ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第858号 韓国のフェリー事故と青函連絡船の転覆事故

2014年04月27日 | 事件
韓国のフェリー事故で、行方不明者の捜索が進展していない。
そうなると、報道は下火になってしまった。

いまから60年前の秋、台風15号が接近中に、連絡船は出航し、当時の隣町・上磯で遭難。
救助に向かった僚船も次々に遭難。

多くの犠牲者がでた、
亡くなられた犠牲者数は、タイタニック号に次ぐ多さだった。

これはそのときに発行された号外。

強風で停電となり、真っ暗闇に放り出された人々。

陸上では迎え火を燃やして目印とした。

悲惨な海難事故だった。




韓国の皆様へこころからお見舞い申し上げます。




第840号 逃走犯、私が見た45年前

2014年01月13日 | 事件
神奈川県川崎市の検察庁舎から、極悪容疑者が逃走した事件。
新たな犯罪を起こすことなく、捜査陣によって身柄が拘束された。
近くの住民は、気が気でなかったろうに。
そして、学校も、心配は大きかったのは確かで、対応に追われていた。

私の生まれ故郷は、川崎市。
それだけに「逃走犯拘束」の臨時ニュースには、ほっとした。

ところで、私は今から約45年前に、逃走犯の生行動を見ることになった。

それは、秋の午後だったと思う。
その日、私は外勤業務で、函館地方裁判所の前を歩いていたときだ。

庁舎敷地内から、「待て!待て!」と、大きな声を張り上げながら
制服姿の数人の男性がある男を追っていた。
追われている男は見るからに逃走男。裸足でものすごい形相。
男は敷地から道路へと走り抜けた。

道路には、裁判所庁舎の補修工事のために駐車していたトラックが。
トラックの荷台には、大きなガスボンベが数本積まれていた。
男はそのトラックの運転席に乗り込んだ。
彼にとっては幸運。キーがついていたのだ。

ボンベに付いているゴムホースを引きずりながら急発進。
裁判所前の広い道路を、海岸町方面(函館港)へ向かった。

追いかけてきた看守らのグループは二手に分かれた。
ひとつは連絡のため庁舎へ戻った。(なにしろ携帯がないころだ)
もうひとつのグループは、トラックを追った。

私の実況生中継は、ここまで。
私は業務中であることを思い出し、現場を離れた。

この日の夕方、テレビで「逃走男の身柄確保」のニュースが流れた。
新しい犯罪行為はなかったとも。

パトカーからでも、逃走する逮捕者がいる。
基本とされている乗車位置が守られていなかったからだ。

そのつど、再発防止が論じられるが、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」
では、困ったもの。
関係機関は、抜本的対応策を実施に移してほしいものだ。



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