築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

紀州!!

2024-03-26 09:31:40 | Weblog
マグロの産地で同じ「勝浦」と名がついているのがとてもおもしろい偶然だと思いますが、
市場の中では「房州」というと千葉の勝浦、「紀州」というと和歌山県の那智勝浦を指します。
まだ市場に入りたての頃、この「紀州、房州」がわからず、千葉の勝浦は「房総半島」の勝浦だし
紀州は紀伊半島・・・昔の市場なんで聞くに聞けず
(下手に聞くと「そんなことも知らねーのか!!と怒られます^^;)
自分でなんとなく察しながら・・・そんな時代でした笑

その紀州、和歌山県の那智勝浦産の延縄漁の天然本マグロ。
正直言うと昨日、セリで浜値まで値が出ずセリ残り付き合いで仕入れた魚です。



まぁ物が良いのはわかっていたんですよ(^^)
でもセリ残るというのは、その日の相場がそこまででは無かったということで、
私達、仲買人からすると相場が高くて高く売れる日のほうが多いんだから、
たまの相場が下がっているときはそれなりの値段で売っちゃえよ・・・って思います。
だって、相場が高いときはまけてくるわけでもないですからね(^^;)
じゃー値段でないときは売れ!!と。。。
上はいくらでもいい、下はここまで・・・そんな虫の良い話はあるか~と笑

マグロで商売するのってある意味ギャンブルみたいなところが多いので、
そんな相場を見誤った浜が悪いのか?はたまたそんな値段まで利かせをしてしまった競り人が悪いのか??
まぁそれはわかりませんが、なんでこっちは高い日は我慢して買っているのに、
たまの下がった日にいやいや浜値で買わなきゃイケんのか??
まー付き合わなければいいだけなんですけどね(笑)
そこは付き合いとかもあるんでね~~~

という愚痴でした~笑


今日は釣りも延縄も出ておりましたよ!
懲りずにセリ残る延縄漁を尻目に、島周りの釣りは全てセリで売れておりました。
もちろん延縄漁の浜値よりもほとんどの魚が安かったですが・・・
長崎県の定置網も出ておりましたね。
まーそう言っても安いわけではなく、それなりの値段はしてます。
ただ「めっちゃ高い」ということもなくセリで買えるので、
延縄のマグロがセリ残っているという状況ですね。

最終的にはどこかにおっつけるんでしょうが・・・(^^;)


明日は市場、水曜休市日とさせていただいております。
関係各位様には大変なご不便とご迷惑をおかけいたしておりますが、
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

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