まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

鹿ケ谷:安楽寺「かぼちゃ供養」行ってきました。2013

2013年07月25日 | 京都市左京区

今日からまじくんの夏休み(><。)午後から鹿ケ谷にある安楽寺の「かぼちゃ供養」へ行ってきました。安楽寺は、もともとは、現在の地より東の山中にあった浄土宗の念仏道場でした。その道場で、住蓮(じゅうれん)上人と安楽上人が勤める声明の美しさに魅せられた後鳥羽上皇の女御である松虫と鈴虫姉妹が出家してしまい、それに怒った上皇は2人の僧を断首に処したという哀しい話があります。

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かぼちゃ供養は、毎年7月25日に京の伝統野菜である瓢箪のような形の「鹿ヶ谷かぼちゃ(ししがたに)」を煮炊きしたものを参拝者にふるまう行事です。江戸時代に、このお寺の僧が、土用にかぼちゃを食べると中風(脳卒中)除けになるというお告げを受けて始まったそうです。戦時中は中断したものの200年以上続く行事です。

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拝観料は500円、かぼちゃの煮物と冷茶が頂けます。小学生は参拝無料(かぼちゃなし)です。あっさり、しっとりした味のかぼちゃで、皮まで柔らかくておいしかったです。(かぼちゃ煮は持ち帰り用もあります:500円)

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本堂では寺宝の虫干しが行われていて、30分ごとに説明があります。今日は久しぶりに訪ねましたが、以前訪ねた時【前ぶろぐ】と違って、イベント?学生の文化祭?みたいで・・・なんか風情がなくなったような・・・。まぁ、世代交代ですかね。^^

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鹿ケ谷かぼちゃは、京都の伝統野菜です。ひょうたん型のかぼちゃで、もともと京都の東山あたりに住んでいたお百姓さんが、津軽に旅した際、種を持ち帰り鹿ケ谷のお百姓さんに分けてあげ、育ててところ、何年か後にひょうたん型に変形したかぼちゃが出来たそうです。京都では「おかぼ」と呼ばれ親しまれていたのですが、最近は普通のスーパーでは見かけません。また、すでに鹿ケ谷には農家がほとんどなく綾部や上賀茂で栽培されているようです。

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門前の露店で、鹿ケ谷かぼちゃを1個買ってきました。終了間際だったのでお安くしていただきました(定価は1,500円)・・・重くて立派なかぼちゃをまじくんと2人で下げて帰りました。(^^)青いままでは食べれず、しばらく寝かして皮が黄色くなって粉がふいた頃が食べごろです。かぼちゃの断面が気になる方(^m^)は【前ブログ】にて。

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安楽寺 http://anrakuji-kyoto.com/ 通常非公開(春秋に一般公開)

駐車場はありません。哲学の道の中程、1本山側(東)の道です。拝観所要時間:20分~