みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

北海道地震 まず人命救助に全力を/胆振東部地震 北電の責任 極めて重い北海道で/初の震度7 全道停電はなぜ起きたか/山芋のムカゴで玄米むかごごはん。

2018-09-08 20:04:09 | ほん/新聞/ニュース
台風21号の強風で、山芋のムカゴが落ちたので、
パートナーがほうきで集めて、持ってきてくれました。

落ちたムカゴとはいえ、今年の初物。
ぜんぶ調整するには時間と手間がかかりますが、
手ごろな大きさのムカゴを選んで、玄米むかごご飯を炊きました。

炊飯器のふたを開けると、ムカゴのよい香りがしました。

出汁に根昆布を細かく切って入れたので、
もっちりとしたごはんに
うっすら塩味がついていておいしいです。

味ごはんの時は、具だくさんの味噌汁が合います。
最後に入れた干し甘エビがよい仕事をしています。

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ところで、
台風21号が来たの海に去ったと思った翌日、
北海道で最大震度7大地震がおきました。

朝起きたら、夜中の3時ころの地震というニュースが流れていて、
明るくなったら、被害が大きさが次つぎに判明するのではと思っていたら、
震源地近くの山のいたるところで大規模な土砂崩れが発生していました。

この地震では、北海道の全域が停電となる「ブラックアウト」が起きて、
地震の被害をさらに大きくしました。
北海道新聞は今日の社説で「北電の責任 極めて重い」と、
北海道電力の危機管理の認識の甘さと対応を厳しく批判しています。

  社説:北海道地震 まず人命救助に全力を
2018年9月7日 朝日新聞

 被害を把握し、人命救助に全力をあげなければならない。
 北海道胆振(いぶり)地方を震源とするきのう未明の地震は、どこでも大きな揺れに襲われる危険性がある日本列島の怖さを改めて示した。各地で土砂崩れが起き、多くの死者・行方不明者が出ている。不明者の捜索を何よりも優先させてもらいたい。
 震度7を観測した厚真(あつま)町では家屋の倒壊が相次いだ。札幌市内では液状化現象が発生し、道路が陥没するなどした。時を追うごとにけが人も増えている。
 気象庁は、1週間程度は最大震度6強の地震に注意するよう呼びかけている。家庭、学校、職場のそれぞれで備えたい。建物の損傷の具合を点検し、再び大きな揺れがきたらすぐに避難できるようにしておこう。7日夜からまとまった雨が予想され、土砂がさらに崩れる恐れもある。山の近くなど危険な場所には近づかないことだ。
 停電や断水が、想定を大きくこえる広範囲に及んでいるのも心配だ。
 長い時間にわたって道内のほぼ全域で停電した。大手電力会社の管内すべてで電気が止まるのは、きわめて異例な事態だ。道内の電力の約半分を担う苫東(とまとう)厚真火力発電所が被災したのをきっかけに、需給のバランスが大きく崩れ、システムが不安定になったのが原因という。一極集中型の体制の弱点があらわになったといえよう。
 通常の供給力の回復には少なくとも1週間はかかるという。日々のくらしはもちろん、鉄道や航空機の運休、まちなかの信号の停止などダメージは各方面に及ぶ。交通網の寸断は物資の輸送の停滞に直結する。北海道電力は一刻も早い復旧に全力を注いで欲しい。
 札幌市などの避難所には、多くの人が身を寄せている。飲み水や食料、寝具は確保できているか。トイレや空調の用意は。自宅にとどまらざるを得ない人たちへの手当てや、医療機関の電源確保も欠かせない。
 目配りのきいた支援のため、各自治体を政府がヒトとモノの両面で支えることが必要だ。
 日本全土にはわかっているだけで2千もの活断層がある。活断層による地震は、1千年から数万年の間隔で突然起きるものが多い。今回の地震は、根室沖など千島海溝沿いに比べ、当面の確率は低いとされた地域で発生した。油断は禁物だ。
 この夏は豪雨、台風、そして地震と災害が相次ぐ。なかでも突然襲ってくる地震は、日ごろの備えが大切だ。被災地以外の人もわがこととして考えたい。 


