梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

今更何を、聞かれても自分でもわからない

2017-09-30 11:40:02 | 昭和の頃
テレビを見ながら女房から「お父さんはどう言うタイプの女優がすきなの?」と聞かれた、
「なんで?」と言ったら「どうして私を選んだのかと思って」と言われたのだが実のところ明確に理由が有った訳ではない、
どだい自分は結婚自体するとは思っていなかったのは確かだ、
「どう言う女性が好きかと言われても特にこういう女性が好きだと言うタイプは無いな、綺麗だなと思う女性、可愛いなと思う女性は有ってもそれが好きかと言われるとどうかな?」と答えたが何となくわかる様な解らないような顔をしている、
「いい女可愛い女と寝てみたい女も違うし、一緒になりたいと言う女も違うしな」と正直に言ったが「それも解る」と言う返事だった、まあ女も同じだろう
「それでも好きなタイプっているんでしょ」と言うので考えてみる、
「最初の頃は東映の映画が好きだったので当時では丘さとみや桜町ひろ子でその後は日活の吉永小百合や芦川いずみなんかだが大人になったらあまり好きではなくなった、三田佳子のデビュー当時は可愛かったな」などと話して居たが結婚する36歳までは殆ど女っ気は無かった、
いわゆるデートをすると言う付き合いがなく殆ど遊びは男同士でアウトドアになるか酒を飲んで昼間は運動をしていた、
当然そういう連中がつるんで遊ぶので全員彼女と言うジャンルは居ない、
中にタクシー運転手から事故で免許取り消しになり水商売になった奴がいて此奴は結構客やホステスと遊んでいたが30代半ばで結婚するまで昼間女の子と何処かに行くと言う事はしなかった、
自分も同様で何人か飲んだ勢いで部屋に来たり行ったりした子も居たのだがどうもそういうきっかけが下手でどのタイミングで手を出したらいいか解らない、結局「押し倒す」ことが出来ず帰ってしまったり「送るよ」と帰した事も何度かある、
今考えれば相手はそこまで来ているんだから随分阿呆で且つ失礼な奴だったが仕方ない、
逆に流れで枕を共にした子も何人かいたがこれはもう飲んでそのまま過ごし、朝飯を食ったら別れると言うパターンでこれも考えれば随分なし様だがそれでも頻々と会っていたしそれ以上何処かに行こうと言う話も互いに出なかったのだからいいのかなとも思う、
で、今の女房と言うと何が良かったのかは自分でもわからない、最初は確かに大勢で飲み歩く位の付き合いだったがバツイチで子供が居たので公園に連れて行ったり車で川に連れて行ったりしているうちにまあ昼夜と付き合うと言う形になったのだが、
「で、どうして私と一緒になったの」と言われたが「俺は顔で女を選ぶわけじゃない」と言いかかって(待てよ、これはこれで女のプライドを傷つけるかな?)と考えた、
当人は「若いころは良い女で通っていた、お父さんと一緒になったのは何の間違いだと思う」と常日頃言っていたので「女は見掛けじゃない」と言うのは躊躇する、
何しろうちの女房はそこら中逆鱗だらけ、うかつなことを言うと大変なことになる、
こうなるとそれこそ「なんで此奴と一緒になったんだ?」と本当に考えなければならない、くわばらヾ
まあ後残りをうまくやりましょう

