気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

発達と教育

2013-07-24 19:15:52 | Weblog
自分は、教員で、教育の仕事にずっと携わってきた。

しかし、昨年度から発達支援学級を担任するようになり、

就学前のいわゆる、識字とか言葉とか発達に関わる領域についてはきちんと

認識しているとは言えない。

小学校に入学する段階で、日常生活に困らない程度の会話力、理解力、善悪の判断

運動能力、知識が備わっているというのが前提だ。

生後6年間の教育効果だ。

しかし、目の前の1年生A子さんは、動物の名前をまず知らない。

だからいくら、「うしの う」と言っても、

おそらく「牛」という動物を認識していないと思う。

だから、文字を読む前に、動物園に行ってらっしゃいということになる。

または、本物を見なくても、絵カードでもいいから、物には名前があることを知らせないと・・・・。

彼女は、2歳児レベルかもしれない。

授業中、さ行の文字を読めるようにと書きながら発音して練習をしていたら、

どんどん顔が緊張して、困った表情をしてきた。

きっと、私が言うことが分からないのだろう。

短期記憶ができないと、現在の学習は大変難しいだろう。