みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

奈良公園と鹿たち/告示日の夕ぐれ

2007-04-15 20:16:57 | 選挙関連
朝一で家を出て、愛知県の無党派・市民派候補の激励に行き、
ちょっとだけアドバイスして、お昼までいて東名阪で西へ向かった。



高速までの信号待ちで車が揺れていたので、
「また車がへんになった??」って話していたら、
蟹江インター付近で、「四日市・亀山間、地震で通行止め』の電光表示。
あわててNHKTVを聞いたら、なんとつい30分前に、
わたしたちが行くつもりの亀山で震度5強の地震があったとのこと。

明日は京都、今日のとまりは奈良なので、亀山から名阪国道を抜ける予定だった。

きゅうきょ引き返して、名神高速経由で一路奈良へ。
せっかく奈良へ来たのだからと、ホテルにチェックイン前になら公園へ。



予想はしていたのだけど、大仏付近は景色が見えないほどのすごい人で、
春日山や大仏などの観光地はパスして一番奥まで車でドライブ。
桜は散っていたけれど、新緑が美しくて、待望の鹿にもあえた。

  

  

  

宿泊は、温泉施設つきの奈良ロイヤルホテル。
まずは温泉に入ってひとやすみ。





窓から見える夕日がきれいだった。


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『市民派議員になるための本』一挙公開/第7章いままでの仲間や地域とどうかかわるか?

2007-04-15 07:11:40 | 市民運動/市民自治/政治
今日はいよいよ統一選後半戦告示日。
週の前半は、選挙講座に参加した「む・しネット」会員の選挙を
激励にまわる予定です。

『市民派議員になるための本 立候補から再選まで』(学陽書房)
第一部『勝てる選挙」を告示日までに紹介するつもりでしたが
都知事選で途中下車したために、開店休業してしまいました。

本番編までは間に合いそうにもありませんが、とりあえず遅れを取り戻すために、
前回の6章の続きから「第8章 公選法をどう使いたおすか? 」まで、
1章ずつ、駆け足で紹介します。

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『市民派議員になるための本』(寺町みどり著/上野千鶴子プロデュース/学陽書房)
6‐3 親(自分の親/夫の親)との関係をどうするか?


 同居の親がいる場合は、夫の親でも自分の親でも、かなり生活に影響を及ぼすのでキチンと向きあって話しましょう。でも世代のちがいは、価値観のちがいでもあることが多いので、つよく反対されたらムリに説得しようとしないことです。
 これは、説得をやめるということではなく、なにがなんでも親を説得してからしか動けないという考えをちょっとヨコにおくということです。「反対したらやめさせられる」「言うことを聞かせられる」と親が思っている現実の関係を見なおすチャンスと割りきって、少しいままでの関係よりキョリをおいてみてはいかがでしょう。状況が変われば関係も変わってきます。仲間や夫やご近所が、あなたを立候補予定者と認めていることがわかれば、あきらめるでしょう。
 同居していない親の場合は、立候補を知らせるだけでよいでしょう。いずれも「決心してから伝える」が基本です。立候補する前に「親に相談して決める」という関係だとしたら、親子の関係性にベツの問題があるのではないでしょうか。
 親は、選挙がはじまったら、ほっとかないものですが、ほっといてもらうほうがよい場合もあります。立候補することを話したら大賛成で、なにからなにまで口だしされて困ったというケースもあります。そのほうがよほどメンドウです。親も支持者のひとりとして割りきり、市民型選挙のルールを話して応援してもらいましょう。親の世代の人間関係は思いのほかひろいので、動いてもらえればありがたいものです。
 使える資源は親でも使う、が市民型選挙の基本です。
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6‐4 親族との関係をどうするか?

