梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

公平に負担するには公平な所得を補償しなければ無理だ

2022-03-29 09:12:18 | 雑記
野党の「消費税の見直しを」と言う質問に岸田総理が「消費税は若い世代から年寄りまで公平に負担していただく税金で見直しは考えていない」と回答をしていた、
確かに消費は公平に負担しなければならないがそれを支える原資である所得収入と資産が全く公平ではない事は明らかでその幅と偏在化は加速度的に増えている、
将来に向けてと言うより現実社会において解消すべき喫緊の問題だ、
「公平に誰もが快適な生活を営む権利」は憲法で保障されている、その為には個人単位で憂いなく消費生活を送れるように社会の仕組みを整えるのが政府の責任だ、
その為の財源をその最低限の消費に依存する事は経済活動を押し下げる要因にしかなるまい、
税金は消費ではなく所得或いは保有資産の高によって負担するのが経済と言うものだろう、
最低限の消費は貧困者にとっても裕福な資産家にとってもさして変わらない、
贅沢に飲み食いをしても最低摂取カロリーギリギリだとしても20倍も30倍も変わる訳もない、
しかしその収入はあっさりと100倍1000倍の数字が並ぶ、まして保有資産額で言えば消費税総額よりはるかに多い、
円安だから、株が下がったからと言う様な経済指標は株の配当で或いは売り買いで一喜一憂する経済圏の人間で多くの国民は明日の食費が、光熱費が、更にはその住まいすら失いかねない状況にある、
彼等と「一杯8000円、ささやかなもんじゃないか」と宣った連中と同じ割合で国費を負担する事がおかしいと言う意見に「皆さん公平に」と言う認識とどちらが真っ当か、
しかし、又野党の一党が与党にすり寄ってしまった、日本の政治は末期状態か
選ぶのは有権者だが、消去法で自民党与党政権になるしかないならどうしたら真面な生活を多くの国民にもたらすのか
昭和の亡霊的な自民党首魁から若手の政治家が21世紀に向けた政治を行ってくれるか、難しいとはいえ何とか与野党拮抗国家に移行できるような野党奮起を期待してやまない

アカギレ

2022-03-27 11:36:01 | 昭和の頃
左足の親指に痛みを感じた、
痛めたような覚えがないがチクチクとした切り傷の様な痛みがある、
帰って靴下を見たらうっすらと血が滲んでいた、
見てみると爪の直ぐ脇に1センチ強の傷が広がっている、
しかしこんなところに切り傷を負う様な覚えがない、
第一靴にも靴下にもそれらしい傷は無い、
取り敢えず軟膏を塗って様子を見ていたら痛みはやや引いてきたら傷口が黒くなり
その周りが固くなってきた、
この様子は見おぼえがあった、そうだ「アカギレ」だ、
遠い昔、小学校にも行っていない頃山仕事から帰ると親父が囲炉裏の傍に座って痛そうに
ぱっくりと開いたアカギレに「ハッコリ草」と言う草の球根をかみ砕いてアカギレに刷り込んでその上から焼いた火箸を押し付けていたことを思い出した、
寒い時期の野良仕事や水仕事の印象が有ったが東京でデスクワークの自分におきるとは思いもよらなかった
調べてみると「寒さや空気の乾燥で皮膚の水分が奪われておきます」と書かれていた、今でも水を使う仕事や寒気の強い所での作業でできるらしい
私は脂性と言う体質で、今でも裸足で歩くとフローリングに足跡が着くほどの油足である、しかしそれと乾燥皮膚は矛盾しない様だ、
“洗剤やシャンプーなどを毎日使い続けることによる刺激、水仕事、慢性的な皮膚炎、老化、水虫などが原因で起こることもあります。”
だそうでこの中では老化が間違いなく該当している、
糖尿対策で食事をかなり徹底して減量10㎏を維持し、毎日7000歩から1万歩を歩きそれなりに体力を維持しているが色んな所に老化現象がでる訳か、嫌だねえ
桜が咲き始めた、京急蒲田駅と呑川の桜

