みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

都議会 やじ解明は進むのか/やじ問題きっかけ 市民勉強会/「性別役割」解消求める セクハラの新指針

2014-06-28 21:21:34 | ほん/新聞/ニュース
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都議会のヤジ事件関連のニュースも多いので、
今日一日で、ピックアップしたニュースを紹介します。

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  やじ問題きっかけ 市民勉強会 
2014.6.26 NHK

東京都議会で質問中の女性議員に「早く結婚した方がいいんじゃないか」という不適切なやじが飛んだ問題をきっかけに、女性が活躍できる社会の実現に何が必要か考えようという勉強会が、東京都内で開かれました。
市民の有志が開いた勉強会には、子育て中の女性や学生、それに国会議員などおよそ100人が参加しました。
この問題では、自民党の会派に所属していた議員が発言を認めて謝罪し、都議会は再発防止に努めるとした決議案を可決して25日閉会しました。
勉強会では「議員1人の責任でこの問題を終わらせてはいけない」といった意見が相次ぎました。
このうち、子育てに積極的に参加する“イクメン”の立場から情報発信を続けるNPO法人代表の安藤哲也さんは「国が推進する男女共同参画の考えとは、真逆の実態があることを示す出来事だった。
女性対男性という構図ではなく、少子化や女性の社会進出に関わる問題としてとらえるべきだ」と指摘しました。
また、大学生の新居日南恵さんは「結婚や働き方に不安を抱いている学生は多い。問題の発言をした議員は父親と同世代だったので私たちが父親世代と話をしていくことで社会の意識を変えていきたい」と話しました。
勉強会に参加した子育て中の30代の女性は「今回の発言にはがく然とした。こういう発言を許す空気を変えていく必要がある」と話していました。 


  やじや議事進行妨害 全国の議会でも 
2014.6.27 NHK

東京都議会で質問中の女性議員に不適切なやじが飛んだ問題で、NHKが全国の地方議会を調べたところ、ひぼう中傷するやじを受けたという議員が複数いたほか、やじが議事の進行を妨げたとして発言者への懲罰動議が出され、本人が陳謝したケースもあったことが分かりました。

今月18日、東京都議会で女性議員が質問を行った際、「早く結婚した方がいいんじゃないか」とやじが飛び、5日後に自民党の会派に所属していた男性議員が発言を認めて謝罪しました。
この問題で、NHKが全国の自治体の議会事務局や議員などを通じて調べた結果、ひぼう中傷するやじを受けたとする議員が複数いたほか、やじによって議事の進行が妨げられたケースもあったことが分かりました。
このうち、今月には北海道の苫小牧市議会で一般質問をしていた議員が「てめえつぶすぞ」などというやじを繰り返し受けて議事の進行が妨げられ、議長に注意を求めると「黙って質問してろ」などと言われていたということです。
やじを飛ばした議員に対しては懲罰動議が出され、本人が陳謝しました。
また、東京都議会では、2年前の3月に開かれた予算特別委員会で、原発事故の対応について質問していた議員が「放射能浴びたらいいんじゃないか」というやじを受けていました。
さらに、別の自治体の議会では、質問を終えた直後の女性議員が「下着のラインが見えている」と言われたほか、議事録が残らない全員協議会で、母子家庭に対する支援策を提案していた女性議員に対し、「母子家庭は女の自業自得だ」という、女性を侮辱するような言動もあったということです。
一方、質疑の様子をインターネットで中継するようになった議会では市民の関心が高まり、不適切なやじが少なくなったという指摘もありました。
これについて、地方や国会の議員経験もある早稲田大学大学院の北川正恭教授は「一般社会では、お互いに穏やかに話して赤裸々な議論は避けるが、議場では対立が起きて、やじが起きやすい。議論を活発化するような仕組みを作るとともに、有権者も一層議会に関心を持たなければならない」と話しています。


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  「性別役割」解消求める セクハラの新指針
2014年6月27日 中日新聞

 東京都議会の塩村文夏議員が妊娠・出産期の女性への支援を質問中に「早く結婚した方がいい」「おまえが産め」などのやじを受けた問題は、女性は結婚して子どもを産むのが当然という性差別や、性別による役割分担意識の根深さをあらわにした。七月から施行される改正男女雇用機会均等法の新指針は、このような意識に基づく言動がセクハラにつながると指摘。同性間の言動もセクハラにあたることを明記し、事業主に周知、啓発を求めている。

 今春、愛知県の医療関連会社に入社した女性(30)は、来客や社員が飲むお茶を給湯室でいれる当番が女性だけに割り当てられていることに驚いた。社員は数千人で職種や年齢に関係なく、週替わりで担当。先輩の男性に聞くと慣習で、過去に上司から「女に任せておけばいい」と言われたという。女性は上司に抗議し、労働組合から問題提起することに。女性は「初めて『差別された』と感じた」と話す。

 昨年改正された男女雇用機会均等法のセクハラ指針では、背景や原因に男女の役割分担意識があると指摘。事業主に就業規則などを通じ、職場からなくすよう啓発を促した。厚生労働省は「男のくせに」など、セクハラにつながる言動の具体例を示している=表。

