梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

人種差別とプラットフォーマーの牙

2020-05-30 10:06:34 | 雑記
アメリカで又黒人に対する警官の暴行死亡事件が起きた、
その少し前“公園で禁止されている犬をリードをつけずに散歩させていた女性に黒人が注意をしたら「アフリカ系に脅されている」と言う趣旨の警察への電話事件があり多くの批判になった、結局この女性は会社を解雇されたが被害にあった男性は「つい最近黒人の少年が殺されるという事件があり怖かった」と訴えていた”
そしてその翌日に又こういう事件が起きた、人種による差別はアメリカだけでは無く白人主導のヨーロッパ各国にも増加している様だ、
世界から「日本は女性に対する差別が大きい、政治家の半数は女性であるべきだ」と言う批判がある、
その事に関して「国内干渉だ」と言う気はないし旧態然とした日本の政治風土は変えなければならない事は確かだが日本の女性がそういう意図気概があるかと言えば若干疑問でもある、有権者の半数以上は女性だし投票率もおそらく男性より高い気がするが選ぶのは女性候補ではない、
異論は当然あるだろうが世界で活躍している女性と比べるとやや見劣りがするように思うのは私の偏見か、
少々脱線、「女性が半分なら重要なポストも女性が半分居るべき」と言うならアメリカだけでなく白人主導の各国もその人種的比率に見合った管理的位置のポストは分配すべきではないかと言う事を言いたかったのだ、
治安維持、警察権力の施行者が白人に偏っているせいで黒人が不当に扱われている様に見えるのは報道のせいだけではあるまい、
トランプ大統領はどうやら南北戦争の敗戦軍人あるいは、奴隷制度時代の大地主みたいな人格の様だからまず望むことは無理だろう、
この件に関してフェイスブックに「停止も含めて制裁をする」と言っているが果たしてアメリカ社会がそれを許すかどうか、
ただ、「巨大プラットフォーマー」に関してはその経緯はともかくとしてどこかで牙を抜いておかなければならない事は間違いないだろう、
名前のとおりそれは現代のインフラそのものでありそれも最重要で且つ強力な力を得ている、電気・ガス・交通・通信の社会的インフラはやはり公共福祉財産として企業が資する事は危険で独裁社会になる、
独占社会になる事は既に大きく進んでいてその弊害はFAGAに従わない企業経営者は駆逐されている事は事実だ、
IBMが分割され日本の3大財閥が解体されたと同じようにその力は分散し牽制しあえる状態にしなければならない、
この件に関しては「言いがかりであろうとなかろうと」強引にやって貰いたいと強く望む
それによって中国版のプラットフォーマーが席巻するのはもっと怖いがね

思い切って、ベーシックインカム

2020-05-29 09:16:54 | 雑記
コロナ拡散の影響で雇用状況に影響が出ている
雇用条件で大きな格差が出ているが「同一労働同一賃金」と言う事が閣議決定されている筈だ
しかし「雇用契約」が臨時と言う事は雇用者側の裁量権が大きい、雇用期間が短ければ再雇用をしないという選択は合法になる
非正規の人口は全体の半分以上になってきているが企業もこの騒ぎで先行きは全く見えなくなった、
労働人口の多くを賄っている中小以下の企業はさらに厳しい状況で「コロナ倒産」はこれからますます増えてくるだろう
「一人に10万円」を一回だけ支給するという措置では全く目処は立たない事はだれが見ても明白だ、
請皿の企業を補助するとして特別予算を実行してもそれすらも食い物にしようという連中が跋扈して目減りするだけでなく実行速度が減速停滞してしまっている、
直近に支払いが発生している中小零細業者、事業者は兎に角返済支払いの猶予か代行支払いが必要だが振り分け調査があれば当然そこで止まってしまう
膨大な対象業者が居る事は言うまでもない、集中する事によるボトルネックが更に混乱に拍車をかける、
おそらく企業が国民の生活を担保補償すると言う時代は終わったのだろう、企業も経営者にもそれだけの気概も力も無い
しかし生活維持は待ったなしだ、どうすればいいのかおそらく政府官庁もわからず手探り状況なんだろうとは思うがまず、「人を救う・生活の維持を最優先する」と言う事が大前提だ
そしてこれからの希望と意欲の確立が立ち直ろうという意思、意欲には絶対に必要な要件だ
暴論かもしれないがこの騒ぎ以前から自由経済世界で話題になっている「ベーシックインカム」を大胆に採用したらどうかと考えた、
すべての国民に無条件で毎月20万程度を支給する事で明日の生活をまず安定させておけば雇用者側に足元を見られるような仕事をする必要はなくなる
中小零細事業者が休職中の給与補償をしなくてもよいとすれば事業者の経営維持も軽減される
数億かけて、「七百六十九億円の委託料が払われている」様な企業は不要になる
ベーシックインカムで言われるのはこの「選択支給に掛かる費用を考えれば出費はそれほど大きく変わらない」と言うのが原資に対する考えだ
資産の偏在、生活と資産の格差が叫ばれて久しい中で出て来たベーシックインカムだがこの未曾有の災害は大胆な外科手術としてやってみる価値はあるだろう
このウィルス渦は「カンフル」を打っても一時的に持ち直すかどうかもわからない
収束の目処が見えない限り対症療法では根本的治療にはなりえないなら、赤字国債を百兆円も可発行するならやってみる価値はある気がする

