ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第397号 頭に油を差して

2009年05月30日 | 我が家のもろもろ

退職してから5年が経過した。
急速に衰える記憶力。
「昨夜、何を食べた?」。
テレビを見ていても、芸能人の名がなかなか出てこない。
社会人のような緊張感がなくなってきたからでは?と。

手紙を書いていても、漢字がなかなか浮かんでこない。
「ず」と「づ」、「じ」と「ぢ」の使い分けもそうだ。
これは普段、パソコン任せにしているからと思う。

そのパソコンも、しばがらく使わない技は、どんどん忘れていっている。
そこで、NHK教育テレビの「趣味悠々・疑問解決!やりなおしパソコン講座」を見ることにした。
そのテキスト本がこれ。

 

頭に潤滑油を差して「やりなおし」。
特に参考になっているのが、
①動かなくても慌てない。
②データーを上手に管理したい。
③音楽や映像・写真を楽しみたい。などの項目。

専門書と違って、優しい解説と付録のCD-ROMが魅力。
しばらくは、この本とにらめっこになりそう。
定価は1,260円。お薦め本です。  


                    

 

 


第396号 無性に餃子が食べたくなって

2009年05月28日 | 美味満足技処、買い物処

無性に焼き餃子が食べたくなって、行ったお店は湯川の「ラーメンのりんさん」。
このお店は、繁華街松風町の日活映画館の横通りで営業していた。
一時、この近くの事業所に勤務していたので、お昼は散歩がてら通った。

先代のご主人は艶やかな顔色に笑顔をうかべ迎えてくれた。
「いらっしゃい。まいどうさん。何にされますか?」。

 

現在は2代目の方が奥様と仲良く切り盛り。
この餃子はサイズが大きく、他店の倍ほど。
一味とうがらしもたっぷりかけて、汗をかきかき頂いた。

 

力がわいてくるのが分かった。
「どうもご馳走様でした」。
外へ出ると、汗ばんだ顔を撫でてゆく風が心地よい。
次回は「冷やしラーメン」がいいなぁーと思った。

住所~函館市湯川1丁目9番13号(ハセストの一角)
電話~0138-57-7756
営業時間~11:30~20:45
駐車場有り
定休日~金曜日

HPはこちらからどうぞ! http://www.hakodate.ne.jp/ramen/shop/rinsan.html

 

                     


 


第395号 66円でこんなものが買えました。

2009年05月26日 | 町の話題

デパートや大型食品スーパーの売り上げが軒並み前年割れ。
それに火をつけるような低価格競争。
ついに「66円セール」が始まって、4,000円分のまとめ買いをしました。 

 

息子が食事をしないとき、「爺、婆」はこれに野菜をたっぷり添え、海草の味噌汁て充分。
お買い得なセールでした。

でも、この低価格競争はまだまだ続きます。
「50円セール」のチラシが昨日の夕刊に入ってきました。
メーカーはさぞかし悲鳴をあげているのでは?。
これらの方々の生活保障は誰が行うのか?
消費者にとっては、とても嬉しい低価格ではあるのですが・・・。

(チラシ=ちらっと見る紙がその由来とか。でも、生活防衛のためにスーパーのは別格。かなりしつこく見ています。)


 
                      


第394号 桜が終わって・・・

2009年05月25日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

北国の遅い桜も散ってしまいました。
代わりのエースは「芝桜」。

我が家でも少しだけ白い花を咲かせてくれました。
でも、ご近所のこの美しさには毎年ギブアップ。
ボリュームもたっぷりです。

 

オンコの緑との色調の対比の素晴らしさ。
道路と同じ高さに配置した感覚も素晴らしいと思います。
植えられた方の心の優しさが感じ取られます。

買い物に行くとき、ちょっと遠回りになりますが鮮やかな色コラボに会うのがとても楽しみで、苦にはなりません。

庭の手入れは、ご近所との会話のもとかと。
少しずつ綺麗にしようと思ってはいますが・・・。

でも、35歳になる息子殿の時代になったら、「花?」となるような気がします。
まー、それはそれで仕方がないのかなぁー。
先の先まで読んでの人生は「いかがなものかな?」と思ったりして。
庭にはあまりお金をかけないように!(かけれないが本音)。

