梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

事業仕分け

2009-11-29 08:43:43 | 日記
事業仕分けを見ていると確かに呆れるばかりの金銭感覚で喝采する事が多い、しかし科学技術に振り向ける予算を「無駄」と言うのはどうかと思う、あの仕分け人が言った「世界一の必要が有るんですか、」と言う事だがあの世界では「世界一でなければ売れない」のだ、売れないだけならそれだけだが此れは「買わなければならない」と言うことだ、研究を止めてしまえばその格差はあっという間に開いてしまう、資源の無い我国は「技術立国」しかない、まさか「スーパーパソコン無しでいい」とは思っては居ないだろう、確かに民主党が攻撃する「格差社会拡大の元凶」である小泉元首相のあの時の演説だからではあるがあの「米一表」は精神として生きていると思う、あの話しの様に明日食べる飯代でと言うわけではないのだ、イギリスのネイチャーまで「日本の息の根を止めるだろう」と言う愚は冒して欲しくない。
失業者の問題も「失業した人間をどう救うか」は対症療法でしかない、仕事を増やすと言うことは職を増やさなければならない、既存の経済活動が行き詰っているなら新たな事業を起こさなければならないのだ、亀井大臣の言う「返済猶予」も繰り延べた間に経済が戻らなければ結局は遅らせるだけになる、外需が難しいなら内需を喚起しないとならない、内需は言わば1億2千万人の国民全員が輪になって次々と金を前に渡して言って回転する事だ、しかし今のままでは金は廻らない、前の人から渡されなければ前の人に渡す事が出来ないのだ、しかし金の総量が減ったわけではない、止まっているだけなのだ、おかしな経済評論家(かな)森永卓郎氏が言っていた「思い切って1人100万程度出せば一気に消費が回復する、埋蔵金はその程度は痛くも痒くもない」と言うのは乱暴だが、最低生活保証を国がすれば(大金持ちの官僚や政治家の考える最低保障は家賃も含めて12万と言うが此れで生活保障と言うなら彼らに半年ほど暮らして見るが良い)もっと消費は拡大するだろう
新たな事業を模索するのは民間だけではない此れこそ国がやらなければならない事だ、この事業に群がる天下りを筆頭に多くの寄生虫を排除する事は正しく重要だが予算そのものを削るのはあまりに愚かしい

事業仕分

2009-11-25 07:50:15 | 日記
事業仕分けの録画を見ることが多い、内容は喝采する様な物なのだが見る限りではまるで弾劾裁判か魔女裁判の様相に見えるのは私だけだろうか?特に良く映る女性議員は激しく詰問しその回答に関しては「次に行きます」「結構です」とこの時とばかりの言動は一昔前の役人そのものだ、あきらかに無駄と思える物、あきれ返るものも有るが次期技術開発費を「無駄」と言うのは如何な物か、一時日本がアメリカの後塵を拝し続けたのは日本の企業が「100%儲けが望め、しかも直近で」にしか投資しなかった為だ、此れを国が行うのは今後の日本の重要なファクタだろう
資源も土地も無い国は技術立国しか道は殆ど無い、今なら未だ他の国に対して半歩先を行っている技術も多い、しかし腰を入れ始めたアメリカ、必死で追い上げてくる後進国にこのままでは直ぐに追いつかれてしまう、この資金に群がる官僚OBを排除して効率よく運用する事は重要だが「無駄」と言うのはどうだろうか、中小企業の新たな取組みに出している資金を2割減らすと言う、今日本の経済基盤の半分以上はその中小企業だ、そこで生活基盤を支えている国民は7割になるだろう、2割下げたければOBの給料を中小企業の経理責任者程度の金額にして人数を半分にすればそれ以上出るだろう、本当に必要な物を考えている仕分の人達に平均年収の方々が居るのだろうか、

