オリンピックは必ずやる、のは何のためだ？

森喜朗議員がIOCと電話で会談し「オリンピックは予定通り今年の夏に行う」という事を確認したそうだ、
無観客で選手の滞在期間も2週間程度に限定して行うと言う、
しかし現状は多くの国は渡航制限をしていて現に先日からヨーロッパは日本からの入国は停止している、
何兆円と言う予算を投入して未だ全く収束の見えない疫病禍の中で何故そうまでしてオリオンピックを強行する必要があるのか理解に苦しむ、
麻生副総理が特別給付金の再支給に関して「あれは国の借金だ、これ以上借金は簡単には増やせない」と宣ったがオリンピック予算も同じ国家予算だから借金になる、
観客もなく、選手もどの程度来るかわからず、まだ設備すら整っていない状況で何の意味があると言うのか、
テニスのオーストラリアオープンは中止になったとニュースにあった、
商業レベルの世界大会ですら中止やむなしとなっているのに国家予算をつぎ込む事は愚の骨頂だ、
国家予算は全て税金だ、政府は国民の委託を受けて国民の為にのみ使う事が出来る金だ、政治の思惑で好きに出来る金ではない、
公的な金は今一番必要としている所につぎ込まなければならない、潤沢にあるどころかいみじくも麻生副総理が云った通り未来の国民が負う借金だ、
オリンピックで潤う業界もあるだろうが殆どの国民は命の危機の前に立たされ、生活行動の制限で息苦しい生活を強いられている、潤う連中が自費でやるならやればいいだろう、
多分収支は取れないだろうがね
政府もマスコミも「不要不急の移動は避けて」「なるべく外出はしないで」と言い続けている、
不要処ではない生活の為の動きも要請されて停止し生活の糧すら不如意になっている人が多数いる、
しかし、「オリンピックは予定通りやる」と言い、議員は政府公示とは裏腹に深夜に銀座で会食をする、
「夜8時以降の飲食を伴う営業は厳に慎んで」居たのではないのか、
協力をしない事業者には刑事罰まで考えたのではないのか、貴方方が言った店はどうなんだ、
自民党はもういらないと言うハッシュタグが拡散しているという、梅沢富夫氏が「次の選挙で落とせ！」と言っていたが与野党が拮抗していれば解散レベルだ、
しかしこの緊急事態で解散総選挙は国家の危機になる、しかしこのままいけばコロナ禍真っ只中の選挙になる可能性もある、
国民の審判がどう下るのか、野党の政治力を期待するしかない、

国は人が作っている、企業と政府が国民の主ではない！

朝刊の一面に大きく二つの記事が並んでいた、１/３位は医師の指示に従わない場合と休業要請に従わない場合の刑事罰は見送り、罰金科料も減額
同じ位に「大手企業が非正規の休業補償を支払っていない、法令に違反する可能性がある、
と書かれている
休業要請に従わない事業者、対象は飲食業だから零細事業者である、無論感染蔓延には大きな危険をはらむ行為で自重して貰いたいのは間違いない
しかし要請だから補償はしない、しても従業員の生活補償は出来ない、死活問題だと言う事になる、
開けておけば客は来る、本来国民全員が自重すべきでありそれは言語道断と言う側面もあるが来た客ではなく「来るから開ける」事業者に科料を掛けると言う
しかし一方で大手企業がその事業を現実に支えていた雇用者を災害と言える疫病禍で休業をやむを得ないと言う形で休止させ、法的にしなければならない措置をしない
此方には何故法的な罰則を設定しないのか
何を見ても何を聴いても今の政治は人ではなく企業を優先している事しか見えない
社会は人が集まってできている、人が生活をするための経済活動で経済活動の為に人々がいるわけではない、
「企業があるから給料をもらえる」のではなく「人が働き、消費するから企業が生きている」のだ
政治は企業の為ではなく国民の為、それが国の為であり企業はその手段でしかない、
政治家は企業に寄生しているがその実国民から搾取する手段として企業と共謀している国家の寄生虫だと言われても仕方ない
弱いもの、声を上げない物をまず犠牲にする、しかしその弱いものは既に体力を消耗しつくそうとしている
羊や牛馬がいなくなれば牧場はやっていけない、牛馬や羊も逃亡するか反乱するか、壊滅する
まず人が生き延びる事を個人単位で支えて行かないとますます政治不信はつのるばかり

eースポーツとアートと神と

最近「e―スポーツ」という奴が話題に上る、対戦ゲームの大規模の物の様だ、
画面を見ながらゲーム機の操作をして対戦する、
しかし古い人間としてはネット上のゲームであれどうしても「ゲームセンター」の暗闇とイルミネーションと密閉空間と言うイメージが強い、
調べてみると
スポーツとは、一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体活動などのことである。
となっている、まあこの後に続きが有って広い意味ではカードなどの競技も含めて「スポーツ」と言う事もある、
しかし自分の感覚としてはどうしてもスポーツと呼ぶのには違和感が強い、
システムや通信など企業戦略としても有効なのだろうがスポーツ→運動と言う感覚で生きて来た私にとって、“なんだかなあ”と言う感覚は否めないな
クーベルタン男爵の「より強く、より早く、より高く」と言うオリンピックがスポーツの祭典だとしたらやはり違う、
ケームに強い→いわゆるオタクと言う印象は間違えているのかもしれないがどうしてもそう言う印象でアスリート（これも古い世代にはなじまない横文字だが）とは正反対な気がする
同じ様に最近と言ってもここ数十年それもマスコミの一部が使う言葉の用法に「アーティスト」がある
アート（英語：Art）とは、芸術・美術など間接的に社会に影響を与え得るものである。
先日NHKのニュースで「今年一番売れたアーティストは・・」と言うのが有って（ああ、ついにあの表現も市民権を得たのか）と寂しくなった、
絵画、音楽、彫刻などはやはり芸術としてアートと言われる事は多いだろう、がそれはある一定の権威のある評価を得た作品でありその作者或いは音楽なら世界的なコンダクターなどのみがアーテストと言われるのに相応しいのであって学校の美術の教師はそれを生業にしていてもけっして「アーティスト」とは呼ぶまい
「何んとかかんとか４８」もジャニーズのグループも立派な「芸術家」だしインタビューのコメントが良ければ「神っ」だそうだ
最近とみにその価値と権威を下げたものには「神」と「芸術」かもしれない