                      
 


第393号 今週のランチ~お客様をご案内して

2009年05月23日 | 美味満足技処、買い物処

息子がとてもお世話 になっている方がお出でになるというので、ハイクラスな店を選び前日に予約しました。
そのお店の名は「北風家(きたかぜや)」さん。
一口でご紹介すれば「和風フランス料理店」です。

 

「函館の青柳町こそ悲しけれ 友の恋歌矢車の花」。
石川啄木が一時住んでいた居宅の真裏にこのお店があります。
静かな住宅街のオアシス。本当の隠れ家的存在です。

お店に入ると幻想的な光景が迎えてくれます。
「たけのこがはえているよ」と、先着のお客さんの声。
「どれ、どれ」と我が家グループ。「あっ、そこに!」。
フランス料理のお店にしては異質な環境に驚き。
  
 

案内されたのは6畳ほどの和室でこの竹の風景が障子ごしに眺められます。
足元は堀ごたつでご丁寧に床暖房も備え、お客様を大切に迎える細やかな心配りが感じられました。

料理は出来次第、一品ごとご主人が運んでこられて材料や調理方法などを説明。
これは、肉コース料理のメイン。
「豚バラ肉と鴨肉のコンフィーのカッスーレ」です。

 

 そして、こちらは魚コース料理のメイン。
「真ガレイのグリエサフラン風味」です。

 

温かなフランスパンはおかわり自由。
こちらも、うまみが口いっぱいに広がりました。

お昼としては、かなり贅沢でゆったりの90分で3,500円でした。
お客様も満足な表情で嬉しかったです。

「ご主人さま、ごちそうさまでした」。

お店(北風家)のご案内。
住所~函館市青柳町
電話~0138-27-3219
通常メニュー~郷=1,200円
         汐=1,800円
         風(土・日・祝日のみ)3,500円
時間~11:30~13:30、17:0~20:00
定休日~毎週火曜日
詳しいことはこちらのホームページからどうぞご覧ください。http://gourmet.hakonavi.ne.jp/yousyoku1/kitakazeya.html

ぜひご利用ください。


                         

 

 


第392号 土方歳三の撮影師家は今

2009年05月20日 | 町の話題

先号で、新撰組副長「土方歳三コンテスト」を掲載しました。
彼が小姓の市村鉄之助に、日野・佐藤彦五郎宅へ届けるよう命じた品々の中には写真もありました。

それは、皆さんが現在ご覧になっておられる洋装のかっこいい歳三さんの姿です。
彼は横浜で、アメリカ南北戦争で使われた中古衣類の中からお気に入りを見つけ、箱館へ持ち込みました。
この優雅な姿を撮影したのは、三重県熊野市出身の写真師・田本研造氏。
1832(天保3)年に生まれ、1912(大正元)年に函館で没しました。


                 

幕末に、開港間もない箱館に長崎奉行所から赴任。
箱館駐在ロシア領事館員から写真技術を習得しました。

土方の写真は、彼の名声を後世まで残すものとなり、開拓使(現在の北海道開発局)から撮影記録保存の依頼もあって、足の不自由さを克服しながら、作品を東京へ送りました。

その田本研造氏の末裔の方がやっておられた「タモト写真材料店」が閉店して異業種の居酒屋へ転換。
その理由はよく分かりませんが、推測するとやはり「デジカメ」の発達普及ではないかと。
ひまな時間にお店を訪ね、土方とご先祖様の撮影秘話などをお聞きしようかな?と考えております。

このお店の場所は、なんと土方死亡地のひとつに挙げられている「英国橋(異国)」のすぐそば、現在の十字街交番近く。
何かの因縁なのかな?と深く考えさせられます。


                    


 