 市民型選挙は、従来型の地縁血縁選挙ではありませんので、立候補の決心を話しにいくかどうかも含めて作戦を立てましょう。 まだ立候補表明をしないつもりなら、なにも話さないほうがよいかもしれません。
口さがない親族から、ウワサはドンドンひろがります。親族は基本的に他人と割りきって、市民とおなじ対応をするのがブナンです。選挙事務所に毎日やってきて、候補者の欠点や、失敗話などバクロされて困ったというケースもあります。信頼している身近な親族は、親とおなじ対応でいいでしょう。
 候補者と、それぞれの人とのキョリをいちど整理しておくとよいのですが、市民型選挙の場合は、いちばん大切にする人は運動をになう仲間たちです。夫も仲間と考えられれば入れてあげましょう。つぎは活動に共感してくれてなにかかかわりたいと考えている市民。その人たちから、ヒトからヒトへ、運動がひろがっていきます。
 たとえ血縁者であってもここにはいらなければ、他人と割りきって、一線を画しましょう。夫でも、親でも、親戚でも、この関係をこえて運動に介入してくると、仲間たちはフユカイな思いをします。候補者が血縁関係を重視すると、市民型選挙の趣旨に反するわけですから、仲間に不信感が生まれます。候補者や仲間はだれかに指示命令されたり、コントロールされる存在ではありません。
 この心配がある人に対しては、はやいうちに候補者自身が、市民型選挙とはなにかを、相手にキッパリと伝えることが必要です。
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6‐5 選挙でくらしはどう変わるか?

 選挙にかかわると、予想以上にくらしは大きく変わります。生活が変われば、当然いままでの夫婦や家族との人間関係も、大きく変わります。
 候補者が、夫を説得するために「家事の手ヌキをしません」と口約束して立候補しても、家事をいままで通りできる可能性はほとんどありません。じっさいに動きだすまでは見えてこなかった変化が見えはじめると、「こんなハズじゃなかった」と夫は言うかもしれません。でも現実に、妻は毎日、仲間たちとリーフレットを配りに出かけて家にいないわけですから、なんとか対応すしかありません。子どもたちも、いままでのように、いたれりつくせりの世話をしてもらえないことにスグに気づくでしょう。
 選挙は当選をめざしますので、候補者は投票日まで、この運動に没頭することになります。当選すればしたで議員としてはたらくわけですから、きっと生活はもとどおりにはならないでしょう。決心して動いている候補者は、どんなことが起きても対応する覚悟ができているのですが、家族やまわりはいやおうなく、この動きに巻きこまれます。
 もとに戻したいと思っても、家族が選挙に出れば、選挙というものが、いかに多くの人がかかわる大きなエネルギーであるかということを、身近にいる人は感じざるをえません。候補者はだれから見ても遊んでいるわけではありません。いままで知らなかった前むきな候補者の姿は、家族に大きな影響を与えます。
 生活や人間関係が変わるのは、候補者だけではありません。仲間たちもそれぞれ、選挙にかかわる決心をし、夫や子どもを説得し、運動にかかわります。
 市民型選挙はくらしを変え、家族との関係を変え、ヒトとヒトとの関係を変えます。選挙の前むきなエネルギーは、前むきな影響をまわりに与えます。この影響でくらしも関係もたぶんよいほうに変わるでしょう。いままで変えようとしても変わらなかった夫は家事を少しはするようになり、子どもはひとまわり成長し、子バナレ親バナレもすすみます。 
 だから選挙は「出たもの勝ち」です。
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『市民派議員になるための本』(寺町みどり著/上野千鶴子プロデュース/学陽書房)
第7章 これまでの仲間や地域とどうかかわるか?


7‐1 候補者になったら周囲はどう変わるか?

