梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

セイタカアワダチソウと薄と曼珠沙華

2016-08-31 09:29:50 | 雑記
セイタカアワダチソウと言う雑草がある、名のとおり泡立つように大量の花が咲く、
この花草は外来種らしいが日本の土壌に合ったのか日本の在来種を押しのけて繁殖する、日本の古来種でなじみのある薄がこの草に浸食されて問題になったこともあるがどうやら有名な薄草原には若干条件が合わなかったのかそれとも皆の努力のおかげか今でも残っている様だ、
関東付近で有名なのは箱根仙石原と朝霧高原の山梨側で時期に行くと風に波打つ風景は一見の価値はある、しかし薄の風情と言えば何方かと言えば十五夜に一二輪(輪と言うのも変だが)おかれているような形、未舗装の農道脇に風に揺れている様な感じの方が私は好きだ、

夕日の滝


池上本門寺、リバーサルのべたやきです



私が子供の頃にはこの雑草は無かった気がするが同じ様に最近も一時ほどの繁殖も見ない気がする、別名「ブタクサ」と言うそうでこの花粉も花粉症のアレルゲンだそうだ、
少し前は電車に乗っていると線路脇や他の中の水路に沿って黄色い花が群生していたが最近はあまり電車で移動することが減ったので正確ではないがあまりなかった気がする、
子供の頃里山の用水路脇は大抵篠竹が川沿いに続いていてこの竹林と田の間、畔の脇にはヒガンバナが咲く、彼岸の時期に咲くのでそう呼ばれているが本名は「曼珠沙華」だったと思うがこれも俗称かもしれない、字ズラが何となく仏教的なんでそんな呼び方なのか、
そう言えば我が家の古い墓地に数本が疎らに咲いていた、彼岸の墓参りに行くたびに咲いていたので春秋同じ様に咲いていたのだろう、雑草を抜いてもこの花だけは残しておいた、
「赤い花なら曼珠沙華、オランダ屋敷に雨が降る」と言う歌が有った、ジャガタラお春という曲だったような気がするが未だ4歳程度だと思うが青年団が村芝居をすると言うので真っ暗の山道を母親の背中におわれて見に行った事を思い出す、
不思議なことに今でもお袋の髪の匂いを覚えている、むろん説明の出来るものではないがやはり「覚えている」のである


改憲第24条

2016-08-30 16:15:39 | 雑記
自民党は憲法を変更する事に積極的と言うより強引に推し進めていると言う印象が強い、
元より第九条の戦力の放棄を変更するのが究極の目的ではないかと言われているがそのほかにもかなり変更案を出しているらしい、
東京新聞が指摘したのが二十四条の家族婚姻等に関する基本原則。の項に関する事で現在の法文は

第二十四条
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、
夫婦が同等の権利を有することを基本として、
相互の協力により、維持されなければならない。

自民党の新案は
婚姻は、両性の合意に基づいて成立し、
夫婦が同等の権利を有することを基本として、
相互の協力により、維持されなければならない。

(「両性」の)はLGBT法では削除する事になるんじゃないかな)←余談です
アンダーラインの“のみ”が削除されている事だがなぜわざわざ“のみ”の文言を削除しなければならないのかが良くわからない、日本会議の女性代議士が「合意のみで成立した婚姻関係は合意のみで簡単に離婚する事を防ぐ」と言った趣旨の発言をしたらしいが婚姻関係を維持できなくなっている夫婦を他人が「離婚するな」と言った所でそれはさらに苦しみを長引かせるだけだ、
親の或いは家の都合で、意思で思いもしない相手と結婚させられて子供が出来ないから離婚させられる等と言うのは江戸時代でも一部の武家社会位だ、
政略結婚は白鳳時代から公家で、戦国時代は武家社会にも有った、商人の時代になっては経済政略結婚も有ったし今でも政財界では当たり前のように行われているがそれはあくまで欲が生活の最重要要素である連中の発想だ、現在の政略結婚自体もまた当人同士が納得して欲を最優先している種類の人種の問題だ、それはそれ当人が納得しているのだからわざわざ「のみ」の文言を削除する必要もあるまい、親から強制されてするわけでもない、それが将来幸せになる条件なのだから選んでいるはずである、この状況で“のみ”の文言を外す意図がわからない、
他の記事で「経団連」が「政治と経済は車の両輪である」とコメントを出しているが政経官の癒着が汚濁した国家経営だというのが近代政治の常識として来たがこう堂々と言い放たれてはたまったものではない、政経官と軍が結託した結果が第二次大戦でありその敗北から財閥解体が行われたのだし農地解放も行われてそれが例えアメリカが日本の結束力と経済構造を解体する為ではあったとしても結果として敗戦からわずか40年足らずで国力を復活できたのだ、昭和20年代からバブルの前日まで日本復興の原動力になったのは財閥の生き残りではなく農地解放と財閥解体で雨後の筍のように立ち上がった中小企業とその働き手だった筈だ、今の様な経済格差は大きくなく、皆「まじめに頑張れば豊かになれる」事を信じて身を粉にできた、
今の経済界が国民の半数を超える貧困家庭の事を考えて「国家の両輪として国を盛り立てる」ことなど考えられるわけもない、貿易黒字が増え続けても関連企業にはその恩恵は回る事もなく「内部保留資産」が積みあがっているだけの数字を見れば経団連の言っている事は公開癒着政治、巨大談合だと言ってもよいだろう、彼らに中国や南米の汚濁政治を誹謗する資格はない、

