梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

大規模森林火災にバケツで水をかける

2020-02-29 11:35:55 | 雑記
SNSで経済学者が新ウィルスのワクチンあるいは対象薬品の開発に日本の製薬会社が積極的でない事について書いていた、
「新薬の開発には莫大な費用と時間がかかる、それが成功することにより莫大な利益を生みされそれが次の新薬開発の資金となる、
半面それは大きなマーケット、言い換えれば非常に多くの患者がいるという条件が必要になる、
今回のウイルスの致死率は最大の予測で3%程度、アメリカの保健局では0.5%ではないか、(だたし現状でではあるが)と言われている、重症率も30%までいかないとすると完成後のマーケットは開発費用に見合わない可能性がある、製薬会社はあくまで”商売”なのだ」
これはかなり的を得ているだろう、世界的な危険状態だとWHOが発表したという事は早急に封じ込め、沈静化を目指す事が至上命題だ、完成できれば無くなる市場である、
とすれば会社の経営を傾ける可能性があるところに莫大な資金を回せないというのも納得できる、
だからと言って問題は世界規模で対処しなければならない問題だ、私企業の運営に任せておいてよい問題ではあるまい、
過去数世紀前に起きたペストやコレラ、マラリヤ、天然痘などとは致死率は格段に違うがいずれもまだ交通網の発達していなかった時代の為範囲の拡大もある程度遅かった、
しかし、現在は密集して住まい且つ高速な移動手段が発達している分対策は全く後手に回る、
国家として大規模な財政出動は必至だと思う、それも早急に、
更にSNSの記事なので信憑性は少々低いが「ペットの犬の口唇から新型ウィルスが確認された」と言う記事もあった、
元々野生の動物(蝙蝠と言う説)が有るくらいだから保菌者のペットも媒体になる可能性は十分にあるだろう、これが猫にまで広がればさらに危険は増す、
こんな情報が不安を煽ることは確かだがそれなりに信憑性はあり今後の拡散経路の追跡、封じ込めに負担が掛かることも間違いないだろう、
”燎原の火のごとく”と言う言葉がある、用法が違う事は承知の上だがこの蔓延状況はまさしく「燎原の火」の様に燃え広がっていて、火の粉は全く見えずあちこちに炎を上げて行く、
これを止めるには一気に大量の水がいる、しかし今の政府のやっていることは燃え広がる炎にバケツで水をかけるような事をしているように思えてならない
アメリカから買う戦闘機を2~3機止めるかそれが難しければ何年か繰り下げれば十分な資金は出る、アメリカ自体が「日本の防疫措置は手緩い」と言っているのだからそのくらいは十分に説得できるだろう、
爆発的感染となれば経済に、生活に大きな影響が出る、しかしその致死率はペストやチフスどころかMRASの30%よりかなり低い、
日本陸連の様な訳の分からない楽観論は論外である風評で経済社会をかき回さないで「正しく恐れる」と言う事に徹したいものだ。




周りの迷惑どころか社会基盤のリスクだろう

2020-02-28 09:49:35 | 雑記
沈静化の見通しも治療方法も未だ全く目処が立たず、拡散のリスクが日本だけでなく世界経済に大きな影響を出し始めている新型ウィルス問題で遅きに失したとはいえ政府も「学校を春休みまで休校する」と言う措置を取った中で日本陸上連盟が「東京マラソン。琵琶湖マラソンは予定通り開催する、と発表した、
”新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府による約2週間の大規模イベント自粛要請を受けて各地でスポーツ大会などの中止や延期が相次ぐ中、日本陸上競技連盟は27日、3月上旬に開催する東京マラソンやびわ湖毎日マラソンなどについて、「参加選手が数百人で大規模イベントには当たらない」として予定通り開催する考えを明らかにした。”
数百人のマラソンは政府の言う大規模イベントに当たらない」と言うのが陸連の言い分の様だがその前から「不要不急の外出は控え不特定多数の集まる場所には近寄らない」と言うのが厚生省の指示である、
マラソンを楽しみにしている方々には失礼だがマラソンが「不要不急の用事」であるとは一般的に言って考えられない、
陸連の運営関係者はこの未曾有の天災と言える状況をどう考えているのだろうか、
現在の措置ですら世界的には「甘すぎる、防疫をどう考えているんだ」と言われている状況であり、企業も通勤の危険を考慮してテレワークにシフトするところも出ている、
良識を信じて自主対処にしていてもこの様な非常識な認識しかもっていない運営組織があるなら強制力行使もやむをえまい
法で縛るのだからどうしても発効までにある程度の時間が必要だが世界規模の問題だ、戒厳令とまではいわないが緊急措置もやむをえまい
3・11の追悼イベントすら中止になり、オリンピックも延期か中止になろうという時期に一体この連中は何を考えているんだろう、
昔「運動系の連中は脳ミソも筋肉でできているんじゃないか」と言うジョークがあったがこのことを見ていると本当に「冗談じゃない!」と言う気がしてくる
周りの迷惑なんぞと言うレベルの話ではない、社会基盤のリスクの問題なんだ

