気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

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2014-02-28 21:42:22 | Weblog
担任している子以外で、体験や普通級で過ごせずうちのクラスに来ている子が2人いる。

一人は毎日にように登場する猿君。

今日は、比較的おとなしく給食を着席して食べた。

昨日、本人の誕生日だったと言うので、「昨日は、Rさん誕生日だったんだよね。」と言うと、

「うん。」と。「何歳になったの?」「8歳。」と。

すると、「○○が、(母親のことを名前で呼ぶ)アサリの入ったパスタときのこの山ののったケーキを作ってくれた。

それと、チキンも。豪華でなくてごめんねって言った。」と。

猿君つまりRさんは、知的障害はない。ADHDだ。衝動性、自己制御できない。

母子家庭で、夏に両親が離婚して母親に引き取られた。

それまで、ほったらかしの虐待を受けたようだ。

今、母親と2人ぐらしになり、甘えているようだ。愛着障害。

もうひとりは、素直で、健気なHさん。

花壇のチューリップに水をやるときに、「大きくなあれ、大きくなあれ。」と楽しそうにする。

飽き足らず、隣の花壇の方まで水やりをする。

昨日は雨で、「今日は水遣りできないね。」と寂しそうに言った。

その子に、「お義母さんのお料理で好きなのなあに?」と聞くと、考え込んで、「パスタ」

「卵がのっかてるの。」と。そして、好きな食べ物は何か聞いたら、「野菜」と答えた。

料理名ではなく、食材を答えたのがおもしろいと思った。

その子も母子家庭で、虐待を受けていたようだ。

でも、Rさんと同じで母親のことは大好きだ。

二人の母親とも、若年出産、元ヤンキー風、水商売と、やんちゃな10代をすぎ、今30代らしい。

二人共、「パスタ」と答えたのが、今時の母親、とんでる母親の定番料理なのかと思った。

子どもの好きな定番は、カレー、ハンバーグ、焼肉、唐揚げ・・・。

二人の男の子は、将来、どんな男になるのだろう。

二人共、母親の言動をよく覚えている。

言語環境とは、価値観の反映でもある。

子供を育てる上で、環境の影響は大きい。