランなどで食べられている主食。
原材料は小麦粉、塩、砂糖、イースト、サラダ油。

これらの国の姿は立体的。
頂いた姿は写真のとおり。
紳士靴の中敷を横に広げたような感じ。
厚さは5ミリほど。

 

この形は、来日したインド料理人が、カレーを食べ易くするために
改良したものらしい。

トースターで2分~3分。
焼きあがってもほとんど大きさに変化はない。
味はさっぱりとしていて、かすかに甘い。
角パンと同じく、ジャム、蜂蜜、バターなどを付けても美味しく頂ける。

一緒の副食はこれ。
色彩を考え、食欲がわくように盛り付けた。

 

アンコールするほどの美味しさだった。

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サンプル写真上段2列目 左端~真中までの3枚


ミカエル

第700号 津軽海峡冬景色・青函連絡船を懐かしく観る。

2012年02月08日 | 乗り物
昨日は暖気が押し寄せ、しかも雨が伴っていた。
それが夕方には急に冷え込み、暴風雪が吹き出した。
「これは、積もるな?」と感じた。

夜のテレビの歌謡番組。
トップを飾ったのは石川さゆりさん歌う「津軽海峡・冬景色」。
「そうだ、明日は旧青函連絡船」を見に行こう」と予定。

明けて今朝は、案の定、吹き溜まりができて、雪かきが必要。
朝食前にこの作業をこなした。

60数年前の今頃、家族3人で内地へ旅行したことがあった。
行きはまあまあの天気であったが、帰りは猛吹雪。
函館岸壁が近くなって、接岸を助けるタグボートが接船した。

窓からはボートの乗組員の顔がはっきり見えた。
息子は懸命に手を振って作業を応援。
すると、乗組員も応えるように手を振ってくれた。
この優しい心配りに、息子も私らも感激。
津軽海峡冬景色の忘れられない一コマだった。

かなりの久し振りで旧青函連絡船・摩周丸と対面。
桟橋に、機関を取り外されて静かに体を休めていた。

 

現名称は、函館市青函連絡船記念館。
懐かしむ人々や修学旅行生らが入館しているという。

 

これはデッキ。
新婚旅行の際には、ここに立たされ、悪友からのひやかしにガマンの二人の姿が、
微笑ましかったものだ。

 

船内案内所。
就寝、起床、乗船名簿配布、接続列車の案内放送などが主たる業務。
その他、旅行者の万相談所でもあった。

 

船室を改造して設置された「船のしくみ」コーナー。
小さな船舶博物館のようだ。

 

普通椅子席。我が家はこのクラスの常連だった。

 

グリーン指定椅子席。見ただけでハイクラスなのがうかがえる。

 

普通座席。
子供連れの家族やお年寄りには人気があった。

 

改造してできたサロン。
飲み物、記念品などを販売。
無料で休憩ができ、備え付けのパソコンで連絡船の学習ができる。

 

ここで見つけたのが、昭和29年の「洞爺丸沈没の号外」。
悲惨な出来事を改めて思い浮かばせた。

 

船の心臓部にあたる「操舵室」。
通常の航海時は3人でその任にあたった。

 

 

隣にあるのが「無線通信室」。
色々な情報を受け、航海士へ伝えた。




吹雪の海を見ながら食べた「海峡ラーメン」。
なんとも言われぬ美味い味と温かみが伝わってきたものだった。
食堂のスペースは残っているが、立ち入り禁止は残念だった。

見終わって外に出た。
陽はさしていたが、強風に激しく舞う雪は、体を小さくさせた。
冬の海峡航海は、さぞかしご苦労が多かったことと思う。
「乗組員の皆さん、本当にご苦労さまでしたね」。
つぶやかずには、いられなかった。

~♪~北へ帰る人の群は~♪~誰も無口で~♪~・・・ 
と、口ずさみながら我が家へ車を走らせた。
「有難う、摩周丸」。


今回でこのブログは700回を迎えることができました。
これもひとえに、皆様のご訪問のおかげと感謝しております。
とりとめのないテーマ、粗文、下手な写真が重なって、申し訳なく思っております。
今後とも、ご来訪のほど、よろしくお願いいたします。
応援、誠に有難うございます。


ミカエル



 







 

第699号 お土産は、やはり空弁が一番

2012年02月04日 | 食品

息子夫婦が飛行機で旅行するとき、前日は我が家に泊る。
なにしろ、我が家から空港までは、車で5分の距離。
送迎に便利だからだ。

当日、朝食を済ませてからのお茶タイム。
「お土産、何がいいかな?」。
「だったら、空弁がいいなー。
段重ねでなく、ボリューム少な目のをリクエストするよ」。

帰函前日、函館は冬の台風。
空港カウンターへ発着状況を照会。
「飛行はしていますが、大幅遅れです」。
さて、明日は大丈夫だろうか?不安は広がった。

翌日は冬の台風一過。
青空が広がって飛行の不安は消え去った。
羽田からの最終便は定時に到着。
家で手荷物を解き、待ちに待った空弁が顔をだした。

 

左が「彩り野菜とりごぼう煮弁当」、右が「季節の炊込御飯膳」。

お茶を飲んだら二人は帰宅の途へ。
「さようなら!」
「気をつけて帰るんだよ!」。
二人が乗った車が闇夜に消えて行った。

「さて、よばれましょうか」。
ミケともども「美味いね、美味いね」の連発。

「お土産は、やはり空便に限るね!」
「本当にそうですね!」

遅かった夕食は、豪華な宴になっていた。
「息子よ、お嫁さんよ、有難う。嬉しかったよ!」。


ミカエル

第698号 休み休みで大雪と格闘!

2012年02月02日 | 我が家のもろもろ
昨日の夕方から天気は下向き。
強風に雪が舞い、まるで台風のよう。
私は21時にベッドイン。すぐに深い眠りについた。
ミケは強風がますます強まるのを感じていたという。

朝、居間のカーテンを引いた。
雪は止み、風も静かだった。
でも、吹き溜まりがあちこちに。今シーズン一の大雪だ。
こりゃー大変だ。雪かきだ。
朝食を済ませ、身支度を整えて除雪開始。
雨長靴では埋まってしまうので、マリン長靴に履き替えた。

玄関から道路までの庭部分は吹き溜まり。
20分ほどかかった。
無理をしないで、ここで一休み。
コーヒーと黒玉どら焼きで馬力を補った。

 

さて、再開だ。「どっこらしょ!」と、重い腰をあげた。
除雪する道路は二本。
塀に沿って雪を積むのは限界。庭にも投げ入れた。
エネルギーを消費するのがよくわかる。

隣のご主人と立ち話をしながら、休憩すること数回。
冗談を言って笑えば疲れも吹っ飛ぶもの。
一人での黙々作業より、遥かに効率的。
およそ2時間半かけての雪かきは、11時半に終えた。

 

青空が広がって、暖気が流れているのを感じた。
家に入ると、ミケが温かいコーヒーを入れて待っていてくれた。
「ご苦労さま!」。

ミケは、退院後、少しずつ家事をこなしてくれている。
二人三脚の歩みが、戻ってきたようで、嬉しかった。

ミカエル