気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

働くということ

2014-02-17 20:34:43 | Weblog
週末、家で寒いのでテレビ番組を見ていた。

その中で2つの番組が印象に残った。

1つは、「エコの作法」というドキュメンタリーだ。

その日は、「麹」について特集をしていた。

千葉県の酒蔵の若い杜氏、職人たち総勢で、8人ほどが、米作りから汗だくになって

米を発酵させるところなど、普段、目にすることのできない光景を映像で紹介していた。

その作業そのものが、肉体労働で、きつそうな感じが伝わってきた。

でも、そこで働く20代の若者たちの言葉の中に、「感謝して仕事をしている」「麹は、長いスパンをかけて作っていく

その時間が楽しい」など、今の自分の仕事に充実感を感じているいい表情をしていた。

みんな頭にタオルを巻いて、黒いシャツに祭りではくような股引のような格好だ。

今見るとレトロな服装だが、作業しやすいのだろう。

もう一つは、「森人」という番組だ。住友林業がスポンサー。

日本各地で、森にまつわる仕事をしている人を特集しているこれまたドキュメント。

先日は、高知県の森で、炭焼きをしている若者たちの話。

窯をつくり、地元の森でとれたくぬぎなどの木を炭にする。

中心になってインタビューをしていた人は、一度、他の仕事をしたが、地元で働きたいと

炭焼き職人に弟子入りしたそうだ。

自然を相手に、伐採しては、植林をして、40年というスパンで木を育てていくそうだ。

どちらも、自然を相手にした仕事で、皆さん、いい顔をしていた。

羨ましいなあと感じた。

専門性のある技術をもった仕事。

体と頭を使う本来の仕事、生業。