みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「非常用」7日分用意を 災害時に困るトイレ/9・1防災の日 すぐにでもできるコト/薄紫のカクトラノオの花が咲いた。

2017-09-02 10:09:20 | ほん/新聞/ニュース
昨日9月1日は「防災の日」。
「防災の日」を挟んでの一週間は防災週間です。

防災週間に、「特に何もしない」が6割超えとのことですが、
何を隠そう、わたしもそのひとりです。

日ごろから天気予報はよく見ているのですが、
災害が増えてきていると感じているので、
中日新聞の生活面やtenki.jpの記事を参考にして、
何か備えをしようと考えています。

  「非常用」7日分用意を 災害時に困るトイレ 
2017年9月1日 中日新聞

 災害時に困ることの一つにトイレがある。水や食料の備蓄は家庭でも一般的になったが、トイレに関しては準備をどうしたらよいだろうか。きょうは「防災の日」。家庭での備えや避難所のトイレ事情を紹介する。

 東京都品川区が先月開いた防災イベント。親子約二十人を前に、東京ガス中央支店の長滝明子さんが「非常用トイレ袋」の使い方を実演した。洋式トイレに袋をかぶせ、中に凝固剤を振り入れて水を注ぐと、すぐに固まりゼリー状に。長滝さんはビニール袋を外して口を固く縛りながら、「これがあれば災害時も安心です」と話した=イラスト参照。

 イベントでは、家庭用ごみ袋など備蓄品のクイズもあった。母親と弟二人で参加した小学四年の添田麗捺(そえたれな)ちゃん(9つ)は「水や食べ物はためてあるけれど、トイレのことは知らなかった。これからそろえていきたい」と話した。

 同社は、東日本大震災や熊本地震などの復旧活動に社員を派遣し、被災した各地でトイレが大きな問題になっていることを把握。同じ問題意識を持つ「日本トイレ研究所」(東京都港区)と共同でプログラム「災害時のトイレをそなえよう!」を開発し、今年から市民への啓発を始めた。

 避難所に行けば仮設トイレがあると思いがちだが、同研究所代表理事の加藤篤さんは「道路の寸断や渋滞で、すぐには設置されないと考えて」と話す。設置されても、くみ取りがされず使えなくなることもある。かといって飲食を控えると体調を崩し、水分不足で静脈血栓塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)などの病気になることもある。

 自宅で避難生活を送る場合、トイレが壊れていなくても排水管の破損などで水洗機能が使えないことがある。集合住宅の排水管が壊れているのに上階の住人がトイレに水を流し、下階のトイレから汚物があふれ出たこともあるという。

 家で水洗トイレが使えないとなると、前出の非常用トイレ袋の出番。トイレ以外に、バケツにかぶせても使える。併せて用意しておきたいものとして、トイレットペーパー▽四十五リットルの家庭用ごみ袋▽密閉できる箱(使用済みの袋を入れる)▽ランタン▽ウエットティッシュ▽アルコール手指消毒薬▽家庭用塩素系漂白剤(薄めてトイレ掃除に使う)-がある。

 目安として七日分は用意しておきたい。一日にトイレに行く回数や使うトイレットペーパーの量などを家族分調べておくといい。

 非常用トイレ袋は、「非常用トイレ」「携帯トイレ」などの商品名で、ビニール袋と凝固剤、または吸水シートのセットで販売されている。一個百~二百円の価格帯が中心。ホームセンターなどで扱っている。災害用トイレの選び方などを紹介する同研究所のホームページ「災害用トイレガイド」も参考になる。
 (竹上順子)


 9・1防災の日 すぐにでもできるコト
2017年8月31日
安野 加寿子
[日本気象協会本社]気象予報士 熱中症予防指導員研修講師


あす9月1日は「防災の日」です。大型の台風15号の影響で小笠原諸島では荒れた天気に、東日本でも太平洋沿岸部を中心に雨の降っている所があり、風も強まってきています。例年この時季は台風被害も多く、防災を意識しやすいタイミングです。防災の日を機に、1人ひとりが災害の知識・災害への資材を蓄えて、万が一のときのため・・・できることからはじめましょう。

9月1日は防災の日。8/30~9/5の1週間は防災週間

私たちの国は、地形・地質・気候などから、台風や豪雨・豪雪、地震や津波・・・様々な災害に直面しやすい国土となっています。そのため、約60年(※)前から「9月1日を防災の日」とし、国や地方公共団体をはじめ、国民の1人ひとりが災害についての認識を深めて、災害に対する備えを充実・強化するなど、防災への取り組みを呼びかけられています。

防災の日が9月1日になったのは、関東大震災(1923年)の発生した日であるという以外にも理由があります。古くから、雑節の二百十日(立春から二百十日めのこと)に当たる8月末から9月頭にかけては、大風が吹きやすいなどと言われ、農家の厄日と言われていました。今の時代でも、台風が日本付近に近づき大きな影響を受けやすい時期であることから、防災を意識しやすい・意識すべきタイミングなのです。