生まれ変わっても

晩酌の時、かみさんが「生まれ変わったら何をしたい？」と聞いてきた、
「ほら、もう少し勉強しとけばよかったとか、私は本当にそう思うな」と言う、
確かにもう少し勉強しておくべきだったとは思う、
私は中卒だ、赤貧洗うが如くとまではいわないが学費以前口減らしに近い状況で働きに出た、
当時は（金が有れば高校に行けたのに）とずっと思っていたが最近は（自分の責任）だと素直に思える、
実は日立製作所の臨時工になったときに都の職業訓練所に応募し高卒程度の知識がいると言う「電子機器組立科」と言う科に合格した、
「微分積分があるので難しいとは思うが頑張りなさい」と言われ3ヶ月程毎日18時から２１時の講習に出たが結局挫折した、
恐らく当時は「高校に行けなかったから」と考えていたと思うのだが今廻りを見れば苦学で大学まで卒業した諸氏諸兄は大勢いる
やはり自分の性格のだらしなさだ、もう一度生まれ変わっても自分は同じことになるんじゃないかなとやはり素直に思う、
「もしあのまま無事資格を取って地位を得たら俺は本当に嫌味な奴になっていたんじゃないかと思う」と言ったらかみさんは納得した顔で笑っていた、実は嫌な性格なんだよ私は
歳をとって此れから出来る事も少なくなっきた、「幾つになっても遅くはない、人は幾つになっても成長する」と言う話も聞くしそういう方々も見る
無論自分も未だ隠居する気はない、が少しゆっくりとしても良いかな？という気もある
しかし本当に「上手く行ったのは廻りのおかげ、上手く行かないのは自分のせい」と思えるようになった
あるがままに淡々と生きたいと心から思えるようになったのはやはり歳のせいか
「もう一度生まれ変わっても恐らく同じだろうな、結構面白かった人生だ、未だ終わった訳でもないがな」と言ったらやはり複雑な顔をしていた、
「あ、又生まれ変わってもお母さんと一緒になるから」と言ったら思い切り大笑いをしていたが
何が可笑しい！
実は（もう一度同じ人生を生きられるなら、あの子とあの子は出来たのにな）と内心考えていたのだよ、絶対言えないがね

常識的に考えたらオリンピックは無理だ

コロナは一向に衰えを見せない、更に変異種もでている、
アフリカでは「変異種は感染力が更に強くなっている事が確認」された
緊急事態宣言がだされても人々の意識が低下しているのか前回に比べて効果が出ていない
そんな中でやっとオリンピックの中止が俎上に上がって来た、
私はコロナ以前から何兆円もかけてオリンピックを開催する事には異論が有ったのでこの状態での開催は論外だった、
政府は「コロナをねじ伏せて勝利のイベント」として絶対にやると言っているが後半年強に迫ってもコロナが収束するという兆しは全くない
何を持って「コロナに勝利する」事を前提に発言するのか真意が全く分からない
今更引っ込みがつかないのかもしれないがこれ以上の決断の遅れは更に国費と政策に負担をかけるだけだ、
「全力を持ってコロナに対応する」と言うなら開催自体ほぼ不可能だと世界各国から言われているオリンピックにかかる経費と労力を振り返るのが当然だろう
「アスリートはそれを目標にずっと努力してきた、その希望を奪うのか」と言う様な意見も聞くがコロナは只平穏に生きると言う希望を侵食している、
体力の限界を競うどころか普通の人々の生命を奪う事になっているのだ
予算は幾らあっても余る事は無い、東京都の予算もその分補償に廻して人の動きを止めなければならない、
オリンピックは中止すべきだろう、その予算と労力は全てこの惨禍に向けるべきだ
既に高度医療病院が受け入れできず待機中に死者が多数出ている、既に医療崩壊は始まっているのだ、
ワクチンもノルウェーで接種の後死亡するという事例が3０件以上出ているらしい、
重篤な持病を持っている患者だったらしいがそれにしてもワクチンでこの惨禍を乗り切れるという基本が確立していないのだ、
人が集うのが人を追い詰める事になると言う事を我々が認識しなければならない、
直す方法は未だ全くないという事がなぜ理解できないのだろう、三密を避けて、と言う時に一緒に行ってもらいたい、
感染したら直す方法は無い、自分が死ななくても万一保菌者だったらその先で何人かの人が死ぬ、
潜伏期間は2週間、発症しなくともウィルスを拡散する、熱が出てからでは既に多くの感染者を作っている、
生活の補償はするから動かないでくれと何故言わない、店が休めば収入は無くなるとしても生活にかかる費用は国で補償する、
雇用者も被雇用者も取り敢えず生きて行く事を個人単位で支えればいい、
事業は皆が生き残れる事が前提だ、事業者目線で考えるな
無防備で毒ガスに巻き込まれているのだと言う事を自覚すべきだ、