梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

難しい時期に

2011-08-31 16:46:45 | 雑記
新体制が決まって1日目がはじまったがどうも新総理は原発推進派だと言う報道が主になっている様だ、
今世論は脱原発に傾いている筈だが経済界の論理か原発推進と言うのはどうも危険な匂いもする。
経済界は「電力不足が経済の足を引っ張る、日本は停滞し沈降する」と言う事の様だが、今年の夏を曲がりなりにも通り過ぎて「電力が足らなかったから生産に大きな影響が発生した」と言う話は聞かなかったと思う。
だとしたら何故国民の総意を、大変な被害を受けている福島の被害者の気持ちを無視して再開に舵を切るのか理解が出来ない、
立候補の演説で「私は大変な時に経済大臣を承り、それこそ笊にバケツで水を注ぎ込む様な仕事をしました」と言っていた筈だがその笊の目を塞ぐか笊を大鍋に換える仕事が如何に重要か充分に理解している筈だ、しかし先ず「増税」をと言うと言うのは正しく「手のひらを返し」た訳だが何故そうなったのか説明責任はあるだろう、
「怨念は棄ててノーサイドにしましょう」と言うが同じ党内での軋轢は怨念にまでなっているのか、
まあ成っているんだろうな、しかしそう簡単に棄てられないから「怨念」なんでノーサイドに出来る程度の物は通常「確執」と言う、
その確執(怨念らしいが)を纏める為にだけの人事だったら昔の自民党に野党時代の民主党が言い続けていた「派閥の理論」と変らない、
まあ、誰がやってもこうなる事は解り切っていた事だが日本丸の乗客はそう舵手の居ないまま荒天の海を流れ漂うのか、

内憂外患に対応出来るかお手並み拝見

2011-08-30 10:07:32 | 雑記
民主党の総裁が決まったが此れによる期待は殆ど無いと思う、候補者全員が言っていた「挙党一致」が共通認識なら誰が立っても同じ事の筈だ。
強いリーダーシップを持って迅速に進めると言うのはこの党の場合「挙党一致」とはあまりにかけ離れている、
そうかと言って全派閥の意見を集約し最大公約数的な政策を進めてゆけば又早晩行き詰るだろう、おまけにこの派閥の意見はどうも面子が骨子のような印象しかない。
デフレと増税、復興財源と税収の不足、円高と貿易収支とどれをとっても両立は難しい問題ばかりだ、かと言って手を拱いている事は更に事体を悪化させる。
安保条約が死者を出す程の反対に遭いながら強行した時の総理が「この決断の評価は100年経って出るだろう」と言った事が有るが常に政治はそう言うものだろう、
1億2千万人の絶対的評価などは先ず得られないしそんな事が起きたらその方がよっぽど危険である、
「評価は将来の日本が出す」と言う位の覚悟で政治を行ってもらいたい、
本当に「未来の日本の為に」敢えて悪評に甘んじると言う覚悟が無ければ今の日本の政治は担えない。
明治時代、政治家になったら井戸しか残らないと言われた時代があった、滅私奉公と言う言葉もある、政治はその「滅私奉公」の思いで国に仕えると言う意識が無ければ成らないが今の政治家は最初は確かにそう言う気持ちが有ったとしても何時の間にか、それも短期間で「政治は政治家の物」と言った意識に変ってしまう様だ、
自民党の二世議員の弊害が露見したのは僅か2年前だが現政権の議員も指して変らない、
「猿は落ちても猿だが議員は落ちたら唯の人」と言われるが「議員は元々唯の人」でしかない、いやそれ以上に責任の重い職責で決して「偉い人では無い」事を理解して政務に当たって貰いたい
民主党が政権をとった説きに「お手並み拝見」と言う意識だったがあまりに酷い手並みだな