昭和演歌と不倫騒ぎ

2017-09-25 11:42:45 | 雑記
相変わらずなんかのきっかけで歌のフレーズが唐突に浮かんでくる、大抵朝コーヒーを淹れている時、一度浮かぶとしばらく頭の中でぐるぐる回っているので何となく追いかけてみる、
「泣くな小鳩よ、心の妻よ、」と言う歌詞から今話題になっている「不倫」の事が浮かんできた、
昭和演歌と言うジャンルの歌は恋愛が成就するより別れてしまう歌の方が圧倒的に多い、
若しくはそこまでは大変な障害が有ると言う設定でこの方が流行る、
考えてみれば大抵の恋愛事情はそんなもんだが映画のカップル程美男美女だったらそれこそ悲恋映画になるのだが実際の我々の場合は大抵が片思いで終える、第一とてもじゃないが絵になる話ではない、
此れでは話にならないので大抵は「好きで添えない」とか「好きでわかれる」と言う話になるのだが恐らく今の若者にそんな歌詞を聞かせたら「馬鹿じゃないの」の一言で終了だろう、「好きどうしだったらさっさと一緒に住んで飽きたら別れてまた新しい相手を見つけて一緒に住む」のが当たり前で「諸般の事情」は現代では存在しない様だ、
「哀愁列車」と言う歌の歌詞は「ほれて、ほれて居ながら行く俺に旅を急かせるベルの音」であり「今宵逢瀬を待ちわびる君の面影慕いつつ、旅に逃れる」のはあまりに酷い仕打ちだが歌では彼が悲恋の主人公だ、
少し下って来ると「君は心の妻だから」などでは嫁いでいった女性に思いを寄せるのだが「山茶花の宿」では宿に二人で泊まって「あ~ああ、人の妻」では完全に浮気旅行だ、
確かに最初に好きになった相手よりその後好きになる相手が出ないとは限らないが相手が有る事である、離婚して一緒になるのは相手を気付つける、だから「君は心の妻だから」になるのだが面従腹背では堪ったもんじゃない、
でも歌になると感情移入してとくとくと歌い聴く訳だが現代ではこんな話はあまりないだろう、
そんな精神状態で夫婦生活を続けることが果たして良いのかと言う事だが生まれ育ちが違う人間が一緒に住もうと言うのだからそれなりに我慢は必要だ、
今話題になっている不倫と言うのはどうもそれほど深刻な話ではなく殆ど「体の相性が良い、遊びとしては生活とは別だから楽しい」程度のようだ、
結果的には昔ほどドロドロにはならないみたいだが逆に一つ間違えると刃傷沙汰になる様だ、もっとも最近の刃傷沙汰は恋愛関係の結果より一方的な横恋慕からの方が多い様だ、しかし政治家とか人気商売の人達はそれなりに気を使った方が良い、まあ下半身の問題が政治とどれだけ関係が有るかと言われれば「政治能力と直接関係はない」し「演技と直接関係はない」のだがやはり不倫と言う文字通り「倫理に悖る」と言うのは人の頭に頂くのは少々抵抗が有る、
まあそうではない庶民からすれば堂々と扱き下ろせる良い材料だと言う事でもある、
ある動物行動学者という女性が「不倫なんて感覚は人間だけだ」とおっしゃっていましたが万物の霊長として人間だから「倫理感」は人間である証明でもある、何が言いたいのか良くわからないが記事にした所がそういう見出しを付けたんだろうな、


海外派兵以前の問題だな

2017-09-22 09:40:50 | 雑記
【 航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の弾薬庫で保管していたミサイルの実弾数発が今年3月、損壊した状態で見つかっていたことが21日、関係者への取材で分かった。被害総額は修理費も含めて約2950万円に上る。関係者によると、申告がなかったため、発見されるまで同基地は把握しておらず、管理態勢が問われそうだ。 同基地は防衛省に報告。弾薬庫は空自隊員以外の立ち入りは不可能で、普段出入りしている隊員らから事情を聴くなどして原因を調べている。同基地は「損壊時期や故意によるものか過失かは分かっていない」としている。】今朝ミサイルが損壊していたと言うニュースを聞いた、上記は共同ニュースを調べた要約だが金正恩は大笑いしているだろうな、
北の脅威に防衛力の強化が喫緊の課題だと言い来季予算も当然の様に増加請求されるだろう、
しかしいくら予算を増やしても管理がこれではそれこそ宝の持ち腐れと言うことだ、まあ最新兵器を「宝」と言うのも釈然としないが大金をかけて防衛強化をと言ってもスクランブルで上がっても空対空ミサイルがまともに使えないと言う戦闘機に数十億の金を掛ける意味が有るのか
それも隊員以外が立ち入りが出来ない処で「損壊」と言うのはどういう状況なのか、機能不全と言うなら何らかの故障と言う事も考えられるが最前線の武器が点検不備だと言う事自体考えられないのだが今回は「損壊」である、
要するに一見してわかる様に壊れていたのだろう、誰かが故意に破壊したか、あるいは過失による損壊を報告しなかったと言う事になる、
消防署では毎日消防車の機能全体を必ず点検しいつでも臨める様に常に待機状態を保っているがそれは当然である、火災の報が入ったがエンジンが掛からない、現場に着いたが水が出ないでは消防車の意味はない、
現政権が口角泡を飛ばして北の脅威と防衛力強化、攻撃も持さないと言っていてもこれでは何の意味もない
更に重要なのはこんなことがどうして簡単に表に出るのか、情報公開の必要性はシビリアンコントロールの上でも重要だがそれこそ与党政権の言う「共謀罪」「特定秘密保護法」以前の問題ではないのか、
一般人をも対象にした共謀罪以前に自衛隊法でもこんな不祥事をこんな緊迫した時期に表に漏れると言う事はこの情報を公開した報道機関の問題より自衛隊員の綱紀が全く保たれていないと言う事になる
海外派遣が可能になったと言うがこの為体で海外に命を懸けて出掛ける事など出来るのか、このニュースを現政府がどう言う使い方をするか警戒して見て居ようと思う

