梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

内閣不信任

2015-08-31 10:28:57 | 雑記

安保条約時に迫る世論の高まりだ、あの当時の主力は学生だったが今度も学生が多く声をあがている、あの当時働く者達はそれほど多くは参加していなかったような気がするが今回は世代も組織も隔たりなく安陪政権の法案には反対をしている、これだけ多くの反対意見を無視して強行すると言うのは当時より恐ろしい政府だと言えるだろう、それは野党の弱体と関係はあるだろうが選挙のときにはおくびにも出さなかった法案を突然持ち出し、世論の反発は全く無視して強行する姿勢は民主主義の根幹を脅かすものだ、代議士の票だけで賛否を決定すると言う事は迅速に国家運営に関してはある程度重要なことかもしれないが政策の可否が国民の将来に不安を残すと言う意見が是だけ大きくなったのならこの案を次の選挙にマニフェストとして掲げて国民の信を改めて問うのが必要だろう、「今回の国会でどうしても」と言うのは総理自らこの法案を継続にして選挙に臨めば絶対勝てないと言う事を十分承知している証拠だろう、

おそらくこの法案を強行して成立したとしても次の選挙では大きく議席を減らす事は間違いあるまい、そうまでしてこの法案を通したい意味がよくわからない、いったん成立した法案は絶対に変更できないと言う事はないだろう、次の政府が廃案にするか骨抜きにする方法はある、確かに外交的には安定した政治としての信頼は揺らぐかもしれないが国際的にもこの法案は懸念されている、内容はアーメテイジ書簡に沿ったものだそうだがアメリカ国内にすら日本がまた戦力を持つ事がアジアの不安定化につながると言う意見もある、アメリカが世界の警察であると言う事自体すでに崩壊し始めている、中国経済の影響から対中国を基軸とした世界の警察は通用しなくなりつつある、巨大なマーケットを刺激する事は避けたいアメリカは支出と対中国の矢面に日本を利用しようとしているのがあの文書から透けて見える、

「一流国であることを捨てるかパートナーとしてアメリカに追随するか」と言う上位目線の文書に唯々諾々と従わなければならない様な日米の経済関係ではなくなっている、戦争が出来る一流国家より「国家間の問題解決に戦力を使わない」二流国家を国民は望んでいると我々は言っているのだ、

近代戦争で2度の世界大戦と言う戦争を起こしている、集団的自衛権と言う言い方があったかどうか不勉強だが同じ様な同盟関係と言う紐付けが次々と多くの国を戦争に巻き込んだ事は事実だろう、世界を二分して多くの国の人達が殺し合いをし、国を焦土化したのはやはり「国家間の同盟関係」だった事は否めないだろう、そう言う意味合いにおいては「集団的自衛権」は戦争規模と範囲を拡大する条約だと言わざるを得ないのではないか


働かずに生きていけるなら

2015-08-25 11:35:17 | 雑記

ネットニュースの記事で若者の30%上が「働かずに生きていけるなら働きたく無い」と答えたそうだ,続いて正規雇用と非正規雇用の割合が出ていたが6337%と見事に合致している,

これが非正規雇用の問題を正当化する訳では無いが我々世代からすると(成る程な)と言うのは否め無い、私達の世代からすると「働かずに生きていける」など考え付きもしない、何もしなくとも現在(親に依存して)が継続するなどとは頭に浮かびもしない、団塊の世代と言われる我々の頃、金の卵と言われた集団就職の時代である、しかし実態は半分以上は口減らしだった、日本の家長制度は長男一子相続で有る、武家もそうだが農家も同じである、農業は規模が大きいほど効率が良い、今の相続制度に従って子供に等分に分けて行けば生産効率はどんどん下がる、一説に「戯け者」と言うのは「田分け者」だと言われる位で長男が家長となり他の子供はその使用人になるか町に出て職人や商人に丁稚になるかしかなかった、仮に使用人に甘んじても其処からあがる作物では一家を養うには程遠い、家を存続するには長男以下は家族も持たず飢えるしかないのが実情だ、親は情で見られる限りは見るかも知れないが当然子供に養われる時期が来る、我々の世代は常に「働かざる者喰うべからず」と言う条件の中で育ち生活して来た、知識と言うより皮膚感覚、いや胃袋感覚だった、江戸時代は商人の時代と言われているが分限者と言われる大商人は非正規従業員に類する雇い人は居なかった様だ、使用人は家族ごと面倒を見て優秀な使用人には暖簾分けと言うシステムで店を持たせ貧しい人達には救済米を振舞って居たりしたと言う、しかし働かない子供には容赦なく勘当と言う鉈を振るう事もあったと言う、

雇う側、雇われる側どちらが先か分からないが真剣に働きそれに真摯に応えるのが日本の経済の有り方だった筈だ、アメリカ式「金が正義」と言うやり方は早晩崩壊するだろう、政財官癒着で進めて居ればやがて草原も獲物も喰い尽されて餌を作る事も取る事も出来ない肥大化した猛獣がのこり結局餓死をするだけだ、

日本民族万歳と言うのも愚かだが産軍共同体としか見えないアメリカ式追随を見直した方が良い、「良きは取り、悪しきは捨てて外国(とっこく)に劣らぬ国にするも良しかな」(若干違うかもしれない)と言う明治天皇の言を改めて読み返したい、

 


社会の無関心は社会の荒廃を招く

2015-08-24 15:22:49 | 雑記

見るからに未成年だと見える男女が深夜に町を徘徊していても我関せずと言うのは余りに情けない.川崎の少年殺人もそうだったが我子が帰って来ないのに行先の確認もしない親も一昔前なら考えられ無いが今回の様な最悪な結果になってしまえば深い後悔に苛まされて居るだろう、改めて親の責任を責めるのも酷だ、当然事件で責めを負うのは犯人である事は言うまでもないがそれ以上に責めを負わなければならないのは社会全体の大人でもある、

