戦国時代が去り、徳川政権が安定し、平和な世の中が続くと、民衆に「旅=参拝」ブームが起きてきた。
「お伊勢まいり」、「こんぴらさん詣で」、「四国八十八巡り詣で(お遍路さん)」。
、そして「西国三十三所観音菩薩巡り」などが人気の上位だった。
これらは、伝統的に人気が高い旅のコースになっている。
では、「西国三十三所」とは?
西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。
これらの霊場を札所とした巡礼は、歴史ある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。
「三十三」とは、法華経に説かれる観音菩薩が、衆生を救うとき、33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与えるために三十三の霊場を巡拝することを意味。
西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。
このお寺にある三十三観音様は、昔、函館山にあったもの。
歴史的背景や都市計画などの理由で、旧湯川村に点在していた像を、ここの境内に再配置したもの。
その陰には、歴代ご住職が、観音様信仰を唱えていたからである。
湯川寺開基百十五年記念行事として、「西国三十三観音菩薩巡拝の旅」を3回に分けて実施。
(①平成17年10月4日~7日 ②18年4月11日~14日 ③19年4月10日~14日)
この時に持ち帰った「聖土」を観音様の台座へ埋め、「庭園型西国移土三十三観音」として、平成19年10月5日、遷座式を挙行した。
これで、記念行事が終了し、綺麗で魅力的な庭園が出現した。
※※ それでは、境内の庭園をご案内。
一番の那智山・青岸渡寺(せいがんとじ)
このお寺は山中にあって、境内からは、有名な「那智の大滝」が見下ろせる。
そして33番の谷汲山・華厳寺は、門の左側に。
お参りの心得
手を清める泉
園路に面して、観音像が立ち並ぶ
我が人生を振り返れば、観音様の前で、ざんげをしなければならないほど。
何度でも、何度でもお参りに行く必要あり。反省、反省そしてまた反省。
今回は、かなり長い文章になってしまいました。
最後までお読みいただきまして、有難うございます。