ウィルス凶荒と経済恐慌

2020-02-27 10:11:52 | 雑記
新型ウィルスの感染拡大が世界的な大問題になりつつある
新聞によると中国・アメリカ・台湾などの緊急予算は2200億から1560億だが日本の予算は僅か156億だそうだ、
経済規模は世界的にもトップテンに入っているがその対策予算は1/10である、
政府は何をしようと言うのだろうか、アメリカの言う事には独断で数日で通すが日本だけではない世界的な命の問題には全く稚拙だ、
バンデミックになるかどうかはまだわからないがすでに経済には大きな影響が出始めている、
観光関係にはすでに大きな影響が出ているが工業関係にも影響が出て色んなものが不足し始めている
気分的にも繁華街やイベントは避ける方向になり経済活動はあっという間に冷え込んできている、
経済活動は末端が動かなくなれば上層がどう足掻いてもどうにもならなくなる
これから数か月は日本経済は経験したことのないような不況に襲われる恐れはある
しかし、この状況は「消費増税」の影響と規模に違いはあるが性格は同じである、
幾らそれで税収が上がっても、支援政策をやっても一番消費が多い末端の消費者が将来の不安から生活防衛に廻れば消費活動は冷え込み経済は負のスパイラルに陥る
時を同じくして香港政府が「18歳以上の国民に18万を支給する」と発表があった、
ベーシックインカムの様なものか、それが年単位なのか月単位なのかわからないがこれがどう効果いうが出るか結果が楽しみである、
日本経済の内需が上がらないのは今ぎりぎりの生活をしているのは将来に不安が有るからである
僅かな蓄えでしかなくとも万が一の時すぐ明日からの食事が取れなくなる、それどころか3ヶ月もたてば住むところを追い出されるだろう、
衣食住と言うが底辺の生活ではすでに”衣”に関しては真っ先に落としているだろう、
”住”に関してもギリギリである、”食”もぎりぎりに切り詰めている、最低限の衣食住経費はまさにギリギリである、
そこに更に税金が増える、万が一の傷病の時に大事な保険料も上がる、体が動かなくなった後の年金掛け金も上がり、支給金は下がる、
支えるべき子供たちの世代がこのギリギリの生活である、
貧乏な年寄りはさっさと死ねと言うのが今の政府の方針ではないかとすら思う、
衣はともかく、最低レベルでいいから食と住を国が責任を持てばおそらく今世界で一番多いと言われている個人預金は消費に廻るだろう、
「その原資は」と言うだろうがハイレベルの所から回収すれば殆んどは間に合うだろう、
そして消費が廻れば税収も上がるだろうし福祉関係の予算も下げられるだろう、
しかし、日本の資産85%を抑えている連中がこの日本を牛耳っている限り期待は難しいだろうが
コロナ問題で起きる凶荒でそんな方向に考える政治家、なんか入るわけないか、