東邦医大通りの桜は河津桜か?少し早く咲きだす


ウクライナ侵略は二国間の戦争ではない、

2022-03-25 10:12:43 | 雑記

ロシアのウクライナ侵略をロシアが戦争と表現しないと言う、
ある意味確かにこれは「戦争」ではない、2つ以上の国が武力争いを「戦争」と定義するならこれは一方的な侵略行為とそれに対する防衛行為だから、
ある評論家と野党議員がゼレンスキー大統領の国会演説に対して「当事者の一方だけ国会で取り上げるのは駄目だ」と発言していたが大変な批判を受けている、
戦争当事者の訳は無いだろう、一方的な侵略を受けた被害国家の元首が実情と援助を訴えているのだ、
この事態を利用して各共同保有、敵基地攻撃能力を声高に言い出す与党と一部野党があるがウクライナの防衛戦を見て入ればそれが全く的外れだと言う事を理解できないのだろうか、
今回のロシア侵略戦ははじめからNATOとアメリカの指摘にある通りロシア軍の兵站は非常に脆弱だ、
それはロシアの目論見は3日程度、かかっても1週間から10日でウクライナを占領できると考えたせいだと言うがいずれにしても伸び切った兵站は1か月に及ぶ長期戦になり弾薬、燃料、医薬品、更に食料も枯渇していると言う、
この状態であれば通常ウクライナ軍は前線を越えて兵站ルートを攻撃分断するのが常道だがウクライナ軍は国境を越えない、あくまで防衛に徹しているのだ。
それが「侵略されている」事の証明になった、もし常套手段としてロシア国内を攻撃すればロシアに戦争と言う根拠を与えてしまう、
若し、国境を超える行為が有ったらおそらく世界の殆どがウクライナを応援しロシアを非難すると言う構図は少し変わってしまっているだろう、
この現状ですら中国、トルコ他が「原因はウクライナにもある」と言っているのだから
(日本の議員にもいたな)それでも“ウクライナにも”で止まっているのがロシア領内に戦火を広げれば“ウクライナにある”と変わるだろう
「敵基地攻撃」は侵略されたとしても国際的な支持は半数に限られる可能性が高い、
今ウクライナが戦っている構図が我が国の自衛隊と言う防衛力の姿だ、
確かに現実に見た通り多くの一般人が犠牲になっているがそれでも必死で耐えている、
世界はロシアの暴挙に非難を集中し今後どう終結するかは未知ではあるが恐らくウクライナに戦争の責任をと言う国はあるまい、
やはり、自国領内の防衛に徹すると言う事の重要性がはっきり示された事変になっている
幸い日本は島国である、国土内に他国の軍が侵略するには海上戦と空戦が主になる
その時に揚陸艦艇を越えて他国領内の基地を攻撃したら「侵略行為に対する防衛」はあっさりと「二国間戦争」に置き換えられてしまうだろう、
それは第三次世界大戦の危険をはらんでしまうだろう、
ウクライナが要請してもNATOも西側国家も軍隊を派遣しないのはその恐れを危惧している事は当然である
プーチンはその事を織り込んで起こした行動であり、最初から「ウクライナに対する援助はロシアとの重大な戦争行為とみなす事もある」と言い続けている
しかし世論はロシアを非難し非戦闘行為でロシアを追い詰めている、
日本が某国から侵略を受けても直接の軍力を派遣する事は難しいと言う事を今回の問題が浮き彫りにした、
懸念されるのは追い詰められたプーチン大統領が口にし続けている核戦力の使用だが流石にロシア国民もそれには賛成はしまい、しかしプーチン大統領は絶対的権力者の様だ、
自民党が策定を目論む「非常事態宣言」が政府に特権を与えると言う法律はまさしくプーチンを合法化する、
我が国にも「昔の強い日本」に憧れているとみられるリトルプーチンは数多く存在する様だからこれは絶対阻止しなければならないだろうと思う