第391号 今年も「我こそが土方歳三だ!」コンテスト

2009年05月17日 | お祭り

戊辰戦争終焉の地、函館に本格的春を告げる「第40回箱館五稜郭祭」が昨日スタート。
同日午後からのイベント「土方歳三コンテスト全国大会」も22回となりました。
会場の五稜郭タワーアトリウムには、満員の数百人の観衆が集まって、出場者の演技に大きな声援をおくっていました。

今回のテーマは、土方付きの小姓・市村鉄之助に郷里・日野へ写真などを託したのちに斬り込み、銃弾に倒れる場面。
全国から18名(うち女性4名)がエントリー。
10代から30代の参加者が白熱の演技を披露しました。

優勝者のかっこいい演技。うーん、決まっているねー。

        


準優勝者(女性)の演技。
宝塚を見ているようなな華麗さでした。

 

入賞者の顔ぶれです。
中央~優勝の函館・佐藤明洋さん。
右~準優勝の札幌・立成(たちなり)桂子さん。
左~五稜郭祭賞の札幌・佐々木幸一さん。
「賞をいただいて本当に嬉しい。これからも出場したいです」との言葉が。

 

毎回多くの観衆も全国から集合。若い女性の姿が多く見られます。
京都では、かなり遊んだ土方。
でも、仲間を次から次と失い、箱館では正反対の超硬派生活。
「鬼の副長」と恐れられました。
このあたりが、「男の中の男」として魅力を感じているのでしょう。

15時に終了。来年のコンテストを楽しみにして会場を後にしました。
運営にあたられたスタッフの皆さん、ご苦労様でした。
そして、有難うございました。

 

                      

      


第390号 今週のランチは?喜来里

2009年05月14日 | 美味満足技処、買い物処

ゴールデンウイークは、遠出をしないで、市内の桜名所でお茶を濁しました。
その分、ちょっと豪華なランチに切り替え。

ミケの友人も含め4人で出かけたのは、JR函館駅前のロワジ-ルホテル函館二階の「レストラン・喜来里(きらり)」。

 

私はこのAセット(豚しゃぶ丼)を。
内容は、豚しゃぶ丼、若布そば、豆がんも、いか刺し、海鮮大焼売、サラダ、小鉢、茶碗蒸し、わらび餅。

 

一方、女性陣はこのBセット(生ちらし)を。
内容は、生ちらし、稲庭風うどん、鶏カツ、帆立なす煮込み、出し巻き卵、おからサラダ、小鉢、あん白玉。

 

これだけの品数とボリュームで両方とも千円(税込み)とは、かなりのお得。
4人ともギブアップして残しがありました。

ほかにCセット(1,200円)もあります。
今月いっぱいはこのメニューを提供。

ランチタイムは、11:30から14:00まで。
地下駐車場は2時間まで無料。
電話は0138-22-0111。
落ち着いた雰囲気も味わえるお薦めスポットです。


                    


 


第389号 うにをたっぷり頂戴しました。

2009年05月11日 | 我が家のもろもろ

昨日は母の日。
私にもミケにも既に母はいません。

友人が「うに」をわざわざ差し入れしてくれました。
思いがけない量にびっくり! 

 

出刃包丁で殻を破ったあとは、ミケが実を取り出して塩水に浸しました。
今夜は「うに丼」でいただこうかと。
ご馳走様です。

私は気が弱いのですが、「アンコールしたいプレゼント」でした。


                     

 


第388号 NHK桜も咲きました。

2009年05月08日 | 放送局

昨日、NHK函館放送局の桜を見に出かけました。
見ごろで、ラッキー。
先日行ったときは、まだ早くて「がっかり」。
品種によって、開花には一週間ほどの時間差があるようです。

 

 

 

ミケは、この花びらを拾い集め、水を張ったクリスタル容器に浮かべ満悦。
函館からの桜たよりはこれで結びとします。
たくさんのアクセスを頂き有難うございました。

これからは、新緑の季節。
窓から見える函館山は緑の濃度を一段と増すことでしょう。
そして初夏へ。
梅雨のない北海道に「いらっしゃいませー!」。


                      

