コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

ヴィンテージなポモナスワップミートのおじいさん~その2

2008-01-16 02:53:11 | アンティークディーラーのお勉強
昨日の続きです。

『Pomona Swap Meet』はジョージによって1975年ですから32年前に設立されました。なんと、当時ジョージは、まだUSPS(=アメリカの郵便局)の配達員として働いていて、最初は資金100ドルで、始めたそうで、最初のショーでの利益(=ショーへの参加者からの参加料からショー開催の経費を引いたもの)は40ドルだったそうです。

以降、32年の間、総来場者(車のオーナーとバイヤーの合計)数が200万人!!
で、現在では、3000ベンダー・スペースにまで、成長させたそう…。

3000ベンダー・スペースって、わかりにくいかも知れませんが、毎月第二日曜日にパサディナ(ロスの北部ですね。ハリウッドよりさらに北にあります)で開催されている有名なローズ・ボールで、2500ベンダー。毎月第三日曜日にロングビーチ(ロスから南へ30分程)のベテランズ・スタジアムで開催されているロングビーチ・アウトドア・アンティーク・マーケットで800ベンダーです。
もちろん、『Pomona Swap Meet』は車を扱いますし、その運搬はトレーラーになりますので、1ベンダーあたりの面積も大きいので、その規模は『推して知るべし』でしょう…。この3つは、雑誌『ライトニング』でも紹介されていますので、ご存知の方も多いでしょうね。

ちなみに、現在Rose Bowlなどの1ベンダーあたりの出店料はエリアや大きさによって異なりますが、平均100ドル~200ドル。
Long Beachのアンティーク・マーケットでは、1エリアで65~85ドル程度です。かなり狭いですが…。
なので、ポモナクラスの車を扱うスペースとなると、Rose Bowlの数倍にはなるんじゃないかな…。

ですので、簡単に言ってしまえば、ジョージは、事業においては、非常に大きな成功者なわけです。で、すでにこれらの事業は、彼の息子にターンオーバーされています。

成功してからではないのでしょうけれど、リタイアメント後は、彼の妻と共に車でいろいろなところに出かけ、アンティークの収集(購入)をしていたとの事。うーん、羨ましい。

では、本当に、素晴らしい価値あるアイテムは、どうやって見つけたら良いのでしょう???

残念ながら、eBayなどのインターネット・オークションやアンティーク・モール、フリーマーケットなどでは見つける事はなかなか困難…

何故か?それは、多くの本当に素晴らしい価値あるアイテムを個人や法人のコレクターが所有していて、その所有者が亡くなったり、手放す際に、オークションにかけるわけです。これは、決してインターネットオークションではありません。(まあ、そんな高齢者がインターネットをやらないわけですよね…笑)

なので、レギュラー・オークションと呼ばれる、昔ながらのオークショニアが主催するオークション(ニューヨークのクリスティーズなどは皆さんもお聞きになった事があるのでは…)では、ま・さ・に、『Breathtaking』(=息を呑むほどの)なお宝にめぐり合えるかもしれません!!うわぁー、私も行きたいです、正直な話。オークション・カタログだけでも50ドルくらいしそうですが…フフフ。

もちろん、一つの品が数千ドル~数万ドルというのも珍しくないですから、簡単に買い付けて~と言う訳にはいきません…。
でも、良く使われる本当に素晴らしいコンディションのものを表す形容詞として、『Museum Quality』(=ミュージアム・クオリティ。博物館なので、常設展示してもおかしくない位の品物の意味。)という言葉や、『Fascinating Piece』(=魅惑的で、うっとりさせるもの)などがありますが、出てくるんでしょうネェ~お宝が一杯。
目の保養にというか、勉強になりますよね…ミュージアムでもどこででも、本物を実際に自分の目で見たことがあるかないかって、全然違うと思います。

その3へ続きます。


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コメント
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