 だれかが立候補するというウワサがまちに出まわりはじめると、その立候補予定者へのまちの人たちの対応は、ガラリと変わります。いつものように役所へ行くと、手のひらを返したように親切な対応をされるかもしれません。なんといっても数カ月後には議員になって自分に権力をふるうかもしれない人ですから、当選して役所に来たときにイジワルされたくないのでしょう。タダの市民のときにはイジワルしていたのに、権力関係が逆転したのです。役所の一般職員の議員に対する見方は、こんなもんです。
 立候補をやめさせたい人たちは、アノ手コノ手であらぬウワサを流し、圧力をかけることもあります。このことは12-8「ネガティブキャンペーンが起こったら」の項目であらためて取りあげます。
 いままで「気が強い、ハッキリものを言うヘンな人」だと思われていたのが、「ヤッパリ議員になる人はちがうね」と評価があがることもあります。こういう反応をする人が意外に多いのにおどろきます。タダの市民なら目立つのは許せないけれど、議員なら自分の意見をハッキリ言う人がよいという、市民の期待があるのでしょう。候補者にことさらに近づいてくる人もいます。きっと当選したときに、利益誘導してほしいのでしょう。
 本人が「わたしはなにも変わらないわ」と思っていても、周囲の見方が変わるということは、立候補を予定した時点で、すでに“タダの人”ではなくなるということです。「議員は権力者」であることを周囲の反応は端的にあらわしています。タダの人ではなくなった立候補予定者の言動は注目されます。候補者自身もこのことを自覚して、運動を組みたてることが大切です。
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7‐2 仲間はどう反応するか?

 あなたが選挙に立候補する意志があると聞いた友人の反応は、さまざまです。
 政治を変えたいと思っていた人は大賛成で、今後もいっしょにやろうと言ってくれるでしょう。こういう人には積極的にこれからの政治活動をつくる核になってもらいましょう。 市民運動をずっといっしょにやってきた人でも、政治ギライの人はいます。その人にとっては、あなたの立候補はウラギリと感じるかもしれません。「選挙に出たくてわたしたちを利用したのね」と言って去っていく人もいます。こういう人たちをムリに引きとめようとしないことです。だれにでも新たな運動に参加するかどうかの、選択の自由はあります。決定的に関係がこじれなければ、たのしい市民型選挙を遠まきに見ていて、また参加してくれるかもしれません。
 「イイじゃないの」と言いながら、ホントは自分が出たかったのに、わたしのほうがずっとすぐれているのに、と思う人もいます。この手の人がいちばんやっかいで、さきにいって運動全体のブレーキになることがあります。候補者が仲間のだれから見ても文句なしにリーダーシップがあり、信頼されている場合は起きにくいのですが、ドングリの背くらべの場合に起きやすいようです。ようするにシットが原因なのですが、運動からはなれるわけでもなく、さりげなく立候補予定者のネガティブな情報を仲間に流したり、ホメゴロシをしたりします。本人は無自覚にやっている場合が多いので、この関係に気づいた場合は、相手にあなたの感じていることを率直に話して「運動の足をひっぱらないでほしい」と伝えることが大切です。スグに言えない場合は、すくなくとも運動の中心メンバーに入れないようにしましょう。
 いままでの仲間をひとりも落とさず選挙をやりたいと思わないこと、人それぞれだと覚悟して、相手の意思を尊重することが大切です。
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7‐3 仲間とどうつきあうか?