※1960年(昭和35年)に閣議了解され、知られるようになった「防災の日」ですが、1982年(昭和57年)の閣議了解で、新たに「防災の日及び防災週間」が設けられ、8/30~9/5は防災意識を呼びかける防災週間となりました。

防災週間 「特に何もしない」が6割超え
実は先日、tenki.jpではTwitterアンケートを用いて、防災週間の防災アクションについての簡易調査を行いました。

「防災週間に、あなたはどんなアクションを起こす予定ですか?」という問いに対し、「特に何もする予定がない」という回答が62%・・・なんと6割を超える結果に!

もちろん予想はしていましたが、気象情報・防災情報を呼びかける側の人間としては、まだまだ努力不足、悔しい結果です。

頑張らなくてもやれること3つ
この防災週間に、学校や職場などで避難訓練がある方もいらっしゃると思いますが、そういう取り組みがない環境の方にとっては、「防災の日」を意識する機会がなく過ぎていってしまうのかもしれません。

「防災」や「防災訓練」と聞くと、まだまだ堅苦しい印象です。でもそこまで頑張らなくてもできることはたくさんあります。今回は頑張らなくてもやれることを3つご紹介します。

一つ目は、お買い物です。
普段のお買い物で、日持ちの良い食品や日用品を定期的に買い、おうちにストックしておくというのも防災の取り組みのひとつです。カッコよく言うと「防災備蓄」や「ローリングストック」という防災用語に当たります。食品は賞味期限の管理が面倒・・・と感じる場合、自分が好きなものをストックするように心がけてください。自分が好きなものであれば、賞味期限が来る前に食べたくなりますし、スーパーで安く売っていたら買う習慣が自然と出てくると思います。最近は、備蓄用の食品も多岐にわたり、美味しさを追求したものも増えています。お気に入りをぜひ見つけてみてください。

二つ目は、家族との会話です。
「昼間に地震が起きたら、どこで待ち合わせをする?」
「おうちが川に近いから、大雨のときは特に注意だね」
こんな会話が自然にできたら理想ですが、なかなかキッカケがないとできないと思います。一緒に災害のニュースなどを見ながら、我が家だったら・・と話題提供するとスムーズに防災の話し合いができそうですね。

「大事な食器が壊れたら嫌だし、食器棚用に転倒防止グッズを買おう!」
動機はどんなものでも良いと思います。おうちの防災対策を一気にするのは大変なので、やりたい・できそうと思ったものから取りかかりましょう。

三つ目は、天気予報を見ることです。
ご存知のとおり、天気予報では天気と気温以外にもたくさんの情報を発信しています。災害につながる気象現象の危険性・影響範囲・時間帯などの情報も含まれていますので、迫りくる災害の準備に、災害が起こってしまった後の身の振る舞い方にも、必要な情報です。

また、今はオンラインでピンポイントの気温予想や降水確率など、端的な数字データを見るだけで、ある程度天気を解釈できる時代になりましたが、過信は禁物です。災害時の実況は刻々と変化しますし、数字ではなく実際目の前で起こっている現象を感じ取ることも大事です。また、SNSなどの発言は本当かどうか・・すぐには判断がつかない場合もありますから、必ず信頼できる発信元から情報を入手するようにしましょう。

インターネットなら「万が一の時に役立つリンク集」をご参照ください。
テレビやラジオの場合、ニュースなどの気象情報コーナーだけでなく、テレビのdボタンを活用する方法もあります。

「特に何もしない」から、上記のどれか1つでも良いのではじめてみませんか?

↓もう少し知りたい・・という方に↓
万が一に備えて http://www.tenki.jp/docs/note/bousai/
備蓄の心得(トクする!防災) https://tokusuru-bosai.jp/stock/stock.html
避難の心得(トクする!防災) https://tokusuru-bosai.jp/refuge/refuge.html
(2017年8月31日 16時8分)


  
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薄紫のカクトラノオの花が咲きました。
口を開けて笑っているような、ユーモラスな花。

茎が角ばっていて穂先のながい花を咲かせるるので「カクトラノオ」。
花のつけ根には甘い蜜がいっぱい詰まっています。
  
子どものころ、この花の蜜を吸ったので、
庭に一株だけ苗を植えたら、今では木の下に増えて雑草状態になっています。

高砂百合の花も増えてきました。

山の斜面などやせ地でも咲くのですが、
土目のよいところでは、大きな花をたくさん付けます。


家の西の塀際の白の百日紅。

矮性なので、花は低いところで咲きます。

うしろに見えでいるのは、シマトネリコの花。


ゴールデンキウイの実も、一回り大きくなって、
キウイらしくなりました。


  

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