まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

第35回京の夏の旅「大雲院 祇園閣」上ってきました!

2010年07月11日 | 京都市東山区

昨日、第35回京の夏の旅、文化財特別公開の「大雲院(だいうんいん)」へ行ってきました。東山の高台寺から円山公園へ抜ける途中にあり、高台寺門前のねねの道からは、大雲院の背後に建つ祇園閣の屋根の部分が見えます。この辺りは京都らしい景色が続きます。この日は、まじくんと2人で浴衣で出かけました。

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大雲院は、天正15年(1587)、正親町天皇の勅命により織田信長、信忠親子の菩提を弔うために創建されました創建当時は、烏丸二条南あたりにあり、その後、寺町四条へ移転したものの、周辺が商業繁華の中心となったため、現在の場所へ昭和48年に移転されました。

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受付を済ませ、まずは大雲院を拝観します。本堂には阿弥陀に如来座像が安置されています。本堂内部では、ガイドさんによる説明を聞くことができます。(約5分)美しい羅漢像や寺宝も見ることができます。

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その後、本堂の背後に建つ、祇園祭の鉾をかたどった造りの祇園閣へ上ります。祇園閣は、昭和3年に大倉財閥の創始者、大倉喜八郎氏が建立したものです。大倉喜八郎氏は、新潟県新発田出身、鉄砲商から身を立て、貿易会社、建設業など、近代産業の礎になる企業を数多く興し大倉財閥を築き上げました。近代戦争によって大儲けし、その一方で、慈善事業などに巨額の費用を寄付しています。例えば、札幌の大倉山シャンツェなども秩父宮の要請で建造費を出しています。

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また、喜八郎氏は、美術、芝居、書道、邦楽など多趣味で「鶴彦」の号を持つ狂歌は素人離れしていました。祇園閣の上には、号に因んでが羽ばたいています。なお、余談ですが、喜八郎氏は82歳の時に二男を授かっています。(@Д@;)

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高さ36メートルの閣上からは、東山連峰や京都市内を一望できます。左下写真には、霊山観音や護国神社の墓地などが見えます。護国神社は以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

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楼上へあがる階段は90段(たぶん・・・)、一部急な階段もあります。内部は、敦煌壁画の模写で鮮やかに彩られ、エキゾチックな世界です。途中、まじくんが「グリコの看板?」と思った壁画も・・・撮影禁止なので、頂いた資料を撮ってみました。↓クリック拡大、探してみてください。バチ当たるかな。(^^;)*まじくん、祇園閣のスケッチをしました。【お絵かきぶろぐ

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第35回京の夏の旅 http://www.kyokanko.or.jp/natsu2010/index.html

期間:7月10日~9月30日まで 10:00~16:00

大雲院・祇園閣 拝観料:大人600円 小学生300円 所要時間:30分

駐車場はありません。周辺の駐車場(円山公園や高台寺)をご利用ください。

この後は、近くのおいしいランチをご紹介します。次のぶろぐにて。