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インターネット上の個人情報は保護されていない

2013-10-05 | ラジオ
SNS・ソーシャルネットワーキングサービスは、政府がユーザーの個人情報を収集できる格好の場となった。アメリカ中央情報局の元職員エドワード・スノーデン氏が、アメリカ国家安全保障局の個人情報収集活動について暴露したことで、世界中の大勢の人が、このテーマについて真剣に考えるようになった。

アメリカとイギリスでは1100万人のユーザーが、フェイスブックのアカウントを削除し、いわゆるバーチャル自殺を図った。マサチューセッツ工科大学の雑誌テクノロジーレビューの編集長を務めるジェイソン・ポンティン氏は、サイバーセキュリティーとバーチャル自殺について、スノーデン氏の暴露により、サイバーセキュリティーの問題に世間が注目したのは非常に良いことだとの見方を示している。
ポンティン氏はインターネットセキュリティーは存在せず、ユーザーは個人情報を保護することはできないとの考えを示し、次のように語っている。
「私はスノーデン氏は愛国者だと考えている。ロシアがスノーデン氏の亡命を認めたのは正しい行為だった。またスノーデン氏の暴露は、有益な影響をもたらした。私はアメリカ国家安全局が、何に取り組んでいるのかを知ることができたことを嬉しく思っている。なぜなら約2ヶ月前は、このことについて私はまったく知らなかったからだ」
編集長の話だ。

ポンティン氏は、個人情報を保護するための唯一の方法は、国内法および国際法を制定することだとの考えを表し、次のように語っている。
「それぞれの国内の政府による、個人情報の監視業務の削減を求める民主的な議論が行われ、それに続いて国家レベルで協議が行われる必要がある。国連のほか、ロシアやアメリカを含むG8諸国の間で、然るべき法的根拠のない監視を禁止する国際条約に署名がなされる必要がある」
編集長の話だ。

またポンティン氏はバーチャル自殺について、ユーザーは政府のスパイ活動を恐れてアカウントを削除しているのではないと述べている。
ポンティン氏によると、原因は別のところにある。ポンティン氏は、SNSは人々が自慢をしたり、いわゆるナルシシズムを競い合うための場になったと述べ、次のように語っている。

「フェイスブックは、若者の間であまり人気はない。10代の若者たちはフェイスブックで傷つけあっている。西側の若者たちは競い合い、互いをからかい、わっかーものたちは少女たちの外見をテーマに議論している。多くの調査によりフェイスブックによって、たくさんの若者が不幸になったことが明らかとなっている。人々はSNSで、面と向かっては言えないことを言い合っている」
編集長の話だ。

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9月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル