梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

都知事選

2014-01-31 11:05:47 | 雑記
少し前にやったばかりだと思ったがまた都知事選になる、停滞するし金も掛かるし馬鹿な話だが仕方ない。
石原前知事の功罪は多々あるが終盤になった頃は私なんかが考えるに功はほとんど見当たらず罪だけになっていたと思う、尖閣問題も「ネット右翼」に支持されたが自らの名前をさらさないで蔭から「そうだそうだ」と騒ぎ立ててさっと隠れるような輩に支持されたといっても何の責任もない連中の支持など当然何の権利もない、
国際的に日本が孤立化という程ではないにせよ評価が下がったのは尖閣の公的保有というあの事件からだろう、領土問題は当事国の認識に大きな隔たりが在るから起きる、こちらが正しいと言う言い方はする必要は有るが大声を上げれば相手も大声になる、それは周りから見ればほとんど未開文化かやくざの縄張り争いでしかない、
国を国際的に面倒な状況に巻き込んだ事の始末が出来ないなら、と言うより其の侭都の首長の座にいられても大いに迷惑だからあの辞任は歓迎だったがその薫陶を引き継いだ猪瀬氏では概略も変わらない上に政治の素人ではどうにもなるまい、
「第二東名は国家の損失」と言っていたが現在のNEXCOの収益を見たらそうとも言えなかっただろう、無論未だ出来立ての有利さも有るから未だわからないのだが、
それはともかく、今回の候補者から選ぶと言うのもかなり難しい、
まあ国政もそうだが結局「消去法」しか無いと言う有権者の選択は実に悲しいものになる。
都民の行きたい方向に運転してくれそうな運転手は未だ大型の運転にはまったく慣れていない、しかし大型の運転の経験が深い運転手は結局我々都民の行きたい所とは関係なく自分が行きたい方向に連れて行ってしまいそうな懸念がある、
乗り心地よく事故も無く都政を運営してくれるが結局都民が目指していたところには到着しないか、こっちに行きたいと多くの都民が考えている方向に走らせるが彼方此方に傷をつけて急発進と急停車を繰り返す頗る不安な運転手とどちらが良いか?いや多少乗り心地に何はあっても目指す目的地に近づくなら「そのうち運転も上手くなる」だろうし気がついたらとんでもない場所にいってしまい多くの都民が車から振り落とされるかトラックの荷台にでも押し込まれるかと言うのも困る、
究極の選択と言う言葉が流行ったが今の日本の選挙は別の意味で何時も「究極の選択」を迫られる、そして結果として何時もブタを引いてしまう気がするな

