梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

誰だって感染するし誰だって死ぬ

2020-07-31 09:03:04 | 雑記


感染者数はさらに増加しその感染経路は追跡不能の状況になりつつある、

家庭内、職場内、或いは全く不明と言う状況になっている、

経済は大事だがそれもこれも人が生きていてこその問題で死んでしまえば経済どころか社会生活の意味すらなくなる、

緊急事態宣言の後10日も待たずにあれだけ沈静化したという事実は人が集まらなければ感染は防げると言う結果を如実に示している

逆に言えば今楽しみたいと言う個人的な欲望だけで他人の命を危険にさらしているという事だ、

「自分は感染しない、感染しても死ぬことはない」と思っているのだろうがそんな事は絶対にありえない、死ぬ事は十分にあるのだ

数日前、看護師の人が高齢の陽性患者にマスクをして欲しいと30分にわたって説得したが説得に応じなかったがその看護師の方が感染してしまったという事件があった、

感染陽性の人が説得に応じない、「ばらまいてやる」と言った奴もいたがばらまく意図はなくともばらまいてしまうのだ、”殺して”歩く事を理解しなければならない、

経済界の要望や収入激減の生活の為にリスクを負っても経済活動を再開するというのは結果的にこの状況を長引かせるだけどころか医療崩壊を招く、

病院どころか遺体の回収すら出来ず路上の感染死の遺体が放置されているという国すら出ている、

「やっぱり失敗だった」では済まない、それこそ「後悔先に立たず」であり「転ばぬ先の杖」だ

今決断しなければ絶対に後悔する、足腰がガタガタなんだ、見えを張って杖を持たなければ転倒して致命的なけがを負うだろう、

緊急抑制は前回以上に国民の生活を脅かす、予備費ではない実行予算として10兆円は発動すべきだろう、

軍備予算、オリンピック予算は取り崩してコロナ対策に廻してもらいたい

オリンピックも感染下で国民の多くが失われ医療崩壊の中で出来るわけもないだろう

仮想敵国も感染が広がっていると言う、いくら経済封鎖と言われても人の往来がある以上感染はするし貧困層の生活環境はリスクは大きくかつ医療環境も低劣だろう

世界中が感染渦に巻き込まれている中での軍事行動は国際的批判は火を見るより明らかだ

幾ら愚かでも今行動に移る事はあり得ないだろうと思う、

天が落ちてくると憂いを言う処か落ちてくる天を支える屋根を作ろうという様な予算は天の下で苦しんでいる人民を救うのに使うのが当然だ

全て「命あっても物種」、生活保障をしたうえでロックダウンする事が必要だと思う






椿の実とお袋の話

2020-07-30 14:02:47 | 雑記
今年の梅雨は長い、太陽をどの位見ていないだろうか
今年はあまり紫陽花を見なかった気がするが気のせいかもしれない
玄関前に焼き物の50~60cm位の高さの壷があってその中に小さな椿が植えてある
花の時期には気が付かなかったふと気が付いたら過多そうな実を幾つかつけていた

艶のある硬い葉の中にしっかりと育っていた



子供の頃此の実を剥いて中の黒い種を出して石にこすりつけて中の白い部分をくりぬいてからにしたもので笛を作って遊んだことがある
家には椿油と言うのかあってこれはお袋が長い髪に擦り込んでいた
洗い髪に風を入れて乾かすと櫛に塗って扱くように梳いていた髪は腰の下まであって46歳で亡くなったので最後まで艶のある黒だった
疎開先の親父の田舎で貧乏暮らしを裁縫で支えていたので一番覚えているのは裸電球の下で針仕事をしている背中のシルエットだった
生まれ育ちは上州の伊勢崎で結構裕福な家だったらしく女学校に行っていたらしい、クリスチャンだったのでミッション系なんだろう、
同級生の「トミエ」ちゃんとの話を小学校にもいかない私に針仕事の手を止めずに話してくれていたが今考えれば自分に話しかけていたのだろう
遠く静岡の山奥で軍需工場の職工だった親父は田畑を持たない三男坊で借りた僅かな畑で自家製の野菜と麦を育て炭焼きをし、樵をして僅かな収入を得ていた
お袋は嫁入り修行に身に着けた和裁の腕が良く村の娘達の浴衣や訪問着を仕立てて家計を支えていたらしい、
しかし幼い私に毎日のように昔の話をしていた、その頃の生活は今覚えている内容からすると現生活と葉雲泥の差があったのだろうが愚痴を聞いた事はなかった気がする
そんな故郷へ下の姉が中卒で就職した紡績で職業病の様な肺結核を患って僅か2年で家に戻った頃初めて伊勢崎に里帰りをした事がある
多分昭和33年位だっただろう、敗戦前から伊勢崎には戻っていなかったはずだから恐らく15~16年位だったと思うが初めて帰った故郷でどんな話をして来たかほとんど語らないまま
その翌年には肺に転移した癌で死んでしまった、
「利根川の河原にはね、月見草がいっぱい咲いて、夕方見ていると捻じれた蕾がズッズッとほどけてきてね、ポンッて音がして開くんだよ」と針仕事の手を止めず話していた事を思い出す
「春名の麓には白い土蔵があってね、夕日が当たると赤く光って見えるんだよ」と言う景色はまるで自分が見た様な思い出になっていたが結局私はお袋の故郷には行くことも無く他界してしまったのでお袋の故郷はどこにあったのかすら知らない
私は生まれた村を離れて57年、既に故郷は他国になったがお袋にとっての故郷はどうだったのだろうか、

