まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

東福寺塔頭「天得院」桔梗の花を愛でる特別拝観(2013/7/4)

2013年07月05日 | 京都市東山区

昨日、雨の中、東福寺の塔頭の「天得院」の「桔梗の花を愛でる特別拝観」へ行ってきました。天得院は、南北朝時代、東福寺30世の住持「無夢一清(むむいっせい)」が開創し、荒廃しています。その後、慶長19年(1614)に豊臣秀吉、秀頼の学僧として寵遇東福寺227世「文英清韓(ぶんえいせいかん)」が住持になります。清韓は、豊臣家を滅亡に導いた方広寺の鐘銘「国家安康、君臣豊楽」の撰文をしたとして、家康の怒りを招き、天得院は一度取り壊されています。現在の堂宇は、天明9年(1789)に再建されたものです。

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受付を済ませ、本堂に目をやると・・・雨の影響か参拝客は少な目でした。こじんまりとしたお庭なので、各自、居心地の良い場所を見つけて過ごし方は様々です。軒先に腰をおろしゆっくり桔梗を眺める人、写真を撮るのに夢中な人、おしゃべりする人・・・。説法など宗教行事はありません。

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枯山水庭園に咲く約300本の桔梗の花は、作庭された桃山時代より丹精込めて育てられてきたものだそうです。東西に延びた長方形の地割に石組を配し、美しい杉苔が一面を覆っています。華頭窓(かとうまど)からの眺めも素敵です。

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特別拝観は7月15日(月・祝)まで行われています。日没後はライトアップしてます。寺宝を見たい場合は日中の拝観がおすすめです。桔梗は青紫の花の他に白い花、八重咲もあります。昨日は2輪ほど咲いてましたが・・・あっち向いてる(^^;)↓

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本堂奥で「桔梗膳」を頂きました。(3,000円:事前予約・昼のみ・拝観料別途)和室ですが・・・椅子席です。ドリンク、アルコール類はありません。矢尾冶さんのお料理です。

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桔梗の花(餡入麩)を添えた五種盛は、ゴーヤの和え物、レンコン、さつまいも、スナップえんどうです。胡麻豆腐、キュウリの和え物、利休麩、湯葉、ヨモギ麩、冬瓜・・・

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賀茂ナスの揚げ物、新生姜ご飯、香の物、赤出汁。御馳走様でした。(^人^)

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天得院 http://www.tentokuin.jp/  拝観所要時間:30分~ 

特別拝観は7月15日(月・祝)まで 10:00~20:30(20:00受付) 拝観料:大人500円 中高生300円 小学生以下無料  桔梗膳:3,000円 お抹茶とお菓子:800円

以前の様子は 【2009/6/18】 【2008/6/15】夜間  【2007/11/15】秋 にて。

天得院のある東福寺周辺は【カテゴリ:東福寺周辺】にて。