ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第754号 ようやく食欲が回復

2012年09月29日 | 我が家のもろもろ
今年の函館は、異常な暑さが続いた。
函館海洋気象台に照会したところ、真夏日がなんと
18日もあったという。
この日数は、同気象台が観測を開始してからの新記録。

例年なら数日。
まれには、真夏日ゼロの年もある。

この暑さに、私は完全にギブアップ。
食欲は落ち、無気力となって、庭仕事は投げ出した。
ブログの更新もせず、ただ居間の椅子でゴロゴロ。

今週になってから、暑さは峠を越し、食欲も徐々に回復。
「水かけご飯+漬物+いかの塩辛」の食事を改め、
「肉、魚、玉子、野菜、海草」へと戻してきた。

49キロと落ちていた体重も、いつもの52キロまで回復。
ブログの更新も「やるぞ!」の気になった。

活躍してくれた扇風機に油をさし、綺麗に拭いて納戸へ。

今年の夏、「バランスある食の大切さ」を痛切に感じた。

ガンバレ ガンバレ ファイターズ!


ミカエル

第753号 初の敬老記念品を頂戴

2012年09月14日 | 我が家のもろもろ
沖縄に嫁いだ姉の孫が来宅。
数々のおみやげのの中に、「祝・敬老の日」の、のし紙がかかった品が。
初めて受ける敬老の品。

よく話を聞くと、孫のご主人のお母さんからとのこと。
沖縄では、風習をとても大事にするので有名。
気配りに深く感謝し、有難く頂戴した。

「お母さん、有難うございました」。

「品のある素敵な老人を目指します」。

ミカエル・ミケ

第752号 ようやく朝食に、ご飯と味噌汁

2012年09月09日 | 料理
暑い暑い日のロングランが続いている函館。
全国的にそうなのだから、特記すべきことではないかも知れない。

例年なら、暑さはお盆まで。これを過ぎると海に入る人は
ぐっとダウンしたものだった。
でも、今年は違う光景が多く見られた。

9月に入っても「暑いですね」のご挨拶言葉。
そんなわけで、朝食は温かいのは避けていた。

ところが昨日の朝のこと。
半そで、半ズボンパジャマ姿で、居間にいたらヒンヤリ。
「そうだ!今朝メシは、ご飯を炊いて味噌汁も作ろう」と。

食品庫から「とり釜めしの素」、冷蔵庫から「刻み小揚げ、ナメコ、
エノキダケ」を取り出した。

 

あとは、冷蔵庫内の半端材(魚肉ソーセージ、人参、ピーマン、
焼き豆腐)で一品を添えた。
ガスに点火すると、案の定、暑い、暑い。

「出来たぞ!」。やはり「日本人」。
「千 昌夫」の歌を思い出しながら、ご飯と汁を流し込んだ。
「お父さん、久しぶりのご飯朝食ね」「本当だね」。

お口の仕上げは「ヨーグルト」。
二人そろって、「ごちそうさまでした」。

追記~今朝の水道蛇口からの水温は22℃。
冬でも、この温度を保ってもらえたら助かるなぁー。


ミカエル
 

第751号 驚き!子供専用写真スタジオ

2012年09月06日 | 我が家のもろもろ
マドモアゼル初孫が生まれてはや100日が過ぎた。
これを祝って、息子夫婦から「記念写真を撮るから来ないかい」と、
誘いがあった。

撮影場所は、石川町産業道路沿いの、トイザラス2F、こども写真館・
スタジオアリス。



 お人形さんがお迎えしてくれた。

 

入り口で履物を脱いだあとは、スリッパなしのじゅうたん敷き。

「こども写真館」だけに、スタッフは全員綺麗なお姉さんたち。
でも、スタジオには男性がいる?
とんでもない。写真技師も女性だった。

カメラはデジカメが2台。同時に2組を撮影できる広いスタジオ。
カメラには、キャスターがついていて、簡単に移動可能。

背景は電動で巻取りまたは伸ばすなどして、簡単に変えることができる。
人気なのは、デイズニーキャラのようだ。

スタッフは、子供の扱いに慣れていて、保母さん?と感じさせる雰囲気。

待合室に展示してある衣装の多さにビックリ。
スタッフに「何着あるんですか?」「さぁー、ちょっと分かりません。申し訳ございません」。
「身長150センチまでなら、要望にお応えできる衣装を用意しております」。

 



 

孫は泣くことなく、終始撮影モード顔を作り出してくれた。
将来は、きっと芸能人?

