通達した上司、出てこい！

東京新聞の朝刊に下記の様な記事が載っていた

「政治家や首相官邸、各省庁とのやりとりについて、経済産業省の複数の職員が「三月に上司から『今後は発言を一切記録に残すな』と指示された」と本紙に証言した。本紙が入手した経産省の内部文書にも、省内外の打ち合わせの記録について「議事録のように、個別の発言まで記録する必要はない」と明記されていた。職員によると、四月以降、省内では公文書となる打ち合わせ記録には詳しい発言内容を残さなくなったという。」

公文書になる前の重要且つ絶対に必要な部分だ、
公文書になる前にどう言う検討がなされたのか、だれがどう言う意図で動議が出されたのか、結果だけを出せるなら省庁が勝手に条文を作成し施行できると言う事になる、
此れではまるでやりたい放題だ、
だれがどう言う意図でこんな支持を出したのか、上司とはどこの誰だ、名前も役職も出て来ない、「書いたやつ出てこい！」と言う処だ。
恐らく実際に働いている人達にとっては納得のいかない話なんだろう、
だからこそこういう発言が表に出てくる、森加計問題でも経産省でもメモやメールがぞろぞろ出てくると言う事になったが今度は通達、指示が出る、
忖度なんぞと言う話ではない、明らかに利益供与、或いは教唆だ、
自民党総裁選が始まる、安倍氏と石破氏の一騎打ちと言う事になっているが私の周りからは石破氏を推すと言うより、安倍内閣はもう勘弁してほしいと言う意見が多い、
今回の問題の発端から追及されている安倍晋三氏が利益を得ている事は明白だろう、
取巻きも含めて明らかにして貰いたい疑義は全て権限を出せる関係省庁だがその責任は問う事が出来ないでいる、
無論その先に居る安倍総理は「忖度」だから私は関係ない、或いは迷惑だ、としているのだがそれでもこんな「記録は破棄しろ」とまで行うのはそれなりに有益、或いは既得権益の維持の為だろうとしか思えない、
本来の忖度は自らの利益とは関係なく相手の立場をくみ取って行う事だが行う側に利益がでればそれは忖度とは言えない、
相手の承認を得たとか反対給付を確約したと言う訳ではないから忖度だ、と言うなら公選法で言う団扇を配る事も利益供与で公職選挙法違反と言う事と整合性がない、
暑い時に団扇や扇子を渡したのは「少しでも皆さんが涼しくなれば」と言う思いやりで忖度以前の話だがこれは公選法違反だ、
総理の奥さんが「良い話ですね」と言ったので普通ではあり得ない金額で払い下げられた
しかし、「考慮して欲しい」とは言っていないから関係ないと言いうが「総理案件だから」と言うのはあまりに苦しい言い訳だろう、
このメモがあったから総理は野党につるし上げられた、これはまずい、此れからメモを公表するのは辞めさせたい、が公文書等は法的には公表する責任がある、
だから、メモは残すな、破棄しると言う構図は誰が見ても見て取れるだろう、
それを何故官僚の上部から出るのか？
忖度と言うより政権からの圧力が有ったと思うのが当然で今風に言い換えれば「バイアスが効いた」と言う事だろう、何もないのに本当に小役人が自らこんな指示を出しなんだろうか、
何れにしてもあらゆる物を記録し公表する義務は当然ある、政府と行政機関は発行発布の権利がある訳ではなく国民の意思決定を代行している機関でそれ以上ではない、
政府と行政を第三者が監視するのは絶対に必要だがまあ此れを決めるのが国会では難しいのだろうがね

