まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

祇園祭「山鉾巡行」見てきました。(1~10番目)2013

2013年07月17日 | 京都の祭

今日は祇園祭の山鉾巡行でした。朝からテレビで生中継・・・くじ改め、しめ縄切りを見ながら、テレビで見てた方が楽と思いつつも・・・出かけました。下2枚の写真はテレビ画面です。こんなにきれいに撮れるなら出かけなくても、とも思ったけど。なお、今年は、くじ改めをする奉行(京都市長)の補佐役に、史上初で女性が起用されました。

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家を出て、御池通りへ着いたのが11時過ぎ。ちょうど先頭の長刀鉾(なぎなたほこ)が到着したところでした。先ほどテレビで見た生稚児さんも目の前に・・・暑い中頑張ってました。(^^)長刀鉾が「くじ取らず」の理由の一つに、昔は道が狭かったため、まず先に長刀鉾を動かさないと、ほかが進めないから・・・っていうのもあるそうです。

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②郭巨山(かっきょやま)・・・2年続けて1番くじを引いたラッキーな山です。屋根があるのが特徴。そして、胴懸は上村松篁原画の「春雪図」の綴錦です。

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③太子山(たいしやま)・・・聖徳太子が霊験によって得た杉を用いて六角堂を建立した史話にもとづき、この山のみ松でなく杉を真木として立てています。かつて参加者をお茶でもてなすための茶道具を担いで運んだ「荷(にない)茶屋」が、約半世紀ぶりに復活しました。昔はお茶を飲みながらのんびり巡行だったそうです。今でも十分、のんびりのような気がするけど・・・。行列を定点で全部見るときは2時間ぐらいかかります。

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④保昌山(ほうしょうやま)・・・平井保昌が和泉式部のために紅梅を手折ってくる姿を現しています。前懸と同懸は、円山応挙下絵の「蘇武牧羊図」の刺繍です。ブルーの鮮やかで大きな隅房がとてもきれいです。

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⑤函谷鉾(かんこほこ)・・・前懸は旧約聖書の一場面「イサクに水を供するリベカ」を題材にした16世紀の毛綴(けつづれ)で、重要文化財に指定されています。先日世界記憶遺産として指定された「慶長遣欧使節関係資料」にかかわる仙台藩藩士の支倉常長一行がスペインから持ち帰ったものでは?といわれています。

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見送はエジプトの天空図です。エキゾチックな飾りが似合う鉾です。足元には辻回し(進路変更)する際に、車輪の下に敷く割竹が納められています。あ・・・人が入ってる?

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⑥山伏山(やまぶしやま)・・・通常の4隅の房に加えたくさんの房がついているのが特徴です。もともと菊水鉾の房で、譲り受けた恩義を忘れず、最大限に活かす工夫から生まれたものだそうです。そういえば、今年は町会所で東北支援グッズを売ってました。【こちら

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⑦綾傘鉾(あやかさほこ)・・・6人の稚児、棒振り囃子が賑やかに先導します。室町時代中期からの古いもので、踊りながら太鼓を打ち鳴らし、棒を振り回します。衣装は魔除けの鱗模様です。

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綾傘鉾は、鉾の古い形態を残す傘鉾のひとつです。⑧蟷螂山(とうろうやま)・・・かまきりやまとも呼ばれます。旗には「かまきりやま」のルビがあります。大きな敵に鎌を振り下ろして戦う勇気いっぱいの蟷螂です。

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御所車の上にのったカマキリのからくり人形が人気です。ちなみに、御所車の屋根の上にはシャチホコがのっています。カマキリさんがあまりに愛想良しなので、見逃しがちですが・・・。シャチホコがのってるのは長刀鉾と蟷螂山だけです。

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⑨鶏鉾(にわとりほこ)・・・トロイの王子ヘクトールと妻子との別れの場面を描いた、ベルギー製の見送が見事です。重要文化財指定に指定されています。

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⑩油天神山(あぶらてんじんやま)・・・古くから町内にあった天神さんを勧請してつくられた山で、油小路にあるところから油天神山とよばれます。見送は富士山!梅原龍三郎原画の「朝陽図」です。平成2年に新調されたあたらしいものです。

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とりあえず、10番目まで・・・続きは次のぶろぐにて。