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ロシア製宇宙ロボット、宇宙飛行士に取って代わるか

2013-10-24 | ラジオ
ロシア初の国産ロボット宇宙飛行士が実験段階に入った。間もなくアンドロイドSAR400がISS乗員の重要な補助員となる
行く末は補助員を越えて、宇宙開拓の主役となり、人間の乗員に丸ごと取って代わってしまうかも知れない。

ユーリイ・ガガーリン記念宇宙飛行士訓練センターのユーリイ・ソシュールガ氏は、SAR400の計画の本質は、有人宇宙飛行に同乗して乗員を補助する、遠隔操作ロボットの可能性を探ることにあるとした上で、次のように語っている。
「ロボットに課せられる主要な課題は、人間にとって健康や生命を害する危険を伴う非常事態の際に、人間の代わりに任務を行うことである。
たとえば宇宙船内の減圧の際、または消火活動、あるいは船外作業などでロボットの適用が見込まれる」
このように語っている。

このアンドロイドは遠隔地にいるオペレーターの動作をコピーする。計器の付いた、いろいろな装置の付いた特殊な宇宙服を着込んだオペレーターが身体を動かすと、それが専用インターフェイスを通じてロボットに伝わり、その通りに動かせるのだ。
つまりISS乗員が船内にいながらにして、船外作業を行えるようになるようにも、または地上のコントロールタワーで、オペレーターが指令を出すことも出来るようになるのだ。そうしたことを可能にならしめるためは、ロボットを作る段階で、その行う作業に適した特性を付与することが重要である。
このようにソシュールガ氏は語っている。。

「今回の実験は第2段階をなすものである。第1段階では、ただロボットの性格を知る、というところ止まりたった。第2段階では簡単な課題を与えて、その遂行能力を見るというところまで行く。荷物の持ち運びなど、またタンブラーによる作業、機材を掴み、一定の場所に置くなどといった簡単な作業だ。こうした作業ならば、まだ完成段階にないこのロボットにも遂行可能だ」
このようにソシュールガ氏は語っている。

長期的な目標は惑星への有人宇宙飛行に同乗して乗員を手助けすることだ。しかしまだまだ道のりは遠いとソシュールガ氏は語っている。
「月面有人宇宙飛行が2030年代、火星が2050年代とされている。それだけの期間があれば、月や火星の表面でロボットに何が出来るかということも、分かるようになるだろう」
専門家ソシュールガ氏のコメントを続けて紹介した。

また短期的な目標であるISSへの派遣については、これは2年以内に実現しそうだ。既に稼動しているアメリカのロボノートの後輩となる。

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10月7日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル