梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

医・食・住の保証を

2020-03-31 09:15:09 | 雑記
昨日の17時過ぎ取引先から“4月一日より首都ロックダウン”と言うメールが来た、
どこからの情報ですかと返信したら”テレビ局プロデューサー”との回答に「多分大丈夫でしょう云々」と回答をしておいたら18時過ぎになって「フェイクのようです」と言ってきた、
今朝の新聞を見ていたらどうやら日本医師会が「緊急事態措置」を提案し政府が検討を始めたという記事が「決定した」と言う形になったのだろう、
日医が言い出したのは「ベッド数が絶対に不足するので医療崩壊の恐れがある」と言う趣旨だったようだが政府も都も「影響が大過ぎる」と言う事で「慎重に経緯を見守る」と言う結論になったらしい、
ロックダウン“都市閉鎖”と言うのはどの程度措置を言うのだろうか、
現在は要請と言うレベルで罰則等がない代りにそれによって被った損失は原則補填しない
強制措置だと強制力に罰則も加わる替りに損失補填もある(決まっている訳ではないが)
都知事が「カラオケ、バー、等の施設は原則営業を控えてもらいたい」と言いだした、
があくまで自粛要請なので休業に関する保証はない、無利子の貸し出しであるが借金は当然返さなければならない、
要請では無理がある事だが結局客が自粛すればやはり成り立たなくなるだろう、
政府は緊急措置として10万円程度の現金支給、商品券の配布などを検討しているが商品券は使い勝手が悪くかつ時間と経費が掛かる、
現金支給が一番効果があるとは思うが収束の目処が全く立っていない現状では焼け石に水である、
「預金に廻る」と言う意見を言う議員もいるらしいが預金できる層がどの程度いるというのか
生きて行くに必要な「衣食住」をまず安心できる措置が重要だろう、基本的な要素は
”衣”ではなく”医”に置き換えて「医食住」を保証する、
出る金を配るのではなく必要になる支払い先を公に振り替える事で時間はある程度稼げる
又「便乗して儲ける」事は支払い請求書で確認でき不当な請求は難しいだろう、
仕入れ経費の猶予も並行して行うが仕入れ先の影響も取り敢えずそこに関わる人達の生活が保障されれば猶予を受け入れる事も可能だろう、
女房が「なんでパチンコ店が要請先に出て来ないんだろう?」と言っていた
確かに煙草の煙と密閉された空間ではあるがあの世界はおそらく客同士が会話をすることはほぼゼロに等しい、特に酷い咳やクシャミが無い限り感染リスクは少ないんじゃないかとも思うが「業界への忖度」もあるかも知れないな、
痛手はかなり大きいし政界との繋がりや警察との噂もあるしと穿った考えも出てしまった

外出の自粛

2020-03-29 11:35:16 | 雑記
週末に外出を自粛する様にとの要請が一定の効果を表して繁華街が軒並み閑散としていた様だ、
中には「禁止ではないから遊びに来た」と言う若者が居たがまあ少数だったので禁止令までは出さなくてもよさそうだ、
実際に禁止令になれば遊びで無いという証明がいるようになってしまう事までは頭が回らない様だが彼の行った渋谷は要請に従って、或いは商売に成り立たない事で多くの有名店が休業をしているので行ったところで諦めるだろう、
しかしこの騒ぎで大変なのはこの産業界だ、
新肺炎の収束までは全く見通しがついていないがある程度落ち着き感染数を回復数が超えるまではこの様な措置は継続されると考えられる、
関係する人々は都内だけでも数万人を超えるだろう、
国は早急に手当てをしなければならないが便乗して「儲けよう」と言う輩や不当な利益を目論む企業や反社会組織がある以上厳重な査察はどうしても必要だろう、
取り敢えずは仕入れ代金や家賃の一時猶予を発行して、その請求に従って支給するというのが現実的か、
考えてみるとこういう業界と言うのは結構大きな経済だと改めて気付かされる、
こう言う世界はやはり人間が生きて行く事において必要な事だという事なんだろう、
生きてゆくには働かなくてはならない、しかし仕事だけなら機械と同じだ、
遊びだけなら獣以下である、どんな動物でも自分の餌は自分で手に入れる
人間社会に生きてゆくには仕事と遊びの程よい距離にいるかあるいは仕事と遊びの間を振り子のように行ったり来たりするのが必要だ、
その振り子の動きこそが人間らしい生き方なんだろう、その為の世界は必ず要る
無論その余裕すら無いという人々も多く居る、その人達は人間としての営みが破綻してしまっているという事なんではないかとこの騒動で改めて考えさせられた
逆説的だがこの騒動でこう言う状態の人々を救いあげられる大きなきっかけにならないだろうか、
これだけの財政出動が可能であれば徐々に規模を絞って行っても継続していけないのか、
最底辺の人々は新肺炎が収束しても仕事も遊びも両方とも手に入れていないのが現実なのだ