 女性問題に詳しい東京の弁護士、楓(かえで)真紀子さん(39)によると、これらは直接の性的な言動とまではいえないため、職場で軽く扱われることもある。しかし、新指針ではこうしたセクハラなのか微妙な場合も、事業主に対応するよう求めており、楓さんは「指針への明記で被害者が声を上げやすくなるのでは」と期待する。

 愛知労働局が二十三日、名古屋市内で開いた改正法のセミナーは満席で、百四十社が参加。自動車部品製造業の総務担当の三十代男性は、来客へのお茶出しは女性と決められており、取引先の親会社からセクハラへの対応強化を求められているという。「行動規範に盛り込んだり、研修会を開いたりして意識を変えていきたい」と話した。

 雇用環境の改善に取り組む「21世紀職業財団」(東京都文京区)は、ホームページで性別役割分担意識の有無をチェックできるリストを公開。採用から職場への配属、評価などさまざまな設定で確認できる。
      ◇

 「おまえ、オカマじゃないのか。そんなナヨナヨしていたら、嫁さんもこないし、昇進もできないぞ」
 大阪市の団体職員の女性(28)は二年前に勤めていたIT会社で、先輩の男性に上司がかけた言葉に耳を疑った。男性社員は寡黙な性格で、周囲から「女性経験はないのでは」などとからかわれていた。別の男性社員は、子どもが複数いる上司から「早く子どもをつくった方がいい」と言われ、他の社員の前で自らが無精子症であることを告白。とてもつらそうな表情だったという。

 職場のハラスメント研究所(東京都文京区)の金子雅臣所長(70)によると、同性間のセクハラ事例として、上司が部下を無理に風俗に誘う▽宴会で裸踊りをさせる▽男女関係を詮索する▽独身を気にしている同性に結婚しない理由をしつこく尋ねる▽男女関係がだらしないなど性的なうわさを流す-などを挙げる。

 金子さんは「飲み会での男同士の下ネタ話なども、『草食系男子』のように関心の低い人や、人前で話すことが嫌な人もいる。その温度差を理解しなければいけない」と話す。

 同性愛者ら性的少数者の働きやすい職場づくりを目指しているNPO法人・虹色ダイバーシティ(大阪市)代表で、レズビアンの村木真紀さん(39)は「自分の性的指向などを話せない人もいる、という想像力を働かせてほしい」と話す。
(山本真嗣) 


  複数都議がヤジ 議場の音声分析「自分が産んでから」も  
2014年6月28日 朝日新聞

 東京都議会で晩婚化対策を質問した塩村文夏(あやか)都議(35)が女性蔑視のヤジを浴びた問題で、複数の議員が立て続けにヤジを飛ばしていたことが分かった。都議会は発言者の特定を1人にとどめて幕引きを図ろうとしているが、事実解明は避けられなくなった。

塩村都議の質問とヤジ、音声分析の結果は
特集:都議ヤジ問題
都議会、再調査求める声


 都議会の記者席で朝日新聞記者が取った録音と、都議会が庁内放送で流した都議会中継の音を朝日新聞とテレビ朝日が分析した。

 鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした直後、たたみかけるように男性の声で「自分が産んでから」「がんばれよ」とのヤジが続いた。塩村都議が女性の不妊に関して質問した際には「やる気があればできる」との暴言も聞かれた。

 音声分析に協力した日本音響研究所の鈴木創所長は「口調や声の調子からヤジを飛ばした人は複数いる。たくさんの人が同時に話している」と分析した。

 都議会最大会派の自民の吉原修幹事長は、所属議員全員の聞き取りをし、鈴木都議のヤジ以外は「聞いていない」と説明していた。

■立て続けにヤジ
 朝日新聞とテレビ朝日は、18日の都議会の記者席で朝日新聞記者が取った録音と、都議会が庁内放送で流した都議会中継の音を分析。二つの音源を重ねたうえで塩村都議の声の音を小さく、男性の声の音を大きくする「シグナルエンハンスメント」の手法などで音声を補正し、精度の高いスピーカーで分かった部分について調べた。

 その結果、塩村都議に鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした直後、男性の声で「自分が産んでから」とのヤジが聞こえ、「がんばれよ」の声もたたみかけるように続いた。

 塩村都議が、悩みを抱える女性への対策に関する質問をした際には「先生の努力次第」と男性の声があがり、女性の不妊に関する質問のときには「やる気があればできる」とのヤジも聞かれた。

 補正前と補正後の音声を聞き、独自の分析もした日本音響研究所の鈴木創所長は、「自分が産んでから」の発言について「ノイズの影響でクリアではないが、そう発言した可能性は十分ある」との見方を示した。音声を確認するなかで、「セクハラじゃないか」と注意する声があがっていたことも指摘した。