コロナは自然災害だが寄生虫は人災だ

2020-05-28 09:07:54 | 雑記
給付遅れるコロナ「持続化給付金」 769億円で受託した法人の不透明な実態
2020年5月28日 08時01分
 新型コロナウイルスの影響で売り上げが半減した中小企業などに最大二百万円を給付する政府の持続化給付金で、給付遅れが相次いでいる。実際の給付作業は、大手広告会社の電通や人材派遣会社のパソナが設立した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」に業務委託されている。約二兆三千億円の給付用資金を扱い、国から七百六十九億円の委託料が払われているが同法人は給付遅れに「回答を差し控える」とコメント拒否。実質的な運営形態も開示しておらず公共事業として不透明な面が目立つ
こんな記事が出た、
しかもこの会社は実態がなく住所の事務所には誰も居ない、
無人なので登記上の体表者に電話をしたら「頼まれたのでなまえを貸しただけで電通が実務をしている」と回答があったそうだ、
中小企業庁は、法人が業務を電通に再委託していることを明らかにしたが電通も「経産省の事業なので、回答は控える」としている。
中企庁は取材に「国が契約しているのは協議会。その先の再委託は公表しない」と回答。コールセンターの場所すら明かさなかった。
すべて税金である、国税の持主は根源的に国民全体だ、省庁は管理運営をしていても持主ではない、
持主が「どうやって使っているか説明しろ」と言うのだからその責任は当然ある
役人政治家は思い違いをしている、法の持主は国民社会であってお前たちではない
少し前の頃警官が不審尋問で「やろうと思えばどうでもなるんだぞ」と言ったという話を聞いたしオーム真理教の時は爪切りの鋏で銃刀法違反の疑いとして拘束したこともある、
勘違いするな、法の番人は持主ではない、
経産省も中小企業庁も「公表しない」で通せる話ではない、
国会はその位はしっかりと監視してもらいたい、
文書改竄も廃棄も訓告だったり不問だったり公開請求は無視したりではやりたい放題だ
ウィルスが落ち着いたと言っても収束は全く見えていない
その為に経済状況はかってない深刻な状況に追い込まれている
その事は理解している、だから将来の社会を担保に大借金をして何とか踏みとどまろうとしている
しかし、殆ど進んでいない、マスクなんかはどうでもいいのだ、来月、今月末、そして明日食べる食費が無い
それを速球に解決しなければならないのに全く不明瞭な基準で進められしかもその検証どころか先すら見えていない
新型ウィルスは世界的な災害でありそれはあくまで「自然災害」である
しかしこの事象は明らかに「人災」である
ウィルスに必死に対応している事を隠れ蓑に利用し国の血液を吸おうとする「寄生虫」だと言える
自然災害には犯意はない。がこの寄生虫は明らかに意図的である
法の抜け道は熟知しているだろうがどんな言い訳をしようともそこに利益があり、それが血税である以上不法行為だと言える
政府は必ずこのことを明確にしなければならない