民主党総裁は日本の顔になる

2011-08-29 17:43:17 | 雑記
民主党総裁が野田氏に決まった様だが全くどうでも良い話だ、民主党はすでに1つの党としての体を成していない、与党の政策に野党が反対するのは当たり前だが与党内で全く意見が纏まらないのでは政治にはならないだろう、
恐らく近い内に又分裂するんだろうがしないとしたら政党と言うのは何なんだと言うのか、政権の座に座る為にだけ党籍を一緒にするが意見は纏める気は無いのでは日本はどうなる、
国民の意見を集約し、相反する意見も熟慮し責任を持って方向を定めたら全身全霊を持ってまい進する、こう行って貰いたいのだが国民の意見は全く聞かず、党内も全く纏まらない、
しかし時間は確実に過ぎてゆく、内患外憂と言うのを説明するのにこれほど相応しい時代は無いだろうが自ら招きこんだ患いと軋轢だろう、国民の命を、日本の将来を、預かった政治家と言う者がこう言う体たらくでは泣くにも泣けない、「選んだのはお前ら」だというかもしれないが此処までどうしようもないと予測は出来なかったよ、全く。
しかし此れで又自民党に戻ったりしたら「どうだ!日本は我々自民党でしか預かれないだろう」と前にもまして酷い政局になる事は想像に難くない、今の自民党は数十年前の「何でも反対社会党」とさほど変らない、「あいつに任せたら日本は破滅する」とよく使われているが「何故破滅するのか」がちっとも伝わって来ない、更に言えば「だからこうしなくては成らない」と言う話も全くでない、
嘆いていても仕方ないのだが有権者諸君にもう少し真剣に選挙に向かって欲しいと思う、
この前の選挙で自民党が敗北する事は予測されたが此れだけの大差が付くとは思わなかったはずである、それが今の政局混迷の大きな原因になっている、雰囲気で付和雷同的に選挙に行くとこう言う結果にしかならないのは自民党時代にも充分理解出来る筈だ、
タレントが政治をするなとは言わないが今までの当選者に占める芸能関係者の人数は恥ずかしい物だ、選んだ有権者はお笑いタレントや野球選手、プロレスラーにどう言う政治手腕を期待したと言うのだ、こう言う認識が今の日本政府を選んで来た訳だから自業自得の面も有るが少なくとも半数近くは真摯に考えその信条や手腕で日本を何とかして貰いたいと考えて投票しているのだ、
政治信条が解らないなら棄権して貰った方がよっぽど良い

放射性汚染汚泥処理を廃坑跡で

2011-08-26 09:05:57 | 雑記
放射性泥処理残土が問題化している、それだけではなく今回の原発事故後の表土が汚染されて居る現実がある、これは表土を数十センチ削れば除去できるがその集めた表土をどうするかが課題となっている、
批判を恐れずに言うなら一番現実的な措置として廃坑跡に防水処理とシールドをして埋めてしまうのが一番だと思う、大きな鉱山跡だと深い所は1200m以下まで深度のあるものも少なくない、
アリの巣状に掘られているので空間容積もかなり大きい、
使用済み核燃料の最終処理では温度が下がったらガラス材で封印し地下300m以下に埋める処理をすると言っている訳だからそれよりずっと放射性の低い汚染表土なら問題ないレベルだろう、
一番透過性の高いγ線でも到達距離は数十メートルだ、セシウムの半減期と併せて考えても地下数百メートルにシールド処理をして埋めると言うのは時間的な問題とコストを考えると最良ではなくとも最善の処理になると思う、
先日「テレビのブラウン管ガラスを粉砕した物は鉛が含まれていることから放射線シールド能力が非常に高い」と言う記事を見た、地デジ化で大量に発生しているブラウン管廃棄物の処理としても一石二鳥の利用法だろう、
深々度の地下だかし毒性の物ではないので地下水の問題はあまり無いが念の為防水処理をした後に汚泥・シールド材・汚泥と重ね最後に多量のシールド材を埋め込む事で地上に影響は略無いだろう
住民の気持ちと距離のコストがネックだが夕張炭鉱の跡は日本でも有数の深度がある、
この処理に対する補助を手厚くする事で破綻した夕張市をとりあえずだが支えられるのではないだろうか、原発誘致対策補助費は此方に流用した方が有効だと思う

内政不和で外交どころではないか

2011-08-25 10:00:58 | 雑記
アメリカ国債の10年物の償還が来る筈だ、2001年の米ドルは凡そ120円、仮にこの時にアメリカ国債を100万㌦購入したとするとその時の価格は12、000万だ、此れを今のドルで買い戻すと約77円、7、700万円にしかならない、約36%の目減りである、
アメリカの国債の格下げはこの国債が年間国家予算を大きく上回る事に懸念された措置だと言う
日本はアメリカ国債を大量に買わされている、しかしこの円高でアメリカ国債は実質65%に圧縮された事になる、今の円高を維持すれば恐らく後1年くらいでかなりの国債をその半分近くの米ドルで償還する事になる。そこで又格付け会社は国債の格上げをする筈だ、此れで又低金利の国債発行が可能になり、日本の国債の格を下げておく事で国債を交換すれば金利が稼げる。
此れは現在保有高世界一になった中国にも言えるのだが元は固定なので影響は受けない
今世界で標的になっているのは内政が全く纏まらない上に未曾有の災害を受けた日本になっている、世界でも優秀だと言われる外交官と二人三脚でこの事態に対応すべきだが今の政府は対立か恭順かと言う様な体性しか取れない、一方の官僚機構も結局「一緒に日本をどうするか」ではなく「自分が動かす」と思っているのではないかとしか思えない、それも飽くまで自らの地位と収入の為のみを考えていると言う印象がある、
民主党総裁選は一様に「挙党一致」を言っているがどう見てもそれは無理だろう、内政がこの状況では民間格付け会社から「政治が纏まらないから国債は格下げだ」と言われても反論も出来ない。
国民の総意をどう反映すれば良いのか今の手法は変えないと成らない時期に来たのかもしれない

酔芙蓉の少し微醺の物を写してきたけど携帯電話だったので少々レンズが曇ってしまった

朝の色から


昼過ぎの色に