スウェーデンの文化に関する考え方と文科省

文科省が「文系の学科は現実的な効果が無いから廃止する方向で」と言う通達をして教育界から反発を受け、「趣旨が誤解された様だ」と言い訳をしているが前言を撤回するつもりはない様だと言う。
偶々ネットニュースでスウェーデンの福祉関係の記事が出て居たので読んで居たのだがスウェーデンでは生まれてから働き出すまでと６０歳を超えてからは殆ど個人的負担は無いと言う記事だった、
当然その分税金は高く消費税に関する税金は２５％だそうだ、しかし老後に不安が無ければそれは日本でも甘受出来るだろう、日本は８％だと言ってもそれは低所得者には廻ら無い、しかも当初言って居た赤字国債の償還にも廻る事も無く発行赤字国債は又記録を塗り替えた、
スウェーデンの税額は２５％だが一律ではない、軽減率は基本的食料品で１２％だが「新聞・本・観劇チケット」等は６％である、衣食住は生きる基本、その中でも「食」は半分以下の税率だが文化知識に関する事は更に食料の半分である、文化は食料より大事なものだと言う事だとだろう、
日本の文化教育を司る省が「産業に功さないから学府から廃止する」と言うのは２千年の文化を維持する国の省庁としては余りに情けない、アメリカの意向に沿ったのか?
しかしアメリカは未だ３００年しか文化が無い、人種はより集めで文化はモザイクだ、アメリカの論理に盲従するのは止めて貰いたいものだ

難民

ヨーロッパが難民問題で揺れている、生れ育った国を捨て何ひとつ望みも無いまま生存すら保証のない舟に乗るのは私達には想像出来無い状況だろう、もし想像出来ると言ってもそれは思い上がりと言う物だろう、
その難民を受け入れる国の思いも想像出来無い、今現実に日本が何万人もの難民を受け入れる事になったら恐らくヨーロッパ各国の様に受け入れる事はかなり難しいだろうと思う、その事自体を頭では仕方無いと理解出来るが感情的には無理だと思う、私自身その時になったら反対だと言ってしまいそうな気がする、
この問題の根源は間違いなく戦争だ、生き方の違い、宗教的考え方の違いを武力で押し通そうとする人間達が考え方の違う人々を殺戮する、彼らも武力で対抗すれば更に悲惨な状況になるのは間違いない、
永く住み慣れた国を逃げ出す事を選んだ人々の悲しみは想像を超える
こう言う事を考えるとやはり日本は幸せな国だろう、望んでも得られない平和な状況に感謝しそれを維持する為にはどうするのが望ましいか,この様な事に安倍は「戦争」を選択した、私達は未だそれを選択していない、選択肢はまだ有るだろう。

彼岸につき墓の話

先日来の足の痛みが思わしくない、秋の墓参りはかみさんが1人で行く事になったのだつたがどうやら娘と一緒だったらしい、かみさんの携帯からの電話はむすめだった、

かみさんの家の墓は上野毛にあるが当然彼女の家の姓になっている、因みに私は末子なので墓は無いのでかみさんから「そろそろ考えておかなきゃ」とは言われていたのだがとても都内で手が届く訳も無いだろうと思って居たのだが、何年か前からこの寺で埋骨堂を作っていて又募集が有ると言う電話だった、

実の事を言うと私自身自分の墓には全ったく興味が無くて、楽しみも苦しみも生きていればこそで死んだら終了で骨に何をした所で骨に解る訳では無い、出来れば散骨がと考えていたのだが、

かみさんのは家では毎日水も欠かしていないがしそれが当たり前なんだが突然息子夫婦の部屋に仏壇が来ても嫁さんには邪魔なだけだろうし娘は当然亭主の仏壇がくる、

何れにしても墓は残った者の為だし去る者の最後の責任,葬式費用の他これ位は仕方無いか,アパートで3 5万位らしいが直ぐ埋るらしい、まともに士地付きならその10倍近くなるらしい、2年掛の仕事が片付いたので何んとかするか

 

 

 

スメハラ

朝刊で「スメハラ」と言う記事を見た、「スメルハラスメント」の意味だそうで「体臭」の事らしい、最近何でも「ハラスメント」と言う表現をする、元々「セクハラ（セクシャルハラスメント）」と言う言い方から出て「パワハラ」「モラハラ」「マタハラ」と何でも相手が不愉快だと感じる事はハラスメントと言う、日本語で「苛め」と評される事が多いので「ハラ」と付くと全て「悪」」と言う印象になる、苛めと言うのはあくまで「故意」つまり意識的に行うと言う事だろう、だから社会的に責められるのだが「体臭」は故意ではない、不可抗力だ。