銀婚式・金婚式・・貧困式なら毎年来る

2020-05-24 10:44:27 | 雑記
テレビの番組を見ていた女房が真珠婚式と言う名前を見て「金婚式は何年だっけ?」と言う話になった
「50年じゃないか?」からうちは何年になったんだっけと言う話になった、確か今月の末だった筈で「さて、何年だ?」となったがよく覚えていない
多分35~6年になるはずだが何婚式と言う奴は一度もやっていない
我が家に相応しいのは“貧困式”か、と言う話になった、「そりゃいいや」となったが良い訳きゃない、
貧困式なら特別の年度ではない、此処のところずっとだ、お祝いする様な話じゃない、洒落にもならん、がこんな話を笑ってできるだけでも良しとするか、
若いころは「上手くいかなきゃ運のせい、うまく行きゃ自分の力」と思っていたが人生も終活の時期に来て考え直してみると全く逆だったと素直に思えるようになってきた、
職を幾つか変えて40で会社を興しそこそこ行けて家も買った、バブルのおかげでそこまで行けたがバブルの終焉と共に会社は行き詰まり家も手放した、
思い返せば事業がうまくいったのはバブルのおかげで維持できなかったのは自分の能力不足だ、齢72歳、年金頼りのささやかな生活だが取り敢えず喰うだけは出来る、
未だ世間で私を使ってくれるのもやはり知り合った方々のおかげだし、何といっても我が女房の性格のおかげである、
何しろ会社を始めるとき我が家の貯金をすべて投げ出してくれ、苦しくても文句ひとつも(一つ位はあったか)言わずに笑ってくれていたおかげだと思う
せめて未だ体が動くうちに多少いい思いをしたいと頑張っているがそれもこれも運次第、何しろ我が能力の限界は嫌と言うほど認識している、しかしまだ体と精神が動く限り頑張ってみようと考える日々である、


消極的な夢と希望

2020-05-23 10:09:24 | 日記
生まれた時はかなり貧乏だった、
「赤貧洗うが如き」とまではいかなかったと思うが近かったかもしれない、
しかし本人はあまり気になっていなかった、
親が“堂々とした”貧乏人だったせいかもしれないが周りにはある程度同じ程度の貧乏な子供もいたせいもあるし、
まだ敗戦から10年も経っていない時期で世間一般が貧乏だったせいもあるだろう、
農村に居て農家ではないという事の貧しさと言う事は食い物に出る、
小学校に上がった当時はまだ欠食児童と言う子も何人かいたがそれは必ず農家ではない子供だった、
給食はまだ始まっていないので弁当を持ってくるのだがふかしたサツマイモ2個とかは良い方でそれも無い事もあった、
昼休みは校庭の隅で時間をつぶすしかないのだが必ず何人か居た、
とはいっても敗戦後の混乱期で弁当を持ってきていても殆どが日の丸弁当だったからさして羨ましいと言う記憶はなかった、
貧乏だった事を切実に理解したのは15歳で東京に来て日立製作所の臨時工になった頃からだった、
殆どの同僚が「豚の餌」と言っている社食が旨かった時、(俺は貧乏だったんだな)と気が付いた、
16歳ころの夢、或いは希望は「金持ち」になった、
「強くなりたいのではありません、金持ちになりたいのでもありません、幸せになりたいんです
強くなりたいんです、金持ちになりたいんです、幸せになりたいんです」
とこの頃の日記に書いてあった、
中卒の職工が金持ちになれるのは難しくその葛藤でこんな事を書いていた時代だった、
ししかし、30・40と歳を重ねるにしたがってその夢は少しづつ形を変えて行った
「こう成りたい」より「ああは成りたくない」と形が変わった、
金があっても人間的に尊敬出来ない奴になるんなら貧乏でも良いんじゃないか(まあ僻みやっかみと言い訳ではあるが)
ただ立ち居振る舞いや服装が如何にも貧乏ったらしいのは嫌だった、(ああは成りたくない)のである
人に好かれようという気持ちは積極的にある訳ではないが「嫌われない様に」と言いう気持ちはあった、
それは自分他人を見ていやな気持を持った時(ああ、自分はああは成りたくない)と思うからだった、
今の歳になって思うのは同年代の同性の服装や姿勢、振る舞いを見ると(ああ、自分はあんな風には成りたくない)と切実に思う
いつ頃からか、夢は積極的に(ああなりたい)から(ああは成りたくない)と言う消極的希望になっているが自分の限界を知ったという事ではないと思う、
どこかに(俺にはまだ出来る)と言う気持ちは残っている、
が思うのは(ああは成りたくない)である