昨夜7:30から、東京のNHKホールで収録された「第40回思い出のメロディー」が放映されました。
司会は篤姫に出演の松坂慶子さん、全ての女性のアイドルである氷川きよしさん。そして総合司会は阿部渉アナ。
阿部さんはニュース番組とは打って変って、なごやいだ雰囲気で二人をサポートしていました。
35名(組)の歌手が出演、舞台装置の豪華さ、カメラ数の多さと早い動き、バックダンサーの多さと華やいだ衣装、まるで夏の紅白歌合戦のようでした。
身を乗り出して見たのは「ロカビリー3人衆」のミッキー・カーティス、平尾昌晃、山下敬二郎さんの面々。
私ども夫婦が中学生のころ流行し出し、国内では新しいジャンルの曲。
見ながら、曲に合わせて、体を左右に振ったり手を叩いたりしながら一緒に歌ってしまいました。
三人は既に70代のはず。
でも、音程がしっかりしていて、かつ声量もありました。
突然、ライトアップされた旧青函連絡船・摩周丸が映し出され、小田切千アナの姿も
ありました。
甲板には、廃止時の各船船長と乗組員約30人が制服制帽姿で整列。
アナは廃止当日の心境についてインタビュー。
「青森から出航するときは、泣けてきました」と。
そして、ドラが叩かれ、汽笛が鳴り、「津軽海峡冬景色」のイントロが流れ始め、石川さゆりさんの登場。船員は隊形を一列に変え見入っていました。
手の込んだ演出、心が熱くなりました。
森光子さんはゲストだと思っていたら、女性のトリとして再登場。
東京キッドを披露。
米寿なのにしっかりした声でした。
故・石原裕次郎夫人はゲストの最後として登場。
会場に来られた方々と全国のファンにお礼を申し述べました。
裕次郎さんは、怪我や病気で入院が多くご苦労されたようです。
男性のトリは五木さん。
夫人の前まで歩み寄り「夜霧よ今夜もありがとう」を歌うと、涙ぐんでいました。
それを見ていた我が家でも目頭が熱くなり、感動の番組は10時に結びに。
この番組を見ていると、曲ごとにその当時のことが思い出されます。
小学生だったろうか?中学生だったろうか?社会人だったろうか?結婚していただろうか?悩んでいたろうか?自信を持って生きていただろうか?夢を持っていただろうか?などなど。
いろんなことが浮かんでは消え、消えては浮かび、己の人生の縮図をも 見れたひとときでした。
関係者の皆様、お疲れ様でした。