 


第387号 ジュンベリーが咲きました

2009年05月07日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

ゴールデンウイークは「あっと言う間」に終わってしまいました。
庭の花々に目を配る余裕がなく、今朝はこんな光景が・・・。

 

苗を買い求めてから5年。
満開の美しい姿を見せてくれました。
「花の命は短くて・・・」と言われますが、何とか長命であって欲しいものです。
そして「実」の収穫も楽しみ。
「ジャム」を作ろうかな?と考えておりますが。

今日の函館は快晴。
心が躍る日になりそうです。

                       

 


第386号 ウエルカムお孫ちゃん!

2009年05月06日 | 我が家のもろもろ

黄金週間になると、長男と遊んでいた近所のお子さんたちが家族ごとカンバック。
他府県ナンバーの車も多く見られます。

「おじさん、元気?」と声をかけてくれる。
その脇にはお子達の姿もあって、微笑ましく感じます。

「うちには誰も来ないのかな?」
35歳の長男は今だに独身。「孫の顔を見れるのはいつ?」。

でも、我が家にも来てくれた家族があります。
長男が「お兄ちゃん」と慕っている札幌在住の甥の家族。
お土産に頂戴した十勝の銘菓は、私の大好物でした。

真っ先に案内したのは、隠れ名所の「アニエスの塔」。
すっきりと晴れていれば、バックに函館山が見えるのですが・・・。

甥の長女が、綺麗なポーズ。

 

「ウーン、決まってるよ!」。

そして、ホテルでのランチタイム。
そのあとは、空港そばの緑の香りあふれる函館牛乳のアイスコーナーへ。
ここは家族づれで大賑わい。

義理孫の嬉しそうな顔を見て、満足した一日でした。
またね、いらっしゃい。    

                     

 


第385号 五稜郭桜咲きました

2009年05月02日 | 旧跡、史跡

昨日はうす曇りながら、今年最高の暖かさ。
予定通り市内の桜名所へ、ミケの友人二人と出かけました。

ミケはリハビリを兼ねての久しぶりの市内散策に大喜び。
三人は、ミケの歩行に合わせてゆっくリズム。
友達の細やかな心くばりに感謝しながら「市内のさくら旅」が始まりました。

友人宅へ向かう前に、五稜郭裏門近くでパチリ。
後で気がついたのですが「タワー」が。 

 

最初に向かったのは、函館山麓の「函館公園」。
公園の必要性を説いたのは、函館駐在英国領事・ユースデン。
明治12年に官民あげての労力奉仕で完成。
後年、桜が植えられ市民憩いの場になりました。

ところが、今年は「うそ」という桜の芽を餌とする小鳥が大挙来園。
「絵にもならない貧弱さ」。花見客をあてこんで開いた露店は閑散。
なにしろ、花見客の姿も場所取りのブルーシートも全くなく、夜桜の電飾もこれでは・・・。

諦めて千歳町のNHK函館放送局へ移動。
ここの前庭は数は少ないものの、種類は豊富な桜のミニ博物館。
でも、ちょっと生育か遅い状態でした。

そこで向かったのが本命地の「五稜郭」。
例年の通りお菓子の六花亭のショーウインドーからの眺め。
やはり見事な眺め。

 

ここから郭内に入り、一の橋手前から横津連山を望みました。
例年なら、頂上部が雪に被われた山並みを見られるの・・・。
残念!

 

振り向けばタワーが。
桜とのコラボレーションをパチリ。

明治2年、ここ箱館で戦死した新撰組副長・土方歳三殿は、もうもうと立ち込めるジンギスカン鍋の強烈な匂いに、目を覚ましたのではないでしょうか。

        

それにしても花見客で賑わう五稜郭。
函館公園の寂しさとは比較にならないほど。

ミケはなんとか頑張ってお花見巡りは結び。
少しずつ体調が回復、我が家のゴールデンウイークもこれでスタートした感じです。