梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

国歌斉唱起立問題の最高裁判断に異見がある

2012-01-17 08:34:44 | 雑記
学校式典での国歌斉唱・国旗掲揚を起立にも従わない教師に対する最高裁の判断が「違憲とは言えない、処分は重すぎる」と言う判断が示されたが私には納得がいかない判決だと感じる
量刑の過多はひとまず置いておいて問題は判決理由である、「式次進行の積極的妨げとはいえない」と言う事だがこれは「式次第に全員が従わなくとも構わない」と言う前提条件が含まれる事になる、「全員起立」が条件なら式次第の妨げになる事は間違いないだろう
思想信条の自由は確かに保障されているが問題は彼らの居る場所である、教師と言う仕事は国の将来を託す若者を育成する場所である、其れは勉学と共に「社会的ルール」も理解させる必要が充分にある、
「式では全員起立し国旗を掲げ国家を斉唱する」と言うのは学校の決まりである、この事は特に日本だけの話ではなく世界中どの国も同じであろう、其の事に対して教師が「思想信条にもとる」と言うのは個人の自由であるが式次第は決められた事である、
決められたルールが信条と違うから従わないと言うのは「思想の自由」とはまったく違った次元の話である、
この行為は社会に出れば絶対に通用しない、朝礼で社歌を斉唱するのが気に入らないからと座ったままだったら恐らく首にはならないまでも先ず出世はしないだろう、それも労働組合委員がそうしたら会社から拒否されるだろう
もし、信条にもとる行為をどうしてもしたくないなら教師を辞めるべきだし、最低限式典に出席しないとか出勤を休むとかすべきではないのか、彼らの卑近な例で言わせて貰えば生徒が「校則は自分の信条に合わないから」と髪を染めスカートの長を短くして登校してくると言う事と同じ次元の話である。
彼らの卑近な例で言わせて貰えば生徒が「校則は自分の信条に合わないから」と髪を染めスカートの長を短くして登校してくると言う事と同じ次元の話だとろう、しかし少なくとも女子高生達のスカート長は恐らく受講中は普通の長さになっているはずだ、彼女達の信条が発揮されるのは校門を離れてからである
いわば「車が来ていないから赤信号でも横断しても構わない」と言う様な判断をした裁判官に「決められた事を思想信条によって尊守しなくても進行に阻害が無ければ問題ではない」と言う判決理由に納得の行く説明をしてもらいたい物である