ロシアの侵略とウクライナの抵抗を他山の石として

2022-03-17 09:25:11 | 雑記

桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿、
梅は咲いたか、桜は未だかいな、とんぶりばちゃ浮いた浮いたステテコシャンシャン
良い季節なのに世界は荒天だ
案の定自民党内部からウクライナ侵略に託けて核保有、或いは核装備アメリカと共同管理をと言う意見が出た、
しかし検討したが自民党内部からも「方法が違う」と言う意見が多く議題として取り上げるべきでないとなったことでひと先ずほっとした、
安倍晋三と高市早苗は相変わらず自衛隊の軍隊に変更を目論んでか「憲法明記」を声高に叫んでいるがこのウクライナ問題はそこには逆に作用したようだ、
北朝鮮は軍備を拡大し長距離ミサイルを盛んに発射しているのはなぜかと言う事を冷静に考えれば日本が敵基地攻撃能力を備える事が危険を招く挑発になる事は明白だ、
戦争は消耗のみの経済行為だ、如何にコストを掛けずに自国の被害を抑えて勝利終結させることが命題な事は当然だ、
その為には相手国の戦闘能力を潰すことが最優先であり、非戦闘員を目標に戦闘を始める事は無駄であるし国際的に禁止されていて世界中の非難を浴びる、
ウクライナに対するロシアが世界の殆どの国から非難を受けた上に無意味な都市攻撃を優先した為に苦戦に陥っている事はその証左だろう、
現在の自衛隊戦闘能力はかなり高いとはいえ憲法九条の規定に従ってあくまでも国境を越えた侵略に対する防衛力に限定されている。
北朝鮮或いは他の国にとって真っ先に叩かなければならないのはアメリカの軍事施設であり戦闘力である、
その為に北朝鮮はグアム、沖縄更にアメリカ本土に届く長距離ミサイルの開発に邁進している訳で、恐らく現在状況では日本国内の自衛隊基地はメインターゲットには入っていないだろう、
しかし国内に米軍と共同で北朝鮮迄届く兵器基地を設置しそれを「抑止力だ」と喧伝すればすぐさま攻撃目標にされる、
日本は国土が狭いうえに殆どが高山で基地としておかれるのは海岸線に片寄り一般生活圏と非常に近い、
どの国も基地は都会とは離れた原野にある、アメリカの基地は殆ど砂漠地帯だ、
此処を攻撃目標にされて戦闘が起きても一般国民に被害が直接及ぶ事は少ない、
しかし日本の自衛隊基地は全て大都市の周辺にあり一度戦時になれば近隣都市はすぐに戦場になる、
一次・二次大戦のヨーロッパの市街戦とは違い抵抗する暇もなく日常が戦火に覆われるのだ、
今度のロシアを見て侵略に対する防衛力が必要な事は痛感したが日本がロシアと同じ事が出来る戦力を保持するのは挑発行為とみなされても仕方ないだろう、
前の大戦での前科がある、きっかけはともかくだが、日本に力を持たせたら又ああいう事を起こすんじゃないかと思うのは恐らく外国より我々日本国民、一般庶民が持つ危惧の方が高いだろう
ウクライナ侵略を他山の石とするなら使い方を間違えない事を祈るのみだ

故郷は

2022-03-13 14:07:11 | 雑記

この花の名前はなんだろう

花屋さんの店先で

ガードレールの足元で

花咲く野辺に陽は落ちて、みんなで肩を組みながら歌を歌った帰り道、
幼なじみのあの頃あの歌、あ~あたれが故郷を思わざる

如何におわす父母、つつがなきや友餓鬼、・・・・
忘れがたき故郷
故郷の歌は色々ある、やはりそれは忘れ難きものなのか
しかし、石川啄木は
「故郷は遠きに有りて思うもの、そして悲しく歌うもの、異土のかたいになろうともかえるところにあるまじや」とうたっている
「石もて追われる如く」と言い、それでも「故郷の山は有難きかな」と詠んだ、
「人生の並木道」と言う歌では
「幼い二人して故郷を捨てた甲斐が無い」と詠われる、
各々で故郷にだく思いは様々だ、
自分にとって故郷は捨てたのか捨てられたのか、故郷を出てすでに半世紀が過ぎ、生まれ育った家どころかしるべの人すら殆ど居なくなり、
東京に出た時は特急を使っても5時間以上かかった距離は新幹線と車を使えば2時間もかからなくなった、
東京に出た直後あの村に帰りたかったのは只のホームシックだったのだろうか
親兄弟も居ず家すら無いのに戻ったところでどうしようもあるまいに、
よく考えれば村に馴染めなかった父の影響で自分の居場所も決して居心地の良いわけもなく、それこそ気持ちは追われる如く村を出た
捨てたのか捨てられたのか、それでも仕事で近くに来ると用事もないのに車でひと廻りしてくるのは単なる郷愁か、
今もし何の憂いもなく好きな処に住めるとしても間違いなくあの村には帰るまい、
「村」と言う所が受け入れるのは「大臣か乞食」だと言う、
よそ者には大きな壁と強い抵抗がある、しかしそれ以上に「出て行った者」を再度受け入れるの難しい、
は成功して戻ればやっかみが、失敗して帰ったとしたら侮蔑が待っている、
我が故郷だけでは無い事は同じ様な事を色んな所で聞いた、
「故郷は遠きに有りて思うもの、帰る所にあるまじや」まして“他人”が行く処にはあるばじやである
「人生の並木道」はどう云う背景か知らないが最後の節では
「生きて行こうよ希望に燃えて、我が世の春はきっと来る、此の人生の並木道」と締めくくっているのが救いだが
今の若者の大半は希望に燃えたと言う事が出来ない世の中の様だ、
生まれた環境で希望か絶望かと振り分けられる時代は社会を暗くし、国そのものを衰退させる、
自由主義を謳うならスタートラインと走る装備は生まれたすべての人を平等にしなければ公平な競争とは言えないだろう