廻りに不快感を与える事はその通りだが此れはあくまで「エチケット」の問題で「社会的なハラスメント」と言うのは変だ、第一何故最近なってこんなに問題になって来るのだろうか、最近の男性はやたらに体臭がきつくなったと言う事もあるまい、人の混雑状況にもよるだろうがそれにしてもこれを「苛め」だと言うのはちょっと納得がゆかない、

消臭剤のメーカーが仕掛けるイメージ商売だと思うがそれより強い香水を廻りに振りまいている人の方がずっと迷惑行為でこれこそ「ハラスメント」と言いたい、バスに乗り合わせても不快になる強烈な匂いは本人にとって「匂い」かも知れないが人によっては「臭い」になる事を考えて貰いたい、生まれつきの体臭は気の毒だが故意に付ける香水は明らかに迷惑行為、それこそ「スメルハラスメント」ではないか

１８号をよけて

新幹線では早く着き過ぎるので鈍行で行く事にする、いつも仕事で使う路線だからせめてとグリーン車に東京駅から乗り込んだ、終点の熱海に着いたら台風の影響で猛烈に雨が降っっているがすぐに止んでしまう、ここから静岡までは新幹線、富士川が増水しているからと鉄橋前後は徐行運転だったがほぼ定刻に静岡に到着、チェックインまではまだ時間がある、台風はすでに日本海に出たらしい、駅で食事をするが時間は１５時になりそうなので簡単に済ませる、駅ビルに銀座ライオンがあって静岡ビールなるものがあったのでこれをとり、つまみには黒はんぺんのフライのようなやつをとる、

鈍行で焼津に着いたら奇麗に晴れている、台風一過といっても通ったのは岐阜県の方だったから影響はない、迎えのバスが来る間少々日差しが暑い、ホテルに着いたら迎えの女性がどうやら中国の方の様だ、（韓国かもしれないがやはり見た目でなんとなく）、フロントの男性はどうやら新人でぎこちない、しかし部屋は海に面した開放的なつくりで中々良い、カーテンを開けてみる、台風が通過した直後とは思えない穏やかな海面だが崖下の波打ち際を見ると結構泡立っていた、

先ず風呂に入り食事を待っていると夕闇が迫る海面に汐の上がりが海面に縞模様を描いている、湾の関係なのか汐が上がるのに海面に段差が付くとは思わなかったがこれが大潮だったらもっとはっきりと見えるのかも知れない、南米で川を遡る「コロボックル」と言うのがあるが海の広さでもこんなに見えるんだから川下から川上に徐々に狭くなっていたらあの現象も分かる気がする。

今回は特別安かったので仕方ないのだが料理はがっかりだった、たぶんもう来ないだろうな、

朝ニュースを見ていたら東京以北は１８号の影響で大変な事になっている、西の浜松から愛知や岐阜、長野も台風の影響が有ったようだし神奈川県も結構雨が降ったと言うが静岡はほとんど雨らしい雨も降らなかった、

１０時にチェックアウトして静岡まで出る、昨日みた駿河楽市と言う土産物センターに再度よって前から気になっていた「森山焼」を買った、

森町にある窯で昔はあまり好きでなかったこの赤が最近やたらに気になっていたが扱う所があまりなく（工房に行ってみようか）と思っていたらこの店に志戸呂焼と一緒に置いてあった、森山はこの志戸呂窯から出たらしいが重みのある赤の味が良い、一輪挿がいいのだが置くところもないのでやはりぐい飲みになった、

帰りは静岡から甲府まで行く特急「ワイドビューふじかわ」と言うやつに乗って見る、静岡発１１：４０分、富士でスイッチバックして富士川沿いに北上する、天気は上々、富士山はまだ雪がなく女房は「あんなのは富士山とは言えない」そうだ、富士川はそれほど増水していないが流石に茶色く濁っていてあまり情緒はない、

２時少し過ぎに甲府に着いて駅ビルでコーヒーを飲むと「あずさ２０号」で新宿に、大森に着いたのは５時半過ぎだった、家に着いてニュースを見たら茨城栃木が大変な事になっている、大田区も一時は警報が出たらしいが今回の移動はその隙間を縫うようにすすみ結局９日の朝少し強い雨を短時間見ただけでほとんど晴れだ、こんな事もあるんだな