オリンピックにサマータイムは一企業の為に

「サマータイムは無理」と言う見出しを見た、
（サマータイムは北欧の緯度と亜寒帯と亜熱帯の違いから日本には根付かないと言う結論は大分前に出ていると聞いたのに）と読んでみたらどうやら東京オリンピックの話の様だ、
オリンピックの期間2時間前倒しをすると言う話だが読んでみると今回のスポンサーがアメリカのNBCが時間の関係で視聴が増えないと言う処からの申し入れらしい、
「検討しないならスポンサーを考え直す」と言う事で対応を考えているそうだ、
日本ではその代理を最大の広告会社が請け負っていて此処からの協賛金がかなりの額になるがその放送権を独占している、
競技が夕方の3時過ぎに設定しているが通常の時間帯で言えば１３時からになる、
日中気温が最高になる時間帯で今年の気温レベルになれば３５度以上になる訳で現在危険領域で「運動は禁止、空調の利いた室内に退避する」と言う警告状態だ、
オリンピック憲章を見るまでもなく「健全な人間の健全な努力と肉体」を推進すると言う事を目的に開催されることで難行苦行を比べるものではあるまい、
放送権の利益のために国際的な行事を自らの都合に合わせると言う事はとても容認できる話ではない、
それでスポンサーを降りる、協賛金は払えないと言うなら降りてもらうのが当然だろう、
第一この要望を条件にするなら「協賛」ではあるまい、この影響でオリンピックが運営できないなら国の責任とは何なんだ、
個人企業の協賛金が無ければ開催出来ないなら「国と都が開催する」などと言えまい、
無論、不足した分を税金で賄うなど論外だ、絶対にさせてはならない、
現状の支出ですら「その金が有ったら災害補助に、貧困家庭の援助に回す」べきなのに
スポンサーが降りたから負担を増やすなんぞは絶対に許されない、
現在の時間でも「なぜ夏開催？前回も日本の季節状況は難しいからと１０月に開催したのに」と言われている、
それもどうやらNBC等の意向なら日本の政府もJOCも一企業の傘下に下っているとしか言えない。
これが「アメリカの言う新自由主義」で金の為には人間の為には二の次どころか全く無視をする、
世界がその方向に向かった結果は世界の大資産家上から８名が持つ資産が全世界人口の半分の保有する資産が同額と言う世界だ、
この８名から資産の５％を徴収すれば世界の社会は経営できると言う事だがなんでこんな状況を容認しているのか本当に納得できない、
オリンピックの話に戻る
この気温が予想されるなら世界保健機関は「危険な状況で看過できない」としてその権限で中止勧告を出してもらいたい、
そして各国の選手は胸を張って棄権をして貰いたい、全選手の棄権があれば協議は成り立たない、
元来私はオリンピック招致には賛成では無かったが選手やスポーツ界の人達が多数を占めたなら致し方あるまいがこの様な話が出ると正直「そら見た事か」と本当に思ってしまう、

寺も楽じゃない、葬式屋になってはこうなっても仕方ないかもしれないが

昨日取引の打ち合わせで同業者と会う事になった、
目的の商談が終えて互いの情報交換をしていたらある町でかなり古いお寺が宗教法人格ごと売りに出たと言う話が有った、
古い城下町で人口も１１１万人で戦国時代から続く市である、
市の中心部ではないが駅から２㎞と離れていないだろう、元は城内になる場所に有る真言宗の古刹である、
「檀家がとうとう一軒になった」と言うのが理由だそうだ、
三年ほど前に浜松の山奥で太陽光発電所の開発を手掛けたのだが土地の６割以上が寺の所有地だった、
曹洞宗の寺でこちらもかなり古い、県の無形文化財に指定されている正月の行事が有る寺で標高が６５０ｍ位の峠の途中に有る、
寺には６０軒弱の檀家が有るが子供達は殆どが市の方に生活を移していて盆暮れに墓参りに来る程度で多くは浜松市内に墓を作っている。
葬式も殆ど山を下りた所に有る葬祭場で行うので寺の意義が薄れ今は無住職になって１０年近くなるそうだ、
現在では近くの寺が兼任住職をしているそうだ、
一方で立派な建物が市内に有って檀家が無く、一方で檀家が纏まっていても住職が居ない、皮肉なものである。
駿遠は曹洞宗が多い、私の菩提寺もかなり古い曹洞宗の寺で世楽院と言う古い寺の末寺で私のいる頃は「長源庵」と言う小寺だったが東京に出た後やはり無住となって１０年ほどして住職が入り「長源寺」となっていた、
我家の此処に過去帳は此処に有った、何年か経って寄ってみたら寺置きの位牌は無くなっていたが過去帳は残っていた、
現在行基が開いたと言う古刹と交渉事をしているがなんかやたらに寺に関係するな、
市内で２９００坪の敷地に寺と法人格、誰か欲しい人はいないか？

