青函間に今月から就航した超高速フェリ-「ナッチャンRera」。
この船にどうしても乗りたくて、往復ナッチャンを使う「松島・中尊寺・蔵王温泉2日間の旅」に参加した。
(写真をクリックしますと拡大できます。)
(ナッチャン号と一瞬現れた蔵王のお釜。ラッキーでした。)
出発は16日。
事前の天気予報は、台風の影響もあって降水確率70%と高く、暗いスタートとなった。
でも、幸いなことに下車観光地は全て雨の歓迎を受けることなく、最終観光地・宮城県松島の素晴らしい島々の姿を遊覧船で見学でき、満足しながら15時に青森目指して東北自動車道を走りだした。
ナッチャンの青森発は20時ちょうど、頭の中は自宅でくつろぐ姿に変わっていた。
が、しかしである。
途中から猛烈な雨、高速道は通行止めとなり、国道4号線を走ることに。
外は暗くなりだした。
通行止め区間を通過して、再び高速道へ。
しかし雨は止まず、またもや高速道は通行止めになり、迂回路を走り出した。
時間のロスはかなり大きい。
道路は川となって流木があちこちに。消防の方らしき人がその片付けをしている。
停車時間がだんだん長くなり、前のバスのテールランプにも変化はなかった。
「お父さん、今夜はもう帰れないよね」と妻、私もそう覚悟をした。
しばらくして動き出したが周辺は真っ暗、どんなところを走っているのか分からず、車内にはトイレを求める声もでてきた。
コンビニに寄りトイレを借用、先が見えないこともあって食料を買い求める仲間も。
他のツアー客と重なって大混雑、食品棚は瞬く間に空になってしまった。
バスは4台、参加人員は172名。
同じ行動をとらなければならないのがツアーの決まりとか。
数度にわたって添乗員会議が開かれ、結局は足止め地に近い岩手県八幡平市安比(あっぴ)高原(盛岡北約40 km)の巨大ホテルに泊まることになり、チェックインしたのは22時を過ぎていた。
翌朝は7時出発。
10時発のナッチャンに間に合うように進めたが、交通規制もあって途中の会議で間に合わないと判断。
11時台の青森発のJR海峡線組、15時発のナッチャン組とに分かれることになった。
ナッチャンに乗り込んで定時に青森岸壁を離れたときは、疲れがどっと出て、猛烈な睡魔に襲われた。
どの位眠ったろうか?目覚めると下北半島の仏が浦の奇岩と眩しい青空、「やれやれ」と思わず声が漏れてしまった。
片隅では、添乗員4名の打ち合わせ姿が。
18時20分、我が家の玄関ドアを開け、洪水に遭遇の旅は終わった。
終始笑顔を絶やさなかったガイドの山田さん、暗闇の中、ハンドルを握ってくれたドライバーの吉田さん、冷静な言動に努めた添乗員の伊藤さん、おかげ様で無事に帰ることが出来ました。
本当にご苦労様でした。有難うございました。お世話になりました。
旅は楽しいもの、想い出がたくさん生まれるもの。
参加したトラピックス仲間、添乗員、乗務員とが一丸となって、アクシデントを乗り切った貴重な体験は、生涯忘れることが出来ない。
こんなことには負けずに、ミカエル家は新しい想い出を求めて、また旅に出かけるのでーす。♪
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ミカエル