ヘレンメリルとグラシェラ・スサーナ

2014-01-11 17:13:24 | 雑記
先日何かの用事で娘と会った、たしか女房に用事があったと思ったのだが覚えていない、娘は11月の初頭に40歳になったのだがどうも今の40歳と言うのは我々のころとかなり違ってまるで小娘のような服装をしている、決してそれが似合うと言うのではないがそれなりに着こなしている、その上に40になっても毎年誕生日プレゼントの催促がある、女房の話では今年は編み物用のけいとだったそうだ、自分の記憶ではがさつの見本みたいな娘にはどうしても違和感があるのだが色々女房や取り巻きにプレゼントし巻くって居るようだ。
当然その代わり両親にも誕生日の贈り物がある、私はタバコをやらないしあまり服装に興味がないので(娘に言わせると「お父さんの着るものは難しすぎる」そうだが)贈り物に困ると言っていたので毎年誕生日前に「これを買ってくれ」と言う事にしているのだが私は新し物好きなので結構高額になる事が多い、
最初は電子ブックで去年はシャープの電子ノートだった、その前の年に私が革製品と銀製品が好きだと言うので二つ折りの財布を買ってくれたが息子の話では「結構高額だぞ」と言っていたのだがブランド品にはあまり興味が無いので結局使わなかったのだがそれも不満らしい、
私の誕生日は1月なので未だなのだが「何がほしいか言ってくれ」と言う、色々考えた結果久しぶりにCDを何枚か買わせる事にした、昔持っていたが車を下取りに出す際にうっかり乗せたまま出してしまったCDが有ったのでこれを買わせることにしたが如何にせん古い歌手なので名前を言っても覚えられないそうで「自分で買って来たらお金を渡す」と言う情緒もありがたみも非常に少ないプレゼントになった、が貰えるだけ有りがたいし使わないものをもらっても仕方がないので有難く請求させてもらう事にする。
手に入れたかったのはグラシェラスサーナの日本の歌のCDで最初に彼女達の歌を聴いたのはかれこれ30年以上前だったと思うので今では結構いい年齢ではないかと思う、
独身の頃カーステ用にガソリンスタンドでカセットを買ったのが最初だった、それからCDになって二枚組を二度買ったがどのレーベルに入っていたか覚えていない、正直言って日本のオリジナルより彼女の声の方が私には素晴らしかった、特に好きだったのは「石狩挽歌」と「狂った果実」それと「回り灯籠」だった、
今回見つけたのに入っていたのでは(本当に“見つけた”と言うくらい無かったな)「別れの朝」と「恋人よ」が秀逸だった、「回り灯籠」は入っていたが「石狩挽歌」が入っていないのでまた探してみようと思っている、もう一枚はブルーノートのダイジェスト版でこれもLPで持っていたが処分したリーモーガンの「ムーンイトデザート」(月の沙漠)その他有名な曲が入っているが正直殆ど持っている、この月の砂漠が見つからなかったのでそれだけで買った様なものだった、
私は昔から外国のシンガーが歌う日本の歌が好きだ、最初はおそらくアーサーミラーの「猩々寺の狸囃子」だろうな、迫力のあるブレスで歌う猩々寺は全く童謡とはかけ離れているが豪快な笑い声と印象に残っている、
その次に気に入ったのはヘレンメリルの「五木の子守唄」だった、同じLPに日本の歌が入っていた筈だが覚えているのはこの曲で少女の悲しみがあの優しい歌声が見事に表現されていたので恐らく誌の内容を理解したうえで歌っていたのだろう、
今マスコミでは歌手の事を「アーティスト」と言うが恐らくこの頃の歌手がそう呼ばれたら笑ってしまうだろうな、淡谷のり子が「今の歌手と言われている人達は歌手ではありません、あれは“歌屋”です」と言って居たが彼女も「芸術家」と言われたらどうコメントするんだろうな、
音楽と言えば昔は映画音楽と言うジャンルが有ってとても好きだった、その中でも「黄金の腕」と「ガラスの部屋」が好きだったのだが「ガラスの部屋」はお笑いタレントのヒロシがBGMに使ったおかげであの素晴らしい曲は笑われるようになってしまったのは実に残念だ。

2014-01-09 08:42:54 | 雑記
安倍政府の行動がどうにも危険を孕んでいる、あらゆる行動が戦前の軍事国家に逆戻りしているように見える、
自民党政府は何を考えているのだろうか?戦力で威嚇する方向に国を持って行くのは言わばやくざの発想だろう、「暴力で威嚇されるのは気に入らない、俺だって喧嘩は強いんだ、何時だって買ってやるぞ」と言うのではまるで程度の低いチンピラやくざだ、まともなやくざだったら喧嘩の強さなんかは声高に叫ばない、
領土問題は当事者双方の認識に違いがあるから起きている事は当然だ、これを一気に解決する方法などあるわけはない、よっぽど不法な占拠でもない限り第三国が乗り出したりしたら話はこじれるだけだ、中国も韓国も行動しているのは民間人でそれを煽るような報道は有っても公式には制限している、
それを国と言う単位で行動に出てしまえば相手国も当然対抗する、話し合うテーブルは遠のいてしまう、境界線の杭を勝手に移動する行為は犯罪である、正しいと言うならそれなりの反論し国際的な同意を得るのが常道だろう。
何度も言うがやつは一体何をしたいのだろうか?日本国民を、日本国の将来を考えたらとても取るべき行動とは思えないが政治の世界に生まれ性維持の世界に育った筈の安倍信三と言う男がそれほど訳が解らないとは考えにくいのだがこの方針で国際的に、そして国民の生活が上向くとは考え難いだろうが
しかし政治の世界以外を見ていないと言う事から庶民の生活は解らないかもしれないな、凡そ国民の7割、その内さらに3割は年に1万、2万の出費が生活そのものに大きく影響する事など解るはずもない、国民平均収入の半分以下を貧困世帯と言うがその貧困世帯が5割に近づいている、数字的に実におかしな話である、半数の国民が総人数の平均の半分に満たないというのは如何に貧富の差が大きくなったという事だ、
その為に「政策で賃金を上げるようにした」と言うが上げる財資がある企業などは国内で2割も無い、それどころか凡そ半数以上の零細企業は現在の給与を維持する為に借金を繰り返しているのが現実だ、
オリンピックが国を豊かにし、国民に夢を与えると言うがその恩恵に預かるのはほんの一握りの会社でしかなく、原資の為の国債は更に国家経済を圧迫する、
民主主義が政党政治なら子の暴走に歯止めをかけられるのは野党一致の内閣不信任しかない、安定野党でそれでも半数を確保できるか微妙ではあるが与党内にも良識ある議員は必ずいるはずだ、野党勢力は小異を捨てて大同に就いてもらいたい