月見草

2016-08-29 08:45:40 | 雑記
第一京浜国道の蒲田近く立体交差点の緑地帯に黄色い花が咲いている、女房と「月見草かな」と話して居たが結構背が高い、大人の背丈位ありそうだが大抵都会の片隅に咲いているものや地方の道路脇の花は40~50cm程度だった、
生まれた家は県道からごく小さな段々畑があって家族の消費する程度の野菜を作っていたがその法面に月見草が植えてあった、母は伊勢崎の生まれで結構いい家庭だったらしいが大田の中島飛行機に勤めていた父親と一緒になった結果敗戦で父の田舎で大変な貧乏な生活をすることになったが自分が知る限りずっと明るいままの性格だった、47歳の春先に癌で死んだので思い出は未だ小学校に行っていない頃の記憶しかないがよく故郷の話をしていたのでやはり辛かったのだろう、
女学校の友人に「マサエちゃん」と言う仲良しがいたらしい、幾つ頃なのかわからないが二人でよく利根川に河原に「月見草が開くのを見に行った」と話して居た、「近くで見ていると捩じれた花がズッズと小さな音を立てて開いていって最後にポンッと開くのが好きでね」とお針の手を止めずに話して居たのを思い出す、
「待てど暮らせど来ぬ人の、宵待ち草の~」と言う歌では「宵待草」だがたしか「待宵草」と言う言い方もあった、ググってみたらどうやら学名的には「待宵草」が本名らしい、しかも本家の「待宵草」は白い小さな花が日々草に似た花で色んな種類が有り私の知っていたのは「オオマツヨイグサ」の一種らしい、母親が家に育てていたのが利根川河原に咲いていたのが同じだと言っていたのでどうやら「オオマツヨイグサ」だった様だ、
名前とすればやはり「待宵草」より「宵待草」の方が情緒が有って良い、まあ歌詞のせいも大きいが「月見草」も詩歌で使われるのでやはり本名より良いようだ、更に言えば本家よりオオマツヨイグサの方が有名である、「月見草には富士がよく似合う」と書いたのは太宰治だったがたぶんこっちも本家ではなく姿の良い分家だったんじゃないのかな

テレビ業界とツイッター高畑氏の事件に思う事

2016-08-26 08:44:23 | 雑記
女優の高畑淳子氏の長男が破廉恥罪で逮捕された、ビジネスホテルで従業員の女性を強姦したと言う事件で母親である高畑氏の心情を考えると同情を禁じ得ない、
20歳を超えたら本人の問題だから母親が責任をとる必要はないという意見もあるが取るとことと感じるという事は根本的に違う、きつい言い方だが法的責任は無くとも子供から大人になる間の人格形成の責任はやはり一番親と言う事にはなるだろう、第一これから舞台や画面でどう言う顔ができるというのか、長い時間が必要かもしれないが乗り越えて貰いたいと彼女のファンである私としては切に願う処だ、
この事件が知れたとたんネットにいろんなツイートが流れたが芸能界からは「彼は異常だった」とか「暴走を止めるのに大変だった」とか言う意見が出ている、しかしそれをドラマからバラエティ(この手の番組は基本的に嫌いだ)が大変多く使っている、タレントからも現場スタッフからも「変だ、危ない」と言われながら表面の人気だけで重用する放送界の愚かさと悍ましさが露呈したという事だろう、その結果が数億になると言う損害だ。
ツイートの中にごく少数だが高畑淳子氏のことを「役者だから同情を引くのはうまいからな」と言うのが有ったが本当に人の気持ちがわからない人間だなと腹が立った、本当にそう思っているのか、他人とは違う事を言うことで優越感に浸りたいのか解らないが母親の気持ちを慮る事が出来ないどころか傷口に塩を刷り込むような事が出来る性格が情けない、それも実名も顔も出ない処から街中にごみを撒き散らすかのような行動は人間としての価値を自分で下げている事を理解しているのか、
冷静に考えれば自己嫌悪に落ち込むだろうと思う、落ち込んでほしいと思う、そのままの性格は社会では鼻つまみ者だ、流石にこれには反対ツイートも少なくみんな無視(今風にスルー)をして居るようなのでほっとしている、
高畑淳子氏のキャラクターが消えない事を祈っているが暫くは顔を見るとこの事件が過る事は否めないのが残念だ

分からん

2016-08-25 08:22:14 | 雑記
大分の警察が民進党の選挙事務所に無断で(当たり前か)監視カメラを仕掛けていたという、仕掛けた関係者を住居不法侵入で書類送検をし監督責任として署長以下に懲戒処分を科したという事も付加されている。
確かに罪状は不法侵入だが同時に個人のプライバシーに関する侵害行為だ、それよりも現住住宅ではなく選挙事務所を開設したら監視カメラらを2か所も仕掛けたというのは思想犯取締りの捜査に近いだろう、暴力団事務所だとか左翼系過激派とか或いはカルト教団とか言うのではなく何で「民進党」だったのかわからない、いったいあの警察は何をしたかったのだろうか?
先の選挙は結局また与党の圧勝に終えた、そしてそれはある程度予測されていた事だがその一番の原因は恐らく与党第一党である民進党のていたらくぶりだという事も周知の話だろう、そこにあえて法を犯してまで監視カメラを設置した意図が全く分からない、
「選挙違反の証拠を集めるため」の様なコメントが有ったらしいが選挙違反を選挙事務所の出入りでどういう証拠になるというのだろうか、もしかしたら与党自民党にすり寄るための手土産とでもしたかったのか、しかし自民党もこんな映像をもらっても何の役にも立つまいし持ち込まれて痛くもない腹を探られても迷惑な話だろう、それとも自民党県連あたりからそれとなく話でもあったのか、だとしたらあまりに現実をわかっていないだろう、地方特有の危機感が有るのかもしれないが結果的には圧勝だ、負けたら訪問者のあることない事をでっちあげて問題視にでもするつもりだったのか、本当に何をしたかったのか分からない、だれか解る様な説明をしてくれないか?