 都議会のヤジは、鈴木都議が自ら発言を名乗り出たが、発言者の特定は鈴木都議のみ。都議会は他の発言者の調査を進めず、25日に閉会した。 


  WEB特集:都議会 やじ解明は進むのか
2014.6.25 NHK

東京都議会で、女性議員が質問を行った際、「早く結婚した方がいいんじゃないか」とやじが飛んだ問題。
5日後の23日、自民党に所属していた議員が発言を認めて謝罪しました。
一方、女性議員などからは、ほかにも複数のやじが聞こえたという指摘も出ています。
首都圏放送センターの金城正明記者が解説します。

飛ばされたやじ
問題のやじは今月18日、東京都議会の一般質問で、みんなの党の塩村文夏議員が妊娠や出産などに関する子育て支援策について都の取り組みをただした際に議員席から飛びました。
「早く結婚した方がいいんじゃないか」。
やじを飛ばされた塩村議員はツイッターで「悩んでいる女性に言っていいことではない」とすぐに反発。
翌日には報道各社の取材に応じて「人格を否定するようなやじや政策と全く関係のないやじはするべきではなく、ひぼう中傷になる」と語気を強めました。
この時点で、東京都議会にも1000件を超える抗議や批判が寄せられました。

やじは自民からと複数指摘
やじは議席のどこから飛んできたのか。
当初、自民党は、発言した議員は、自分たちの会派かどうか分からないと答えていました。
しかし、複数の会派は、NHKの取材に対して自民党の議席周辺から聞こえたと回答。
自民党は、問題が起きた翌日から所属する議員全員に対する聞き取り調査を始めました。

特定できぬ間に批判広がる
しかし、自民党の調査はなかなか発言者の特定に至りませんでした。
その間、やじに対する批判はどんどん広がりました。
発言の4日後、22日には塩村議員のツイッターの引用が3万件を超えました。
さらに、やじが聞こえたと指摘された自民党東京都連に対して発言者の特定や処分を求める「ネット署名」が急速に賛同者を集めました。

批判の声は、国内だけにとどまりませんでした。
イギリスやアメリカなど欧米のメディアは「差別的な発言だ」と批判する論調で伝え、日本に対するイメージの低下も招きました。

ようやく発言者特定 謝罪
やじを発言したのが、東京・大田区選出で自民党の会派に所属していた鈴木章浩議員だとわかったのは問題が起きてから5日後、今月23日になってからでした。
鈴木議員は「本当に結婚がしたくてもできない方への配慮が足りなかった」と謝罪し、自民党会派を離脱したものの、辞職はしない考えを示しています。

批判強まり謝罪 遅いと批判
鈴木議員は当初、やじを飛ばしたのは自分ではないと明確に否定していました。
鈴木議員は謝罪のなかで、「話す機会を逸した」と繰り返し釈明しましが、遅きに失したという批判が出たのはいうまでもありません。
鈴木議員が発言を認めたのは、塩村議員を含めた都議会のほかの会派の反発だけでなく、ネット上や海外メディアでも反発が急速に広がったことが背景にあったともいえます。

あくまで「申し出」 「調査は受け身」の批判
しかし、発言者が特定できたのは鈴木議員が会派の幹部にみずから申し出たからです。
私は、東京都議会の議場で、日ごろから取材していますが、傍聴席からでも議員のやじがはっきり聞こえることがあります。
しかし、今回、鈴木議員のすぐ近くに座っていた自民党の一部の幹部は「聞こえなかった」としていました。
自民党の調査が、いわゆる「受け身」に徹したと批判されても仕方ありません。

ほかの議員もやじか
鈴木議員は謝罪したものの、塩村議員はほかにも子どもを産むことに関する不適切なやじが聞こえたと指摘しています。

さらにNHKは警察への捜査協力の実績がある民間の音声鑑定の研究所にやじの音声の分析を依頼しました。
その結果、鈴木議員がやじを飛ばした直後に、「とりあえず結婚」という別のやじが確認され、音の周波数の違いなどから、鈴木議員とは別の男性の可能性が高いことが分かりました。

都議会各会派で対応分かれる
都議会は24日、各会派による議会運営委員会を開き、再発防止に向けた決議案などについて協議しました。
その結果、ほかの議員からも出ていたと指摘されているやじについて各会派の意見が分かれ本会議には複数の決議案が提案されることになりました。

このうち、自民党など5つの会派が提案する決議案が可決される見通しですが、再発防止に努めるなどとしているもののほかのやじについては触れていません。
一方、一部の会派がほかのやじについても発言した議員を特定するよう求める決議案を提案しますが、自民党などの賛成が得られず、否決される見通しです。

都議会に自浄能力なし
都議会は、今回の心ないやじが出た問題を抱えたまま25日の定例議会の最終日を迎えます。
ふだんから都議会を取材していて、議場でさまざまなやじが飛び交っている場面にはよく出くわします。
「やじは議場の華」とも言われますが、今回のやじは華でも何でもありません。
悪質極まりない発言です。
ほかにもやじがあったと指摘されている以上、都議会として自浄作用を発揮するために事実関係を調べることは避けられないと思います。
そうしなければ失墜した信頼は取り戻せないと思います。


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6月27日(金)のつぶやき

2014-06-28 01:18:18 | 花/美しいもの

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