疲れたな

2009-11-18 19:00:17 | 日記
最近疲れが溜まっている感じがする、あまり笑えなくなったな、生活も苦しいし仕事も苦しい、しかしもう少し笑えた気もするが、余裕が無くなったか、思えば15からずっと働いてきて、もう45年になるな、まだまだ働けるとは思うが何処かで”もう良いか”と思っている自分が最近感じるな、しかし今の世の中は何であんなに簡単に人を殺したり自殺したりするだろう、と考えて来たがふと”楽になるかな”と思ったりすると少し怖いな、今まで生きてきた事に後悔する気持ちは無い、全て自分で決めてやって来た、しかし女房に苦労をさせたのは申し訳ないとは思っている、俺が居なくなったら泣くかな、子供達はどうだろう、泣いてくれる友人と言う程の人も居ない、20台半ばのの正月、「寂しきは人一人居ぬわが村のその空重き年初めかな」ふるさとを出て直ぐに家が絶えた、12で母親が、東京に出て2年目に親父が死んだ、帰ると言う場所はその前から無かった、田舎に戻ると歓迎してくれた友人とその家族が居たが、年初めはやはり異邦人だ、段々帰らなくなった
皆親切だったがやはり正月は家族だけが日本の行き方だ、「天界に帰る屋も無し年の暮れ浮世世間に鬼は無くとも」その頃のものだ、そして30歳になる年「今年こそ今年こそはと思いつつ明日はみとせの声を聞く春」それからも正月はずっと1人で暮らした、36歳で結婚して今まで生きてきたが、40歳で独立し何とか大きくした会社だがその分借金も多く減速したらあっと言う間だった、精神的にも体力的にも疲れてきたな、こんな事は幾らでもあるだろうが、出るのはため息ばかりなりか、

新しい方向

2009-11-14 08:44:15 | 日記
先日テレビで若い経営者が農事会社を興して成功していると言う記事が有った、昔同じ様なことを考えた事がある、しかし確かあの頃は「営利目的の企業が農業に乗出してはいけない」と言うような法律があったようなきがする、私の考えていたのは営利会社では無く今の農協を各地域で独立させて株式会社方式になら中と思ったのだ、農家の多くが持っている借金は農耕機具が占めているだろう、しかし全部の農家が持っている必要が有るのだろうか、地域全体で土地の管理と機具の管理をしてタイムスケジュールを組んで効率よく行う事でコストは下げられないだろうか、
計画農業も地域で統一して経営していれば同じ物を同時期に大量に作付けして市場価格を崩すことも有る程度は避けられるだろう、不安定な収入も給料として会社が管理すれば安定するし組織としての公的メリットも受けられる、準備期間を3年から5年ほど取ってその間の私有している農地の平均収穫高をだして株として前年の収入から配当をだして安定収入の一部とし働いた分の給料を別途出してゆけば公平な所得分配になる、季節的な人手の不足も会社員として失業者等で計画的に調整しやすいし、作物の取引も消費地と直接取引きにウェイトを掛けられる、又遊休地や荒地、山林等も近隣の学校等と若い社員で新たな事業として研究も可能だろう、農業が衰退していると言いながら食料の半分以上を輸入に頼っていると言う矛盾にも幾ばくかの効果が期待出来ないか、輸入で外貨を減らすなら内需内産を進めるべきだろう

天下り

2009-11-13 08:26:04 | 日記
事業仕分けが始まった、しかし強制力はないそうだ、既に官僚から「強制力は無いのだからご意見は伺いますが変更等は有りません」と言う発言がある、公開でやっていてこの意見が言えるのは如何にも官僚だ、税金を使っていると言う意識が無い、税金は無尽蔵だとでも思っているのだろうか、仮に特殊法人にも認められる効果があるとしてもトップの殆どが官僚OBだと言う事は不条理だし、更に譲って内容をよく理解しているからだとしてもトップの年収が2千万以上だと言うのはあきらかに公益に反している、一般会社で経営責任者に当る人間の報酬は一般的に「役員報酬」と呼ばれる物だ、役員報酬又は此れに類する物、例えば給料支払いで計上しても取締役会議を開催して全員の承認を得なければならない、役員賞与に当っては会社の損益を出して税金を納めその中からしか出せない、すなわち会社で税金を納めて更に個人で税金を納めるシステムになっている、会社が利益を出せないなら当然無しだ、それどころか赤字なら役員は収入を減らさなければならない、元々利益を出す会社では無いがそれだからこそきっちりとした経営監査をして役員と言えども国民の平均年収を少し超える程度で頑張って貰ってこそ「公益」と言えるのでは無いだろうか、官僚を見ていて何時も思うのは何故この世界だけ「強力な権利があっても責任が全く無いのだろう」と言う疑問だ