 いままでの市民運動と、政治活動や選挙運動は、ベツものと分けて考え、いっしょにやってきた仲間や友人にもそのことを伝えましょう。その意味でも、政治活動をすることを明確にしたネットワークを立ちあげるのがよいでしょう。のちに政治団体届けをすることも考慮し、「○○と◇◇市を考えるネットワーク」のような、候補者の名前を入れ、政治団体であることがわかるようなネーミングを考えてみてください。
 政治活動のスタートの時点で、あつまった仲間で4-2の「行動3原則」を合意しておくと、さきの運動がしやすくなります。運動をすすめていくと仲間同士でもなんらかの対立はかならずあります。選挙は市民運動よりかかわりが深いので、それぞれのやりかたの好みや、思いのちがいが鮮明になります。市民運動をいっしょにやってきても、ホンネで話したこともない仲間もあります。このとき、ホンネでぶつかりあうことを避けても、さきにいっておなじ問題がもっと大きいカタチで噴出します。
「気づいたときに話しあう」が原則です。「やりたい人がやる」は問題ないのですが、「やりたくない人がやりたい人の足をひっぱる」ことが往々にしてあります。そのことを問題点と自覚して話しあう場が必要でしょう。このとき、立候補予定者は、自分もこれだけガンバッテいるのだから相手も、と思わないこと。やりたくてもできない事情があって、結果的にさきに行く人たちの足をひっぱることもあります。
 走るのがはやい人も、ゆっくり歩く人も、どの人も気持ちよく参加できるように配慮するのは、やはり候補者の役目です。たったひとりで選挙に出る決心したことを思いだせば、仲間は来てくれるだけでありがたいものです。選挙は「みんないっしょ」ではありません。それぞれちがう役割を自発的ににない、どの人がいなくても運動はありえなかったと、当選したときに気づくでしょう。候補者はやはり候補者で、タダの市民とおなじではありません。候補者がケンキョであること、ひとりひとりに感謝のきもちを持ち、「ありがとう」とねぎらいの言葉をこまめにかけることが候補者への信頼と求心力になります。
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7‐4 地域とはキョリをおく

 99年の「候補者アンケート」の回答で、「立候補する際の障害」で「家族」とならんで多かったのが「地域」です。地域のなにが障害になるのでしょうか。
 ひとつは、地域にすでに現職議員がいる場合です。「地域からの支援く、町内会役員(男)がぜんぶ現職議員を応援するなか、地道な草の根の後援会会員を少人数あつめ、そのなかでボランティアでたたかった」。
 この回答が地域型選挙のすべてを語っています。
 地域(自治会、町内会)は地区の代表を議会に送りだし、自分の地区の道路改良などの利益誘導を期待します。この地域代表議員は、まち全体のためにはたらくことや、議会で発言することを期待されていません。そんなヒマがあるなら、ヨソの地区より少しでも多くワガ地区に予算を取ってきてほしという利害がむきだしです。そんななかで、市民型選挙をしようとしても、妨害されるか、地域を分裂させるウラギリものと白い目で見られるかのどちらかです。
 現職議員がいない場合もおなじようなものです。地区の有力者たちは議員が欲しいので、「女だけどいないよりはマシ」と思って、応援したいと言ってくる場合があります。なにもしなくても支持者がふえるわけですから、この申し出は魅力的です。でも地域と仲よくしたいと思って応援を受けいれれば、多かれ少なかれ当選したら利益誘導するように言われます。応援してやったんだから、その分のモトは取るという従来型の選挙の発想です。市民型選挙で出た無党派・市民派議員は、この発想自体を根本から否定するわけですから、とうてい両立するわけがありません。それに地域ぐるみ選挙は、公選法に反します。
 地区の道路改良が、議員がいないために他地区より遅れているのが事実ならそれが問題なのです。自分の地区の利益誘導ではなく「議員の利益誘導をやめさせ、税金を公平に使います」という政策を立てればよいのです。
 もちろん、地域の仲間も運動に参加しやすくするためには、ことさらに地域と対立することは避けたほうがよいでしょう。作戦として割りきって、自治会長のところに「市民型選挙をするので地区の推薦は遠慮しますが、個人的な応援は歓迎します」と(立候補の)ごあいさつをかねて訪問するのがおススメです。地区を無視してすすめるよりは、好感を持たれます。ついでに地域の自治会員への「選挙の際にはご迷惑をおかけします」というごあいさつに全世帯をまわるのもよいでしょう。
 いずれにせよ議員活動を考えても、「地域とは距離をおく」のがブナンです。
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明日は選挙には不可欠な「第8章 公選法をどう使いたおすか?」
を掲載する予定。

では、いってまいります。

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