同窓会のおしらせと染葉と言う苗字の話

久しぶりに同窓会のはがきが来た、中学校の同窓生だ、
「俺と一緒にクラス会？」、「同窓会？」と言う小話が有ったが今回は齢７０・７１歳だ、
古希の同窓会で初恋がどうのと言う話もあるまいがどだい私は殆ど出席していないので果たしてどんなになっているのか、
会場は掛川の駅近くのホテルで昼の１２時から、会費は１万円だが東京から向かうと往復電車賃が１万４千円もかかる、
酔っぱらって新幹線に乗ると言うのも苦手だ、第一周りに迷惑をかける、
と言う事でホテルに泊まると言う事になるとやはり安くても６千円はかかる、
このホテルを調べたらシングルで６４００円だった、
合計で３万円はかかる訳だ、３万も掛けてみたいと言う顔が有るかと考えたが有りそうもない、
ただでも特に会いたいと言う奴もいないのだが歳を喰ったせいか何処かで見てみたいような気もする、
４０代に一度出た時に中学との頃のガキ大将とその取り巻きが全く同じ雰囲気であまりいい感じはしなかったのだが（自分はガキ大将グループの何処にも属していなかったので結構ハブされていたのだが４０代になっても同じ雰囲気でうんざりしたものだった）
女子たちは見事におばさんになっていて一見してわかる人と聞いても思い出さない人がいてこれはこれで結構笑い話が出来たのだが今回はどんな風になってるんだろう？
そろそろ人数も欠けているんだろうと思うが担任の先生は当然ほゞ全滅だろう、
幹事は連名で４名書かれていたが女子は苗字は変わって居たが珍しい平仮名の名前だったのですぐ想像がついたのだが男の方でフルネームで覚えていない名前がある、
漫画家と同じ名前なんだがもしかしたら入り婿にでも行ったのか全く思い出さない、
中学校は３つの小学校から集まっていたが私の通っていた小学校からは数少ない出席時には殆ど来ていなかった、
小学校の学区は１区から６区に分れているが当然住所表示は違う、
自分の学区は第5区で小字は3つ、同級生は6人だった、もっとも全学年でも２３人しか居なかったのだが
一番奥の第６区は殆ど平地部分の無い山家でここの苗字は殆どが鈴木だった、
第５区は鈴木・佐藤・松浦・伊奈・染葉・（此処からは一軒だけ）林・難波・松永（これは4年生の頃引っ越して来た）だった、
小字毎に固まって住んでいるのだが中でも「染葉」と言う苗字は田舎を出てから全くあった事がない、
ネットで見ても全国で４１０人しかいないらしい、その殆どは静岡県で長野・埼玉・岐阜にもいるらしいがそれ以外の都道府県にはいない様だ、
同級生に染葉性の男の子が居たが2年か3年の時に東京に養子に出て行ったが2年もしないで戻って来たのだが何だったのだろう、
金の事は兎も角、行ってみたもんかどうか、出欠は9月末まで、
多分行かないだろうとは思うが、どうしたものか。

情けない、大学が本を燃す

高知県立大（高知市）は１８日、図書館の新設に伴い、蔵書を最大約３万８０００冊焼却処分していたと発表した。学内規定に基づき手続きを進めたというが、戦前の郷土関係など貴重な本や絶版本も含まれていた。「（焼却前に）県民に知らせて、広く活用の道を探ることも必要だった。配慮が十分でなくおわびする」と、野嶋佐由美学長名のコメントを出した。
こんな記事を見かけたがこれが大学か、
中国の紅衛兵事件の頃「焚書」が行われた、しかし世界的な批判を受けて過ちを認めている。
敗戦の時に多くの書類が廃棄、焼却されたと言う、世界に露見すると問題になる書類だったのだろう、
つい最近も官庁で重要な書類を廃棄されたが電子データ等で複製が残っていたと言う、
恐らく先端で働いている公務員は良識が有って廃棄の命令が有ってもコピーを残しているのだろう、
特定秘密保護法では「秘密資料だから秘密のまま廃棄する」と言う事が合法になった、
軍事大国のアメリカですら機密文書は数十年（50年だったか？）保管し時間が経過すれば公表すると言う事になっている、
安倍政権が決めたのは「秘密のまま廃棄する」と言う事で全く国民に知らしめない政治がありその記録すら残さなくてよいと言う、
今回の事はそういう政治的なことではなく「文化」の話だ、
中には貴重な歴史文化の書物も含まれていたと言う、
地域の歴史文化を担うのも県立と言う大学の重要な作業の一環ではないか、
個人や地方の町村が保有している物の収集保管する事が大学と言う教育組織の役割だが収集或いは寄贈された書物を償却してしまったと言う
日大の運動部の問題も女性の点数を減点し、役人の子供に加点すると言う医大も既に大学府と言う様な有様ではない、
将来を託すべき前途ある人達を預かって育てる素地は全く失われているとしか言いようがない、
「美しく優秀な日本」など望むべくもなくなったな
苛めから不法入学まで日本の未来は暗澹たるものだ