都の要請と買い占め騒ぎ

2020-03-27 11:04:36 | 雑記
新コロナウィルスが都内で急激に感染者を増やしている、
アメリカとイタリア・スペインでも増え続け死者は世界で1万人を超えた
日本はそれでもかなり罹患者数も死者も低い、
ただアメリカもヨーロッパも検査対象は数十万人になっているが日本は2万に満たない、
罹患者の数字はあまりあてにはならないが死者数は二桁なのでその点はまだよいのかもしれないが人口比率で言ってどうなんだろう、アメリカはともかくイタリアはあまり多くないんじゃないのかな、
怖いのはやはり自覚症状のない罹患者で若いと発症しないまま完治することもあるらしいが菌を廻りにばらまくことは同じの様だ、
そこから感染した若者が帰宅して家庭内濃厚接触となって高齢者に感染するという経路が非常に危険だと言う、
その為にと急激に増えている東京都を中心に隣接県首長が「不要不急な外出」と「密閉された空間で密接な集合」を控える様に要請をした、
私の住んでいる団地は4月から新役員に代わる、その為に3月末に住民総会を開催する、それが28日の19時に行われる予定だった、
60所帯が会議室と呼ばれるところに集合する、広さは12畳50~60人が集まるのだがほぼ半数は65歳を超えている、
「都の要請を鑑みて今回の総会は文書で行ったらどうか」と会長他役員に提案したが「集まったほうが良い」と却下された、
多分「自分は大丈夫」という様な感覚なんだろうが都をあげてどころか世界が「戒厳令」の様な状態なのにこの無自覚はどうなんだろう、私は今期の役員ではあるが欠席の届をしておいた
報道を見ると「週末は外出を控えて」と言うアナウンスがあったとたん又食料品が買い占められたらしい、女房の話では「レジが大変な混雑であれでは集団感染を広げているみたいなもの」と言う、
今回の騒ぎは感染症の蔓延が人間の行き来を制限してしまい製造業・観光業に大きな影響を出しているのだが基本的に食料に関する製造能力が低下しているわけではない、
運送の関係もダメージがある訳ではない販売経路や窓口が止まるという問題もない
生産から消費まで多くの経済活動が繋がっているのだからすべて完全に活性的である、
しかしどういうわけか末端で不足する、当然喰いきれない様な量をパニック買いするからである
こう言う人たちは一体何日、何か月分を備蓄すれば安心するんだろう、
この騒ぎはまだまだ続く、収束どころか増加の勢いすら止められていないのだ
どの国でも「早くても収束するのは今年いっぱいはかかる」と言っているしそれも「希望的観測」しかない、
どう転んでも「間違いなく家は大丈夫」と言う量はないのだ、だとしたら情勢に合わせて落ち着いた行動をするしかないはずなんだが全く迷惑な話だ、


せめて花でも

2020-03-26 09:09:42 | 雑記
ウィルスが止まらない、
不要不急の外出は控えるようにとの要請が出た、
仕事はほとんど電話で済むので事務所から出ることはあまりない、
朝早いのでバスも混んでいないし電車にも乗ることはないのでそれでも毎日会社にゆく
途中道端や橋の上で春を見つけてので写真を撮ってくる

呑川の桜が開花し始めた、近くの橋はあやめ橋という、少し前まで菖蒲園があったそうで菖蒲ではなく「あやめ」にしたらしい
この少し先、第一京浜国道を越した所が元松竹蒲田撮影所である
「蒲田行進曲」の舞台になったところだが今ではなんの面影もないのは残念だ、