撮影が済むと、スタッフの方と待合室のパソコンでお気に入りの写真の選定。
早い展開にまたもや驚き。
スタッフの実に丁寧な説明と礼儀正しい応接ぶりに感激。

一段落したところで、マドモアゼルのミルクタイム。
「ごっくん、ごっくん。パパ、ママ、おいしいよ!」
「よくがんばったね!」。

孫の写真、早くできないかなぁー。


ミカエル

第750号 北海道の菓子パイオニア「函館千秋庵総本家」

2012年09月02日 | 美味満足技処、買い物処
天気のよい日は、スニーカーを履き、市電、バスの一日乗車券を買い求め、
西部地区をゆっくりと散策。
素晴らしい意匠を持つ建物や歴史ある建造物に目を奪われ、しばし佇む。
私にとっては、至福のひとときだ。

函館には、北海道一の暖簾の古さを誇る菓子の「千秋庵総本家」がある。
場所は宝来町の護国神社坂上り口。
函館の町並みにあっては、珍しい「なまこかべ」が目を引く。

このあたりは、昭和9年の大火で焼け野原になったから、現店舗の
建築は、早くても同年だと推察される。

営業歴史は古く、江戸時代・万延元(1860)年まで遡る。
この年は、ペリーが箱館に来航し開港してから5年あとのこと。
そして中央では、「桜田門外の変」が起きた年でもあった。

この年、初代店主・佐々木吉兵衛は、22歳になっていた。
郷里秋田を出てから、関東方面で菓子修行を終え箱館へ。

箱館にやって来た若き吉兵衛は、
街中の賑わいに驚いた。
国際開港地として、急速に発展した箱館は、起業家としての彼の心を
奮い立たせた。
なにしろ、直近年(1857年)の箱館の人口は10,180人を数えていたからだ。

吉兵衛は、港で仕事をする人々を相手に、食べ物や甘い物の立ち売り
を始めた。
これが千秋庵総本家の始まりだった。

千秋庵の経営は、当初、佐々木家。のち(大正末期)には、松田家へと
引き継がれ、現在に至っている。

 

 

◎千秋庵総本家の暖簾分け(現在も営業中なのは、札幌の千秋庵製菓と帯広の六花亭製菓の2社)

○函館千秋庵(1860年~)→ 千秋庵総本家

①小樽千秋庵(1894年~)廃業 → 札幌千秋庵(1921年~)=千秋庵製菓→ 帯広千秋庵(1933年~)=六花亭製菓

②旭川千秋庵(1919年~)廃業

③釧路千秋庵(1934年~)廃業 


 

一昨年、総本家は創業150周年を迎え、ますます隆盛中。
これを記念して、「函館千秋庵総本家150年の歩み」という冊子を出版
された。
末尾に「お客様へのおもてなし」欄があった。ご披露したい。

千秋庵総本家では、西桔梗工場でおつくりするお菓子を、宝来町本店、本通店、丸井デパート店、棒二森屋アネックス店の4店にて販売いたしております。
接客におきましては、「お客様を笑顔でお迎えし、ほっと安心して寛がれるお姿を笑顔でお見送りさせていただくこと」ができるよう、日々努めております。
しかしながら、まだまだ至らぬ点が多くございます。
社員一同、今後もより一層精進してまいりますので、変わらぬご支援のほどを心よりお願い申しあげます。

子供のころ、家人が葬式や法事から戻ると真っ先に目をやったのが
風呂敷包。
開くのを心待ちにしていた。
黒地に白文字が入った包装紙の箱が顔を見せると、心の中で万歳。
中身はもちろん総本家の大きな「中華まんじゅう」。
ぜいたくなお菓子で、二日は楽しむように少しずつモグモグしたのを
覚えている。

函館千秋庵総本家は、これまでも、これからも、函館の誇りであることに、
間違いはない。

総本家のHPは、こちらからどうぞ!


ミカエル