 社説:胆振東部地震 北電の責任 極めて重い
2018年9月8日 北海道新聞

北海道胆振東部地震は一時、道内全域が停電となる「ブラックアウト」を引き起こした。
 震源近くにある北海道電力苫東厚真火力発電所が運転を停止し、稼働中だった他の発電所も連鎖的に止まったのが原因だ。
 交通機関や病院をはじめ、暮らしに不可欠な都市機能が突然まひし、道民を不安に陥れた。
 大地震への十分な対策を取らなかった北電の責任は極めて重い。停電が続く地域の復旧を急ぐと同時に、この事態を招いた原因の究明と対策の徹底を求めたい。
 電力供給では、発電量と消費量を一致させないと、発電機が壊れる恐れがある。このため、需給バランスが崩れた際に稼働中の発電所を停止させる。
 全面停止を避けるには、電源を分散させ、一つの発電所が止まってもバックアップできる態勢を築いていなければならない。
 ところが、北電の場合、道内の消費電力のほぼ半分を苫東厚真1カ所で供給している。
 不測の事態が生じれば、待機中の発電所ではカバーしきれず、ブラックアウトに直結することは事前に分かっていたはずだ。
 苫東厚真では3基の発電機全てが地震で使えなくなった。北電は「3基とも損壊し、長期間止まることは想定していなかった」と言うが、認識が甘いのではないか。
 東日本大震災によって福島原発事故が発生し、その後も各地で大地震が頻発してきたことを考えれば、「想定外」は言い訳にしか聞こえない。
 電力の安定供給よりも、電源の集約による経営効率を優先したと言われても仕方ないだろう。
 地震発生時、本州の電力会社からの支援機能が働かなかったのも問題だ。北海道―本州間の送電線「北本連系線」を使って電気を流すには、道内側で一定の発電所が稼働している必要があるという。
 これでは今回のような大型電源の停止には対応できない。
 来年には石狩湾新港の天然ガス火発の稼働と北本連系線の増強が予定されている。北電は、電源の分散に加え、北本連系線の技術的な障壁の解消も急いでほしい。
 運転停止中の泊原発は停電の影響で、使用済み核燃料プールを冷却する外部電源を一時喪失。非常用電源が作動して冷却を続けた。
 9時間半後に外部電源が復旧し、大事には至らなかったとはいえ、震源が発電所に近い場合の対応は万全と言えるのか。徹底した検証が不可欠だ。 


 社説:北海道で初の震度7 全道停電はなぜ起きたか 
2018年9月7日 毎日新聞

北海道胆振(いぶり)地方で大地震が発生し、道内では初めて震度7が観測された。各地で土砂崩れや家屋倒壊が起き、多数の死傷者が出ている。政府や関係機関は被害の全容を速やかに把握し、被災者の救出、救援に全力を挙げてほしい。

 地震の影響で、北海道全域の295万戸が停電する異常事態となった。救出、救援に支障をきたす上、市民生活や経済活動にも大きな影響が出ている。経済産業省によれば、全面復旧には、少なくとも1週間以上はかかる見通しだという。
 北海道電力によれば、道内全域の停電は、管内電力の約半分を賄っていた苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所(厚真町)が、地震の揺れを感知して、緊急停止したことが発端となった。その結果、管内の他の火力発電所も連鎖的に停止することになった。
 家庭や工場に電力を供給する際には、発電量と使用量のバランスを取る必要がある。バランスが崩れると電気の品質が保てなくなるからだ。
 今回は、苫東厚真火力の停止で管内の発電量が急減し、需給バランスが大きく崩れた。そのままでは発電機や機器類に負荷がかかって故障するため、稼働中だった他の火力発電所も自動的に停止したという。
 このため泊原発も外部電源を喪失し、非常用ディーゼル発電機で燃料プール内の使用済み核燃料を冷やすことになった。福島第1原発事故を連想させる事態だ。
 ただ、東日本大震災でも、電力会社の供給エリア全域での停電は起きていない。たった1カ所の発電所の不具合が北海道全域の停電になぜつながってしまったのか。今後、徹底した検証作業が求められよう。
 停電で、患者の受け入れを見合わせる病院も出た。電気が使えないことで、救急患者の治療がおろそかにされることがあってはならない。
 また、JR北海道や札幌市営地下鉄は全線で運転を見合わせた。交差点の信号機も働かず、ビルのエレベーターも止まった。電気の供給なしに現代社会は立ち行かない。
 気象庁は、1週間程度は震度6強程度の地震に注意するよう呼びかけている。政府は被災地への自衛隊員の派遣を増やす方針だ。迅速な対応は当然だが、2次災害の発生にも十分な警戒が欠かせない。


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9月7日(金)のつぶやき

2018-09-08 02:03:13 | 花/美しいもの
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