道路の脇にあった花壇の花が鮮やかな黄色で朝日に浮き上がっていた
開いたばかりか瑞々しい、バックがうまく抜けてくれた

大森駅前広場の片隅にたんぽぽが咲いていた、
タクシー乗り場の手前に一株だけ小さく咲いているのをベビカーに乗った2歳位の女の子が乗り出して見ていたので気がついた、
子供の視線はかなり低いのでせかせかと歩く大人には;見えない景色が見えているんだろうな
ダイエットに外食はほぼ完全にしていないので外出を控えるということはあまり影響はない
酒も家のみが基本だったからこれも問題はないがただでさえ不景気な世の中、不安だね
短期間の生活補助では社会的な不安は収まらないだろう、
長期的に安心できるには原資をどうするか、支出をどう見直すか、企業に手厚くしても世界的な危機は人間の生活を支えなければ基礎から壊れる
麻生副総理の「今は預貯金も増えている」と言うのは的外れ、日本の資産の90%以上を持っている数%の連中は増えているかもしれないが
貯金どころか明日の食費がないという層が半分近くいる、
まずこの人達を支えなければ日本という国は世界から軽蔑されまともに相手をされなくなる、


緊急「焼け石に水」をかける

2020-03-20 12:14:11 | 雑記
コロナショックの経済対策として政府は緊急に現金給付を検討し始めた、
「西村経済再生相は19日の記者会見で「現金給付は所得制限をしなければ迅速に支給できると述べた。
ただ、政府・与党では、商品券などによる給付策を求める声もある。現金の場合、貯蓄などに回る可能性が高く、消費喚起につながらないとの見方があるためだ。
確かに貯蓄に回ってしまい経済効果が見込めないと言う事はリーマンショックの時は支給の30%程度しか消費効果がなかったらしい、
しかし今回は低所得層の日銭が入らなくなっての生活困窮対策だと思う、“明日食うコメがない”と言う状況に陥っている人達にそんな余裕はあるまい
それどころか今後収束がいつのなるかわからない状況では2万の金がどの程度効果があるか、
アメリカは2千ドルを検討しているという、EC諸国もほとんど円計算で10万以上の支給を検討している、
全く政治家と言う連中は「貧困による生活困窮」と言う事が理解出来ない、
ごく常識的に考えてもこんなことはわかる事だが「無視」して「速やかに対応している」というポーズをとっているだけなのはだれでもわかる、
衣食住と言う生活の三要素の内「食」が一番重要な要素だが2万で何か月喰えるというのか、
それで安心をと言うのが無理なのは火を見るより明らかだ、
そして「住」に関して言えばただ寝て起きるだけ、特に今回の場合、「多くの人の集まる場所に近寄らない」と言われたら「住居」に居るしかないわけだ
最近問題になっているシングルマザー家庭はダブル・トリプルワークでも10万~17万程度の収入でその中で何とか子供と暮らす住居は仕事のエリアを考えたら安くとも6万以上は掛かる
光熱費を考えれば住まうだけで10万近くが出てしまう、
ウィルスショック以前でも生活破綻と言われてもおかしくないギリギリの生活である
ウィルスショック対策以前にこの現状を何とかしなければならない事が国の本当の「緊急対策」だと言える、
ベーシックインカムと言う政策が複数の国で真剣に検討されている、
その財源はと言う事に奇しくも今回経済再生相が言うように「生活レベルで受給資格」を精査する為のコストが非常に高くなっているので全員に支給する事でこのコストをなくせばそれほど大きな支出増にはならないという事らしい、
生活の維持が最低限保証されれば預貯金をする必要はない、有り余っても抱え込む様な事を心配するのは今の政治家・官僚・富裕層の様な守銭奴、餓鬼界の連中だから考える事でほとんどの庶民は衣食住が保証されれば消費に廻すだろう、
「戸っ子は宵越しの銭は持たねえ」と言うのは一つは幾らでも日銭を稼げる社会情勢だったり
「火事と喧嘩は江戸の華」と言うくらい火事が多かったからだともいうがそれでも貧乏なりに楽しんでいたという、
本当に経済を廻すつもりならそのくらいの思い切りが必要だと思う
少なくとも「1回2万円」では文字通り「焼け石に水」にしかなるまい