アベノリスク

2020-07-29 12:49:29 | 雑記
悪評紛々だったマスクを又配布することが分かった、

使えない、小さすぎる、息が苦しい、

前回のアベノマスクの評判を調べれば幾らでも出る
※※※
”朝日新聞は、布マスクの配布事業で厚労省がこれまでに業者と結んだ全ての契約書計37通を入手。取材も踏まえて分析したところ、配布・発注済みの布マスクは計約2億8700万枚にのぼり、総額約507億円の費用がかかっていた。うち郵送やコールセンター、検品などの事務経費が約107億円を占める見通しという。いずれも入札をしないで業者に発注する随意契約だった。”
※※※
こんな記事がある、随意契約は原則禁止だが緊急措置だという事だろう が全く緊急性はないうえに必要性自体認められない

追加分だけでも140億円だそうだ、その金を補償費にして休業要請をした方が明らかに効果はある筈だ、

Gotoキャンペーンの時も(必ず金の動きはある)と思ったら案の定二階氏の政治団体に数千万の献金があった、

随意契約をした業者は公表し金の流れは徹底的に追わなければならないだろう

奴らが金にならない事をやる訳はないのだ、それも四面楚歌集中砲撃を受けながらしゃあしゃあとのたまっている政治屋の裏側を徹底的に調べるべきだろう

世界を恐慌に追い込んでいる未曾有の災害においても唯々己の事だけに政治を歪曲しているとしか思えない

安倍政権は日本の行く末に大きな障害でありリスクだ、現在進行形のリスクは「アベノリスク」と命名しよう、


これが現政権の本音、三権分立してないし国民は主体でもなかった

2020-07-27 11:07:38 | 雑記
東京新聞の今朝の記事で初めて知った



これが官邸のホームページにずっと記載されていた「三権分立」の説明図だそうだ

全く気が付かなかったというかあまり官邸のホームページなんかは見なかったのだが これを見て怠慢だと自覚した

現政権は三権分立を全く無視していると言い続けていたがこれを見たら堂々と「三権の主は内閣である」と書いてあった訳だ、

それをホームページで表示し続けていたのだから「公知の事実」であると言われても仕方ない、

しかし公知以前の問題で三権は各々独立し監視保管する関係だが三権の主権者は国民全体だ、

確かにこの図では中央に「国民主権者」と書かれているが内閣は国民を監視介入抑制している 、

政府は「誤解を招く、そういう意図ではないが書き換える」と言っていたが意図的以前の問題でこの図が彼らの諦念だという事で「安倍政権の常識」だったという事だ

官僚の人事権を握り隠蔽・改竄・偽造までしても何の問題も起こらない 、立法、司法も行政を審査出来ずその機能は全くと言っていいほどで森加家問題も経産省の偽造問題も三権無視がまかり通っている、

その指示(忖度か?)が内閣から出ているだろうことはこの図で非常に解りやすい、

今度差し替えたという「世論」は今まで存在せずあるのは行政による国民管理だった事は明らかでそれは「認識が無かった」ではなくそれが彼らの認識そのものだったし”当然の事”だったから堂々とこういう図を開示していた訳だろう 、

もっとも国民世論が三権にどう云う強制力を持っているかといえば声を上げるしかないのだが無視されればそれまでだなのだが、何らかの強制力を設定する必要はあるだろうな、

本当に、自民党支持層の方々、支持するならこういうような醜悪な政党をまともに戻すようにしっかりと監視してもらいたいものだ ,

まあ、これでも勝てない野党もどうしようもないがね


今国民の生命を守るのは武器ではない筈だ

2020-07-26 16:21:44 | 雑記
SNSのスラングで自民党の二階氏の事を”2Fと言うらしい、

建物の表記で使われる1F・2Fと言う所かららしいが旨い事を言う

その2F氏が観光協会から数百万の献金を数年にわたって受けていたらしい

「Go To」キャンペーンの推進筆頭だったそうだ、

そりゃそうだ、あれだけ矛盾した法案を同時に推し進めるなんてことは何らかの利益にならなければやるわきゃ無い、

今の政治家は自分の利益にならない事は極力やらない、やるとしたらそこに何らかの利権があると誰しも考える、

昭和の終わりころ「今の政治には政治家はいない、いるのは政治屋だけだ」と言われたことがある、

「政治家は政治をやるが政治屋がやっているのは商売だ、税金で雇われながら政府を利用して儲ける事しかしていない」と

同じ紙面でイギリスの新聞が「核兵器に掛かる費用をコロナ対策に廻せばこれだけ充実する」と言う記事を上げていた、

日本は拡三原則があるので核に限定しての予算と言うのはないが代わりに「いずも」の攻撃型空母に掛かる金額と戦闘機を購入する予算は1兆3千億円だそうだ、

「国防費は国民を守るのに必要な設備にかかる予算だから」医療費より優先する、

現実的な脅威はなく仮想の敵国を仮定して武器を買うから国民が感染拡大で死んでも、苦しんでも先に取る。と言うのは少なくとも「国民の生命財産を守る」と言う事と相反している、

有権者はまだ現政権を支持するというのだろうか?

あれだけ嫌韓の連中が見下している韓国は軍事予算の10%以上を今回の感染症対策に廻したという、

アジア諸国もヨーロッパの複数の国も追随する様だ、しかし日本はその議論すれ出ない、

情けない野党勢力に国民はあきれてしまいその結果過去二回の選挙も消去法の結果と無関心層に対する利益誘導組織票で乗り切って来たのだろう

上手く行かなくともこれ以上悪くならない方法を選択すべき時期なんではないのか、

行動の自粛要請と旅に出ようキャンペーンを並べて推進する厚顔無恥の輩は懐に補助金と言う税金を迂回させて私腹を肥やしているというのだ、

奴らに”恥を知れ”と言うのは全く無意味だろう、世論から声を上げなければならない

その為にも良識の府として大手新聞の意地を見せてくれないだろうか