川崎も今回の事件も社会が人問同士の繋がりに無関心になり社会全体が相互関係である事を失ってしまった事に有る、親の目の届かない処では他人と言うより社会全体で見守る事子供を守り社会のルールを維持して来た、「世間の目」と言う事は見栄では無く法律以前に守らなければならないルール、多くの人間が平穏に社会組織を維持する為の「知恵」である。

考え方も立場も違う多くの人間が暮らす為の言わば最大公約数的な物でありそれは一家族では無く多くの眼と声が重要な事は昭和の時代まで十分に機能して居た、異常な犯罪者も若気の至りも昔から有る、それらから守ってくれるのは「お節介と世間の目」ではないか、もう一度自分の子供で無くともお節介をするべきだと思う

 


宿題代行屋

2015-08-21 10:48:11 | 雑記

宿題の代行と言う商売があるらしい、まあ昔から個人レベルではあったとは思うが表だった商売と言うのはさすがにまずいんではないかと言う事なんだと思う。
否両論だが宿題の目的は自宅学習と言うことだと思う、解答用紙が埋まっていればよいという事ではない筈である、「個人レベルで適切な問題を出さなければ意味がない」と言うコメントがあったが基本的には気味教育は学習要項に従ってある程度のレベルを揃えなくてはならない筈だから長期間の休みはその調整期間として有益な期間だろう、先に進んでいるレベルの子供はさして大変ではあるまい、遅れている子供は大変でもここで少しでも追いついておけば2学期からの授業にはついていける可能性がでる、本人はともかく親は何を考えているのだろう、成績が良いと言うのは勉強ができると言う事とは違くと言う事か、もっとも今の学業の在り方は知識を記憶させているだけで知恵ではない、知識を記憶させるだけなら現在はネットでも簡単に調べられる、卒論もほとんどがコピペで造られていると言うのでは大学を降りたところで就職出来ないのも無理はない、まあ優勝な人間は当然居るのだろうが大学を降りた人間がすべて優秀と言う訳ではない事の証左の様なものだ、学ぶ校舎と書いて学校だろう、そこに通った証左ではなく「学業を修めた事を」証明するのが卒業証書だ、毎日通っていれば良いなら学食の従業員は大学院生より優秀だ


高槻の事件について考える

2015-08-19 11:37:40 | 雑記

高槻市の少女殺人死体遺棄事件が何か違和感が有る、家を出たのが12日、遺体が見つかったのが13日の昼前、家族が警察に届けたのが13日の夜、確認されたのは17日になってからだ、

想像通り少女は夏休みになってから帰宅しない事が多かったと言う、12日も「友人宅に泊まる」と言って出ているがテントを持って出ているらしい、我々世代なら必ず泊まる家に連絡を入れる、子供を信用するとかしないという問題の前にお世話になる事の挨拶は常識だと考える、

その程度の配慮が有ればテントに野宿するなどと言う事は無かっただろう、野外キャンプだとしたら必ず大人の同伴が必要だ、最近の事件を見て居れば12~3歳と言えば当然性犯罪の対象になる事位想像できる筈だ。

この事件は13日に発見された時点で大きなニュースになっている、しかし家族が届けたのが13日の夜だ、事件の有った近くで対象年齢の娘が帰宅して居ないと言う事なら報道でも情報の提供を呼び掛けているのだから違う事を願いながら急いで届けるだろう、この辺もどうもわからないと言うか違和感が有る、

13日の夜、対象年齢の少女が12日から不明だと届けが出てから確認まで4日間も掛っている、後の報道で母親が服装を勘違いして居たと出て居たが取り敢えず確認をするのでは無いのだろうか、この4日間の時間はやはり問題になる。

その後監視カメラの映像で寝屋川の商店街に10時過ぎから朝の6時過ぎまで12・13歳の少年と少女が行ったり来たりしている画像が記録されているらしい、この商店街は深夜まで通行して居る人が居ると言う、がその中で声をかけたのは一人だけだった様だ、申し出て居ないだけかもしれないがそれにしても身長145cmと言う小柄だし写真を見ても明らかに年少者だ、深夜になってもうろついていたら大人は声をかけないのだろうか?少なくとも近くの交番に連絡する程度の事すらしなかったと言うのは全く理解が出来ない、

川崎で起きた少年殺害遺棄事件も深夜徘徊をしていたが母子家庭で手が廻らなかったと言っていたがあの事件は全く教訓にならかったのか、

「深夜に徘徊して居る子供は恐ろしいから声を掛けられない」のならせめて警察に連絡をしてほしい、今は殆ど携帯電話を持っているのだからそんな手間では無い、「そんな時代になったんだね」と言うのは簡単だが「そんな時代にしてはいけない」のだ、日本だけではないかもしれないがどんどん悪い方向に向かう、経済的に、或いは政治的に悪い時代に進んでいる事は皆が声を上げる、行動すると言う事は中々思い切りが要るしそれなりに大変だが親が子に世の中のルールを教え危険を教えるのは義務だろう、今の親達はその義務を放棄して居る、親として人間としての権利は主張するが義務は拒否している様に見える、権利と義務は表裏一体の物だ位は理解してほしい、

日本の政治家と上級官僚には強力な権利はあるが責任は一切ないと言う仕組みが庶民レベルで「権利は有るが責任は無い」と言うかたちになったと言うのは穿ちすぎか