核兵器禁止条約と北朝鮮の威嚇

2017-09-21 10:00:26 | 雑記
核兵器禁止条約を日本は批准しないと言う、世界で唯一の核兵器被害国はその加害国アメリカに追従して地球規模で壊滅的被害を計算しうる核兵器の廃止を願う世界に背を向けた。
アメリカのトランプ大統領は北朝鮮の核開発には強行に反発し互いに「壊滅的な被害を覚悟しろ!」と言いながら核兵器禁止条約には同盟国に恫喝をしても成立させないつもりの様だ、しかし殆どの国が批准をするこの条約は成立するだろう、
経済的、軍事的影響力のある国に圧力をかけると言う事は条約が成立しても「批准をしていないから従う責任は無い」と言うのだろうが同時期に「北朝鮮が核開発をするのは世界の安定に脅威だ」と言うのは全く矛盾している、
アメリカが核兵器を持つのは当然だが他国が持つのは容認できないと言うのは軍事強国の傲慢な発言でこれでは世界の警察ではなく世界を支配下に置こうとする覇権帝国だろう、
日本は未だ敗戦国条項下に置かれる敵性敗戦国家だ、しかしアメリカ以外でそう思っている先進国は無いのではないだろうか、
ドイツもイタリアも此処までアメリカの支配下にあるとは思えないどころかドイツは連合国側だったフランスと対等な関係で経済的政治的に良好な関係に見える、
日米地位協定は他のアジア諸国にくらべかなりアメリカ優位になっているとも聞く、
敗戦から続く自民党政権がどう言う考えでアメリカ合衆国日本州の様なと言うかまるで被占領国の様な状況を甘受しているのかが理解できないが少なくとも今回の北朝鮮の核開発に対しての発言と核兵器禁止条約に対する発言の矛盾を明確に説明する責任は有る、
歴史的世界的に唯一の被爆国が世界に果たさなければならない責任は唯一の加害国に追従する事ではなく悲惨な体験を世界に訴えてゆく事だ、

彼岸花

2017-09-18 11:10:46 | 昭和の頃
彼岸花

出勤途中に森の中にある様な美容院が有る、道路際から建物の上の方まで色んな蔓や花木が覆っていて少し引っ込んだ入り口のガラス扉に書いてある文字を見ないと何の店だか解らないと言うより店が有るかすらわからない、
道路にはみ出して置いてある陶器製の樽の様な花器にまた彼岸花が咲いている、
赤と白がバックの濃い緑色に浮き上がっている、白い彼岸花の白は明るい象牙色に少し薄く黄色を加えたような色だが遠目に見ているとやはり白だ、
昔は彼岸花と言えば緋色に近い赤だったが最近は白花がかなりみられる、
最初に見たのは房総半島の中央付近、ぶらぶらと愛車で田舎道を転がして居た時にゆるゆると登って来た道路が丘の上に出た時にまっすぐに延びた道路の両側に市松模様になるように咲いていた、残念だがこの時の写真がない、
この道路の真ん中辺から左手に降りると小さな小川が有りその先に「八房の墓」と有ると立札が有った、
「南総里見八犬伝」は滝沢馬琴の小説だから当然ある訳はないのだが群馬の方に行けば「風車の弥七」や「木枯し紋次郎の村」が有るんだから驚くには当たらない、
これはかれこれ30年くらい前の話だが先一昨年から仕事で通っていた静岡の掛川から二俣に向かう天浜線沿いの道路周りに広範囲に赤と白の彼岸花が咲いていた、
昭和30年頃曼珠沙華の歌謡曲があった、曲名は解らないのだが「赤い花なら曼珠沙華、オランダ屋敷に雨が降る」と言うのが有ったのでこの頃は彼岸花は赤の代表だったのだろう、「濡れて泣いてるジャガタラお春」と言う歌詞から恐らくこれは「唐行きさん」の唄だろう、
村の青年団が夏祭りで出し物をやることが有って真っ暗の道を母親に負ぶわれて見に行った事を思い出したが母親の背中の匂いが一緒に何となく思い出された、
この歌謡曲で何かやっていたのだがアテブリの踊りだったのか芝居になっていたのかも覚えていない、
真っ暗な山道が急流を渡ると左側に神社がありその神楽殿でやっていた、
真っ暗な中の明るい舞台が子供には印象的だったがあの時の照明は電灯だったのかそれともカーバイトランプだったのか、
当時の夜店は殆どがカーバイトランプだが大抵の農家も何個か置いてあった、
カーバイトは農協で売っていてランプの下側に白い石の様なカーバイトを入れて上半分に水を入れハンドルの下にあるねじを緩めると下のカーバイトに滴り落ちてアセチレンガスが発生する、
向かい合ったノズルからシューっと音がしたら火をつけると青白い炎がでて驚くほど明るくなるがこの匂いは何となくわくわくさせられた、
農家がこれを持っている理由の一つは「夜ぼり」と言う漁である、
暗くなってからガス灯をつけて銛とタモを持って川下から上流に向かって魚を獲ってゆく、
今帰ってみると本当に狭くて浅い川なんだが当時は結構魚が撮れた、
明かりに寄って来る魚も有るが音をたてないように進んで行くと淀みの中に魚が寝ている、
瞼は無いので眼を開いたままだが全く動かないで水の中に留まっている、此れをそーっと掬い取る、
鰻も居た夜行性なので昼間は殆ど見られないが夜は結構流れに出ている、此奴は銛で突く、
無論子供だけでは許されないので大人が「行くぞ」と言うのにくっついていったが必ず声を掛けてくれたので夏休みの楽しみだった、
現代ではそんなことをする大人がいるかどうか、結構あれは大人と子供のいいコミュニケーションだったんだがな