歴史と地理、勉強の話

2014-01-07 09:48:06 | 雑記
歴史の教科書が教師たちの手で新たな方向で検討されるという記事を見た、「年号で丸暗記が成績に重要だというのは歴史と言う教科では歴史を理解するという事にはならない」とは言うのには全く同感だ、小学校で言う社会科と言う括りの中で歴史と地理と現代社会と言うジャンルが同一なのはすべて関連しているからでそれを単に年号とか重要人物の名前とか国名の暗記能力で好成績になるというのは勉強の弊害以外の何物でもあるまい、
私は歴史も地理も好きなほうである、しかし年号で言われたら恐らく相当ひどい点数になるだろう、しかしその前後関係はほとんど間違いなく答えられると思う、
女房もかなりの歴史好きだ、とくに奈良時代に関しては年号と天皇の名前ではとてもかなわない、しかし地理が実に弱い、まあ女性は地理には弱いものであるがどうしてあそこが抜け落ちてしまうのかわからないがたとえば壬申の乱における大海人皇子の吉野脱出などは地理との関連が深く実に興味深い話なんだが「解らない」そうだがそれでも「面白い」らしい、この時代だけでも時系列になぜ壬申の乱が起きたか、大化の改新との関連は?さらに遡れば天皇家は何処から始まるのか?記紀の物語と実際の歴史の関係は?などと興味は尽きない、やがて平安時代を通り通り武士の台頭で鎌倉幕府が出来、足利尊氏が室町幕府を開く、やがてそれも爛熟から衰退し戦国時代を経由し江戸幕府が出来と言う話はすべて小説に成程色んな話があり、すべてそれも地理と絡んでくる、
しかし学校で教えるのは「いいくに作ろう・・」と言った丸暗記である、歴史は人が生きて来た記録そのものでありさまざまな条件を克服し社会を発展してきた証でありそれを理解しそこから何かを得る、多くいの間違いを犯しそれを教訓にしてまた新しい歴史を積み重ねる、それが「知恵」と言う最大の武器で地球と言う星の生命体に君臨する事が出来たはずである、それは「何年何月に起きたか」より、「なぜそれは起きたか」の方が重要であり、それから何を得て何を積み上げてゆくかが人間の成長、社会の成長の根源だろう、
教育と言うものが相変わらず暗記した内容だけで成り立つならやはり日本の未来は暗澹たる物になるだろう、私は中学校しか卒業していない、しかし子供たちの勉強は高校生になってもある程度教える事が出来た、数学も基本的な処は中学校でほとんど習っている、
微積は無理だが私達の卒業した昭和38年頃の中学では二次連立方程式と因数分解まで教えていた、基本的に此処まで覚えていればある程度の数学は対処できる
数学は基本的に足算であり、その逆が引き算、同じ数を複数回足すと言うのが掛け算でこの逆が割り算である、殆どの数学はこれを基本にしている、九九はあくまで「早く答えを出すための暗記」でありそれ自体には意味はあまりないのだがこの基本を理解しないで次に進むのでそれこそ五里霧中になってしまうのだ、
脱線した、歴史はその前後関係が重要で細かな年号はあまり関係ない、それが学習意欲を削ぐならやめるに越したことはない