駅馬車とアラモと映画音楽

2020-02-26 14:40:20 | 映画
プライムビデオで「駅馬車」を見た、
この映画はおそらく映画解説と言う事を初めてやった淀川長春さんが「8回見た」と絶賛していた西部劇だが未だ見ていなかった、
「OK牧場の決闘」と「荒野の決闘」は見たがこれはまだ見ていなかった、
”文化座系”の映画館でもあまり西部劇はやっていなかったので見逃したままだったが
プライム映画の中に有ったので見てみたのだがやはり古い映画の粗さは気になるところがあったが確かに面白かった、
監督はジョンフォード、西部劇は彼の手によるものが多いが私が映画を多く見るようになったのはもう少し後からで西部劇と言えばジョンウェインと言う頃で「リバティバラランスを撃った男」とか「騎兵隊」等より少し後になる
ジョンウェイン自ら監督をした「アラモ」が掛かったのはいつ頃だったか、テーマ曲の「The Green Leaves of summer」の印象が強くこれは2度見た
映画音楽で言えば「遥かなる山の呼び声」が有名だが確かこれは「シェーン」の主題曲だったかな、これはプライムにあった、
あの頃は音楽には「映画音楽」とジャンルがあって喫茶店や洒落たバーなんかで有線放送から流していた、
その前に見た「道」の音楽も「ジェルソミーナの歌」として出ていたが見てみるとこれはバックテーマではなくストーリーの中で効果的に使われている音楽だった、
アメリカの映画音楽は西部劇と戦争モノ、戦争モノではミッチミラー合唱団の曲が多買ったというよりほとんどそうだったのではないか
「史上最大の作戦マーチ」「北京の55日」、「戦場にかける橋」は違ったかな?
フランス映画ではアランドロンの太陽シリーズがよく売れた、同時期に「シェルブールの雨傘」や「男と女」等が流行った、
私が好きだったのはイタリア映画で「刑事」のアモーレと「鉄道員」のテーマが有名だが個人的には「誘惑されて捨てられて」と「ガラスの城」が好きだった
が「ガラスの城」の方は平成になって「ヒロシ」がバックテーマに使ったおかげで有名になってしまいせっかくの雰囲気はお笑い芸のテーマと化してしまった、
「バラの入れ墨」と「誘惑」のテーマ、少し毛色が違う「黄金の腕」等々あの頃の映画音楽はずいぶん聴いていたのだが実際に見た映画は半分くらいか、
さすがにプライムでは中々出てこない、少々金をかけても探し出してみてみるか




安倍式

2020-02-23 12:18:08 | 雑記
有給休暇の消化率が悪い企業が多いので罰則付きで有給休暇を取らせるようにと通達を出したら
今まで休日だった日を出勤日として強制的に休ませて有給消化とするという企業が出てきたらしい、
例えに出ていたのは「12月28日~1月5日が年末年始の休日だったとしたら国民の祝日はあくまで1月1日だけだから前後の8日間は有給休暇とする」と言う事にしたらしい、
そう言えば「非正規と正規の労働者を同一労働同一賃金にしなければならない」と通達を出したら非正規の休暇や手当を増やさず正規労働者の手当を下げて残業時間に制限を設けそれ以上の残業は支払わない」と言う方向になったそうだ、
要するに「労働者の権利を保護する」と言う趣旨は経営者側から労働条件を低い方に併せるという方向にされてしまった訳だ、
しかし法律の趣旨は「労働者の保護と低賃金、過労働の修正」だとはっきり述べられている、
しかし、それには罰則の対象ではない、だから「いやなら辞めろ」と言う体制側の傲慢な方法である、
昭和から少なくとも平成の初期はこんな企業はあり得なかった、
無論そういう企業も中には存在したがそれはワンマン経営者の運営する会社位で大半は「企業は社会の底を支えるインフラである」と言う気概の企業のほうが多く、シガラミに縛られない限り転職は可能であり受け皿もあった、
労働基準監督所もそれなりに機能していたが今労働組合も連合も全く機能しない、
それをいいことに企業経営者の質は低下し、企業理念どころか人間としての矜持すら捨ててしまっている、
企業理念の喪失は何かに酷似している、言うまでもない今の安倍政権の体質だ、
様々な醜聞を起こし、国会で、世論に責められても「数の理論」で決議を強行しむしをする、
無かったことが無理だったら「はい、やりました、すみませんでした、今後こんなことが無いようにいたします」で終わらせる、
企業のこういう低劣な対応は「無理を通せば道理が引っ込む、馬耳東風、蛙の面に小便」であり
全く今の自民党政権「安倍政権」のやり方そのものだ
これを「安倍方式」とでも名付けたいが自民党やその指示有権者さん、このままいけば「自民党方式」と言う不名誉な名前を進呈することになる、
今の野党に政権担当能力が不足していることは解っているが一度は下野してもらう必要もある、
その混乱は甘んじて享受する覚悟はある、
今の議席割合ではどうにもならないが三権分立ならもう少し司法・立法の力を示してもらいたい、
しかし今の政府の絶対権力維持が予測される現在では官僚も我が身か不安で期待はできない、
与党支持者が全部富裕層とは思えない、割を食うのは下層納税者だという事を自覚して次の選挙では何とかしてもらいたいものだ